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★ピタラス諸島第一、イゲンザ島編★
214:筋肉馬鹿三兄弟
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「あら? モッモにカービィ、今からお風呂??」
風呂場前の共同洗面所で、俺とカービィは、女湯から出てきたグレコとサンとミルクに鉢合わせした。
三人とも、今しがたお風呂に入ってきたらしい。
身体中からホカホカと湯気を出しながら、ツルンとした顔をしている。
「わぁおっ!? 湯上りグレコたんっ!! 最高ぅっ!!!」
目をハート型にチカチカさせて、グッ! と親指を立てるカービィ。
そんなカービィを見て、呆れた顔になる俺とグレコ。
「カービィさん! 夕食後は明日からの探索に向けた決起会をすると、ノリリアさんが言ってました!!」
カービィの奇行をスルーして、敬礼ポーズをしたサンが笑顔でそう言った。
サンは、今回のプロジェクトでは衛生班に任命されているフラワーエルフの女の子だ。
ショートボブのオレンジ色の髪の毛と青い瞳、エルフ特有の白い肌と尖った耳を持っている。
基本こう、声が大きくて、いつでも明るい笑顔を絶やしません! って感じの元気っ子だ。
……やや、空気が読めないふしがあるけれど。
「え、お……、おう! 了解!!」
目のハートをしまって、グッ! と立てた親指をそのままサンに向けるカービィ。
純真そうなサンの前で、阿呆な事を言ってしまった自分をちょっぴり後悔している様子だ。
「モッモ、私たちも明日からの事を相談しましょう。決起会が終わった後でね。だから、食堂に世界地図を持ってきてね」
「あ、は~い」
緊張感のない声で返事をして、浴場から出て行くグレコ達を見送る俺。
すると、最後に扉を出ようとしたミルクが振り返って、何やらジッと俺を見てこう言った。
「わたし……、モッモさんには負けませんからっ!」
捨て台詞を残して、ミルクは逃げるように扉から走り出て行った。
……なんだぁ???
「ははっ! ミルクはやる気満々だなぁ!!」
愉快そうに笑って、男湯の脱衣所へ続く扉を開くカービィ。
その後に続いて俺も中に入る。
「あの子さぁ……。この五日間、事ある毎にず~っと僕の事見てくるんだよね。もしかして好かれてるのかも~なんて思っていたんだけど……、違ったみたい」
新米精霊召喚師であるミルクは、アンローク大陸から真南に位置するクイン・カイーザ大陸の、精霊召喚師の国サーベック、という所の出身だそうだ。
お父さんもお母さんも、お爺ちゃんもお婆ちゃんもみ~んな精霊召喚師で……
つまり、生粋の精霊召喚師ってこと。
黒髪おさげがよく似合う、可愛らしい人間の女の子なのだが……
「ありゃどう見ても、おまいをライバル視しているなぁ」
「あ、やっぱりそうなの? やだなぁ~。僕は別に、たまたま精霊が呼べるだけで、精霊召喚師じゃないんだけど……」
「まぁ、やる気のねぇ奴よりかは全然いいんじゃねぇか? それに、ライバルがいた方が成長も早い。ミルクにとって、今回が初めての任務らしいからな。張り切っているのは良いことだ!」
そうは言うけどさ、好かれていたと思っていたのに、実際はライバル視されていただなんて、結構こっちはショックだぞ?
同じ精霊を召喚できる者として、俺は仲良くしたいのにっ!
そんな俺の気持ちなんてつゆ知らず、ポンポンポーン! と服を脱ぎ散らかして、テクテクと風呂場へと向かうカービィ。
ほんと、なんだってそんなに全身真っピンクなんだね君は?
ガラガラガラ~と、風呂場の扉を開いて……
「お! おまいらも入ってたのか~」
どうやら先客がいたようだ、カービィが声を出す。
きちんと服を畳んでから風呂場に向かうと、そこにはギンロと、虎顔人間のライラック、更には岩人間のブリックが、三人並んで湯船に浸かっていた。
三人とも、頭の上に手拭いを乗せて、肩までしっかり湯に浸かって……、一見すると、なんだか我慢比べをしているようにも見えるが……
「ぬ、モッモも来たか。どうだ? 我らと共に、心頭滅却の儀をせぬか??」
あ、やっぱり我慢比べみたいなことしてたのね。
「おいらはパス! 長風呂すっと逆上せるぞ?」
ヘラヘラとかわすカービィ。
「僕も遠慮しとく。それよりギンロ、食後に明日からの計画立てるってグレコが言ってたから……。逆上せちゃ駄目だよ?」
「うむ、承知」
……承知って言ったくせにギンロのやつ、湯船から上がる気配がないな。
「逆上せるなど言語道断! 心身を鍛えれば、湯もまた水の如し!!」
急に口を開いたライラックの大きな声が、風呂場に響く。
彼は、身長こそギンロと同じだけど、体格がかなりマッチョである。
猛虎人という種族らしく、全身が白と青紫色の縞模様の毛で覆われている。
「心頭滅却とは即ち、己の心と体を一つにする事……。己を見つめ、内なる扉を開くのだ……」
目を瞑ったままで、ブリックが静かにそう言った。
ブリックは、見たまんま、岩人という種族だ。
ギンロと変わらぬ大きな体格で、全身が煉瓦色の岩で覆われており、つぶらな真っ黒の瞳がチョンチョンとついている。
もしブリックが、今みたいに目を閉じたまま、道端に小さく丸まっていようものなら、恐らくただの岩にしか見えないだろう。
二人共、悪い奴ではないのだが……
ちょ~っと苦手なんだよな~。
この、ライラックとブリックは、騎士団の中でも異質な存在らしい。
魔力を持っているので魔法を使う事が出来るのだが、魔法に頼らず心身を鍛える! それ即ち武道なり!! という、なんとも暑苦しい思想の持ち主たちなのだ。
カービィに聞くところによると、今回の任務には参加していないけど、この二人の兄貴分が騎士団にはいるという事で……
ギルド内外問わず、その兄貴分と合わせて、筋肉馬鹿三兄弟、なんて呼ばれているらしい。
以前、ノリリアの宿泊先にお邪魔した時に、珍しくノリリアがギンロの事を体力馬鹿と罵ったのは、おそらく彼らと同類であると瞬時に見抜いていたからだろう。
その洞察力は素晴らしく当たっていた。
ギンロは、出航の前夜祭から既に、このライラックとブリックの二人と意気投合していたのだから。
つまりは……、結局、今回の探索プロジェクトも、筋肉馬鹿三兄弟となってしまったわけである。
船が出航してからのギンロは、何故かいつもこの二人とつるんでいた。
甲板で筋トレをしたり、食堂での食事中もずっと空気椅子していたり、夜は船首に立って遠吠えしていたり……
ブリックは遠吠えしないでしょ? って思うのだが、何故か三人揃って叫んでいるのだ。
もう、煩いのなんのって……
ただ、それらの行動は全て理に適っていると、ノリリアは言っていた。
「心身を鍛えれば、魔力も高まるポ。あの二人は武体術に魔法を組み合わせる事によって、更に高みを目指しているポよ。まぁ……、ちょっと見ていて滑稽な時もあるけどポね」
……だそうだ。
実際に、甲板で三人が組手をしているのを見学させて貰ったのだが……
確かに、なんだか凄い事になっていた。
こう、ただ蹴りやパンチを繰り出しているのではなく、何かこう、手や足に、それぞれ魔力のオーラを纏っているのだ。
気迫というか、体から発せられる熱い空気が、離れて見ていた俺のところまで届いていた。
生憎、俺には魔力が無いので、それらは薄っすらとしか確認出来ないのだが……
カービィいわく、ギンロもかなりの魔力の持ち主なので、ライラックやブリックのように、魔法を組み合わせた武体術を習得出来れば、更に心強い味方になる、との事だった。
なので、俺はギンロが彼等と共に行動する事を、静かに見守ろうと決めたのだ。
例え、訓練だと言って勝手にマストをよじ登り、甲板長のイケメンダイル族バスクに苦言を呈されていようとも、だ。
……まぁそれに、ギンロがとっても楽しそうなのが何より良い事だしね。
普段から無口で無表情だから何考えてるのかわかんない時もあるけれど、ここ数日はいつもに増してイキイキしているから、きっととても楽しいのだろう。
だがしかし……、三人共、そろそろ湯船から上がった方がいいんではないかい?
カービィの隣で体を洗いながら、いつからああしているのか知らないが、お湯の中でフーフーと荒い息をしている三人を横目にチラリと見る俺。
三人共、お顔が真っ赤で、かなり苦しそうなのだが……
それでもまだ、頑張るらしい。
案外、体力有り余っているのも大変なんだな~と、俺は思うのであった。
風呂場前の共同洗面所で、俺とカービィは、女湯から出てきたグレコとサンとミルクに鉢合わせした。
三人とも、今しがたお風呂に入ってきたらしい。
身体中からホカホカと湯気を出しながら、ツルンとした顔をしている。
「わぁおっ!? 湯上りグレコたんっ!! 最高ぅっ!!!」
目をハート型にチカチカさせて、グッ! と親指を立てるカービィ。
そんなカービィを見て、呆れた顔になる俺とグレコ。
「カービィさん! 夕食後は明日からの探索に向けた決起会をすると、ノリリアさんが言ってました!!」
カービィの奇行をスルーして、敬礼ポーズをしたサンが笑顔でそう言った。
サンは、今回のプロジェクトでは衛生班に任命されているフラワーエルフの女の子だ。
ショートボブのオレンジ色の髪の毛と青い瞳、エルフ特有の白い肌と尖った耳を持っている。
基本こう、声が大きくて、いつでも明るい笑顔を絶やしません! って感じの元気っ子だ。
……やや、空気が読めないふしがあるけれど。
「え、お……、おう! 了解!!」
目のハートをしまって、グッ! と立てた親指をそのままサンに向けるカービィ。
純真そうなサンの前で、阿呆な事を言ってしまった自分をちょっぴり後悔している様子だ。
「モッモ、私たちも明日からの事を相談しましょう。決起会が終わった後でね。だから、食堂に世界地図を持ってきてね」
「あ、は~い」
緊張感のない声で返事をして、浴場から出て行くグレコ達を見送る俺。
すると、最後に扉を出ようとしたミルクが振り返って、何やらジッと俺を見てこう言った。
「わたし……、モッモさんには負けませんからっ!」
捨て台詞を残して、ミルクは逃げるように扉から走り出て行った。
……なんだぁ???
「ははっ! ミルクはやる気満々だなぁ!!」
愉快そうに笑って、男湯の脱衣所へ続く扉を開くカービィ。
その後に続いて俺も中に入る。
「あの子さぁ……。この五日間、事ある毎にず~っと僕の事見てくるんだよね。もしかして好かれてるのかも~なんて思っていたんだけど……、違ったみたい」
新米精霊召喚師であるミルクは、アンローク大陸から真南に位置するクイン・カイーザ大陸の、精霊召喚師の国サーベック、という所の出身だそうだ。
お父さんもお母さんも、お爺ちゃんもお婆ちゃんもみ~んな精霊召喚師で……
つまり、生粋の精霊召喚師ってこと。
黒髪おさげがよく似合う、可愛らしい人間の女の子なのだが……
「ありゃどう見ても、おまいをライバル視しているなぁ」
「あ、やっぱりそうなの? やだなぁ~。僕は別に、たまたま精霊が呼べるだけで、精霊召喚師じゃないんだけど……」
「まぁ、やる気のねぇ奴よりかは全然いいんじゃねぇか? それに、ライバルがいた方が成長も早い。ミルクにとって、今回が初めての任務らしいからな。張り切っているのは良いことだ!」
そうは言うけどさ、好かれていたと思っていたのに、実際はライバル視されていただなんて、結構こっちはショックだぞ?
同じ精霊を召喚できる者として、俺は仲良くしたいのにっ!
そんな俺の気持ちなんてつゆ知らず、ポンポンポーン! と服を脱ぎ散らかして、テクテクと風呂場へと向かうカービィ。
ほんと、なんだってそんなに全身真っピンクなんだね君は?
ガラガラガラ~と、風呂場の扉を開いて……
「お! おまいらも入ってたのか~」
どうやら先客がいたようだ、カービィが声を出す。
きちんと服を畳んでから風呂場に向かうと、そこにはギンロと、虎顔人間のライラック、更には岩人間のブリックが、三人並んで湯船に浸かっていた。
三人とも、頭の上に手拭いを乗せて、肩までしっかり湯に浸かって……、一見すると、なんだか我慢比べをしているようにも見えるが……
「ぬ、モッモも来たか。どうだ? 我らと共に、心頭滅却の儀をせぬか??」
あ、やっぱり我慢比べみたいなことしてたのね。
「おいらはパス! 長風呂すっと逆上せるぞ?」
ヘラヘラとかわすカービィ。
「僕も遠慮しとく。それよりギンロ、食後に明日からの計画立てるってグレコが言ってたから……。逆上せちゃ駄目だよ?」
「うむ、承知」
……承知って言ったくせにギンロのやつ、湯船から上がる気配がないな。
「逆上せるなど言語道断! 心身を鍛えれば、湯もまた水の如し!!」
急に口を開いたライラックの大きな声が、風呂場に響く。
彼は、身長こそギンロと同じだけど、体格がかなりマッチョである。
猛虎人という種族らしく、全身が白と青紫色の縞模様の毛で覆われている。
「心頭滅却とは即ち、己の心と体を一つにする事……。己を見つめ、内なる扉を開くのだ……」
目を瞑ったままで、ブリックが静かにそう言った。
ブリックは、見たまんま、岩人という種族だ。
ギンロと変わらぬ大きな体格で、全身が煉瓦色の岩で覆われており、つぶらな真っ黒の瞳がチョンチョンとついている。
もしブリックが、今みたいに目を閉じたまま、道端に小さく丸まっていようものなら、恐らくただの岩にしか見えないだろう。
二人共、悪い奴ではないのだが……
ちょ~っと苦手なんだよな~。
この、ライラックとブリックは、騎士団の中でも異質な存在らしい。
魔力を持っているので魔法を使う事が出来るのだが、魔法に頼らず心身を鍛える! それ即ち武道なり!! という、なんとも暑苦しい思想の持ち主たちなのだ。
カービィに聞くところによると、今回の任務には参加していないけど、この二人の兄貴分が騎士団にはいるという事で……
ギルド内外問わず、その兄貴分と合わせて、筋肉馬鹿三兄弟、なんて呼ばれているらしい。
以前、ノリリアの宿泊先にお邪魔した時に、珍しくノリリアがギンロの事を体力馬鹿と罵ったのは、おそらく彼らと同類であると瞬時に見抜いていたからだろう。
その洞察力は素晴らしく当たっていた。
ギンロは、出航の前夜祭から既に、このライラックとブリックの二人と意気投合していたのだから。
つまりは……、結局、今回の探索プロジェクトも、筋肉馬鹿三兄弟となってしまったわけである。
船が出航してからのギンロは、何故かいつもこの二人とつるんでいた。
甲板で筋トレをしたり、食堂での食事中もずっと空気椅子していたり、夜は船首に立って遠吠えしていたり……
ブリックは遠吠えしないでしょ? って思うのだが、何故か三人揃って叫んでいるのだ。
もう、煩いのなんのって……
ただ、それらの行動は全て理に適っていると、ノリリアは言っていた。
「心身を鍛えれば、魔力も高まるポ。あの二人は武体術に魔法を組み合わせる事によって、更に高みを目指しているポよ。まぁ……、ちょっと見ていて滑稽な時もあるけどポね」
……だそうだ。
実際に、甲板で三人が組手をしているのを見学させて貰ったのだが……
確かに、なんだか凄い事になっていた。
こう、ただ蹴りやパンチを繰り出しているのではなく、何かこう、手や足に、それぞれ魔力のオーラを纏っているのだ。
気迫というか、体から発せられる熱い空気が、離れて見ていた俺のところまで届いていた。
生憎、俺には魔力が無いので、それらは薄っすらとしか確認出来ないのだが……
カービィいわく、ギンロもかなりの魔力の持ち主なので、ライラックやブリックのように、魔法を組み合わせた武体術を習得出来れば、更に心強い味方になる、との事だった。
なので、俺はギンロが彼等と共に行動する事を、静かに見守ろうと決めたのだ。
例え、訓練だと言って勝手にマストをよじ登り、甲板長のイケメンダイル族バスクに苦言を呈されていようとも、だ。
……まぁそれに、ギンロがとっても楽しそうなのが何より良い事だしね。
普段から無口で無表情だから何考えてるのかわかんない時もあるけれど、ここ数日はいつもに増してイキイキしているから、きっととても楽しいのだろう。
だがしかし……、三人共、そろそろ湯船から上がった方がいいんではないかい?
カービィの隣で体を洗いながら、いつからああしているのか知らないが、お湯の中でフーフーと荒い息をしている三人を横目にチラリと見る俺。
三人共、お顔が真っ赤で、かなり苦しそうなのだが……
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