2 / 24
第2話 皇帝
しおりを挟む
い、異世界……!?
俺はオタク系の趣味を持っているので、その手の作品はよく見てはいるのだが、現実にそんな事起こり得るわけ……
でも、正直今の状況が夢というわけなければ、それ以外考えられないような気がする。
「に、兄さん! 異世界、異世界だって!」
普段冷静な青葉が目を輝かせている。
青葉は俺の影響で、オタクっぽい趣味を持っている。
中でも異世界系が大好きなようだ。
「い、異世界って何ぃ……?」
茜は一人不安そうな表情をしている。
茜だけはその手の文化に、一切触れてきて来なかったので、その手の知識は一切なさそうだ。仕方のないことだろう。
「あなた達は、我がアストファス帝国の皇帝、ルシエル・グラトニス陛下の名により、ここに召喚されることになりました。我々は召喚魔法を発動させた魔術師で、私はその指揮を取っている、魔術師長のイーサン・クラークと申します」
皇帝の命令か……
魔術師って、普通に魔法とかあるんだな。
こんな大勢で発動させたと言うことは、結構俺たちを召喚するのには手間がかかっているのかもしれない。
そこまでして俺たちを召喚した理由は……
無難なところだと、魔王とかがいて、そいつを倒すために俺たちを呼んだとか。
ここが本当に魔物とかがいる異世界かどうかは分からないが、仮に戦えとなったら面倒だな。
「何で僕たちを召喚したんですか……!?」
少し興奮気味に青葉が尋ねる。
いつも冷静な我が弟も、自分の好きな異世界に転移したというシチュエーションを前にして、冷静さを保つことは出来ていないようだ。
「それは……」
イーサンは気まずそうな表情を浮かべた。
何やら説明しづらい理由でもあるのだろうか?
「あなた達は、何か特殊な能力を持っていますか?」
イーサンはそう尋ねてきた。
「え、いや、ないですけど」
当たり前だが、俺たち3人は一般庶民だ。
双子はもちろん珍しいが、それだけで別に超能力とかが使えるわけではない。
てか、そんなん異世界に来て与えられたりするもんじゃないのか?
俺の返答を聞いた後イーサンとほかの魔術師達は、気の毒な物を見るような目で俺たちを見てきた。
どういうことだ?
特殊な能力がないとまずかったのか?
てか、青葉の質問に答えてないぞこいつら。
再び理由を聞こうかと思うと、
「皇帝陛下が来られます!」
かなり慌てた様子の女が、そう言いながら部屋に入ってきた。
これを聞いた魔術師達が、慌てて膝を着き首を垂れて平伏した。
「あ、あなた達も早く!」
そう急かされたので、仕方なく俺も平伏をした。
「これ頭下げないと駄目なの~?」
茜が駄々をこねるように言った。
「やんないと何されるか分かんないから、とりあえず下げとけ!」
「わかったよー。何なんだよもー!」
状況を理解できていない茜は、物凄く不満そうに平伏した。
異世界に召喚された主人公が王様とかに失礼な態度を取ったりするというのは、よくあるシチュエーションだが、現実だとそんなことしたら、即殺されるかもしれない。
ここは流石に従っておかないとな。
しばらく同じ体勢のままでいると、カツンカツンと、足音が聞こえてきた。
誰かが入ってきたようだ。皇帝だろうか。
「面を上げよ」
威厳のある低い声が聞こえてきた。
それに従い、魔術師達が頭をあげる。
俺たちも顔を上げた。
2mくらいありそうな大男がいた。
鋭い眼光の男だ。
髪は赤く、瞳も赤い。
髭をかなり生やしている。整えられているので、粗暴な男という印象は受けない。
年齢は30代くらいと、そこまで年寄りではなさそうだ。
背中に、巨大な剣を背負っている。
俺はその男を見ただけで、気圧されてしまった。
その巨体、鋭い眼光。
常に強力な威圧感を全身から放っており、はっきり言ってめちゃくちゃ怖い。
間違いないこの男が皇帝だろう。
魔術師達も皇帝を見て震えていた。
俺たちより皇帝をよく知っている魔術師達が怯えているので、見た目だけでなく中身も怖いのだろう。
「貴様らが異界から召喚されし者か?」
「……は、はい」
物凄く低い声でそう尋ねられた。
俺は情けない声でそう返事をする。
皇帝は俺たちをじっくりと見る。
その鋭い眼光に見られると、全てを見抜かれているような錯覚を覚える。
「……つまらぬな」
俺たちをしばらく見つめた後、皇帝はそう呟いた。
「異界から他者を召喚できると聞いた時は、面白そうだと思いやらせてみたが……見たところ、そこいらにいる普通の人間と何ら変わらんではないか」
がっかりしたような表情で皇帝はいった。
いや、そんながっかりされても……。
仕方ないじゃん。
普通のサラリーマンだぜ俺なんて。
……え? てか、さっき面白そうだから、やらせてみたとか言ってた?
……まさか、特に深い理由はなく、好奇心があったから召喚してみたのか?
そ、そんな馬鹿な。
いくら何でもそんなくだらない理由はないだろ。
世界を救うためだとか、やむ終えない事情があるならともかく。
流石にむかついた。
これは抗議したいが、文句なんて言ったら、どうなるか分からないしな……
「あのー元の世界へ戻して貰えたりは……」
「世の許可なく口を開くなゴミが」
下手に出て頼んだら、心底俺を見下すような表情で、皇帝はそう言ってきた。
は、腹たつ!
何様だこいつは!
……いや、皇帝だったか。
でも、皇帝だからって何でもしていいわけじゃないだろ!
「ふん。世は少し腹が立った。期待させてこの様とはな。そいつらは、"巣"へと放り込んでおけ」
俺たちのことをゴミを見るかのような目で見ながら、皇帝はそう魔術師たちに命令をした。
「"巣"!? し、しかし、それは……」
命令を受け、イーサンは慌て始めた。
どうやら、従うのに抵抗があるようだ。
「何だ? 世の考えに異論でもあるのか?」
皇帝はそう言いながらイーサンを睨んだ。
イーサンは睨まれた瞬間、真っ青な表情を浮かべ、首を垂れながら、
「滅相もございません! 陛下のお言葉通り、この者達は"巣"へと放り込んでまいります」
と言った。
"巣"って何の"巣"何だよ。
イーサンの反応からして、そんな生易しい生物の巣ではないように思える。
「兄さん……何か嫌な予感がする……逃げた方がいい……」
少し怯えたような声で青葉は言った。
「それは俺も同じ意見だが……」
逃げると言ったって、可能か?
相手は数十人いる。
しかも魔術師らしい。
何の力もない俺たちに太刀打ちできる相手じゃない。
「バインド」
イーサンがそう口にすると、白い放つ糸がイーサンの手から放たれ、俺の全身に巻きついてきた。
「ぐっ!?」
完全に縛り上げられ身動きが取れない。
「ちょっ!?」「……っ!?」
茜と青葉も同じように糸で縛り上げられてしまった。
しばられた俺たちを魔術師たちが二人がかりで抱えていく。
「おい! 離せ! どこに連れて行く気だ!」
「悪く思わないでくれ」
イーサンはそう呟いた後、
「そやつらを"巣"へと運べ」
魔術師達へ命令を下した。
俺はオタク系の趣味を持っているので、その手の作品はよく見てはいるのだが、現実にそんな事起こり得るわけ……
でも、正直今の状況が夢というわけなければ、それ以外考えられないような気がする。
「に、兄さん! 異世界、異世界だって!」
普段冷静な青葉が目を輝かせている。
青葉は俺の影響で、オタクっぽい趣味を持っている。
中でも異世界系が大好きなようだ。
「い、異世界って何ぃ……?」
茜は一人不安そうな表情をしている。
茜だけはその手の文化に、一切触れてきて来なかったので、その手の知識は一切なさそうだ。仕方のないことだろう。
「あなた達は、我がアストファス帝国の皇帝、ルシエル・グラトニス陛下の名により、ここに召喚されることになりました。我々は召喚魔法を発動させた魔術師で、私はその指揮を取っている、魔術師長のイーサン・クラークと申します」
皇帝の命令か……
魔術師って、普通に魔法とかあるんだな。
こんな大勢で発動させたと言うことは、結構俺たちを召喚するのには手間がかかっているのかもしれない。
そこまでして俺たちを召喚した理由は……
無難なところだと、魔王とかがいて、そいつを倒すために俺たちを呼んだとか。
ここが本当に魔物とかがいる異世界かどうかは分からないが、仮に戦えとなったら面倒だな。
「何で僕たちを召喚したんですか……!?」
少し興奮気味に青葉が尋ねる。
いつも冷静な我が弟も、自分の好きな異世界に転移したというシチュエーションを前にして、冷静さを保つことは出来ていないようだ。
「それは……」
イーサンは気まずそうな表情を浮かべた。
何やら説明しづらい理由でもあるのだろうか?
