転生美女は元おばあちゃん!同じ世界の愛し子に転生した孫を守る為、エルフ姉妹ともふもふたちと冒険者になります!《『転生初日に~』スピンオフ》

ひより のどか

文字の大きさ
上 下
13 / 90

13 若返り

しおりを挟む
今、なんて言ったかしら?
『若返った?』
だって、十歳って⋯

〖そう。今、二歳だよ。かわいいよ~♪〗にこにこ

『に、二歳!?』
そんなに!?

〖そう。二歳だよ。あのね、この世界に渡る時に体を作り替えないといけないんだけどね?その時に魂の修復をしたんだ〗

た、魂の修復?

『よく聞くのじゃ。主神様は、愛し子の楽しい記憶だけを残し、辛い記憶は消そうとしてくれたのじゃ。娘の女神と共にの。これがどういうことか分かるかえ?』

どういうことか?
『⋯それほど、魂が傷ついていた?八年分も戻ってしまうほどに?』

〖その通りだよ。体だけ作り替えても、魂があれだけ弱っていたらもたなかった。だからね、あの子の楽しい記憶、あなたとの思い出だけを残したかったんだ。あ、「もーもーのおいちゃん」は大好きなおばあちゃん繋がりだからね、しっかり覚えてたよ。あの子の楽しい記憶は全て貴方との記憶なんだよ〗にこっ

『二歳⋯あの子と出会った頃ね』じわ

〖うん。その頃からやり直してるんだ。でもね、ちゃんと自分の足で駆け回ってるよ。元気にご飯もたくさん食べてるよ。子供らしくね〗にこ

『そう。元気に、ご飯もたくさん』ぽろぽろ
良かった

〖お昼寝も大好きだし、お風呂も大好きだし、後は、もふもふーって、周りのもふもふ達が食べられちゃうんじゃないかって思うほど、もふもふ大好きだよね。いつもね、ドラゴンの赤ちゃんたちと、フェンリルの背中に乗ってるよ〗

『あらあらまあまあ、それはすごいお友達ね。もふもふ、羨ましいわ』

〖あとね、源さんも今、愛し子の所にいるんだけどね?僕がこの世界に連れてきた時は四十代位のイケおじ?っていうの?だったんだけど、今はね?最盛期の頃二十代半ば位のイケメン?っていうのになってるよ。愛し子に名をつけてもらうと、何故か最盛期の姿になっちゃうみたいなんだ〗

『な、何ですって!?私と同年代のはずが、イケおじ所かイケメンですって!?許せないわ⋯っ』
自分だけっ

『何を言うておるのじゃ?其方もであろ?』

『へ?』
私、も?

『くすくす。ですからお姫様おひいさま
『お伝えしたではないですか』
『まだご存知無いようだと』
くすくすくす
先程私をお風呂で磨いてくれた天女さんたちが、意味ありげにくすくす笑っている。な、なんで?

『おお、そうであったの!』パンっ
〖え?そうだったの?〗

え?え?

『鏡を⋯』
『『『ここに』』』すちゃっ
『ふふ。流石じゃのぉ』くすくす
『『『ありがとう存じます』』』にっこり

『ほれ、見てみよ!』にこにこ
『『『ささ、どうぞ』』』にこにこ
〖うん。見てみて♪〗にこにこ

『は、はい』
皆さんの笑顔が怖いわ。ついでに自分の姿を知るのも怖いわっ

それでも恐る恐る等身大の鏡の前に行くと⋯

え?
『えええええ?』
だだだ、誰これ!?

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。お気に入り登録、エールなどもありがとうございます!

『転生初日に~』『小さな小さな花うさぎ~』も、よろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 163

あなたにおすすめの小説

小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!

ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち? 突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯? ☆。.:*・゜☆。.:*・゜ 『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。 よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。 *8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。

うちのポチ知りませんか? 〜異世界転生した愛犬を探して〜

双華
ファンタジー
 愛犬(ポチ)の散歩中にトラックにはねられた主人公。  白い空間で女神様に、愛犬は先に転生して異世界に旅立った、と聞かされる。  すぐに追いかけようとするが、そもそも生まれる場所は選べないらしく、転生してから探すしかないらしい。  転生すると、最初からポチと従魔契約が成立しており、ポチがどこかで稼いだ経験値の一部が主人公にも入り、勝手にレベルアップしていくチート仕様だった。  うちのポチはどこに行ったのか、捜索しながら異世界で成長していく物語である。 ・たまに閑話で「ポチの冒険」等が入ります。  ※ 2020/6/26から「閑話」を従魔の話、略して「従話」に変更しました。 ・結構、思い付きで書いているので、矛盾点等、おかしなところも多々有ると思いますが、生温かい目で見てやって下さい。経験値とかも細かい計算はしていません。 沢山の方にお読み頂き、ありがとうございます。 ・ホトラン最高2位 ・ファンタジー24h最高2位 ・ファンタジー週間最高5位  (2020/1/6時点) 評価頂けると、とても励みになります!m(_ _)m 皆様のお陰で、第13回ファンタジー小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます。 ※ 2020/9/6〜 小説家になろう様にもコッソリ投稿開始しました。

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました

ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】 ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です ※自筆挿絵要注意⭐ 表紙はhake様に頂いたファンアートです (Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco 異世界召喚などというファンタジーな経験しました。 でも、間違いだったようです。 それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。 誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!? あまりのひどい仕打ち! 私はどうしたらいいの……!?

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜

白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。 舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。 王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。 「ヒナコのノートを汚したな!」 「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」 小説家になろう様でも投稿しています。

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。

向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。 それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない! しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。 ……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。 魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。 木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ! ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

処理中です...