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START OF 崎橋町

一の罪。 BEGIN OF 戦闘! SWELL THE パイプ! 

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  前までこの町は別に治安も悪くなかった。だが、この未解決殺人事件で一気に悪くなっていった。
  
二人はその事件現場についた。噂通りのくら~い路地。
人通りも少ない。
   
 「いかにもって感じたね。」木道がそういうと、

   横のパイプがだんだんと風船のように膨らんだ!
   「早速か!」
 
  そして次の瞬間、パイプが破裂し、はへんが飛び散っていった!
  「まるでショットガンじゃねぇかぁ!」
  そう言うと我我は、腕を黄金に光らせ、能力【ゴールデン・イヤーズ】を発動して防御した!
  「とりあえず跳ね返せ!同じパワーで!壁に向かってなぁ!」
  そう我我は言い、壁に破片を打ち込んだ。しかし、足と腹に六発食らった。
  

  我我は、木道を探すが、あたりを見回してもいない。
  「木道さぁ~ん!どこ~!」
  
  そう叫ぶと、路地の壁に穴が空いた!
  「ごめんごめん!急だったから…。路地の壁にピンをつけて穴を作って抜けていたんだ。」
  我我はホッとした。しかし、誰の仕業なのだろうか。
  そう思うのもつかの間。どこからか声がする。
  「俺の能力で苦しんでるようだな!このチンスケガァ!まだまだ能力は続くんだぜぇ?」
  すると、またパイプが膨らみだした!次は5つ!
      
      パァン!パァパァン!

  銃声のような音と共にまた破片が飛んでくる!二人の体をずたずたにしていく!
  そしてパイプが来たと思えば、路地の壁をもパンクした!
  
  

   「ザ・キッス!」木道が叫んだ。両端の壁を触れて、ピンを外した。すると、壁がロールケーキの如くくるくる巻かれていく!パイプを巻き込み、ロールになった!
  「これで破片は来ない。さぁ、おとなしく来い!」


するとまた同じ声がする。
  「んがね~な~。」そう言うと上から男が!拳が風船のように膨らんでいる!まるで風船のごとく浮いている!
  すると男は両足を膨らます。おりながら膨らます。
  我我と木道はわかっていた。あいつはものや自分を膨らます能力だということが!
  しばらくすると男は喋りだした。
  「俺の名は丼土 止無(どんと しない)。アラサーだ。あの未解決殺人事件は俺の素晴らしい犯罪だよぉ!」
  木道は上を見ながら唖然とした。

  しかし、我我が怒った。
  「犯罪?腐ってんな。脳みそ。お前、脳みそじゃなくて頭ん中ドブでも詰まってんじゃねぇの?」
   そして続けて「ラビットヒット…。」と言って、足に能力を使って、強く足踏みをした。すると、15メーターぐらい飛んだのだ!
  「何ぃ?」丼土は戸惑ったが、路地の壁を蹴った。すると、ピンボールのように壁に弾かれながら高速移動しているではないか!!
   真正面から受ける二人!どちらが勝つのだろうか!

     「ジャベリンフィスト!!」
     「バルーンピッチ!!!」

ーーーーーーーーバチュシュン!ーーーーーーー

パンチがぶつかりあったが、互角!どちらも弾き飛ばされた!
 「「まだまだ終わらねぇ~!!」」
 二人は横の壁を蹴ってまた飛んだ。今度は蹴りを入れたがまたしても互角。今度は二人の足から血が出た。

  そうして二人は何度もぶつかりあった。
  そして何回ぶつかったのかもわからない回数のところで、二人は空中で止まった!

ーーーーーーーーバシィィン!ーーーーーーー
  我我は丼土の顔面に拳を入れている。丼土も拳が腹に入っていた。
  パン!の音とともに我我の腹がパンクした!
  「ぐごはぁ!」口から紅の血が出ている。
  
  すると勝利を確信したのか、丼土はニヤけた。
  

  と、次の瞬間、頭に穴が空いたのであった!すると地面に叩きつけられた我我が口を開いた。
  「今、お前を殴ったわけだが、お前を殴ったことで生じる「破壊力」を三十倍にして返した。だからお前の頭に風穴が空いたのだ。」 
  もう丼土は喋れなくなっていた。頭から落ちて、これは多分死んだなという確信がついた。


  


  木道は、我我の腹を簡易的に塞ぎ、ピンをつけて閉じた。
  「お前は勝ったんだぜ。すごいなぁ…。」

  すると我我は自慢げな顔で
  「当たり前だろ?俺は我我まだぞ?」
  と言った。
  すると後ろから、
  「お~い…。ちと待て~。」と、丼土が這い上がってきた。
  「おめ~らみたいな強いやつ、俺は気に入った…。」
  我我は(なぜ頭ぶち抜かれて生きてるのだ?)と疑問に思ったが、あえて触れないでおいた。
  丼土は話をつづけた。

  「おめ~らさっきっから誰かを探してるんだったよなぁ。なら俺も力になってやる。負けたものなりの、ハイデン・ギルティなりの罰ゲームってやつだ…。」
  我我は断ろうとしたが、木道は、
  「頼もしいよ!よろしく!」と、受け入れてしまった。
  (ますますこの人が何考えてるかわからない…。)と我我は思った。
  
  三人は、ともかく笑いあった。そしてその笑顔は、新たな戦いの合図でもあるのだった。

  

  
  
  
  
  



   
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