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26 話し合いの続き
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愛し子本人の知らぬところでの協力もあり
「うにゅ?」
無事に綺麗の麗で、レイさん誕生!
『うふふ♪孫にふたつも名前をもらったことになるのね~♪しかも可愛い名前♪嬉しいわね~♪』ふふふ~♪
歌って踊り出しそうな浮かれ具合のおばあちゃ『⋯』ギランッ⋯んんんっ!レイさん。
『うふふ♪』
実にご機嫌なレイさん。
〖お~い、レイさん、そろそろ戻ってきて~。お話しないとね〗
はた
『あ、あらあらまあまあ、ごめんなさいね』
主神様の声に我に返った。
ついつい嬉しくて我を忘れてしまったわ。おほほ
〖さて、無事にお名前は決まったけど、他のことも詰めないとね〗にっこり
『そうね』おほほ
ごめんなさいね
〖まあ、ドワーフたちには鍛治神と医神から話してもらうのがいいかしら?〗
魔神様がそう言うと
〖そうだな、まずは聖域のドワーフたちに話して、俺が一緒にドワーフの里に行くか〗
〖待って下さい。地の精霊王も一緒に行った方が良いのでは?こんなでも鍛治神ですからね〗
〖こんなんでもって何だよ、医神〗
〖言葉の通りですよ。ドワーフにとって鍛冶神と言えば崇拝の対象ですよ。こんなのでも。おそらくまともに会話にならないでしょう〗
〖そうかぁ?それより、またこんなんでもって言ったな〗
鍛冶神様はそんな事ないだろう?と仰っていらっしゃるけど
〖聖域のドワーフたちでさえガチガチだったではないですか。ですから、ドワーフ達と仲のいい地の精霊王と一緒に行ってもらった方が話が早いと思いますよ〗
〖まあ、たしかにそうか。地の精霊王の治める地にドワーフの里があるわけだしな。予め、地の精霊王に誰がいいか聞いておくのも有りだな〗
〖そういうことです。人選が早ければ、準備に時間がかけられますしね〗
〖ああ、そうだな。武器なんかの用意だけじゃなく、色々鍛えることも出来るか。よし!戻ったらすぐ行くか!〗パンッ!
うわ、膝痛くないのかしら?
〖ふふ。じゃあ、ドワーフ達のことは任せたよ〗
〖おう!〗ニカッ
〖分かりました〗
ドワーフさんたちは、ひとまずこれでいいとして、あとは⋯
コンコンコン
ん?このタイミングで?
〖はい〗
『主神様、エルフの姉妹の父親をお連れしました』
〖ありがとう。入ってもらって〗
どうやら、主神様が呼んでらしたみたい。さすがね。
『かしこまりました。さあ、どうぞ』
『は、はいっ』
〖やあ、よく来てくれたね。こちらに座って〗にこにこ
『そ、そんな、恐れ多いっ』ぶるぶる
あらあらまあまあ、これだけ神様が揃ってる場所にいきなり一人連れてこられたら、そりゃ緊張するわよね~。主神様、いくらにこにこしてても流石に体が動かないと思うわよ
つんつん
『レイ、すまぬが⋯』
隣の天界樹様が私に小声で合図を送ってきた
『分かってますわ』すっ
私は立ち上がってエルフさんの元へ行き、手を取る
『エルフさん、あまり緊張なさらないで。今回、お越しいただいたのは、私のことなんです』
『あなたの?そうでしたか』ほっ
明らかにほっとしているわね。無理もないわよね、天女さんたちが自分たちの至らないせいで神様方が無理をなさったと思い込んでいると言ってたもの。多分、そのことで呼ばれたと思っているのね。彼らはむしろ被害者なのにね。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
お気に入り登録、感想、エールなどありがとうございます。
『転生初日に~』と『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。
「うにゅ?」
無事に綺麗の麗で、レイさん誕生!
『うふふ♪孫にふたつも名前をもらったことになるのね~♪しかも可愛い名前♪嬉しいわね~♪』ふふふ~♪
歌って踊り出しそうな浮かれ具合のおばあちゃ『⋯』ギランッ⋯んんんっ!レイさん。
『うふふ♪』
実にご機嫌なレイさん。
〖お~い、レイさん、そろそろ戻ってきて~。お話しないとね〗
はた
『あ、あらあらまあまあ、ごめんなさいね』
主神様の声に我に返った。
ついつい嬉しくて我を忘れてしまったわ。おほほ
〖さて、無事にお名前は決まったけど、他のことも詰めないとね〗にっこり
『そうね』おほほ
ごめんなさいね
〖まあ、ドワーフたちには鍛治神と医神から話してもらうのがいいかしら?〗
魔神様がそう言うと
〖そうだな、まずは聖域のドワーフたちに話して、俺が一緒にドワーフの里に行くか〗
〖待って下さい。地の精霊王も一緒に行った方が良いのでは?こんなでも鍛治神ですからね〗
〖こんなんでもって何だよ、医神〗
〖言葉の通りですよ。ドワーフにとって鍛冶神と言えば崇拝の対象ですよ。こんなのでも。おそらくまともに会話にならないでしょう〗
〖そうかぁ?それより、またこんなんでもって言ったな〗
鍛冶神様はそんな事ないだろう?と仰っていらっしゃるけど
〖聖域のドワーフたちでさえガチガチだったではないですか。ですから、ドワーフ達と仲のいい地の精霊王と一緒に行ってもらった方が話が早いと思いますよ〗
〖まあ、たしかにそうか。地の精霊王の治める地にドワーフの里があるわけだしな。予め、地の精霊王に誰がいいか聞いておくのも有りだな〗
〖そういうことです。人選が早ければ、準備に時間がかけられますしね〗
〖ああ、そうだな。武器なんかの用意だけじゃなく、色々鍛えることも出来るか。よし!戻ったらすぐ行くか!〗パンッ!
うわ、膝痛くないのかしら?
〖ふふ。じゃあ、ドワーフ達のことは任せたよ〗
〖おう!〗ニカッ
〖分かりました〗
ドワーフさんたちは、ひとまずこれでいいとして、あとは⋯
コンコンコン
ん?このタイミングで?
〖はい〗
『主神様、エルフの姉妹の父親をお連れしました』
〖ありがとう。入ってもらって〗
どうやら、主神様が呼んでらしたみたい。さすがね。
『かしこまりました。さあ、どうぞ』
『は、はいっ』
〖やあ、よく来てくれたね。こちらに座って〗にこにこ
『そ、そんな、恐れ多いっ』ぶるぶる
あらあらまあまあ、これだけ神様が揃ってる場所にいきなり一人連れてこられたら、そりゃ緊張するわよね~。主神様、いくらにこにこしてても流石に体が動かないと思うわよ
つんつん
『レイ、すまぬが⋯』
隣の天界樹様が私に小声で合図を送ってきた
『分かってますわ』すっ
私は立ち上がってエルフさんの元へ行き、手を取る
『エルフさん、あまり緊張なさらないで。今回、お越しいただいたのは、私のことなんです』
『あなたの?そうでしたか』ほっ
明らかにほっとしているわね。無理もないわよね、天女さんたちが自分たちの至らないせいで神様方が無理をなさったと思い込んでいると言ってたもの。多分、そのことで呼ばれたと思っているのね。彼らはむしろ被害者なのにね。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
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