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★港町ジャネスコ編★
197:専門分野
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シュワワワワ~、……ゴクゴクゴックン!
「かぁ~っ!! 染み渡るっ!!!」
シュワワワワ~、……ゴクゴクゴックン!
「ぐっ!? ゴホッ! ゴホッ!! うぇ、すごい炭酸……、げふっ……」
「美味いだろ? おいら様特製のスーパードリンクだっ! 勉強する時にはこいつがピッタリなのさ!!」
「ん~、まぁ~、そう言われてみれば、さっきより頭の中がスカッとしたような気もするね」
「だろ? いやぁ~、まさかリルミユさんがプッチベリーの粉末を持っているとはな~。フーガでも専門店にしか置いてないような代物なんだ。ジャネスコで手に入るとは驚きだ! げっぷっ……」
紅茶を淹れてもらうつもりでロビーに向かったカービィだったが、途中でこの強烈な炭酸水の事を思い出したらしい。
その名も、プッチベリージュース。
透明の甘い炭酸水に、赤い果実の粉末が入ったこの飲み物は、前世で言うところのサイダーとよく似た味をしている。
パリッ、パリパリ
「むん!? 美味いなこれっ!??」
「でしょ? 僕の前世の知識を活かして作ったお菓子、その名もポテトチップスさ!!」
「ポテトチップス!? ……原料は何なんだ?」
「芋だね。薄~くスライスして、たっぷりの油でカラッと揚げて、塩と数種類のスパイスをまぶしてあるんだ~♪」
「ほぉっ!? これが芋っ!?? こんなもん、食った事ねぇ……。これだけ美味かったら、店が出せるぞ、モッモ」
テトーンの樹の村から持ってきた、改良版ポテトチップスを食べて、カービィはそう言った。
かなりお口に合ったらしく、バリバリと食べ続けている。
ふははははっ!
ブラッドエルフの村から分けてもらった塩とスパイスを駆使して、コンソメのような味付けを再現したのだ、美味いに決まってるではないかっ!!
パリパリパリッ
「ん~♪ いつ食べても美味しいねぇ~♪」
自画自賛する俺。
プッチベリージュースと、コンソメ味のポテトチップスをベッドの上で頂きながら、俺は冒険の書の続きを書き、カービィは世界魔法史大全集を暗記中である。
なんかこう、友達とテスト勉強してるみたいな感じだな。
前世でも、こういう感じで勉強していた記憶が……、あるような無いような……
まぁ、今回カービィは本当にテスト勉強なんだけどもさ。
パリパリ、モシャモシャ
パリパリパリパリ、モシャモシャモシャモシャ
「あ~やべ~、ポテトチップスが美味しすぎて全然内容が頭に入ってこねぇ~」
……じゃあ食べるのやめなよ、片付けようか?
カービィの読んでいる世界魔法史大全集は、俺の冒険の書とどっこいどっこいの分厚さで、中にはいろんな図柄と共に、細かい文字がびっしりと並んでいた。
ノリリアが言っていた、この世界の三千年分の歴史がここに書かれているのだとしたら……
二日間で丸暗記する事は不可能に近いだろう。
となるとだな……
「ねぇ、さっきノリリアさんが言ってたさ、ジョブの認定資格とか、虹の魔導師の称号を剥奪するとかって言うのは、具体的にはどういう事なの? 何か、不便な事になるわけ??」
せっかく集中しようと頑張っているカービィに対し、俺は何の気なしに尋ねてしまった。
「ぬ? 不便な事になるのか、だと?? ん~……、いや、不便な事は何にもねぇな。別に、おいらは今後どこかのギルドに属するつもりもねぇから、ジョブの認定資格を失っても痛くも痒くもない。称号の剥奪だって、別に……。でもほら、せっかく頑張って取ったもんだからさ、これからの旅で必要ないにしても、残しておきたいのだよ」
……ふ~ん、でもまぁ、それもそうか。
カービィがこれまで頑張ってきたからこそ、今があるんだものね。
ジョブの認定資格とか称号とか、どっちも持ってない俺にはちんぷんかんぷんだけど、いざそれらを手にしたら、失いたくないと思うのは至極当然かな。
「そのさ、ノリリアさんは剥奪とか抹消が出来る立場なわけ? 一応その、称号は首席で卒業したからこそ貰えたものだし、ジョブのなんちゃらだって試験か何か受けて貰ったものなんでしょ?? そんな簡単に、赤の他人が消しちゃったり出来るものなの???」
俺の言葉に、カービィは、ふーん! と大きな鼻息を鳴らした。
「ノリリアの属するギルド、白薔薇の騎士団は、魔法王国フーガの国王直属の王立ギルドで、フーガ国内では最大最強のギルドなんだ。団員は全部で千名を越える。入隊試験も厳しいし、入隊できたとしても、毎月クエストのノルマがあるし、数ヶ月に一回ほど実施されるギルド内試験に合格し続けないと、退団を余儀なくされる。それらを全てクリアする事で、ようやく白薔薇の騎士団を名乗れるんだ。それ故に、白薔薇の騎士団の団員たちは、所属しているってだけで、国内のみならず周辺諸国の他ギルドの連中からも一目置かれている。だから、団員にとって、胸につけているエンブレムブローチは何よりの誉。そんなものすぅ~っごいギルドの、副団長なんだぞあいつは? おいらのジョブ認定資格の抹消、虹の魔導師の称号の剥奪なんて、朝飯前にできちまう」
ほ、ほ~う……
そんなに凄いのか白薔薇の騎士団、そしてノリリアよ……
「でも、今回ばかりはずるいぞあいつ。そりゃ、アーレイク・ピタラスの大陸大分断はかなりポピュラーな歴史的大事件で、それこそテストに出ればサービス問題だってくらいに有名なわけだけども……。けど! 在学中のおいらの研究対象ではなかったのである!! だから、年代をちゃんと把握できていなくても仕方がないのだ!!!」
……言いたい事はわかるけどさ、桁を間違えるのはどうかと思うよ?