「あなた達は、何か特殊な能力を持っていますか?」
イーサンはそう尋ねてきた。
「え、いや、ないですけど」
当たり前だが、俺たち3人は一般庶民だ。
双子はもちろん珍しいが、それだけで別に超能力とかが使えるわけではない。
てか、そんなん異世界に来て与えられたりするもんじゃないのか?
俺の返答を聞いた後イーサンとほかの魔術師達は、気の毒な物を見るような目で俺たちを見てきた。
どういうことだ?
特殊な能力がないとまずかったのか?
てか、青葉の質問に答えてないぞこいつら。
再び理由を聞こうかと思うと、
「皇帝陛下が来られます!」
かなり慌てた様子の女が、そう言いながら部屋に入ってきた。
これを聞いた魔術師達が、慌てて膝を着き首を垂れて平伏した。
「あ、あなた達も早く!」
そう急かされたので、仕方なく俺も平伏をした。
「これ頭下げないと駄目なの~?」
茜が駄々をこねるように言った。
「やんないと何されるか分かんないから、とりあえず下げとけ!」
「わかったよー。何なんだよもー!」
状況を理解できていない茜は、物凄く不満そうに平伏した。
異世界に召喚された主人公が王様とかに失礼な態度を取ったりするというのは、よくあるシチュエーションだが、現実だとそんなことしたら、即殺されるかもしれない。
ここは流石に従っておかないとな。
しばらく同じ体勢のままでいると、カツンカツンと、足音が聞こえてきた。
誰かが入ってきたようだ。皇帝だろうか。
「面を上げよ」
威厳のある低い声が聞こえてきた。
それに従い、魔術師達が頭をあげる。
俺たちも顔を上げた。
2mくらいありそうな大男がいた。
鋭い眼光の男だ。
髪は赤く、瞳も赤い。
髭をかなり生やしている。整えられているので、粗暴な男という印象は受けない。
年齢は30代くらいと、そこまで年寄りではなさそうだ。
背中に、巨大な剣を背負っている。
俺はその男を見ただけで、気圧されてしまった。
その巨体、鋭い眼光。
常に強力な威圧感を全身から放っており、はっきり言ってめちゃくちゃ怖い。
間違いないこの男が皇帝だろう。
魔術師達も皇帝を見て震えていた。
俺たちより皇帝をよく知っている魔術師達が怯えているので、見た目だけでなく中身も怖いのだろう。
「貴様らが異界から召喚されし者か?」
「……は、はい」
物凄く低い声でそう尋ねられた。
俺は情けない声でそう返事をする。
皇帝は俺たちをじっくりと見る。
その鋭い眼光に見られると、全てを見抜かれているような錯覚を覚える。
「……つまらぬな」
俺たちをしばらく見つめた後、皇帝はそう呟いた。
「異界から他者を召喚できると聞いた時は、面白そうだと思いやらせてみたが……見たところ、そこいらにいる普通の人間と何ら変わらんではないか」
がっかりしたような表情で皇帝はいった。
いや、そんながっかりされても……。
仕方ないじゃん。
普通のサラリーマンだぜ俺なんて。
……え? てか、さっき面白そうだから、やらせてみたとか言ってた?
……まさか、特に深い理由はなく、好奇心があったから召喚してみたのか?
そ、そんな馬鹿な。
いくら何でもそんなくだらない理由はないだろ。
世界を救うためだとか、やむ終えない事情があるならともかく。
流石にむかついた。
これは抗議したいが、文句なんて言ったら、どうなるか分からないしな……
「あのー元の世界へ戻して貰えたりは……」
「世の許可なく口を開くなゴミが」
下手に出て頼んだら、心底俺を見下すような表情で、皇帝はそう言ってきた。
は、腹たつ!
何様だこいつは!
……いや、皇帝だったか。
でも、皇帝だからって何でもしていいわけじゃないだろ!
「ふん。世は少し腹が立った。期待させてこの様とはな。そいつらは、"巣"へと放り込んでおけ」
俺たちのことをゴミを見るかのような目で見ながら、皇帝はそう魔術師たちに命令をした。
「"巣"!? し、しかし、それは……」
命令を受け、イーサンは慌て始めた。
どうやら、従うのに抵抗があるようだ。
「何だ? 世の考えに異論でもあるのか?」
皇帝はそう言いながらイーサンを睨んだ。
イーサンは睨まれた瞬間、真っ青な表情を浮かべ、首を垂れながら、
「滅相もございません! 陛下のお言葉通り、この者達は"巣"へと放り込んでまいります」
と言った。
"巣"って何の"巣"何だよ。
イーサンの反応からして、そんな生易しい生物の巣ではないように思える。
「兄さん……何か嫌な予感がする……逃げた方がいい……」
少し怯えたような声で青葉は言った。
「それは俺も同じ意見だが……」
逃げると言ったって、可能か?
相手は数十人いる。
しかも魔術師らしい。
何の力もない俺たちに太刀打ちできる相手じゃない。
「バインド」
イーサンがそう口にすると、白い放つ糸がイーサンの手から放たれ、俺の全身に巻きついてきた。
「ぐっ!?」
完全に縛り上げられ身動きが取れない。
「ちょっ!?」「……っ!?」
茜と青葉も同じように糸で縛り上げられてしまった。
しばられた俺たちを魔術師たちが二人がかりで抱えていく。
「おい! 離せ! どこに連れて行く気だ!」
「悪く思わないでくれ」
イーサンはそう呟いた後、
「そやつらを"巣"へと運べ」
魔術師達へ命令を下した。
10
お気に入りに追加
425
あなたにおすすめの小説
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
異世界のリサイクルガチャスキルで伝説作ります!?~無能領主の開拓記~
AKISIRO
ファンタジー
ガルフ・ライクドは領主である父親の死後、領地を受け継ぐ事になった。
だがそこには問題があり。
まず、食料が枯渇した事、武具がない事、国に税金を納めていない事。冒険者ギルドの怠慢等。建物の老朽化問題。
ガルフは何も知識がない状態で、無能領主として問題を解決しなくてはいけなかった。
この世界の住民は1人につき1つのスキルが与えられる。
ガルフのスキルはリサイクルガチャという意味不明の物で使用方法が分からなかった。
領地が自分の物になった事で、いらないものをどう処理しようかと考えた時、リサイクルガチャが発動する。
それは、物をリサイクルしてガチャ券を得るという物だ。
ガチャからはS・A・B・C・Dランクの種類が。
武器、道具、アイテム、食料、人間、モンスター等々が出現していき。それ等を利用して、領地の再開拓を始めるのだが。
隣の領地の侵略、魔王軍の活性化等、問題が発生し。
ガルフの苦難は続いていき。
武器を握ると性格に問題が発生するガルフ。
馬鹿にされて育った領主の息子の復讐劇が開幕する。
※他サイト様にても投稿しています。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
死霊術士が暴れたり建国したりするお話
白斎
ファンタジー
おっさんが異世界にとばされてネクロマンサーになり、聖女と戦ったり、勇者と戦ったり、魔王と戦ったり、建国したりするお話です。
ヒロイン登場は遅めです。
ライバルは錬金術師です。
少しでも面白いと思ってくださった方は、いいねいただけると嬉しいです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
暇だったので、なんとなくダンジョン行ってみた
himahima
ファンタジー
勢いで会社を辞めたおばさんは暇だった。
なんもかんも嫌になって仕事を辞めたが、目標も気力もない自堕落な生活をおくっていた。
ある日、テレビに映る探検者なるキラキラした若者達を観てなんとなく近所のダンジョンに行ったことから、第二の人生がはじまる。
★初めてのファンタジー投稿です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる