16 / 90
16 日本の神様の願い?
しおりを挟む
主神様を始めこちらの世界の神様たちや、日本の神様のおかげで今、私はここにいることが出来ているのよね。感謝しかないわ。
お茶会の最中、この世界で目覚めてからのことを思い出し、感謝を新たにした。
⋯でもね?
『それとこれとは話が別よぉ!!』ギンッ
〖〖『ヒイッ』〗〗びくぅっ
むぎゅうっ
あらあらまあまあ?だから、ナイスボディ同士が抱き合うとお胸が持ち上がるのはなぜかしら?私だって私だってっ
『ああいうボンキュッボンのうらやまけしからん夢のボディになれるはずだったのに!』
〖いやぁ、はずだったわけじゃあね⋯〗ダラダラ
ギンッ!
〖ひぃぃ~い、いや、はずだったのにねぇ?あは、あははは?〗がくぶるがくぶる
『さあ、日本の神様のせいとはどういうことか教えていただきましょうか?』にこにこごごごご
〖あ、あの、笑顔なのに怖いよ?〗がくぶるがくぶる
『あらあらまあまあ、うふふ?気のせいではないかしら?』にこにこごごごご
〖そ、そうかなぁ?あは、あはは?〗がくぶるがくぶる
『そんなことより』どんっ
ピシピシッパラパラ⋯
〖な、何かなぁ?〗ひくひく
〖おいおい、あの壁大丈夫か?崩れてるよな〗ぱくぱく
『壁ドンとは過激なものだったのですね』もぐ
『あいつのいた世界の女はあんなんにときめくのか?変わってんな』ずずっ
〖おそらく違うものだと思いますよ〗ぱく
男性陣はさっさと席を移動し、ケーキをぱくぱく。お茶をずずず⋯としながら遠巻きに見物⋯じゃなくて見守っている
〖酷い!?助けてよっ〗
〖『⋯⋯』〗ふい~
『美味しいですね』しれ~
〖おかわり頂きましょう〗しれ~
わ~主神様、味方いない⋯
『うふふふ⋯さあ、吐・け♪』にこにこごごごご
ピシッピシッ パラパラ⋯
〖は、はい~〗がくぶるがくぶる
〖じ、実はね?こちらに貴方を迎える時に、体を作り直さなきゃいけないお話をしたらね?〗ぶるぶる
主神様、顔面蒼白で震えながら話し出します。
(うわ~ん、魔神ちゃんたち助けてよ~)
(無理よ。無理無理)
(無理です。お父様、申し訳ありません)
((頑張って!))
(そんな~)
奥さんにも娘にも、生贄⋯じゃなくて差し出されたようです
〖意味変わらないよね!?〗
気のせいですよ⋯
『何をブツブツ言ってるのかしら?続きは?』にこにこごごごご
〖はいーっ!そ、その時にですね⋯〗
日本の神様は⋯
〖体を作り直すのは仕方ないが、あまり変えてくれるなよ。出来れば髪や瞳も黒髪黒目がいいんだが〗
〖ええ?申し訳ございません。それは難しいかと⋯僕⋯ごほん。私の世界では魔力の質で髪や瞳の色が決まってしまうことが多いのです。なので恐らく⋯〗
〖変わってしまうか⋯〗ふぅ
〖はい。申し訳ございません。ですが、きっと美しい色になると思いますよ。魂が美しいですから〗
金とか、銀とか、神秘的な色になりそうだよね
〖そうか。なら仕方ないな。残念だが⋯〗はぁ⋯
〖ご理解頂きありがとうございます〗
よ、良かった、渡さないとか言われたらどうしようかと思ったよ。
〖だが、容姿はいけるだろ?〗
〖え?〗
よ、容姿?なぜそんなにこだわるのかな?
〖実はな、他の神からも陳情が上がっててな?頼むからそのままの姿でって言われてるんだ。もちろん、私もその一人だ〗ごほんっ
〖な、何故でしょう?〗
ええ?ど、どういうこと?
〖いやな?みんな今回のことに興味津々でな?どんなヤツだって見に来るんだが〗ふむ
〖え?そんなことになっていたのですか?〗
あわわわっお、怒ってたりするのかな?
