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曙菫
6 お味噌汁
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「おかえり。琥珀」
僕が家に帰ると、ままが出迎えてくれた。
両の手には木製の皿を持っていて、上に白ご飯と、おひたし。それに、家庭菜園で育てたトマトが添えられていて、その横には、鯖の蒲焼き。
今日も、ままが作るご飯はとてもおいしそう。
建付けの悪い扉を閉めて、履き慣れて潰れてしまった靴を脱ぐ。
「た、ぁいま」
家の中は入ってすぐに台所があり、左側にお風呂とトイレ。そこからまっすぐ行った場所がリビングで、それだけ。
でも、ままと二人きりで住むにはそれで十分だ。
「ご飯出来てるから」
ままはそれだけ言うと皿を持ってリビングに向かった。僕もつられるように後ろについて、座卓の奥側に破けてしまっている座布団を敷く。
ランドセルを下ろすと、今までの肩の荷が全て落ちたようにほっと息づいた。
ままは忙しなく動いて、コップやら箸やらを取りに、台所へと戻っていた。
僕は手を洗ってランドセルから勉強道具や何やらを取りだして明日の準備をする。
明日、は...図工がある。この前のお花の続き、かけるかな。
「食べよ」
そう言われ、座卓に乗ったご飯に目を向ける。いつの間にかご飯の準備が出来ていたらしく、ランドセルのフタを閉めて座布団に座った。
ご飯と市販のおひたしと鯖。それから、
「今日は仕事休みだったから、お味噌汁作ってみたの。久しぶりでしょう。」
お椀から湯気がもくもくと漂う。味噌の匂いが部屋を満たして、ほっとするような暖かい香りが僕を包んだ。
わかめと、おとうふ。
給食ででたとき、すごく美味しかったのを覚えてる。
それに、ままがお味噌汁を作ってくれたのは一年以上前だった気がする。そのくらい久々で、ぼくは目を輝かせた。
「おいしい」
食べていないけど、見ただけで分かる。すごく美味しそう。学校給食よりも、ままが作ったものの方が、ずっと。
「まだ食べてないでしょう。ほら、手合わせて。いただきます」
「いただきます」
二人で手を合わせて、黙々と食べ始めた。
僕は箸よりもさきに、お味噌汁の入ったお椀を一番に取り、それを傾け、喉をこく、と鳴らす。途端、お腹が暖かさで覆い被さるような感じがする。
ほっ、と息を吐いて、今度は箸を手に取り、わかめとお豆腐を掴んだ。
ふわふわで潰れてしまいそうなお豆腐を口の中に入れ、もぐもぐと咀嚼する。
ただ、咀嚼するのもすぐで、ほろほろと溶けるように、おとうふは喉を通った。
......すごく、美味しい。
僕はいつの間にかどんどん食べ進めていて、気づいたらお椀が空になっていた。
「ご飯とかも交互に食べないと行儀悪いでしょ。......おかわりは?」
即座に首を縦に振ると、ままは僕のお椀を持って台所へ向かった。
ままも、僕と同じであまり話さない人だ。ままと僕の話さないは少し違っているけれど。
淡々としていて、どこか素っ気ない。でも、すごく優しい。
これからも、ままと二人だけでいい。
僕は、部屋の端に佇む仏壇をなんとなく眺めた。
中の写真立てに映った、僕そっくりの男の人。その人は片手に小さい僕を抱きしめて、もう片方でピースして、顔いっぱいに笑顔を咲かせている。
胸元の琥珀のネックレスが写真越しに存在を主張する。すぐ側の線香の煙は場違いなくらいで、その表情に合っていなかった。
「ほら、おかわり」
そう言われて、視線を座卓に戻す。
「あ、いがと」
熱を持ったお椀を手に取り、お味噌汁に映った僕を見つめた。
ぱぱそっくりな顔。目元の下のほくろの位置でさえも同じ。ただ、ゆらゆらと揺れる水面に映った表情はぱぱとは真逆で。
「......会いたいね」
ままはそう呟いて、お味噌汁を口に含んで影に顔を隠した。
胸元に光る琥珀がきらりと輝いた気がした。
夜、リビングに敷布団を敷いて、中に潜った琥珀は小さく寝息を立てて、少し寒いのか身体を小さく丸めている。
掛け布団の上からとん、とん、と規則正しく手を動かしながら眠りに耽ける琥珀を眺めた。
目元のほくろも、優しげに垂れた眉も、頬がふくふくしているところも、何もかもあの人そっくりで、辛い記憶を彷彿させる。
「ほんと、...パパそっくりね」
そう呟いた言葉は、真っ暗闇に吸い込まれるようにして消えていく。
仏壇の方を眺めると、火の消えた線香が怪しげに存在を主張して、もう会えないのだと現実を突きつけてきた。
「.......もう、...生きていけないかも」
そう呟いて、私もだんだんと微睡んで来て、琥珀と隣の布団に体を潜らせた。
安かったから買った薄い毛布だとやっぱり寒くて、琥珀を抱きしめるようにして暖を取る。
あぁ...あったかい。
私の仕事は殆ど雑用で、給料なんて雀の涙。昇進しようと努力しているが、周りがそれを許さない。
あの人は、気味悪い子供の母親だから。
そう、影で話していたのを聞いたとき、私は話していた人を殴ってしまい、部署異動と減給されてしまった。
ただ、後悔をしていないかと聞かれれば、嘘になる。
琥珀を育てていくためには、お金が必要だから。
私があの時感情を抑えていれば、琥珀にこんな貧乏な生活をさせることなんてなかった。
元々私は仕事ができる方で、事情もあってかクビにならずに済んだけど、それでも給料は半減し、人を殴った奴だと嫌煙され仕事環境は劣悪。
このままじゃ琥珀を育てて行けないとわかっている。それでも、転職や、環境改善にはリスクが高すぎて手を出すことが出来ない。
今はパパが亡くなった時に残ったお金で生活していると言っても過言ではない。もし、それが底を尽きたら、琥珀を育てていけない。
それに、最近では手を染めて、借金をしてしまっている。このままでは借金が増えていくばかりで琥珀を守ることが出来ない。
将来、琥珀が借金を肩代わりする生活を送っていくのは絶対に嫌。
琥珀には、素敵な恋人と出会って、幸せな生活を送って、借金と関わりのない、華のある人生を送って欲しい。
でも、今の状態では、それは難しいかもしれない。
私のせいで、琥珀の人生が台無しになってしまうかもしれない。
私一人で育てると、パパに誓ったのに。
琥珀は話すことがあまり得意ではない。声を思っとおりに出すことが出来ない。だから、学校でも上手くいっていないのだろう。未だに友達が出来たと言われたことがない。
琥珀のことも、考えなきゃ行けないのに。
「......琥珀の宝石....売るしか、ないかな.......」
首につけている、琥珀の宝石をぎゅっと握る。この宝石は誕生日にパパから貰ったもので、琥珀の名前のもととなったものでもある。
これだけは、売りたくなんてなかった。
「...琥珀、......」
視界がだんだんと暗に染まる。冷たい水が頬を伝い、次から次へと流れるものは関を切って止まることを知らなかった。
「....ごめんね。」
僕が家に帰ると、ままが出迎えてくれた。
両の手には木製の皿を持っていて、上に白ご飯と、おひたし。それに、家庭菜園で育てたトマトが添えられていて、その横には、鯖の蒲焼き。
今日も、ままが作るご飯はとてもおいしそう。
建付けの悪い扉を閉めて、履き慣れて潰れてしまった靴を脱ぐ。
「た、ぁいま」
家の中は入ってすぐに台所があり、左側にお風呂とトイレ。そこからまっすぐ行った場所がリビングで、それだけ。
でも、ままと二人きりで住むにはそれで十分だ。
「ご飯出来てるから」
ままはそれだけ言うと皿を持ってリビングに向かった。僕もつられるように後ろについて、座卓の奥側に破けてしまっている座布団を敷く。
ランドセルを下ろすと、今までの肩の荷が全て落ちたようにほっと息づいた。
ままは忙しなく動いて、コップやら箸やらを取りに、台所へと戻っていた。
僕は手を洗ってランドセルから勉強道具や何やらを取りだして明日の準備をする。
明日、は...図工がある。この前のお花の続き、かけるかな。
「食べよ」
そう言われ、座卓に乗ったご飯に目を向ける。いつの間にかご飯の準備が出来ていたらしく、ランドセルのフタを閉めて座布団に座った。
ご飯と市販のおひたしと鯖。それから、
「今日は仕事休みだったから、お味噌汁作ってみたの。久しぶりでしょう。」
お椀から湯気がもくもくと漂う。味噌の匂いが部屋を満たして、ほっとするような暖かい香りが僕を包んだ。
わかめと、おとうふ。
給食ででたとき、すごく美味しかったのを覚えてる。
それに、ままがお味噌汁を作ってくれたのは一年以上前だった気がする。そのくらい久々で、ぼくは目を輝かせた。
「おいしい」
食べていないけど、見ただけで分かる。すごく美味しそう。学校給食よりも、ままが作ったものの方が、ずっと。
「まだ食べてないでしょう。ほら、手合わせて。いただきます」
「いただきます」
二人で手を合わせて、黙々と食べ始めた。
僕は箸よりもさきに、お味噌汁の入ったお椀を一番に取り、それを傾け、喉をこく、と鳴らす。途端、お腹が暖かさで覆い被さるような感じがする。
ほっ、と息を吐いて、今度は箸を手に取り、わかめとお豆腐を掴んだ。
ふわふわで潰れてしまいそうなお豆腐を口の中に入れ、もぐもぐと咀嚼する。
ただ、咀嚼するのもすぐで、ほろほろと溶けるように、おとうふは喉を通った。
......すごく、美味しい。
僕はいつの間にかどんどん食べ進めていて、気づいたらお椀が空になっていた。
「ご飯とかも交互に食べないと行儀悪いでしょ。......おかわりは?」
即座に首を縦に振ると、ままは僕のお椀を持って台所へ向かった。
ままも、僕と同じであまり話さない人だ。ままと僕の話さないは少し違っているけれど。
淡々としていて、どこか素っ気ない。でも、すごく優しい。
これからも、ままと二人だけでいい。
僕は、部屋の端に佇む仏壇をなんとなく眺めた。
中の写真立てに映った、僕そっくりの男の人。その人は片手に小さい僕を抱きしめて、もう片方でピースして、顔いっぱいに笑顔を咲かせている。
胸元の琥珀のネックレスが写真越しに存在を主張する。すぐ側の線香の煙は場違いなくらいで、その表情に合っていなかった。
「ほら、おかわり」
そう言われて、視線を座卓に戻す。
「あ、いがと」
熱を持ったお椀を手に取り、お味噌汁に映った僕を見つめた。
ぱぱそっくりな顔。目元の下のほくろの位置でさえも同じ。ただ、ゆらゆらと揺れる水面に映った表情はぱぱとは真逆で。
「......会いたいね」
ままはそう呟いて、お味噌汁を口に含んで影に顔を隠した。
胸元に光る琥珀がきらりと輝いた気がした。
夜、リビングに敷布団を敷いて、中に潜った琥珀は小さく寝息を立てて、少し寒いのか身体を小さく丸めている。
掛け布団の上からとん、とん、と規則正しく手を動かしながら眠りに耽ける琥珀を眺めた。
目元のほくろも、優しげに垂れた眉も、頬がふくふくしているところも、何もかもあの人そっくりで、辛い記憶を彷彿させる。
「ほんと、...パパそっくりね」
そう呟いた言葉は、真っ暗闇に吸い込まれるようにして消えていく。
仏壇の方を眺めると、火の消えた線香が怪しげに存在を主張して、もう会えないのだと現実を突きつけてきた。
「.......もう、...生きていけないかも」
そう呟いて、私もだんだんと微睡んで来て、琥珀と隣の布団に体を潜らせた。
安かったから買った薄い毛布だとやっぱり寒くて、琥珀を抱きしめるようにして暖を取る。
あぁ...あったかい。
私の仕事は殆ど雑用で、給料なんて雀の涙。昇進しようと努力しているが、周りがそれを許さない。
あの人は、気味悪い子供の母親だから。
そう、影で話していたのを聞いたとき、私は話していた人を殴ってしまい、部署異動と減給されてしまった。
ただ、後悔をしていないかと聞かれれば、嘘になる。
琥珀を育てていくためには、お金が必要だから。
私があの時感情を抑えていれば、琥珀にこんな貧乏な生活をさせることなんてなかった。
元々私は仕事ができる方で、事情もあってかクビにならずに済んだけど、それでも給料は半減し、人を殴った奴だと嫌煙され仕事環境は劣悪。
このままじゃ琥珀を育てて行けないとわかっている。それでも、転職や、環境改善にはリスクが高すぎて手を出すことが出来ない。
今はパパが亡くなった時に残ったお金で生活していると言っても過言ではない。もし、それが底を尽きたら、琥珀を育てていけない。
それに、最近では手を染めて、借金をしてしまっている。このままでは借金が増えていくばかりで琥珀を守ることが出来ない。
将来、琥珀が借金を肩代わりする生活を送っていくのは絶対に嫌。
琥珀には、素敵な恋人と出会って、幸せな生活を送って、借金と関わりのない、華のある人生を送って欲しい。
でも、今の状態では、それは難しいかもしれない。
私のせいで、琥珀の人生が台無しになってしまうかもしれない。
私一人で育てると、パパに誓ったのに。
琥珀は話すことがあまり得意ではない。声を思っとおりに出すことが出来ない。だから、学校でも上手くいっていないのだろう。未だに友達が出来たと言われたことがない。
琥珀のことも、考えなきゃ行けないのに。
「......琥珀の宝石....売るしか、ないかな.......」
首につけている、琥珀の宝石をぎゅっと握る。この宝石は誕生日にパパから貰ったもので、琥珀の名前のもととなったものでもある。
これだけは、売りたくなんてなかった。
「...琥珀、......」
視界がだんだんと暗に染まる。冷たい水が頬を伝い、次から次へと流れるものは関を切って止まることを知らなかった。
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