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第1章 執着逆ハーに備えて
1. いまいち喜べない
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――どうせなら、バトルもののRPGに転生したかった。
わたし、ローズ・アメリア、12歳。
どうやらわたしは乙女ゲームのヒロインとして転生してしまったらしい。
思い出したのはつい先ほど。朝食を食べて自室に戻ってきた帰り道、小さな段差に躓いて派手にこけたことがきっかけだ。ため息まじりに鏡を覗き込めば、薔薇の名に相応しいローズピンクのゆるふわウェーブの髪と瞳を持つ美少女が写っている。正直、めっちゃ可愛い。
乙女ゲームに転生するなんて、嬉しいことなのかもしれない。素敵な王子様と恋したい! とか喜ぶところなんだろうけど……いまいち喜べない。わたしが乙女ゲームとは無縁の生活を送っていたバトルゲーム好きな大学生だった、というのもあるけれど。これは姉がやっていたもので、それを見てわたしはよく顔を顰めてしまっていた。
このゲームは、攻略対象たちがすごい執着してくるタイプの逆ハーレムものだから。
ただでさえ恋愛スキルのないわたしが逆ハーなんて手に負えるわけない。執着がどれほどのものかはわからないけれど、もし拉致られてしまったり死ぬ可能性があったりしたら怖い。
「はあーあ。魔法とか剣とか敵を倒すとか、そういう要素って全くのゼロなのかなあ」
こんなわけの分からない乙女ゲームのヒロインなんかより、わたしはオシャレな冒険服とかを着てかっこよくて可愛い仲間たちと敵をばっさばっさなぎ倒したいのに。魔法を使ってごっつい杖で炎や雷を撃ちたいのに。
わたしは半ば無意識に床でしゅたしゅたと動き始めた。やってることはほぼ反復横跳びだけど、絶賛中二の病を患っていたわたしは『敵の矢を避ける訓練!』と称していた気がする。
「ローズ、お茶を持ってきたけど……」
ドアを開けた美少年とバッチリ目があった。美少年はちょっと申し訳なさそうにドアを閉める。
思わず静止したわたしだったけど、彼は素知らぬふりでもう一度ドアを開けた。記憶を消去してきたかのような完璧な笑顔。思わず眩しさに「うぇっ」と変な声が出てしまった。
わたしとは真反対の淡い水色の髪と瞳の彼は、ナイン・アメリア。わたしの義兄である。
わたしは5歳の頃、家が没落してしまい遠い親戚であるアメリア伯爵家に引き取られていた。なんともヒロインらしい設定だ。
そしてたぶん、彼は攻略対象だ。
攻略対象でなければ、わざわざ義兄という属性を付与する必要性なんてない。もし彼が妹の恋を応援するただのサブキャラなら、制作者は家族関係を拗れさせたい変人に違いない。
それに……齢12の妹に向ける類の微笑みじゃない。
つまりわたしはいずれこのイケメンに変に執着されてしまう日がくる可能性がある、というわけで(なんならもう好かれているのかもしれないが)。
「何かしていたの? いや、僕はローズがたとえ変な動きをしていようが構わないけどね」
「ああ、矢を避ける訓練を」
「え、矢……?」
「あ、いえ、食後の運動? を少し……」
普通に口が滑った。わたしは若干びくつきながらも少し探ってみることにした。
「おにいさま。この国って魔法や剣術を学ぶとかそういったものはないのですか?」
ないよ、と言われたら大人しく諦めて逆ハーから逃げるに徹しようと思っていたわたしだったけどナインはきょとんとしている。
「どうしたの。ああ、でもローズはまだ学園に通っていないから知らなくても仕方ないか。僕が通うハイドレンジア学園はこの国で唯一魔法を学べる学園なんだよ」
ハイドレンジア学園ってたぶん乙女ゲームの舞台だ。14歳の兄は去年からその学園の中等部に通っている。
「そうでした。おにいさまは魔法にも剣術にも長けているのでしたわ。わたしったら、ちょっと寝ぼけているみたいで」
はは、と笑いつつわたしは内心ガッツポーズをしていた。
魔法も剣もあるということは、前世のわたしがしたいこともできるし逆ハーから身を守ることもできる。乙女ゲームのヒロインの年齢は15、6だと相場が決まっているからそれまでまだ時間もある。
それに、ヒロインといえど自分よりも強い女のことなんてイケメンたちだって好きにならないはず。なんて一石二鳥なんだ。
不安そうにわたしを眺めるナインにヒロインスマイルをかました。
「おにいさまはいつも剣術の訓練をなさってましたよね?」
「そうだけど……?」
「おにいさまの訓練、わたしも参加してもいいですか?」
兄の剣のお稽古に参加したわたしは散々駄々をこねて剣に触らせてもらったけれど、予想以上の重さにふらついてしまい持ったまま歩くことが出来なかった。ナインには「やっぱりローズのような可愛い女の子には難しいんじゃないかな」と言われた。たぶん、これで諦めると思っていたのだろう。
しかめっ面を解除してヒロインスマイルを装備。わたしは兄が休憩しに行ったのを見計らって剣術の先生に声をかけた。
「あの、わたしも剣のお稽古がしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」
ここぞとばかりに目を煌めかせれば、先生は庇護欲あたりを刺激されたのかかがみ込んで目線を合わせてくれた。
「剣を持つためには、まずは体力をつけることと、それから体幹が大事です。ローズお嬢さまは華奢でいらっしゃいますから、大変かもしれませんが……努力を怠らなければすぐに剣を持てるでしょう」
ふむ。とりあえず今日この後から基礎体力をつける特訓をしないとね。わたしはヒロインだし、無限のポテンシャル秘めてるだろうし、たぶんイケる。
「剣を持てるようになったら、私ではなくて訓練場の先生に教えてもらったらいいですよ。女の子も多くはないですがいますし、初心者も多いのでローズお嬢さまも安心できるでしょう」
「分かりました。ありがとうございます」
わたしはペコリと頭を下げて室内に戻っていく。休憩から戻ってきた兄に「もういいの?」と尋ねられたけど、ひとまず「今日のところは」と伝えた。
次にわたしは家にある書庫に走った。
普段わたしは入ってすぐのところにある物語しか読まなかったけど、今日からは奥にある分厚い本も読むつもりだ。
ひとまず魔法書や歴史書、薬草学から政治学に至るまで分厚い本を取る。表紙が良い感じにアンティークでRPGっぽくて興奮した。
前が見えないレベルでよいしょよいしょと運んでいると、それを見かけた父が感動のあまり泣いていた。親バカだ。
就寝前、自室で軽く腹筋を鍛えた。前世では身体は硬かったから、柔らかいのが嬉しい。これならすぐに筋肉もつきそうだ。わたしは平均台みたいな細い台を持ってくると、その上に片足で立った。ふらつきはしたけどすぐに安定した。あ、これ某お菓子メーカーのパッケージみたいだ……両手を上にあげて、爽やかな笑みを浮かべてみる。
「ローズ、明日のことなんだけれどね……」
ドアが開いて、母とガッツリ見つめあった。母は「疲れてるのかしら」とドアを閉めた。なにこれ、デジャヴかな?
少ししてもう一度ドアが開いた。一瞬で平均台を片付けて腰掛けて本を読んでいたわたしを見て母は「やっぱり夢ね」と呟く。
「あのね、明日はお友達のお家に一緒に行きましょ。ジルくんのこと覚えてるかしら? 昔何度か会っていると思うのだけれど……」
ジル……ううん、思い出せない。
それとなくどのくらい会ったのかと聞いたら「3、4回」と言われた。まあ、印象に残らないほどの男子だったということだろう。前世のわたしも小学校の頃の記憶なんてほぼなかったし。正直魔法書を読み耽りたかったけれど、どうやら彼のお家はお菓子のセンスがいいらしい。行く。
こうしておいしいお菓子を食べに行ったわたしだったけれど、自分の――ヒロインの記憶力の無さを呪うこととなる。
わたし、ローズ・アメリア、12歳。
どうやらわたしは乙女ゲームのヒロインとして転生してしまったらしい。
思い出したのはつい先ほど。朝食を食べて自室に戻ってきた帰り道、小さな段差に躓いて派手にこけたことがきっかけだ。ため息まじりに鏡を覗き込めば、薔薇の名に相応しいローズピンクのゆるふわウェーブの髪と瞳を持つ美少女が写っている。正直、めっちゃ可愛い。
乙女ゲームに転生するなんて、嬉しいことなのかもしれない。素敵な王子様と恋したい! とか喜ぶところなんだろうけど……いまいち喜べない。わたしが乙女ゲームとは無縁の生活を送っていたバトルゲーム好きな大学生だった、というのもあるけれど。これは姉がやっていたもので、それを見てわたしはよく顔を顰めてしまっていた。
このゲームは、攻略対象たちがすごい執着してくるタイプの逆ハーレムものだから。
ただでさえ恋愛スキルのないわたしが逆ハーなんて手に負えるわけない。執着がどれほどのものかはわからないけれど、もし拉致られてしまったり死ぬ可能性があったりしたら怖い。
「はあーあ。魔法とか剣とか敵を倒すとか、そういう要素って全くのゼロなのかなあ」
こんなわけの分からない乙女ゲームのヒロインなんかより、わたしはオシャレな冒険服とかを着てかっこよくて可愛い仲間たちと敵をばっさばっさなぎ倒したいのに。魔法を使ってごっつい杖で炎や雷を撃ちたいのに。
わたしは半ば無意識に床でしゅたしゅたと動き始めた。やってることはほぼ反復横跳びだけど、絶賛中二の病を患っていたわたしは『敵の矢を避ける訓練!』と称していた気がする。
「ローズ、お茶を持ってきたけど……」
ドアを開けた美少年とバッチリ目があった。美少年はちょっと申し訳なさそうにドアを閉める。
思わず静止したわたしだったけど、彼は素知らぬふりでもう一度ドアを開けた。記憶を消去してきたかのような完璧な笑顔。思わず眩しさに「うぇっ」と変な声が出てしまった。
わたしとは真反対の淡い水色の髪と瞳の彼は、ナイン・アメリア。わたしの義兄である。
わたしは5歳の頃、家が没落してしまい遠い親戚であるアメリア伯爵家に引き取られていた。なんともヒロインらしい設定だ。
そしてたぶん、彼は攻略対象だ。
攻略対象でなければ、わざわざ義兄という属性を付与する必要性なんてない。もし彼が妹の恋を応援するただのサブキャラなら、制作者は家族関係を拗れさせたい変人に違いない。
それに……齢12の妹に向ける類の微笑みじゃない。
つまりわたしはいずれこのイケメンに変に執着されてしまう日がくる可能性がある、というわけで(なんならもう好かれているのかもしれないが)。
「何かしていたの? いや、僕はローズがたとえ変な動きをしていようが構わないけどね」
「ああ、矢を避ける訓練を」
「え、矢……?」
「あ、いえ、食後の運動? を少し……」
普通に口が滑った。わたしは若干びくつきながらも少し探ってみることにした。
「おにいさま。この国って魔法や剣術を学ぶとかそういったものはないのですか?」
ないよ、と言われたら大人しく諦めて逆ハーから逃げるに徹しようと思っていたわたしだったけどナインはきょとんとしている。
「どうしたの。ああ、でもローズはまだ学園に通っていないから知らなくても仕方ないか。僕が通うハイドレンジア学園はこの国で唯一魔法を学べる学園なんだよ」
ハイドレンジア学園ってたぶん乙女ゲームの舞台だ。14歳の兄は去年からその学園の中等部に通っている。
「そうでした。おにいさまは魔法にも剣術にも長けているのでしたわ。わたしったら、ちょっと寝ぼけているみたいで」
はは、と笑いつつわたしは内心ガッツポーズをしていた。
魔法も剣もあるということは、前世のわたしがしたいこともできるし逆ハーから身を守ることもできる。乙女ゲームのヒロインの年齢は15、6だと相場が決まっているからそれまでまだ時間もある。
それに、ヒロインといえど自分よりも強い女のことなんてイケメンたちだって好きにならないはず。なんて一石二鳥なんだ。
不安そうにわたしを眺めるナインにヒロインスマイルをかました。
「おにいさまはいつも剣術の訓練をなさってましたよね?」
「そうだけど……?」
「おにいさまの訓練、わたしも参加してもいいですか?」
兄の剣のお稽古に参加したわたしは散々駄々をこねて剣に触らせてもらったけれど、予想以上の重さにふらついてしまい持ったまま歩くことが出来なかった。ナインには「やっぱりローズのような可愛い女の子には難しいんじゃないかな」と言われた。たぶん、これで諦めると思っていたのだろう。
しかめっ面を解除してヒロインスマイルを装備。わたしは兄が休憩しに行ったのを見計らって剣術の先生に声をかけた。
「あの、わたしも剣のお稽古がしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」
ここぞとばかりに目を煌めかせれば、先生は庇護欲あたりを刺激されたのかかがみ込んで目線を合わせてくれた。
「剣を持つためには、まずは体力をつけることと、それから体幹が大事です。ローズお嬢さまは華奢でいらっしゃいますから、大変かもしれませんが……努力を怠らなければすぐに剣を持てるでしょう」
ふむ。とりあえず今日この後から基礎体力をつける特訓をしないとね。わたしはヒロインだし、無限のポテンシャル秘めてるだろうし、たぶんイケる。
「剣を持てるようになったら、私ではなくて訓練場の先生に教えてもらったらいいですよ。女の子も多くはないですがいますし、初心者も多いのでローズお嬢さまも安心できるでしょう」
「分かりました。ありがとうございます」
わたしはペコリと頭を下げて室内に戻っていく。休憩から戻ってきた兄に「もういいの?」と尋ねられたけど、ひとまず「今日のところは」と伝えた。
次にわたしは家にある書庫に走った。
普段わたしは入ってすぐのところにある物語しか読まなかったけど、今日からは奥にある分厚い本も読むつもりだ。
ひとまず魔法書や歴史書、薬草学から政治学に至るまで分厚い本を取る。表紙が良い感じにアンティークでRPGっぽくて興奮した。
前が見えないレベルでよいしょよいしょと運んでいると、それを見かけた父が感動のあまり泣いていた。親バカだ。
就寝前、自室で軽く腹筋を鍛えた。前世では身体は硬かったから、柔らかいのが嬉しい。これならすぐに筋肉もつきそうだ。わたしは平均台みたいな細い台を持ってくると、その上に片足で立った。ふらつきはしたけどすぐに安定した。あ、これ某お菓子メーカーのパッケージみたいだ……両手を上にあげて、爽やかな笑みを浮かべてみる。
「ローズ、明日のことなんだけれどね……」
ドアが開いて、母とガッツリ見つめあった。母は「疲れてるのかしら」とドアを閉めた。なにこれ、デジャヴかな?
少ししてもう一度ドアが開いた。一瞬で平均台を片付けて腰掛けて本を読んでいたわたしを見て母は「やっぱり夢ね」と呟く。
「あのね、明日はお友達のお家に一緒に行きましょ。ジルくんのこと覚えてるかしら? 昔何度か会っていると思うのだけれど……」
ジル……ううん、思い出せない。
それとなくどのくらい会ったのかと聞いたら「3、4回」と言われた。まあ、印象に残らないほどの男子だったということだろう。前世のわたしも小学校の頃の記憶なんてほぼなかったし。正直魔法書を読み耽りたかったけれど、どうやら彼のお家はお菓子のセンスがいいらしい。行く。
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