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★ピタラス諸島第一、イゲンザ島編★
217:顎
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「錨を降ろせ~! 帆を畳め~!! イゲンザ島へ到着したぞぉ~!!!」
船長ザサークの言葉に、慌ただしくなる甲板。
乗組員達は手際よく帆を畳み、海中へと錨を下ろす。
昼食を終えた後、正午きっかりに、商船タイニック号は無事にイゲンザ島へと到着した。
「おぉ、これが港町イシュ……。なんていうか、緑だな」
眼前に広がる光景に、カービィはそう言った。
「町っていうか、村って感じね。人通りが多いから廃れているわけではなさそうだけど、特別高い建物もないし……、活気がある雰囲気でもないわね。こう、穏やかな漁村って感じ」
甲板の手摺から身を乗り出すグレコ。
「大層血生臭い匂いがする……。魚のものか、それとも別のものか……。あまり心地良いものではないな」
鼻をクンクンとさせて、ギンロは眉をピクリと動かした。
遂に……、遂に来てしまったぜ、ピタラス諸島……
ここが、恐ろしき五種族の一つ、有尾人の暮らすイゲンザ島かぁ。
想像していたよりかは、なんだか長閑な風景が広がっているけれども……
うぅぅ、既に足が震えてるぜぇっ!!
ガクブルガクブル
イゲンザ島の北西に当たる海岸に、港町イシュは存在した。
港町とは名ばかりの、かなり小規模な漁村のような場所である。
石造りの建物は、平屋建てか二階建てで、それ以上の高さのものはない。
そして、それらの外観は全て真緑に染まっており、かなり異質だ。
ただそれは、何か人工的な塗料を使ってそうなっているわけではなく、家々を様々な植物が覆っているからである。
石畳の道にも植物が生え渡り、見渡す限り一面、港町イシュは緑に包まれていた。
砂浜には、簡素な桟橋がいくつか設けられ、漁船だろうか、小さな船がいくつも見られる。
商船タイニック号は、それら桟橋のうち一つに、その身を寄せていた。
「野郎供、ちゃっちゃと積荷を下ろしてやれ。それが済んだら、俺様たちゃしばし休憩だ~!」
「あいあいさ~!」
ザサークの指示通り、探索プロジェクトに使うのであろう荷物や、移動手段となるミュエル鳥を、船の外へと次々に出していく乗組員たち。
ミュエル鳥は、その背中に馬の鞍の様なものを装着し、首には手綱を吊るしている。
白薔薇の騎士団の皆さんは、各々の武器や防具を身につけた上に、例によってお揃いの白いローブを身に纏って、準備万端といった状態で船から降りていく。
「さ、私たちも行きましょうか!」
グレコに促されて、頷く俺たち。
緊張のあまり、カクカクとした動きで渡し板を下り、俺は桟橋へと降り立った。
こうして、人生……、もとい、ピグモル生で初の外海の島へ、俺は上陸したのであった。
「モッモちゃん達に紹介するポね~。イゲンザ島で新たに加わる仲間、オーラスだポ~」
「初めまして、ガルダリアンのオーラスだ。今日からよろしく、モッモ君、グレコ君、ギンロ君、そして……、久しぶりだな、カービィ」
オーラスと名乗ったその人物は、自らをガルダリアンという種族だと言った。
確か、通信班のカナリーも、ガルダリアンだと言っていたな。
オーラスは、その背に白い翼を持つ、有翼人の姿をしている。
長い白髪と青い瞳を持ち合わせたその姿は、何処ぞの天使を彷彿とさせるのだが……、残念ながら、少しばかり顎が長くてしゃくれているせいで、面白さが勝ってしまっている。
「オーラス! 久しぶりだなぁっ!! 卒業後は確か、祖国に帰ったんじゃ……、いつ騎士団に入ったんだぁっ!??」
カービィが親しげに言葉を交わす。
どうやら、友達らしい。
「一度は帰ったけれど、家族に家を追い出されたのさ。名も上げずに帰ってくるな! とか何とか言われてな。しばらくは世界を放浪してたんだが、途中で騎士団の団長に出会ってスカウトされてさ。入団から半年で、単独調査員の座まで上り詰めたんだぜ!」
かなり誇らしげに、ドヤ顔で話すオーラス。
しゃくれた顎が前に突き出てきて、笑うのを堪えるのに必死な俺。
「なるほどな~……。ま、今回はよろしくな! 困ったら助けてくれ!!」
「あぁ、任せておけ!」
ふ~む、カービィが助けてくれって頼む様な相手という事は、このオーラス、なかなかに手練れと見たぞ?
……しかし、顎には要注意だな。
気を抜くと俺、顎を見て爆笑してしまいそうだ。
「オーラス、有尾人の代表者の方は何処にいるポか?」
「あぁ、その事なんだが……。村を通過する事はちゃんと許可を得ているし、村の近くで野営する事も了承済みだ。ただ、それ以外はお互い無闇に干渉しないでおこうということになってな。村に帰って行ったんだよ。まぁ、村の位置は把握しているから問題はないが……。本当に二手に分かれるのか?」
「ポポ、もしもの時の為ポね。オーラスはあたちのグループに配したポから、アイビーに行き先をしっかり伝えておいて欲しいポ。準備が出来次第、出発するポよ」
「わかった。じゃあ後で!」
オーラスは、少し離れた場所にいる、副リーダーのアイビーの元へ歩いて行った。
「ポポポ、出発準備はもう少しかかるポね。カービィちゃん達は、この辺りで待っててポ」
そう言い残して、ノリリアは出発準備をする白薔薇の騎士団の皆さんの所へと駆けて行った。
「よ~し! じゃあ、ちょっくら町を見て回るかっ!?」
……おいカービィ、ノリリアの言葉をちゃんと聞いてましたか?
「駄目よ、待っててって言われたでしょ? ここで大人しく待ちましょ」
「ちぇ~、せっかく新しい町に着いたのにぃ~」
グレコに制止され、口を尖らせるカービィ。
やっぱり、カービィって冒険好きなんだな、新しい町に着いたから見て回ろうって……
まぁ、RPGの基本ではありますけども、今はリアルなのでご遠慮頂きたいね。
見た感じ、町はあまり広く無さそうだけど……
もし迷子になったりしたら、大変ご迷惑を掛けるだろうから。
「あ、いたいた、グレコさ~ん!」
背後から聞こえる声に、俺たちは振り向く。
航海士である小鬼のライラが、船を降りてこちらに近づいて来た。
「あ、ライラ。どうしたの?」
「いやぁ、ザサークにこれ渡して来いって頼まれてね。あいつ、自分で渡しゃいいのに……」
呆れた口調でそう言って、ライラはグレコに何かを手渡した。
「これは……、何?」
グレコの手の中には、小さくて丸い、赤い玉が五つある。
「魔道式照明弾だ。ギュッと握って魔力を込めて、頭上に放り投げれば空に灯りが打ち上げられる。まぁ、遭難用の緊急信号に使う物だよ」
ほほう、遭難用の……、何故これをグレコに?
「どうしてこれを、船長が私に?」
「さぁね、気紛れじゃないかな? けどまぁ、ザサークはグレコに話があるみたいだから、無事に帰って来いよって意味が込められてるのかも」
ニヤッと笑うライラ。
そういや以前、ザサークはグレコに何か話そうとしていたような……
航海中、ザサークは何かと忙しそうで、ゆっくり話す時間なんて無かったしな。
「そう。じゃあ……。とりあえず、持っておくわね」
首を傾げながら、それを服のポケットにしまい込むグレコ。
まさかとは思うが……、ザサークの奴、グレコにホの字だとか、そういう話ではなかろうな?
いやいや、まさかね、まさか……、うん。
「それじゃ、ちゃんと渡したからね! みんな、気をつけて行ってらっしゃい!!」
ライラは、元気よく船へと戻って行った。
「ぐぬぬ、ザサークめ……。おいらだってまだ、グレコさんに愛の告白をしてないと言うのにぃ~」
何故だか、歯をギリギリとして悔しがるカービィ。
いつもそうだけど、君の思考はどうなってるのかね?
何を悔しがってるのか……、全くもって理解不能だわ。
ムシャムシャムシャ
ん? ムシャムシャ??
妙な音に、俺とグレコとカービィが首を横に向ける。
そこには、桟橋に置かれた木箱に腰掛けて、何やら甘い匂いのする食べ物を口に運ぶギンロの姿が……
静かだなと思っていたら、食ってたんか~いっ!
「ギンロ、それなぁに?」
「ぬ!? ……これはやれぬ」
「え? あ……、ううん、別に欲しいわけじゃ無いよ。何を食べているのって聞いただけ」
「む、これは……。ダーラ殿から今朝渡された、マフィンという物である。我の旅路を案じて、沢山持たせてくれたのだ」
むふふな顔で、ギンロは自慢気にそう言った。
「くぅっ!? ギンロ!! おいらに黙って抜け駆けするとはぁっ!!?」
憤慨するカービィ。
しかしギンロは、勝ち誇った様な顔のまま、食べるのを止めずにいる。
「だぁあっ!? おいらも誰かから何か貰いたいっ!??」
なんじゃそりゃっ!?
なら僕が何かあげようか??
例えば……、海藻とか。
……とまぁ、いろいろしている内に、俺の中にあった恐怖心やら不安感は和らいでいき、足の震えもいつの間にか止まっていた。
ようやく少し気分がマシになった俺は、改めて、目の前に広がる緑の町並みを見渡して、ふんっ! と大きく鼻を鳴らした。
行くぞぉ、イゲンザ島!
待ってろよ、何かの神様!!
俺がしっかりちゃっかり、会いにいきますからねっ!!!
船長ザサークの言葉に、慌ただしくなる甲板。
乗組員達は手際よく帆を畳み、海中へと錨を下ろす。
昼食を終えた後、正午きっかりに、商船タイニック号は無事にイゲンザ島へと到着した。
「おぉ、これが港町イシュ……。なんていうか、緑だな」
眼前に広がる光景に、カービィはそう言った。
「町っていうか、村って感じね。人通りが多いから廃れているわけではなさそうだけど、特別高い建物もないし……、活気がある雰囲気でもないわね。こう、穏やかな漁村って感じ」
甲板の手摺から身を乗り出すグレコ。
「大層血生臭い匂いがする……。魚のものか、それとも別のものか……。あまり心地良いものではないな」
鼻をクンクンとさせて、ギンロは眉をピクリと動かした。
遂に……、遂に来てしまったぜ、ピタラス諸島……
ここが、恐ろしき五種族の一つ、有尾人の暮らすイゲンザ島かぁ。
想像していたよりかは、なんだか長閑な風景が広がっているけれども……
うぅぅ、既に足が震えてるぜぇっ!!
ガクブルガクブル
イゲンザ島の北西に当たる海岸に、港町イシュは存在した。
港町とは名ばかりの、かなり小規模な漁村のような場所である。
石造りの建物は、平屋建てか二階建てで、それ以上の高さのものはない。
そして、それらの外観は全て真緑に染まっており、かなり異質だ。
ただそれは、何か人工的な塗料を使ってそうなっているわけではなく、家々を様々な植物が覆っているからである。
石畳の道にも植物が生え渡り、見渡す限り一面、港町イシュは緑に包まれていた。
砂浜には、簡素な桟橋がいくつか設けられ、漁船だろうか、小さな船がいくつも見られる。
商船タイニック号は、それら桟橋のうち一つに、その身を寄せていた。
「野郎供、ちゃっちゃと積荷を下ろしてやれ。それが済んだら、俺様たちゃしばし休憩だ~!」
「あいあいさ~!」
ザサークの指示通り、探索プロジェクトに使うのであろう荷物や、移動手段となるミュエル鳥を、船の外へと次々に出していく乗組員たち。
ミュエル鳥は、その背中に馬の鞍の様なものを装着し、首には手綱を吊るしている。
白薔薇の騎士団の皆さんは、各々の武器や防具を身につけた上に、例によってお揃いの白いローブを身に纏って、準備万端といった状態で船から降りていく。
「さ、私たちも行きましょうか!」
グレコに促されて、頷く俺たち。
緊張のあまり、カクカクとした動きで渡し板を下り、俺は桟橋へと降り立った。
こうして、人生……、もとい、ピグモル生で初の外海の島へ、俺は上陸したのであった。
「モッモちゃん達に紹介するポね~。イゲンザ島で新たに加わる仲間、オーラスだポ~」
「初めまして、ガルダリアンのオーラスだ。今日からよろしく、モッモ君、グレコ君、ギンロ君、そして……、久しぶりだな、カービィ」
オーラスと名乗ったその人物は、自らをガルダリアンという種族だと言った。
確か、通信班のカナリーも、ガルダリアンだと言っていたな。
オーラスは、その背に白い翼を持つ、有翼人の姿をしている。
長い白髪と青い瞳を持ち合わせたその姿は、何処ぞの天使を彷彿とさせるのだが……、残念ながら、少しばかり顎が長くてしゃくれているせいで、面白さが勝ってしまっている。
「オーラス! 久しぶりだなぁっ!! 卒業後は確か、祖国に帰ったんじゃ……、いつ騎士団に入ったんだぁっ!??」
カービィが親しげに言葉を交わす。
どうやら、友達らしい。
「一度は帰ったけれど、家族に家を追い出されたのさ。名も上げずに帰ってくるな! とか何とか言われてな。しばらくは世界を放浪してたんだが、途中で騎士団の団長に出会ってスカウトされてさ。入団から半年で、単独調査員の座まで上り詰めたんだぜ!」
かなり誇らしげに、ドヤ顔で話すオーラス。
しゃくれた顎が前に突き出てきて、笑うのを堪えるのに必死な俺。
「なるほどな~……。ま、今回はよろしくな! 困ったら助けてくれ!!」
「あぁ、任せておけ!」
ふ~む、カービィが助けてくれって頼む様な相手という事は、このオーラス、なかなかに手練れと見たぞ?
……しかし、顎には要注意だな。
気を抜くと俺、顎を見て爆笑してしまいそうだ。
「オーラス、有尾人の代表者の方は何処にいるポか?」
「あぁ、その事なんだが……。村を通過する事はちゃんと許可を得ているし、村の近くで野営する事も了承済みだ。ただ、それ以外はお互い無闇に干渉しないでおこうということになってな。村に帰って行ったんだよ。まぁ、村の位置は把握しているから問題はないが……。本当に二手に分かれるのか?」
「ポポ、もしもの時の為ポね。オーラスはあたちのグループに配したポから、アイビーに行き先をしっかり伝えておいて欲しいポ。準備が出来次第、出発するポよ」
「わかった。じゃあ後で!」
オーラスは、少し離れた場所にいる、副リーダーのアイビーの元へ歩いて行った。
「ポポポ、出発準備はもう少しかかるポね。カービィちゃん達は、この辺りで待っててポ」
そう言い残して、ノリリアは出発準備をする白薔薇の騎士団の皆さんの所へと駆けて行った。
「よ~し! じゃあ、ちょっくら町を見て回るかっ!?」
……おいカービィ、ノリリアの言葉をちゃんと聞いてましたか?
「駄目よ、待っててって言われたでしょ? ここで大人しく待ちましょ」
「ちぇ~、せっかく新しい町に着いたのにぃ~」
グレコに制止され、口を尖らせるカービィ。
やっぱり、カービィって冒険好きなんだな、新しい町に着いたから見て回ろうって……
まぁ、RPGの基本ではありますけども、今はリアルなのでご遠慮頂きたいね。
見た感じ、町はあまり広く無さそうだけど……
もし迷子になったりしたら、大変ご迷惑を掛けるだろうから。
「あ、いたいた、グレコさ~ん!」
背後から聞こえる声に、俺たちは振り向く。
航海士である小鬼のライラが、船を降りてこちらに近づいて来た。
「あ、ライラ。どうしたの?」
「いやぁ、ザサークにこれ渡して来いって頼まれてね。あいつ、自分で渡しゃいいのに……」
呆れた口調でそう言って、ライラはグレコに何かを手渡した。
「これは……、何?」
グレコの手の中には、小さくて丸い、赤い玉が五つある。
「魔道式照明弾だ。ギュッと握って魔力を込めて、頭上に放り投げれば空に灯りが打ち上げられる。まぁ、遭難用の緊急信号に使う物だよ」
ほほう、遭難用の……、何故これをグレコに?
「どうしてこれを、船長が私に?」
「さぁね、気紛れじゃないかな? けどまぁ、ザサークはグレコに話があるみたいだから、無事に帰って来いよって意味が込められてるのかも」
ニヤッと笑うライラ。
そういや以前、ザサークはグレコに何か話そうとしていたような……
航海中、ザサークは何かと忙しそうで、ゆっくり話す時間なんて無かったしな。
「そう。じゃあ……。とりあえず、持っておくわね」
首を傾げながら、それを服のポケットにしまい込むグレコ。
まさかとは思うが……、ザサークの奴、グレコにホの字だとか、そういう話ではなかろうな?
いやいや、まさかね、まさか……、うん。
「それじゃ、ちゃんと渡したからね! みんな、気をつけて行ってらっしゃい!!」
ライラは、元気よく船へと戻って行った。
「ぐぬぬ、ザサークめ……。おいらだってまだ、グレコさんに愛の告白をしてないと言うのにぃ~」
何故だか、歯をギリギリとして悔しがるカービィ。
いつもそうだけど、君の思考はどうなってるのかね?
何を悔しがってるのか……、全くもって理解不能だわ。
ムシャムシャムシャ
ん? ムシャムシャ??
妙な音に、俺とグレコとカービィが首を横に向ける。
そこには、桟橋に置かれた木箱に腰掛けて、何やら甘い匂いのする食べ物を口に運ぶギンロの姿が……
静かだなと思っていたら、食ってたんか~いっ!
「ギンロ、それなぁに?」
「ぬ!? ……これはやれぬ」
「え? あ……、ううん、別に欲しいわけじゃ無いよ。何を食べているのって聞いただけ」
「む、これは……。ダーラ殿から今朝渡された、マフィンという物である。我の旅路を案じて、沢山持たせてくれたのだ」
むふふな顔で、ギンロは自慢気にそう言った。
「くぅっ!? ギンロ!! おいらに黙って抜け駆けするとはぁっ!!?」
憤慨するカービィ。
しかしギンロは、勝ち誇った様な顔のまま、食べるのを止めずにいる。
「だぁあっ!? おいらも誰かから何か貰いたいっ!??」
なんじゃそりゃっ!?
なら僕が何かあげようか??
例えば……、海藻とか。
……とまぁ、いろいろしている内に、俺の中にあった恐怖心やら不安感は和らいでいき、足の震えもいつの間にか止まっていた。
ようやく少し気分がマシになった俺は、改めて、目の前に広がる緑の町並みを見渡して、ふんっ! と大きく鼻を鳴らした。
行くぞぉ、イゲンザ島!
待ってろよ、何かの神様!!
俺がしっかりちゃっかり、会いにいきますからねっ!!!
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