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35 会議は続いてます

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遅くなってすみません!
☆。.:*・゜☆。.:*・゜

エルフさんたち置いてけぼりの会議は続いていた

『ドワーフたちはどうするよ?』
『ドワーフたちの相棒もではないかえ?』
『それは会ってからで良いのでは?もしかしたら既にいるかもしれませんし』
『それもそうじゃの』

そうよね。そもそもドワーフさんにはまだ話も通ってないしね。先走ったらダメよね。それより

『私はもふもふな子がいいわ~♪』
もふもふ♪もふもふじゃなくてもかわいい子がいいわね~♪
〖ふふ。そこは愛し子と同じなんだね~〗
〖そうね。愛し子にかかると大きなフェンリルだって、わんちゃんだしね〗
〖ああ、そういや俺のとこの虎も「にゃんこ」だったぞ〗
〖うふふ。さすがね。きっと食べちゃいそうなお顔してたでしょうね〗
〖当たりだ〗ニッ
鍛冶神様の相棒は虎の神獣様だから、ものすごくもふもふなのよね。神様にはそれぞれ相棒になる神獣様がいらっしゃるのよ。羨ましいわ。

『とりあえず、妾の庭に行ってみるかえ?一緒に行きたい者たちが集まってくると思うのじゃ』
〖たしかに。でも逆に沢山いすぎて大変じゃないかしら?〗
『魔神様、一人に絞る必要はないのではないかの?それぞれ得意なことが違うからのぉ』
〖それは確かに〗
〖その通りかも?〗
あらあらまあまあ、そうよねそうよね?もふもふは何匹いたっていいわよね!あ、そういえば

『エルフちゃん達は?その髪の毛に隠れてる可愛い妖精さんは契約してるのかしら?』
さっきのバンザイ可愛かったわ♪

『あ、いえ。私達はまだ契約はしてません』
『この子達は私たちを心配してついてきてくれたお友達です』
『あらあらまあまあ、そうなの?仲がいいからてっきり』
なぜ契約してないのかしら?

『娘たちはまだまだ修行中の身、もう少し実力をつけてからと思っていたのです』
『今思えば、はやく契約しておけば良かったと思っています。あの精霊には可哀想なことをしてしまいました』
エルフちゃん達のご両親が後悔を滲ませて、俯いてしまったわ。

〖あの鎧に結びつけられた精霊だね。あの子は今、天界樹ちゃんに預かってもらってるよ〗
そう。少し前の事件、エルフちゃんのお姉ちゃんと、仲の良かった精霊さんが例の鎧の事件での生き残った中で一番の被害者だったのよね。
鎧に無理やり結びつけられ、ヤツに力を奪われていたのよ。
しかも、その鎧を使って私の孫やその仲間たちを危険に晒そうとしていたの。絶対に許さないわ!

『あの、天界樹の精様、あの精霊さんは大丈夫ですか?』
エルフちゃんがすごくビクビクしながら天界樹様に聞いてるわ

『その様に緊張せずとも良い。もっと気楽にの。あの精霊は今、天界樹の洞の中で休ませておる。調度良い、様子を見に行くかえ?』
『は、はい!お願いします!』
『それでは行くかの』にっこり

という訳で、みんな一緒に天界樹様のお庭へ移動よ。いざ!もふもふたちの元へ!

☆。.:*・゜☆。.:*・゜

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