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第一章 いざ、竜狩りへ
030 ネルビスの矜持
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「ふんっ、どうやら奴が住処へ案内してくれるようだ。良かったじゃないか、ザックス」
簡単にキャンプ場を片付け、ザックスとネルビスは上空を飛ぶワイバーンに導かれるように沼地へと歩を進めていた。依頼されていた素材である翼皮と尾を持ち帰るための人員を除いた六人の男衆が殿を務めており、後方からの奇襲に備えている。
空を飛ぶワイバーンが時折高度を落としてみると、ザックスが咄嗟にガン・ソードを構えて迎撃態勢をとる。すると翼をはためかせて上昇し、やはり一定の距離を取っては奥へと飛んでいく。こちらから距離をあけても、旋回して戻って来ては高度を下げて様子を伺ってくる。その繰り返しだった。
「すげぇな、これ。水の中まで真っ黒だぜ」
ザックスは上空のワイバーンをほどほどに警戒しつつ、初めて訪れた沼地の景観を楽しんでいた。
辺りは見渡す限り黒一色で、枯れた草木すら見えない。
生命力の感じられない、死の大地だった。
「まったく、気楽なもんだな、貴様は。敵地の真っただ中で、どう戦うのかも考えているのか?」
「まあ、何とかなんだろ。結構、水は綺麗なんだな。黒いのは、底に沈んでるダークマターのせいか」
ザックスは立ち止まって、傍にある池を覗き込んで水を掬ってみた。手の平からはサラサラとした沼水が零れ落ちていく。
「少しは警戒しろ、ザックス。奴がいつ襲ってくるかも分からんだろう」
「どうせ、あいつの狙いは巣の仲間と合流して俺たちを襲うことなんだろ? だったら、ちっとはのんびりやってたって構わねぇだろ」
ザックスは膝に手をついておもむろに立ち上がると、ふと疑問に思ったことを尋ねた。
「なあ、ネルビス。なんでここは、こんなになっちまったんだ?」
ネルビスは上空のワイバーンをちらりと見やり、ザックスへと向き直った。
「諸説あるが、ワイバーンが住み着くことが原因とする説が有力となっている。奴らは、肉だけじゃなく植物も食べる雑食だ。他の竜種のように石も食う事があるらしいが、その目的は魔力ではないようだがな。群れを成し、一か所に留まる習性のある奴らだ。周りの草木はすぐに死滅してしまう」
ネルビスが足元の黒い大地に目を落とす。
「加えて、奴らは火を噴く。それにより、肥沃だった大地は奴らに食い荒らされた後に焼き払われ、栄養を失うこととなる。ここらに溜まっている水は、そのあとに地下から湧いてくるものらしいな。大地に起伏があるから、流れてきた地下水が水溜りとなっている箇所も多い」
ザックスは「へぇ」と呟き、黒い湖沼へ視線を向けた。
「その水が溜まる前の話になるが、乾燥し栄養の枯渇した大地は、徐々にダークマターへと変質するそうだ。それがどのくらいの年月になるかは知らん。だが、条件さえ整えばダークマターはダークマターを生成するらしい。研究者が、天然のダークマターを触媒にして人口のダークマターを作り出したという話も聞いたことがある」
「するってぇと……この大地は、ワイバーンが住み着いたことで自然発生したダークマターが、更にダークマターを生み出してこんなになっちまったと言う訳か」
「まあ、そういうことだ」
ザックスが顎を撫で、上空のワイバーンに目を配りながら、ははぁと嘆息する。
ワイバーンはなおも向こうの空で旋回していた。
「境界となっていた白い線があったろう。あれは、もともと黒色だったダークマターが自然の魔力を吸い上げ、白色に変質したものだ。ワイバーンの生活圏内では、この通りの大規模なダークマター変質によって白色ダークマターは存在できないようだが、奴らが屯しない場所では白色になるまでダークマターが魔力を吸う事ができるようだ。故に、我々はあの白線を奴らの生活圏内である巣の目印としている」
「なるほどな……」
ザックスが腕を組み納得する様を見て、ご高説を垂れていたネルビスはやや得意げに鼻を鳴らした。
「さて、沼地についてはこんなところだ。奴も待ちくたびれている頃だろう。さっさと先へ進もう。腹をすかせた奴らが盛大に歓迎してくれるぞ」
「その前に、もうひとつ良いか?」
先を歩こうとしたネルビスは後ろ髪を引っ張られるようにして動きを止めると、ザックスの方に振り返った。
「何だ?」
「いや。お前、何でワイバーンなんか狩ってんのかなって思ってよ。そんなに詳しいし、知識もあるなら他にやれることもあんじゃねぇの?」
「なるほど。それは、ワイバーンがDランクだから、そう考えているのか?」
ネルビスは半ば蔑むような目で、ザックスを見る。
「いや、そんなんじゃねぇけどよ。でも、気になるじゃねぇか。だって、翡翠竜狩ってる方が儲かるんだろ?」
「ふん、誰がそんなことを言った。確かに奴の角は単価としては高いが、数も少なければコストもかかる。そのくせ、利用も限られている品だ。とてもじゃないが、我ら一団の命を賄うには割に合わん」
ネルビスは腕を組みながら、団員たちに目配せした。茶髪にハゲ、大男、そばかす、デブ、黒髭たちが、ネルビスと視線を交わす。
「ワイバーンは土地を枯らす。自然にとっての害竜だ。だが、奴らの肉は食料になり、その翼は道具となり、尻尾は薬となる。なればこそ、奴らを狩り、ドラガリアの国民に届けるのだ。我々は、そのために居る。そのために奴らを狩るのだ。分かったか、新入り」
言うと、ネルビスは上空のワイバーンを睨みつける。降りてこないことを確認すると、再びワイバーンの巣へ向けて歩き出した。
ザックスは頭を掻くと「へえ……」とだけ呟き、承服の笑みを浮かべて鼻をこすった。
簡単にキャンプ場を片付け、ザックスとネルビスは上空を飛ぶワイバーンに導かれるように沼地へと歩を進めていた。依頼されていた素材である翼皮と尾を持ち帰るための人員を除いた六人の男衆が殿を務めており、後方からの奇襲に備えている。
空を飛ぶワイバーンが時折高度を落としてみると、ザックスが咄嗟にガン・ソードを構えて迎撃態勢をとる。すると翼をはためかせて上昇し、やはり一定の距離を取っては奥へと飛んでいく。こちらから距離をあけても、旋回して戻って来ては高度を下げて様子を伺ってくる。その繰り返しだった。
「すげぇな、これ。水の中まで真っ黒だぜ」
ザックスは上空のワイバーンをほどほどに警戒しつつ、初めて訪れた沼地の景観を楽しんでいた。
辺りは見渡す限り黒一色で、枯れた草木すら見えない。
生命力の感じられない、死の大地だった。
「まったく、気楽なもんだな、貴様は。敵地の真っただ中で、どう戦うのかも考えているのか?」
「まあ、何とかなんだろ。結構、水は綺麗なんだな。黒いのは、底に沈んでるダークマターのせいか」
ザックスは立ち止まって、傍にある池を覗き込んで水を掬ってみた。手の平からはサラサラとした沼水が零れ落ちていく。
「少しは警戒しろ、ザックス。奴がいつ襲ってくるかも分からんだろう」
「どうせ、あいつの狙いは巣の仲間と合流して俺たちを襲うことなんだろ? だったら、ちっとはのんびりやってたって構わねぇだろ」
ザックスは膝に手をついておもむろに立ち上がると、ふと疑問に思ったことを尋ねた。
「なあ、ネルビス。なんでここは、こんなになっちまったんだ?」
ネルビスは上空のワイバーンをちらりと見やり、ザックスへと向き直った。
「諸説あるが、ワイバーンが住み着くことが原因とする説が有力となっている。奴らは、肉だけじゃなく植物も食べる雑食だ。他の竜種のように石も食う事があるらしいが、その目的は魔力ではないようだがな。群れを成し、一か所に留まる習性のある奴らだ。周りの草木はすぐに死滅してしまう」
ネルビスが足元の黒い大地に目を落とす。
「加えて、奴らは火を噴く。それにより、肥沃だった大地は奴らに食い荒らされた後に焼き払われ、栄養を失うこととなる。ここらに溜まっている水は、そのあとに地下から湧いてくるものらしいな。大地に起伏があるから、流れてきた地下水が水溜りとなっている箇所も多い」
ザックスは「へぇ」と呟き、黒い湖沼へ視線を向けた。
「その水が溜まる前の話になるが、乾燥し栄養の枯渇した大地は、徐々にダークマターへと変質するそうだ。それがどのくらいの年月になるかは知らん。だが、条件さえ整えばダークマターはダークマターを生成するらしい。研究者が、天然のダークマターを触媒にして人口のダークマターを作り出したという話も聞いたことがある」
「するってぇと……この大地は、ワイバーンが住み着いたことで自然発生したダークマターが、更にダークマターを生み出してこんなになっちまったと言う訳か」
「まあ、そういうことだ」
ザックスが顎を撫で、上空のワイバーンに目を配りながら、ははぁと嘆息する。
ワイバーンはなおも向こうの空で旋回していた。
「境界となっていた白い線があったろう。あれは、もともと黒色だったダークマターが自然の魔力を吸い上げ、白色に変質したものだ。ワイバーンの生活圏内では、この通りの大規模なダークマター変質によって白色ダークマターは存在できないようだが、奴らが屯しない場所では白色になるまでダークマターが魔力を吸う事ができるようだ。故に、我々はあの白線を奴らの生活圏内である巣の目印としている」
「なるほどな……」
ザックスが腕を組み納得する様を見て、ご高説を垂れていたネルビスはやや得意げに鼻を鳴らした。
「さて、沼地についてはこんなところだ。奴も待ちくたびれている頃だろう。さっさと先へ進もう。腹をすかせた奴らが盛大に歓迎してくれるぞ」
「その前に、もうひとつ良いか?」
先を歩こうとしたネルビスは後ろ髪を引っ張られるようにして動きを止めると、ザックスの方に振り返った。
「何だ?」
「いや。お前、何でワイバーンなんか狩ってんのかなって思ってよ。そんなに詳しいし、知識もあるなら他にやれることもあんじゃねぇの?」
「なるほど。それは、ワイバーンがDランクだから、そう考えているのか?」
ネルビスは半ば蔑むような目で、ザックスを見る。
「いや、そんなんじゃねぇけどよ。でも、気になるじゃねぇか。だって、翡翠竜狩ってる方が儲かるんだろ?」
「ふん、誰がそんなことを言った。確かに奴の角は単価としては高いが、数も少なければコストもかかる。そのくせ、利用も限られている品だ。とてもじゃないが、我ら一団の命を賄うには割に合わん」
ネルビスは腕を組みながら、団員たちに目配せした。茶髪にハゲ、大男、そばかす、デブ、黒髭たちが、ネルビスと視線を交わす。
「ワイバーンは土地を枯らす。自然にとっての害竜だ。だが、奴らの肉は食料になり、その翼は道具となり、尻尾は薬となる。なればこそ、奴らを狩り、ドラガリアの国民に届けるのだ。我々は、そのために居る。そのために奴らを狩るのだ。分かったか、新入り」
言うと、ネルビスは上空のワイバーンを睨みつける。降りてこないことを確認すると、再びワイバーンの巣へ向けて歩き出した。
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