53 / 90
53 強く美しく、かわいらしく
しおりを挟む
武神様と医神様が聖域に帰って行きました。実に楽しそうというか⋯
〖レイの分までしっかりと、愛し子を愛でますので安心してください〗にっこり
〖任せろ!子守りは俺と虎の得意技だからな!〗ニカッ
『おうよ!構い倒してやるから安心しろよ!』ニカッ
『あ、あらあらまあまあ、お願いしますね』ヒクッ
優越感?自慢?私がまだ会えないからって、これみよがしに得意気に見えるのは気のせいかしら?
〖行ってらっしゃい(も~レイさん煽らないでよ~)〗
〖ちゃんと伝えてよ(レイで遊ばないで!)〗
〖まあ、医神がいるから大丈夫でしょうけど(こっちは大丈夫じゃないですけど!)〗
『孫や皆さんによろしく伝えてくださいね(ああ、私が行きたい!)』
みんな心の声がっ
〖では、行ってまいります〗にぃっこり
〖『じゃあな!』〗ニカッ
シュンッ
『行っちまったな』
『そうじゃの⋯それより、エルフたち、離れるのじゃ』
〖ええ。早く距離をとった方がいいですよ〗
『『『『え?え?え?』』』』
工芸神様たちがエルフ達を呼び寄せながら、音もなく遠ざかります。
〖まあまあ、行こうね〗
〖〖急ぎましょう〗〗
『『『ええ?』』』
わけが分からないエルフさんたち
『私だって私だって⋯』ぷるぷる
〖お、おいっ、レイ、落ち着け、な?(てめぇら、とっとと逃げやがって!)〗
武神様、置いてかれた!
〖ごめーん、武神ちゃん、がんばってー〗
〖〖がんばれー〗〗
〖てめぇら親子して、これっぽっちも心が籠ってねえーっ!〗
『そんなことはございません。頑張って下さい。私たちのために』
〖バートっ覚えてろよ!〗
わ~皆様、丸投げっ
『私だって、孫を構い倒したいわよーっ!』ドッカーンっ
〖だから、落ち着けーっ庭が壊れるだろがーっ!(こいつを俺に押し付けるんじゃねーっ!)〗ガシィッ
〖おお、レイの飛び蹴りを受け止めましたね。さすが動く筋肉の塊〗
工芸神様、その言い方
『え、偉いぞよ!武神様!妾の庭を身を呈して守ってくれるとはっ』うるうる
天界樹様はいつ庭に被害が出るかとヒヤヒヤ
『あ、でも第二弾が来るぞ』
『ヒイッ武神様、頼みましたぞえっ』
これぞ神頼み!
『私だって、孫を直接愛でたいのよーっ』ぐりんっドカッ!
〖だから、落ち着けーっ!そういうことは、俺を吹き飛ばしてら言ってみろ!(ああ~めんどくせぇっ)〗ガシィっ!
庭を持ち出したの失敗したか?と思っているでしょ、武神様
『おお、あのレイの回し蹴りを片手で止めましたね』
『冷静さを欠いてるからな、逆に止めやすかったんだろな。でもありゃ』
『『相当、痩せ我慢』』
『してますね』
『してるな』
バートさんと料理長さん、冷静に分析
『武神様、妾の庭のためにっありがたや』
〖あ~天界樹ちゃん?武神ちゃん生きてるからね?〗
天界樹の精様、拝んでるし⋯
〖あら、どうしたの?〗
〖顔色悪いですわよ?〗
女神様がエルフさんたちを見ると、顔面蒼白⋯
『あ、あの、あれはいつものことなのでしょうか?』
『しょ、衝撃波がこちらまで』
『私たちも、あれ出来ないといけないのでしょうか?』
『出来る気がしません⋯』
〖〖あ、あはは〗〗
〖で、できても困るかしら?〗
〖まあ、強くはなって欲しいですが⋯〗
〖〖ああはなってほしくない〗〗
〖わね⋯〗
〖ですね⋯〗
ドカーンっドカーンっ
『一発くらい当てさせなさいよ!』
〖やなこった!〗ガシッガシィッ
〖あなた達はかわいいままでいるのよ〗ぽんっ
〖強く美しく、かわいくらしく、ですわ〗ぽんっ
『『は、はい⋯』』
女神様たち、心からの訴え⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m毎度遅くなりまして、すみません。
感想、エールなどもありがとうございます。
〖レイの分までしっかりと、愛し子を愛でますので安心してください〗にっこり
〖任せろ!子守りは俺と虎の得意技だからな!〗ニカッ
『おうよ!構い倒してやるから安心しろよ!』ニカッ
『あ、あらあらまあまあ、お願いしますね』ヒクッ
優越感?自慢?私がまだ会えないからって、これみよがしに得意気に見えるのは気のせいかしら?
〖行ってらっしゃい(も~レイさん煽らないでよ~)〗
〖ちゃんと伝えてよ(レイで遊ばないで!)〗
〖まあ、医神がいるから大丈夫でしょうけど(こっちは大丈夫じゃないですけど!)〗
『孫や皆さんによろしく伝えてくださいね(ああ、私が行きたい!)』
みんな心の声がっ
〖では、行ってまいります〗にぃっこり
〖『じゃあな!』〗ニカッ
シュンッ
『行っちまったな』
『そうじゃの⋯それより、エルフたち、離れるのじゃ』
〖ええ。早く距離をとった方がいいですよ〗
『『『『え?え?え?』』』』
工芸神様たちがエルフ達を呼び寄せながら、音もなく遠ざかります。
〖まあまあ、行こうね〗
〖〖急ぎましょう〗〗
『『『ええ?』』』
わけが分からないエルフさんたち
『私だって私だって⋯』ぷるぷる
〖お、おいっ、レイ、落ち着け、な?(てめぇら、とっとと逃げやがって!)〗
武神様、置いてかれた!
〖ごめーん、武神ちゃん、がんばってー〗
〖〖がんばれー〗〗
〖てめぇら親子して、これっぽっちも心が籠ってねえーっ!〗
『そんなことはございません。頑張って下さい。私たちのために』
〖バートっ覚えてろよ!〗
わ~皆様、丸投げっ
『私だって、孫を構い倒したいわよーっ!』ドッカーンっ
〖だから、落ち着けーっ庭が壊れるだろがーっ!(こいつを俺に押し付けるんじゃねーっ!)〗ガシィッ
〖おお、レイの飛び蹴りを受け止めましたね。さすが動く筋肉の塊〗
工芸神様、その言い方
『え、偉いぞよ!武神様!妾の庭を身を呈して守ってくれるとはっ』うるうる
天界樹様はいつ庭に被害が出るかとヒヤヒヤ
『あ、でも第二弾が来るぞ』
『ヒイッ武神様、頼みましたぞえっ』
これぞ神頼み!
『私だって、孫を直接愛でたいのよーっ』ぐりんっドカッ!
〖だから、落ち着けーっ!そういうことは、俺を吹き飛ばしてら言ってみろ!(ああ~めんどくせぇっ)〗ガシィっ!
庭を持ち出したの失敗したか?と思っているでしょ、武神様
『おお、あのレイの回し蹴りを片手で止めましたね』
『冷静さを欠いてるからな、逆に止めやすかったんだろな。でもありゃ』
『『相当、痩せ我慢』』
『してますね』
『してるな』
バートさんと料理長さん、冷静に分析
『武神様、妾の庭のためにっありがたや』
〖あ~天界樹ちゃん?武神ちゃん生きてるからね?〗
天界樹の精様、拝んでるし⋯
〖あら、どうしたの?〗
〖顔色悪いですわよ?〗
女神様がエルフさんたちを見ると、顔面蒼白⋯
『あ、あの、あれはいつものことなのでしょうか?』
『しょ、衝撃波がこちらまで』
『私たちも、あれ出来ないといけないのでしょうか?』
『出来る気がしません⋯』
〖〖あ、あはは〗〗
〖で、できても困るかしら?〗
〖まあ、強くはなって欲しいですが⋯〗
〖〖ああはなってほしくない〗〗
〖わね⋯〗
〖ですね⋯〗
ドカーンっドカーンっ
『一発くらい当てさせなさいよ!』
〖やなこった!〗ガシッガシィッ
〖あなた達はかわいいままでいるのよ〗ぽんっ
〖強く美しく、かわいくらしく、ですわ〗ぽんっ
『『は、はい⋯』』
女神様たち、心からの訴え⋯
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m毎度遅くなりまして、すみません。
感想、エールなどもありがとうございます。
35
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説

小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!
ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち?
突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。
*8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
うちのポチ知りませんか? 〜異世界転生した愛犬を探して〜
双華
ファンタジー
愛犬(ポチ)の散歩中にトラックにはねられた主人公。
白い空間で女神様に、愛犬は先に転生して異世界に旅立った、と聞かされる。
すぐに追いかけようとするが、そもそも生まれる場所は選べないらしく、転生してから探すしかないらしい。
転生すると、最初からポチと従魔契約が成立しており、ポチがどこかで稼いだ経験値の一部が主人公にも入り、勝手にレベルアップしていくチート仕様だった。
うちのポチはどこに行ったのか、捜索しながら異世界で成長していく物語である。
・たまに閑話で「ポチの冒険」等が入ります。
※ 2020/6/26から「閑話」を従魔の話、略して「従話」に変更しました。
・結構、思い付きで書いているので、矛盾点等、おかしなところも多々有ると思いますが、生温かい目で見てやって下さい。経験値とかも細かい計算はしていません。
沢山の方にお読み頂き、ありがとうございます。
・ホトラン最高2位
・ファンタジー24h最高2位
・ファンタジー週間最高5位
(2020/1/6時点)
評価頂けると、とても励みになります!m(_ _)m
皆様のお陰で、第13回ファンタジー小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます。
※ 2020/9/6〜 小説家になろう様にもコッソリ投稿開始しました。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。

転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる