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第2章/恋人時代はこんなんで
✴︎登場人物紹介2✴︎
しおりを挟む読者様、第2章お付き合い頂きまして誠にありがとうございます。
障害が原因となった二次障害(蓮の場合は鬱病)、過去のしがらみ、家族とのぎこちない関係など、葉月と蓮は力を合わせて様々な困難と闘ってきました。完全な解決は難しくてもだいぶ未来が明るくなってきたようです。
今回も登場人物をイラスト付きで紹介して参ります。葉月たちと特に関わりの深いキャラクターです。良かったらご覧下さいませ。
時系列は前後しますが、わかりやすいように家系別で説明しますね(特に重要な人物は解説をより詳しく書いていきます)
☆✴︎☆✴︎☆
《葉山家》
✴︎葉山京香(第2章時点で47歳)
翼、蓮、陸と3人の息子を持つ母親。総合病院の精神科で働く看護師でもあり、入院患者もみているため夜勤もある。センスが良く手先が器用。ティッシュケースや鍋敷きなど家のあらゆるものがハンドメイド。お菓子作りも得意である。多忙だが作業効率が良く、庭の手入れも欠かさないので、夜勤までしているとは知らないご近所さんも多い。
儚げな印象だが強かな面を持つ女性。相手の人となりを的確に知る洞察力がある。静かな表情の下に愛情深さを秘めている。息子3人の幸せを平等に願っているが、蓮に対しては苦痛をわかってあげられなかった罪悪感がプラスされている。左腕には蓮の暴走を阻止しようとした際に出来た切り傷があり、蓮のことを思い出す際にそこを触る癖がある。
✴︎(向かって左から)葉山翼(長男)、葉山利仁(蓮の父)、葉山陸(三男)
利人は妻の7つ上。蓮から見て翼は2学年、陸は3学年(蓮と同じ早生まれ)違いです。
《茅ヶ崎家》
✴︎(向かって左から)茅ヶ崎曜子(旧姓:目黒)、茅ヶ崎健
同級生夫婦。実年齢より若く見える葉山夫妻に対し、こちらは19歳で結婚&出産だったのでリアルに若いです。
《吉岡家》
✴︎(向かって左から)吉岡玲司、吉岡皐月(旧姓:茅ヶ崎)
葉月から見て妹は3つ下、玲司は1つ下。結婚して2年目の夫婦です。
《蓮の関係者》
✴︎二宮花鈴(第2章時点で24歳)
現在はファッション雑誌『ニーナ』で活躍している現役モデル。かつて蓮とルームシェアをしていた女性で現在は実家に戻っている(ルームシェア時代は美容部員、時々ガールズバーで働いていた)元は社長令嬢で暮らしも裕福であったが、現在は経営が傾き倒産寸前。モデルの仕事もラストチャンスと考え意欲的に臨んでいる。父親とは不仲であり、親の力を一切借りずに自立するのが目標。
個性の強い髪型、服装を好んでいるものの、それに負けないオーラのある美人である。頭の回転が速い一方で瞬間湯沸かし器型でもあり、カッなると軽率な発言をしがち。幼少の頃から幼馴染の蓮を気に入っており、ルームシェアの話を持ちかけたときも、一緒に暮らしているうちに恋人になれるかもと期待を抱いていた。告白とプロポーズだけは受ける側でいたいという乙女な一面がある。しかしいつも気の強さが前面に出て、好きな相手にほど辛辣な言葉を浴びせてしまう。
誕生日:4月2日
長所:努力家
短所:押し付けがましい
新しく登場した人物やクローズアップされた人物、これで全員ですね!
……おっと?
誰かがこちらに向かって手を振っている様子。「第1章から登場しているのにそりゃないよ~!」だそうです。仕方ありません。表情が少々暑苦しいですが紹介します。
《葉月の関係者》
✴︎坂口明喜央(第2章時点で31歳)
葉月の同期で同じ合成部門に所属している男性社員。いがぐり坊主がトレードマーク。理系の職場の中ではやや珍しい体育会系のイメージである。蕎麦やカレーに異常なほど香辛料をかけたりなど(ちなみにマイ・ガラムマサラまで所持している)おそらく味覚がかなりズレている。
詮索したがりで結構なミーハー。葉月の恋愛事情を真っ先に嗅ぎ付け、ウロチョロするのもこの男である。しかし聞き上手でもあり、相手の心を上手く解きほぐした上で核心をついた一言を放つから侮れない。鬱陶しがっていることが多い葉月も、なんだかんだと恩を感じている相手。
誕生日:10月10日
長所:ポジティブ
短所:絡みがしつこい
☆✴︎☆✴︎☆
ここまでの段階だと人間関係だいぶ安定してきた感じがすると思います。葉月と蓮も相性抜群に見えるかも知れません。
だけど正直、人の心って何十年と一緒に住んでる家族でさえ全て知ることは出来ないんですよね。又、人はいつまでも同じではない。どうしても変わっていく部分があります。
ハッピーエンドを目指して進んでいるストーリーですが、第3章では恋人時代とはまた異なる苦難も書いていきたいと思います。是非見守ってやって下さいませ。
七瀬渚
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