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★ピタラス諸島第一、イゲンザ島編★
245:グレコのまとめ
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「じゃあ、話をまとめるわね……。モゴ族達は、神の瞳である金のオーブと、キノタンの持つ金の剣、そしてこの神殿の見取り図を、勇者と呼ばれる者より賜り、いつか現れるであろう時の神が使わせし調停者にそれらを渡して、またその調停者をイゲンザの神殿内にある祭壇まで連れていかなければならない、という使命を背負っていた……。ここまでオーケー?」
グレコの言葉に、頷く俺とカービィ、そしてキノタン。
「うん……。そして一昨日、モゴ族達の前にモッモが現れて、金のオーブを手に出来た事からモッモは調停者と認められ、金の剣を先祖より継承したキノタンが、モッモをイゲンザの神殿内の祭壇まで連れて行かなければならない。そしてその祭壇には、調停者に恩恵をもたらす物が眠っている、と……。そういう事ね?」
グレコの言葉に、再度頷く俺とカービィ、そしてキノタン。
「うん……。そして……、モッモ。その金のオーブ……、神の瞳を、神様は受け取れないって言ったのね? 持ち主がまだこの世界に生きているから、調停者となったあなたが、この近辺にいるであろう持ち主にそれを届けなければいけない……。そう言われたのね?」
グレコの言葉に、深く頷く俺。
「なるほど……。モッモ、いつから調停者になんてなったのよ?」
「う……、それは……、ごめんなさい」
グレコにギロリと睨まれて、なぜか俺は小さくなって謝った。
クロノス山の聖域から、イゲンザ島の神殿前に戻った俺は、昼食のカレーを食べながら、グレコに再度、これまでのいきさつと、さっき神様に言われた事を詳しく話して聞かせた。
カレーはスパイスがピリリと効いていて、ちょっぴり大人な味がしたが、デザートに甘いアイスのようなものがついていたので、それがもう美味しくて美味しくて……、じゃなくて~。
俺からいっきに沢山の話を聞いたグレコは、カービィとキノタンを呼んで、これまでの経緯を理解しようと思考を巡らせていた。
「先ほど、魔導師の方々と、この見取り図を元に、神殿内の様子を探っておりましたノコ。どうやらこの見取り図通り、神殿内は複雑な迷路となっているようですノコ」
キノタンから見取り図を受け取って、しげしげと眺めるグレコ。
モゴ族達が勇者から預かったという、イゲンザの神殿の見取り図。
そこに書かれているのは、前世で見た事があるような、複雑なカクカク迷路のようなものだった。
迷路の真ん中に位置する場所に、ゴールと思われる六角形の部屋、目的地である祭壇が存在している。
「透視をしたアイビーとポピーの話じゃ、もしかしたら、今日中にこの神殿を攻略することは不可能かも知れないって言ってたぞ。だからみんな、食糧とか水を今用意してんだ」
そう言ってカービィは、テントの周りでせっせと動き回る騎士団のみんなを指さす。
みんな、神殿内部の調査に向けて、念入りに準備をしているようだ。
内部の調査は、また二班に分かれて行うらしい。
俺も含めたノリリア班が先に神殿内に入り、アイビー班は神殿外にて待機。
今現在が昼の一時過ぎで、二時から神殿の中に入ると言っていた。
日没までには外に出て、明日はアイビー班が中に入って調査をする予定だそうだ。
ただ、中から外へ出る際には空間魔法を使うとかで、もし神殿に何かしらの反魔法の仕掛けが施されていた場合は、外に出る事が不可能となるので、そのまま祭壇を目指すという……
つまりは、徹夜の作業となるわけだ。
「う~ん……。あ、ねぇモッモ、世界地図を出してちょうだい」
「はい」
ササっと、鞄から世界地図を出す俺。
何やら難しい顔で世界地図を見つめるグレコ。
「その……、神の瞳は一つしかなかったのよね?」
「はい、そうです」
「だとしたら……、もう一つは、その持ち主が持ったままって可能性もあるのよね?」
「え……、あ、どうなんだろう?」
「持ち主がもう一つの神の瞳を持っているのなら、他の島にある光の場所へ行けば、持ち主に出会えるかも」
ふむ、なるほどそう言う事か。
グレコは、世界地図上で光る黄色い光を指さしている。
ピタラス諸島群に含まれる、このイゲンザ島以外の島々には、まだいくつも黄色い光が存在するのだ。
案外、神の力を持っている者って多いんだよなぁ……
いいのかな、神の力を持つ者がそんなに沢山いて……
「目が二つだとは限らねぇだろ? 一つ目の奴かも知れねぇぞ?」
ヘラヘラと、地面に小枝で一つ目のお化けを描くカービィ。
何そいつ、めっちゃ気持ち悪いんだけど……
「そっか……。けどそうすると、たった一つの神の瞳を失くしちゃったとなれば、その持ち主を探すなんて……。ちょっと無茶ねぇ」
「え、そう……?」
「だってそうでしょ? 何の手がかりもないのに、どこをどう探すっていうのよ??」
……まぁ、言われてみればそうだな。
闇雲に島中を歩いてみる、なんて事は、時間的にも体力的にも不可能だろうし。
「でもほら、モッモはあれ持ってんじゃねぇか? なんつったっけ?? 欲しいものこっちだよ~ってやつ」
……なんだよそれ? そんなもの持ってねぇよ。
「あぁ! 望みの羅針盤ね!?」
……なんで通じるんだよグレコ。
「それだそれ。それがありゃ、その神の瞳の持ち主がいる場所もわかるんじゃねぇか?」
ふ~む……、なるほど、確かにそうだな……
ヘラヘラしているわりには冴えてるな、カービィ。
「モッモ、ちょっと羅針盤見てみなさいよ?」
「あ、はい」
首から下げ、服の内側に仕舞っていた望みの羅針盤を取り出して、覗き込む。
「神の瞳の持ち主はどこですか~?」
俺の言葉に反応したかのように、金色の針は南東を向いた。
「ここから更に南東って事は……、イゲンザ島とは別の島にいる可能性が高いわね。ここより先の森を抜けると、すぐに海岸だってノリリアが言っていたから」
「じゃあ……、あれだね。とりあえず、この神の瞳の事は保留って事で」
「そうね、先にこの、目の前の神殿の事を考えましょう」
グレコの言葉に頷いて、俺は羅針盤を元に戻し、世界地図と金のオーブを鞄の中に仕舞い込んだ。
「それで……、神殿の祭壇には、調停者に恩恵をもたらすものがあると、伝わっているのね? 具体的にどういうものかまではわからないのよね??」
「ノコ、具体的な事は伝わってないノコ。ただ、先代の調停者に関わりのある品だという事は確かノコ」
「先代の調停者って~のは……、アーレイク・ピタラスの事か?」
「ノココ、名前までは知らないノコ。しかし、大昔にこの島々に平和をもたらした者と言われているノコ」
「だったら、五つの種族の争いを収める為に奮闘した、アーレイクさんである可能性が高いわね」
「んだな」
「けど、恩恵をもたらすって……、何なんだろうね」
「もしかして……、金銀財宝、お宝ザックザク!?」
「馬鹿ね、そんなわけないでしょう? きっと、何か歴史的に価値のある物よ。それこそ、ノリリアが言っていたように、アーレイクさんの墓塔に関わる何か、だと私は思うわ」
「けどよぉ~……。なんで墓塔に関わる物が、恩恵だなんて伝わるんだ? 確かに、アーレイクの墓塔には、数々の禁書や解呪の術の方法が書かれた書物、その他の解呪魔導具が眠っている、なんて言われているけどよぉ……。調停者がそれを欲しがるとは限らねぇだろう?? それを恩恵というにはいささか傲りが過ぎるぞ」
「そんなの、私に言われたって知らないわよ。まぁとにかく、何とか今日中に祭壇に辿り着けるように頑張りましょう。じゃないと、明日も調査に同行しないといけなくなるわ」
「えっ!? なんで明日もなのっ!??」
「なんでって……、モッモ、あなた、調停者なんでしょ? キノタンは、調停者であるあなたを、神殿の祭壇まで導く事が使命なのよ。即ち、あなたは何が何でも祭壇まで行かなきゃならないの。勿論、モッモを守る私たちもね」
うひゃあぁ~、マジかぁ~。
今日の神殿内部の調査が終わったら、明日はこの辺りの森でゆっくり過ごそう♪ なんていう俺の考えは甘かったのかぁっ!??
「モッモ、カービィ、グレコ、そしてキノタン殿よ。みなの準備が整ったようだ。我らも行こう」
ギンロが俺たちを呼びに来た。
「さ! 行くわよモッモ!!」
「う~っし! 金銀財宝見つけるぞぉっ!!」
勢いよく立ち上がった二人に対し、俺は「よっこいしょ」という声を出しながら、のっそりと腰を上げた。
「ぬ? モッモ、どうしたのだ??」
のそのそとする俺を見て、ギンロが尋ねる。
「うん、ちょっとね……、ふ~」
大きく息を吐く俺。
どうやら、カレーを食べ過ぎたらしい。
こりゃあ、今から歩くとなると、高確率で横っ腹が痛くなりそうだぞぉ~?
ちょっとした懸念を抱えたまま、俺はみんなの元へと歩いて行った。
グレコの言葉に、頷く俺とカービィ、そしてキノタン。
「うん……。そして一昨日、モゴ族達の前にモッモが現れて、金のオーブを手に出来た事からモッモは調停者と認められ、金の剣を先祖より継承したキノタンが、モッモをイゲンザの神殿内の祭壇まで連れて行かなければならない。そしてその祭壇には、調停者に恩恵をもたらす物が眠っている、と……。そういう事ね?」
グレコの言葉に、再度頷く俺とカービィ、そしてキノタン。
「うん……。そして……、モッモ。その金のオーブ……、神の瞳を、神様は受け取れないって言ったのね? 持ち主がまだこの世界に生きているから、調停者となったあなたが、この近辺にいるであろう持ち主にそれを届けなければいけない……。そう言われたのね?」
グレコの言葉に、深く頷く俺。
「なるほど……。モッモ、いつから調停者になんてなったのよ?」
「う……、それは……、ごめんなさい」
グレコにギロリと睨まれて、なぜか俺は小さくなって謝った。
クロノス山の聖域から、イゲンザ島の神殿前に戻った俺は、昼食のカレーを食べながら、グレコに再度、これまでのいきさつと、さっき神様に言われた事を詳しく話して聞かせた。
カレーはスパイスがピリリと効いていて、ちょっぴり大人な味がしたが、デザートに甘いアイスのようなものがついていたので、それがもう美味しくて美味しくて……、じゃなくて~。
俺からいっきに沢山の話を聞いたグレコは、カービィとキノタンを呼んで、これまでの経緯を理解しようと思考を巡らせていた。
「先ほど、魔導師の方々と、この見取り図を元に、神殿内の様子を探っておりましたノコ。どうやらこの見取り図通り、神殿内は複雑な迷路となっているようですノコ」
キノタンから見取り図を受け取って、しげしげと眺めるグレコ。
モゴ族達が勇者から預かったという、イゲンザの神殿の見取り図。
そこに書かれているのは、前世で見た事があるような、複雑なカクカク迷路のようなものだった。
迷路の真ん中に位置する場所に、ゴールと思われる六角形の部屋、目的地である祭壇が存在している。
「透視をしたアイビーとポピーの話じゃ、もしかしたら、今日中にこの神殿を攻略することは不可能かも知れないって言ってたぞ。だからみんな、食糧とか水を今用意してんだ」
そう言ってカービィは、テントの周りでせっせと動き回る騎士団のみんなを指さす。
みんな、神殿内部の調査に向けて、念入りに準備をしているようだ。
内部の調査は、また二班に分かれて行うらしい。
俺も含めたノリリア班が先に神殿内に入り、アイビー班は神殿外にて待機。
今現在が昼の一時過ぎで、二時から神殿の中に入ると言っていた。
日没までには外に出て、明日はアイビー班が中に入って調査をする予定だそうだ。
ただ、中から外へ出る際には空間魔法を使うとかで、もし神殿に何かしらの反魔法の仕掛けが施されていた場合は、外に出る事が不可能となるので、そのまま祭壇を目指すという……
つまりは、徹夜の作業となるわけだ。
「う~ん……。あ、ねぇモッモ、世界地図を出してちょうだい」
「はい」
ササっと、鞄から世界地図を出す俺。
何やら難しい顔で世界地図を見つめるグレコ。
「その……、神の瞳は一つしかなかったのよね?」
「はい、そうです」
「だとしたら……、もう一つは、その持ち主が持ったままって可能性もあるのよね?」
「え……、あ、どうなんだろう?」
「持ち主がもう一つの神の瞳を持っているのなら、他の島にある光の場所へ行けば、持ち主に出会えるかも」
ふむ、なるほどそう言う事か。
グレコは、世界地図上で光る黄色い光を指さしている。
ピタラス諸島群に含まれる、このイゲンザ島以外の島々には、まだいくつも黄色い光が存在するのだ。
案外、神の力を持っている者って多いんだよなぁ……
いいのかな、神の力を持つ者がそんなに沢山いて……
「目が二つだとは限らねぇだろ? 一つ目の奴かも知れねぇぞ?」
ヘラヘラと、地面に小枝で一つ目のお化けを描くカービィ。
何そいつ、めっちゃ気持ち悪いんだけど……
「そっか……。けどそうすると、たった一つの神の瞳を失くしちゃったとなれば、その持ち主を探すなんて……。ちょっと無茶ねぇ」
「え、そう……?」
「だってそうでしょ? 何の手がかりもないのに、どこをどう探すっていうのよ??」
……まぁ、言われてみればそうだな。
闇雲に島中を歩いてみる、なんて事は、時間的にも体力的にも不可能だろうし。
「でもほら、モッモはあれ持ってんじゃねぇか? なんつったっけ?? 欲しいものこっちだよ~ってやつ」
……なんだよそれ? そんなもの持ってねぇよ。
「あぁ! 望みの羅針盤ね!?」
……なんで通じるんだよグレコ。
「それだそれ。それがありゃ、その神の瞳の持ち主がいる場所もわかるんじゃねぇか?」
ふ~む……、なるほど、確かにそうだな……
ヘラヘラしているわりには冴えてるな、カービィ。
「モッモ、ちょっと羅針盤見てみなさいよ?」
「あ、はい」
首から下げ、服の内側に仕舞っていた望みの羅針盤を取り出して、覗き込む。
「神の瞳の持ち主はどこですか~?」
俺の言葉に反応したかのように、金色の針は南東を向いた。
「ここから更に南東って事は……、イゲンザ島とは別の島にいる可能性が高いわね。ここより先の森を抜けると、すぐに海岸だってノリリアが言っていたから」
「じゃあ……、あれだね。とりあえず、この神の瞳の事は保留って事で」
「そうね、先にこの、目の前の神殿の事を考えましょう」
グレコの言葉に頷いて、俺は羅針盤を元に戻し、世界地図と金のオーブを鞄の中に仕舞い込んだ。
「それで……、神殿の祭壇には、調停者に恩恵をもたらすものがあると、伝わっているのね? 具体的にどういうものかまではわからないのよね??」
「ノコ、具体的な事は伝わってないノコ。ただ、先代の調停者に関わりのある品だという事は確かノコ」
「先代の調停者って~のは……、アーレイク・ピタラスの事か?」
「ノココ、名前までは知らないノコ。しかし、大昔にこの島々に平和をもたらした者と言われているノコ」
「だったら、五つの種族の争いを収める為に奮闘した、アーレイクさんである可能性が高いわね」
「んだな」
「けど、恩恵をもたらすって……、何なんだろうね」
「もしかして……、金銀財宝、お宝ザックザク!?」
「馬鹿ね、そんなわけないでしょう? きっと、何か歴史的に価値のある物よ。それこそ、ノリリアが言っていたように、アーレイクさんの墓塔に関わる何か、だと私は思うわ」
「けどよぉ~……。なんで墓塔に関わる物が、恩恵だなんて伝わるんだ? 確かに、アーレイクの墓塔には、数々の禁書や解呪の術の方法が書かれた書物、その他の解呪魔導具が眠っている、なんて言われているけどよぉ……。調停者がそれを欲しがるとは限らねぇだろう?? それを恩恵というにはいささか傲りが過ぎるぞ」
「そんなの、私に言われたって知らないわよ。まぁとにかく、何とか今日中に祭壇に辿り着けるように頑張りましょう。じゃないと、明日も調査に同行しないといけなくなるわ」
「えっ!? なんで明日もなのっ!??」
「なんでって……、モッモ、あなた、調停者なんでしょ? キノタンは、調停者であるあなたを、神殿の祭壇まで導く事が使命なのよ。即ち、あなたは何が何でも祭壇まで行かなきゃならないの。勿論、モッモを守る私たちもね」
うひゃあぁ~、マジかぁ~。
今日の神殿内部の調査が終わったら、明日はこの辺りの森でゆっくり過ごそう♪ なんていう俺の考えは甘かったのかぁっ!??
「モッモ、カービィ、グレコ、そしてキノタン殿よ。みなの準備が整ったようだ。我らも行こう」
ギンロが俺たちを呼びに来た。
「さ! 行くわよモッモ!!」
「う~っし! 金銀財宝見つけるぞぉっ!!」
勢いよく立ち上がった二人に対し、俺は「よっこいしょ」という声を出しながら、のっそりと腰を上げた。
「ぬ? モッモ、どうしたのだ??」
のそのそとする俺を見て、ギンロが尋ねる。
「うん、ちょっとね……、ふ~」
大きく息を吐く俺。
どうやら、カレーを食べ過ぎたらしい。
こりゃあ、今から歩くとなると、高確率で横っ腹が痛くなりそうだぞぉ~?
ちょっとした懸念を抱えたまま、俺はみんなの元へと歩いて行った。
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