〖そうなんだよ。それでな?〖あ、このご夫人は私の宮に来てくれたことがある〗〖うちにも来た〗とか言うやつが多くてな〗
〖そ、そうなのですか?〗
そ、そうだったんだ。でも、そんなに一人一人のことを覚えてらっしゃるなんてすごいね。
〖そうなんだよ。〖今どき珍しい和装の似合う美しいご夫人が、一生懸命祈ってくれる貴重な貴重な存在だから、覚えている〗と、口々に言うんだ〗
〖は、はあ⋯〗
び、美人だから?
〖だからな?〖異世界に渡さざるを得ないのが口惜しい。せめて、せめて我らを信仰してくれたその姿はそのままで〗と、言う訳だ。私も勿論同じ思いだ〗
〖は、はあ⋯〗
そ、そこまで?
〖今は髪は染めたり、派手な化粧だったり、服装もな昔に比べると慎ましさというのが薄くなっていてな?体や心もな?〗
〖は、はあ⋯〗
そ、そうなの?
〖そうだ。私もそれで思い出してな。美しい黒髪をしっとりと結い上げ、着物を美しく上品に着こなし、凛とした姿で我が宮に参った姿をな。今は着物を着るものが少ない上に、着こなすものは更に少ないのだよ。悲しきことよ〗はぁ⋯
〖は、はあ〗
そうなんだ~
〖だからな、若返るのは構わん。美しさに磨きがかかるだろうし、これからの事を思えば若い方が良いだろうしな。だが、せめて、この日本を代表するような姿はそのままで頼む。加護もやるし、なんなら定期的に着物も用意しよう。な?頼む!〗ガシッ!ギリリリッ
〖は、ははは⋯畏まりました〗
ひぃぃっ、肩、肩が握りつぶされる~
〖本当か?では、頼むぞ!信じてるからな!わははは〗ぱっ
〖あ、あは、あははは⋯〗
日本の神様方も、結構俗物的なところもお有りなんだね⋯何にしろ、お許しいただけて良かったよ~
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
お気に入り登録、エール、感想なども励みになってます。
他作品もよろしくお願いします。
お茶会の最中、この世界で目覚めてからのことを思い出し、感謝を新たにした。
⋯でもね?
『それとこれとは話が別よぉ!!』ギンッ
〖〖『ヒイッ』〗〗びくぅっ
むぎゅうっ
あらあらまあまあ?だから、ナイスボディ同士が抱き合うとお胸が持ち上がるのはなぜかしら?私だって私だってっ
『ああいうボンキュッボンのうらやまけしからん夢のボディになれるはずだったのに!』
〖いやぁ、はずだったわけじゃあね⋯〗ダラダラ
ギンッ!
〖ひぃぃ~い、いや、はずだったのにねぇ?あは、あははは?〗がくぶるがくぶる
『さあ、日本の神様のせいとはどういうことか教えていただきましょうか?』にこにこごごごご
〖あ、あの、笑顔なのに怖いよ?〗がくぶるがくぶる
『あらあらまあまあ、うふふ?気のせいではないかしら?』にこにこごごごご
〖そ、そうかなぁ?あは、あはは?〗がくぶるがくぶる
『そんなことより』どんっ
ピシピシッパラパラ⋯
〖な、何かなぁ?〗ひくひく
〖おいおい、あの壁大丈夫か?崩れてるよな〗ぱくぱく
『壁ドンとは過激なものだったのですね』もぐ
『あいつのいた世界の女はあんなんにときめくのか?変わってんな』ずずっ
〖おそらく違うものだと思いますよ〗ぱく
男性陣はさっさと席を移動し、ケーキをぱくぱく。お茶をずずず⋯としながら遠巻きに見物⋯じゃなくて見守っている
〖酷い!?助けてよっ〗
〖『⋯⋯』〗ふい~
『美味しいですね』しれ~
〖おかわり頂きましょう〗しれ~
わ~主神様、味方いない⋯
『うふふふ⋯さあ、吐・け♪』にこにこごごごご
ピシッピシッ パラパラ⋯
〖は、はい~〗がくぶるがくぶる
〖じ、実はね?こちらに貴方を迎える時に、体を作り直さなきゃいけないお話をしたらね?〗ぶるぶる
主神様、顔面蒼白で震えながら話し出します。
(うわ~ん、魔神ちゃんたち助けてよ~)
(無理よ。無理無理)
(無理です。お父様、申し訳ありません)
((頑張って!))
(そんな~)
奥さんにも娘にも、生贄⋯じゃなくて差し出されたようです
〖意味変わらないよね!?〗
気のせいですよ⋯
『何をブツブツ言ってるのかしら?続きは?』にこにこごごごご
〖はいーっ!そ、その時にですね⋯〗
日本の神様は⋯
〖体を作り直すのは仕方ないが、あまり変えてくれるなよ。出来れば髪や瞳も黒髪黒目がいいんだが〗
〖ええ?申し訳ございません。それは難しいかと⋯僕⋯ごほん。私の世界では魔力の質で髪や瞳の色が決まってしまうことが多いのです。なので恐らく⋯〗
〖変わってしまうか⋯〗ふぅ
〖はい。申し訳ございません。ですが、きっと美しい色になると思いますよ。魂が美しいですから〗
金とか、銀とか、神秘的な色になりそうだよね
〖そうか。なら仕方ないな。残念だが⋯〗はぁ⋯
〖ご理解頂きありがとうございます〗
よ、良かった、渡さないとか言われたらどうしようかと思ったよ。
〖だが、容姿はいけるだろ?〗
〖え?〗
よ、容姿?なぜそんなにこだわるのかな?
〖実はな、他の神からも陳情が上がっててな?頼むからそのままの姿でって言われてるんだ。もちろん、私もその一人だ〗ごほんっ
〖な、何故でしょう?〗
ええ?ど、どういうこと?
〖いやな?みんな今回のことに興味津々でな?どんなヤツだって見に来るんだが〗ふむ
〖え?そんなことになっていたのですか?〗
あわわわっお、怒ってたりするのかな?
〖そうなんだよ。それでな?〖あ、このご夫人は私の宮に来てくれたことがある〗〖うちにも来た〗とか言うやつが多くてな〗
〖そ、そうなのですか?〗
そ、そうだったんだ。でも、そんなに一人一人のことを覚えてらっしゃるなんてすごいね。
〖そうなんだよ。〖今どき珍しい和装の似合う美しいご夫人が、一生懸命祈ってくれる貴重な貴重な存在だから、覚えている〗と、口々に言うんだ〗
〖は、はあ⋯〗
び、美人だから?
〖だからな?〖異世界に渡さざるを得ないのが口惜しい。せめて、せめて我らを信仰してくれたその姿はそのままで〗と、言う訳だ。私も勿論同じ思いだ〗
〖は、はあ⋯〗
そ、そこまで?
〖今は髪は染めたり、派手な化粧だったり、服装もな昔に比べると慎ましさというのが薄くなっていてな?体や心もな?〗
〖は、はあ⋯〗
そ、そうなの?
〖そうだ。私もそれで思い出してな。美しい黒髪をしっとりと結い上げ、着物を美しく上品に着こなし、凛とした姿で我が宮に参った姿をな。今は着物を着るものが少ない上に、着こなすものは更に少ないのだよ。悲しきことよ〗はぁ⋯
〖は、はあ〗
そうなんだ~
〖だからな、若返るのは構わん。美しさに磨きがかかるだろうし、これからの事を思えば若い方が良いだろうしな。だが、せめて、この日本を代表するような姿はそのままで頼む。加護もやるし、なんなら定期的に着物も用意しよう。な?頼む!〗ガシッ!ギリリリッ
〖は、ははは⋯畏まりました〗
ひぃぃっ、肩、肩が握りつぶされる~
〖本当か?では、頼むぞ!信じてるからな!わははは〗ぱっ
〖あ、あは、あははは⋯〗
日本の神様方も、結構俗物的なところもお有りなんだね⋯何にしろ、お許しいただけて良かったよ~
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
お気に入り登録、エール、感想なども励みになってます。
他作品もよろしくお願いします。
33
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!
ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち?
突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。
*8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる