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三十五話目 決着
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俺が決闘場に来たとき、バラシアがバグダムドに顔を掴まれてピンチに陥っていた。
あれ? 良く見るとバラシアが違う所に転がっている。
そういえば、妹が来たとか言ってたな。どっちかが妹か。
転がっているほうの近くに杖が転がっているから、こっちがバラシアだな。
で、今掴まれている奴が妹と。
妹なら死んでもいいけど、とりあえずバグダムド攻撃しとくか。
俺はバグダムドの腹の辺りを蹴った。
「ぐは!」
俺が蹴ったらバグダムドは少し吹き飛ぶ。
その衝撃で、バラシア妹を落とした。
「あ、あなたは?」
「えーと、バラシアの妹さん? すげー怪我してるね。死にたくないなら、動かないほうがいいぞ」
俺はそう忠告した。
「なんだお前は」
バグダムドは立ち上がり、俺を睨んでくる。
「えーと、昨日あったと思うが。ペレス・ギャントルだ」
「……昨日の雑魚か」
「雑魚ではないがな。あれは油断していたんだ」
「確かに雑魚ではなさそうだな。さっきの一撃は少しだけ効いたぞ。だが俺様を倒すには全然足りん」
結構強く蹴ったんだけどな。結構平気そうにしている。
こいつ結構硬てーんだな。
バグダムドは剣を振りかぶり俺に斬りかかってくる。
俺は攻撃をかわす。うん、やっぱり速さはたいした事ないな。
そのまま顔を殴る。直後に腹を蹴る。3発ほど連続して同じ所を蹴る。
「ぐ、ああ! てめー!」
バグダムドはがむしゃらに剣を振るう。
俺は、すべて軽快に避ける避ける。避けると同時にバグダムドに一発蹴りを入れたり、パンチを入れたりする。
「クソがちょこまかと動きやがって!」
このまま攻撃をし続けても埒が明かないと思ったバグダムドは、俺から距離を取った。
「おかしいな。結構攻撃したのにピンピンしてる」
奴は少し息を切らしていたが、それは何度も攻撃したから疲労が溜まっただけみたいで、俺の攻撃自体はそこまで効いていないように見える。
「お前のへぼい攻撃なんざ、少し痛いだけですぐ回復するんだよ。実質ノーダメージだ」
なんと、軽い自己再生能力を持っているみたいで、軽度なダメージはすぐ回復してしまうみたいだ。
しかし、俺のパンチとキックで軽度なダメージしか受けないとは、こいつやっぱかなり硬いな。
……まあ俺自身が長いブランクでなまっているってのも、原因としてあるかもしれないがな。
仕方ない魔法を使うか。俺は肉弾戦より魔法使ったほうが断然強いからな。
「全力で行ってやる! 死ね!」
バグダムドが叫びながら、攻撃してきた。
今度は結構速い。でも避けられないまでの速度ではない。
俺は回避する。
回避しながら魔法を使う。
「ミスリルハンド」
俺がそう唱えた瞬間、巨大な白い金属の手が出現し、バグダムドを思いっきり殴る。
かなりの速さで腕は飛んでいき、バグダムドに直撃。バグダムドは凄い勢いで吹き飛んでいった。
ミスリルは世界で一番硬度の高い金属だ。魔法で製造しようと思ったら、1キロ作るだけで、平均的な魔法使いが1度の人生で使用する魔力と同量の魔力が必要となってくる。
大きな手など普通は作れないのだが、俺は莫大な魔力を持っているから可能だった。
「ガハ……な、何だ今のは……」
まだ生きているのか。マジで硬いな。ミスリルをあの速度でぶつけられたら、粉々になるもんだけどな。
でも、だいぶダメージを受けているみたいだ。
次で決めるか。
「サウザンド・ミスリルハンド」
俺は魔法を唱える。物凄い数のミスリルハンドが発生した。
ちなみにサウザンドと言ったが千個はない。百もないかもしれない。だいぶ鯖を読んでいる。
こういうのは気分の問題だからいいんだ。
大量のミスリルハンドを見たバグダムドは顔を青ざめさせる。
さすがにこれは不味いと思ったのだろう。
「さーて終わりにするか」
「ま、待て!」
バグダムドの静止の声も聞かずに、俺はミスリルハンドを放つ。
避けるのに徹したバグダムドはさすがに避けることが出来るようだ。
しかし、それも長くは続かない。
20回目のパンチが直撃する。
当たった瞬間、動けなくなりバグダムドは震えながら地に伏す。
俺は一切情け容赦をかけず、次々とミスリルハンドで殴り続け、だいたい60回くらい殴った。
もういいだろうなと思ってやめる。
「よーし、さすがに死んだかー」
地面に血塗れで伏しているバグダムドがいた。
腕や手やあらぬ方向に向いており、顔は血で染まっている。
少しピクピクと小刻みに動いているから、まだ完全に死んでいないだろうが時間の問題だろう。
でも生きていたら面倒そうだから、俺は顔をミスリルハンドで叩き潰して息の根を止めた。
「これでよしと」
バグダムドを退治する事に成功した。
あれ? 良く見るとバラシアが違う所に転がっている。
そういえば、妹が来たとか言ってたな。どっちかが妹か。
転がっているほうの近くに杖が転がっているから、こっちがバラシアだな。
で、今掴まれている奴が妹と。
妹なら死んでもいいけど、とりあえずバグダムド攻撃しとくか。
俺はバグダムドの腹の辺りを蹴った。
「ぐは!」
俺が蹴ったらバグダムドは少し吹き飛ぶ。
その衝撃で、バラシア妹を落とした。
「あ、あなたは?」
「えーと、バラシアの妹さん? すげー怪我してるね。死にたくないなら、動かないほうがいいぞ」
俺はそう忠告した。
「なんだお前は」
バグダムドは立ち上がり、俺を睨んでくる。
「えーと、昨日あったと思うが。ペレス・ギャントルだ」
「……昨日の雑魚か」
「雑魚ではないがな。あれは油断していたんだ」
「確かに雑魚ではなさそうだな。さっきの一撃は少しだけ効いたぞ。だが俺様を倒すには全然足りん」
結構強く蹴ったんだけどな。結構平気そうにしている。
こいつ結構硬てーんだな。
バグダムドは剣を振りかぶり俺に斬りかかってくる。
俺は攻撃をかわす。うん、やっぱり速さはたいした事ないな。
そのまま顔を殴る。直後に腹を蹴る。3発ほど連続して同じ所を蹴る。
「ぐ、ああ! てめー!」
バグダムドはがむしゃらに剣を振るう。
俺は、すべて軽快に避ける避ける。避けると同時にバグダムドに一発蹴りを入れたり、パンチを入れたりする。
「クソがちょこまかと動きやがって!」
このまま攻撃をし続けても埒が明かないと思ったバグダムドは、俺から距離を取った。
「おかしいな。結構攻撃したのにピンピンしてる」
奴は少し息を切らしていたが、それは何度も攻撃したから疲労が溜まっただけみたいで、俺の攻撃自体はそこまで効いていないように見える。
「お前のへぼい攻撃なんざ、少し痛いだけですぐ回復するんだよ。実質ノーダメージだ」
なんと、軽い自己再生能力を持っているみたいで、軽度なダメージはすぐ回復してしまうみたいだ。
しかし、俺のパンチとキックで軽度なダメージしか受けないとは、こいつやっぱかなり硬いな。
……まあ俺自身が長いブランクでなまっているってのも、原因としてあるかもしれないがな。
仕方ない魔法を使うか。俺は肉弾戦より魔法使ったほうが断然強いからな。
「全力で行ってやる! 死ね!」
バグダムドが叫びながら、攻撃してきた。
今度は結構速い。でも避けられないまでの速度ではない。
俺は回避する。
回避しながら魔法を使う。
「ミスリルハンド」
俺がそう唱えた瞬間、巨大な白い金属の手が出現し、バグダムドを思いっきり殴る。
かなりの速さで腕は飛んでいき、バグダムドに直撃。バグダムドは凄い勢いで吹き飛んでいった。
ミスリルは世界で一番硬度の高い金属だ。魔法で製造しようと思ったら、1キロ作るだけで、平均的な魔法使いが1度の人生で使用する魔力と同量の魔力が必要となってくる。
大きな手など普通は作れないのだが、俺は莫大な魔力を持っているから可能だった。
「ガハ……な、何だ今のは……」
まだ生きているのか。マジで硬いな。ミスリルをあの速度でぶつけられたら、粉々になるもんだけどな。
でも、だいぶダメージを受けているみたいだ。
次で決めるか。
「サウザンド・ミスリルハンド」
俺は魔法を唱える。物凄い数のミスリルハンドが発生した。
ちなみにサウザンドと言ったが千個はない。百もないかもしれない。だいぶ鯖を読んでいる。
こういうのは気分の問題だからいいんだ。
大量のミスリルハンドを見たバグダムドは顔を青ざめさせる。
さすがにこれは不味いと思ったのだろう。
「さーて終わりにするか」
「ま、待て!」
バグダムドの静止の声も聞かずに、俺はミスリルハンドを放つ。
避けるのに徹したバグダムドはさすがに避けることが出来るようだ。
しかし、それも長くは続かない。
20回目のパンチが直撃する。
当たった瞬間、動けなくなりバグダムドは震えながら地に伏す。
俺は一切情け容赦をかけず、次々とミスリルハンドで殴り続け、だいたい60回くらい殴った。
もういいだろうなと思ってやめる。
「よーし、さすがに死んだかー」
地面に血塗れで伏しているバグダムドがいた。
腕や手やあらぬ方向に向いており、顔は血で染まっている。
少しピクピクと小刻みに動いているから、まだ完全に死んでいないだろうが時間の問題だろう。
でも生きていたら面倒そうだから、俺は顔をミスリルハンドで叩き潰して息の根を止めた。
「これでよしと」
バグダムドを退治する事に成功した。
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