転生美女は元おばあちゃん!同じ世界の愛し子に転生した孫を守る為、エルフ姉妹ともふもふたちと冒険者になります!《『転生初日に~』スピンオフ》

ひより のどか

文字の大きさ
上 下
31 / 91

31 若返るとは?

しおりを挟む
再びの絶叫

『『『えええええええ?』』』

『わか、若返るとはどういう?』ぷるぷる
『父上と母上が?』ぷるぷる
『若返っちゃう、えっと若返ってしまうのですか?』ぷるぷる
エルフの奥さんと娘さんたちがぷるぷる震えて、うさぎさんみたいね。

そう言えば、今更だけど綺麗なご家族よね。淡い緑の長い髪に、緑の瞳、肌は透けるように白くて長くすらっとした手足。お顔はヨーロッパのモデルさんのよう⋯スタイルは、私より少し凹凸があるくらいかしら?⋯少しよ?少し!
ハッ!名前効果でジーニ様たちのような女の敵に?
⋯ナマエ、ツケサセナイヨウニ
⋯はっ!私ったらいけないわっ
⋯デモ
⋯はっ!いけないわっ

『何だかレイがよからぬことを考えてそうじゃの』はぁ
『くだらないことの間違いだろ?』ふんっ
何かしら?天界樹様に料理長。気のせいよ。

こほん。お父さんなんか、性別が分からない神秘的な美しさだわ。そして、

『本当にお耳がとんがってるのね~』
『なんじゃ、レイ、今更ではないかの?』 
『いえ、落ち着いて見たのが今初めてなので』
『そういや、バタバタしてたしな』
そうなのよ。
お洋服もギリシャ神話に出てきそうな感じよね。それが更に美しさを際立たせているのよ。羨ましいわ。
なんてことを考えていたら主神様の説明が始まったみたい。

〖うん。聖域にはね、今、可愛い可愛い愛し子がいるんだけどね?〗にこにこ

『『『い、愛し子様が⋯』』』
『わあっ?ど、どうしたの?』
『な、なんで飛び回って?』
愛し子と聞いて、エルフさんの髪の毛の中から妖精さん?精霊さん?が飛び出してクルクル回ってるわ。

〖ふふ。妖精たちは分かるみたいだね。そう愛し子に会えるよ〗にっこり

『『⋯っ』』
ぱちぱちぱちっばんざーいっ

あらあらまあまあ、大喜びね。

〖そう。それでね?愛し子と仲良くなって、名前を付けてもらうと、なぜか若返って肉体や力が最盛期以上になっちゃって、逆にちびっこは成長しちゃったりするんだよ。あははは〗

主神様、軽いわ⋯ん?

『若返る⋯?』ぷるぷる
『『は、母上?』』
『か、母さん?どうしたんだ?』

あらあらまあまあ、エルフの奥さんは、あの可能性に気づいてしまったようね⋯

〖⋯そうよ。愛し子に名前をつけてもらうとね?なぜか若返るのよ〗
〖⋯そうですね。お肌はぷるぷるつやつやに、ハリも蘇って〗
うんうん。私のようにね⋯

〖バストアップに、ウエストもくびれ、ヒップも持ち上がり⋯〗
〖羨ましいですわっずるいですわっ精霊王たちや精霊たちだけっ〗
⋯⋯わ、私だって  ぷるぷるぷる

『あっ⋯ま、まずいのじゃ』
『お、おい⋯っ』
〖〖〖あ⋯〗〗〗
『おやまぁ』
〖これはいけませんね。ささ、皆さまこちらに〗
『『『『え、ええええ?』』』』
何かを感じとった神様たち、エルフさんたちを伴って避難を開始⋯

〖なぜ、なぜ私たちには名前があるのっ〗ぐっ
〖そうです。私たちも名前がつけられていたら、今頃、精霊王たちのように⋯っ〗ぐぐっ
〖ああ、あのね?二人ともその辺りでっ〗
〖バカっ主神逃げろっ〗

『⋯』わなわなわなわな
そう⋯。精霊王様たちのようにね

〖〖今頃は、私のバストや腰も⋯っ〗〗

『⋯どうなってると?』にこにこごごごご

〖〖え?あ、あらやだ⋯れ、レイ?おほほほ〗〗ダラダラ⋯

『ばかじゃのぉ』
『俺知らね~』
『『『『ええええ?』』』』
何が起こるのか分からないけど、まずいことは分かるエルフさんたち⋯
〖魔神ちゃんたち、頑張って!〗 


『どうせ、どうせ私じゃないわーっ』がっしゃーんっ

〖〖 きゃあああっごめんなさ~いっ〗〗

あ~あ⋯

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。お気に入り登録、感想、応援、エールなどありがとうございます。
しおりを挟む
感想 164

あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。

3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。 そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!! こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!! 感想やご意見楽しみにしております! 尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

【完結】五度の人生を不幸な出来事で幕を閉じた転生少女は、六度目の転生で幸せを掴みたい!

アノマロカリス
ファンタジー
「ノワール・エルティナス! 貴様とは婚約破棄だ!」 ノワール・エルティナス伯爵令嬢は、アクード・ベリヤル第三王子に婚約破棄を言い渡される。 理由を聞いたら、真実の相手は私では無く妹のメルティだという。 すると、アクードの背後からメルティが現れて、アクードに肩を抱かれてメルティが不敵な笑みを浮かべた。 「お姉様ったら可哀想! まぁ、お姉様より私の方が王子に相応しいという事よ!」 ノワールは、アクードの婚約者に相応しくする為に、様々な事を犠牲にして尽くしたというのに、こんな形で裏切られるとは思っていなくて、ショックで立ち崩れていた。 その時、頭の中にビジョンが浮かんできた。 最初の人生では、日本という国で淵東 黒樹(えんどう くろき)という女子高生で、ゲームやアニメ、ファンタジー小説好きなオタクだったが、学校の帰り道にトラックに刎ねられて死んだ人生。 2度目の人生は、異世界に転生して日本の知識を駆使して…魔女となって魔法や薬学を発展させたが、最後は魔女狩りによって命を落とした。 3度目の人生は、王国に使える女騎士だった。 幾度も国を救い、活躍をして行ったが…最後は王族によって魔物侵攻の盾に使われて死亡した。 4度目の人生は、聖女として国を守る為に活動したが… 魔王の供物として生贄にされて命を落とした。 5度目の人生は、城で王族に使えるメイドだった。 炊事・洗濯などを完璧にこなして様々な能力を駆使して、更には貴族の妻に抜擢されそうになったのだが…同期のメイドの嫉妬により捏造の罪をなすりつけられて処刑された。 そして6度目の現在、全ての前世での記憶が甦り… 「そうですか、では婚約破棄を快く受け入れます!」 そう言って、ノワールは城から出て行った。 5度による浮いた話もなく死んでしまった人生… 6度目には絶対に幸せになってみせる! そう誓って、家に帰ったのだが…? 一応恋愛として話を完結する予定ですが… 作品の内容が、思いっ切りファンタジー路線に行ってしまったので、ジャンルを恋愛からファンタジーに変更します。 今回はHOTランキングは最高9位でした。 皆様、有り難う御座います!

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

「宮廷魔術師の娘の癖に無能すぎる」と婚約破棄され親には出来損ないと言われたが、厄介払いと嫁に出された家はいいところだった

今川幸乃
ファンタジー
魔術の名門オールストン公爵家に生まれたレイラは、武門の名門と呼ばれたオーガスト公爵家の跡取りブランドと婚約させられた。 しかしレイラは魔法をうまく使うことも出来ず、ブランドに一方的に婚約破棄されてしまう。 それを聞いた宮廷魔術師の父はブランドではなくレイラに「出来損ないめ」と激怒し、まるで厄介払いのようにレイノルズ侯爵家という微妙な家に嫁に出されてしまう。夫のロルスは魔術には何の興味もなく、最初は仲も微妙だった。 一方ブランドはベラという魔法がうまい令嬢と婚約し、やはり婚約破棄して良かったと思うのだった。 しかしレイラが魔法を全然使えないのはオールストン家で毎日飲まされていた魔力増加薬が体質に合わず、魔力が暴走してしまうせいだった。 加えて毎日毎晩ずっと勉強や訓練をさせられて常に体調が悪かったことも原因だった。 レイノルズ家でのんびり過ごしていたレイラはやがて自分の真の力に気づいていく。

処理中です...