五百と五千じゃかな~り違うからね。
あそこでノリリアに正して貰えなかったら、俺たちはずっと、その大陸大分断は五千年前の出来事~って、覚えちゃってた可能性もあるんだぞ??
「研究対象とかあるんだね。じゃあ、ノリリアはその、歴史を研究してたって感じ?」
「そうだ。あいつの専門分野は世界魔法史。研究対象は古代魔法と古代魔導師が残した遺物。ピタラスの墓塔を調べようとしている辺り、現在進行形で研究中って感じだろうな。勉強熱心なもんだぜ、ほんと~にっ!」
「ふ~ん、なるほどね~。じゃあ……、カービィは何を研究してたのさ?」
世界中の、様々な種族の女性達に、どうすれば愛されるかの研究……、とかだったらうけるわ。
「おいらの専門分野は生物学だ。研究対象は絶滅危惧種と、絶滅種である幻獣種族。まぁ簡単に言うと……、おまいさんが研究対象だなモッモ!」
えぇっ!? そうだったのかっ!??
……でも、研究対象とかやめてくれ、何かの実験に使われる可哀想なマウスみたいじゃないかっ!???
「絶滅危惧種は何故絶滅に瀕しているのか、幻獣となってしまった種族たちは何故絶滅してしまったのか……、それを様々な角度から研究して、考察して……、で論文にしたら、何故だか学会のお偉いさん方に高く評価してもらってな。知らぬ間に首席卒業だったのだ! ガッハッハッハッハッ!!」
「なるほどね~。案外頑張ってたんだね、カービィ」
「……おい、案外って失礼だなおまい」
「ははは! あ、そうだ。カービィが持ってたあの……、図鑑? みたいなの見せてくれない? ピタラス諸島に暮らす原住種族の姿形を確認しておきたいんだ~」
「お、いい心がけだねモッモ君! ピタラス諸島に暮らす生き物の中には、独自の進化を遂げた奴らもいるからな、面白いぞ~!!」
勉強しなければならない世界魔法史大全集をほっぽり出して、自分の鞄の中からまた違った分厚い本を取り出すカービィ。
以前俺に、ヌート族の説明をする際に見せてくれたあの図鑑だ。
その背表紙には、デカデカとした金文字で、世界生物大百科、と書かれている。
それをパラパラとめくって……
「これっ! おいら、こいつに会いたいんだっ!!」
何やら、俺が見たかったものとは全然別の、キノコのような植物型の魔物を指差すカービィ。
その表情はさっきまでとは一変していて、イキイキキラキラしている。
……ふむ、なるほど、そういう事ね。
カービィはじっとして勉強するのが苦手なんじゃなくて、歴史が苦手なんだな。
「僕……、オーガとか、クリムゾン・リザードとかが見たいんだけど……」
「ちょっと待て! それよりこいつの生息地を説明させてくれっ!! こいつはな、菌糸類の植物種族だから、湿気った木の根元に生息しているんだ。だけど、普通の木じゃ駄目なんだな~これが。じゃあどういう木ならいいかって言うとだな」
あ~、しくったなこれは……
カービィの中にある、生物オタク的な妙なスイッチを押してしまったらしい、説明が止まらな~い。
こりゃ~、しばらく喋り続けるぞこいつ……
俺はまぁ別に、聞いていると結構面白いからいいけど……
カービィ君、魔法史の勉強、しなくていいんですか?
ちゃんと勉強しないと、いろいろ後で困りますよ~??
……まぁ、まだ時間はあるし、明日頑張って勉強してもらいますかね、うんうん。
ポテトチップスをパリパリと食べながら、嬉しそうに話し続けるカービィを、俺は微笑ましく見守るのであった。
「かぁ~っ!! 染み渡るっ!!!」
シュワワワワ~、……ゴクゴクゴックン!
「ぐっ!? ゴホッ! ゴホッ!! うぇ、すごい炭酸……、げふっ……」
「美味いだろ? おいら様特製のスーパードリンクだっ! 勉強する時にはこいつがピッタリなのさ!!」
「ん~、まぁ~、そう言われてみれば、さっきより頭の中がスカッとしたような気もするね」
「だろ? いやぁ~、まさかリルミユさんがプッチベリーの粉末を持っているとはな~。フーガでも専門店にしか置いてないような代物なんだ。ジャネスコで手に入るとは驚きだ! げっぷっ……」
紅茶を淹れてもらうつもりでロビーに向かったカービィだったが、途中でこの強烈な炭酸水の事を思い出したらしい。
その名も、プッチベリージュース。
透明の甘い炭酸水に、赤い果実の粉末が入ったこの飲み物は、前世で言うところのサイダーとよく似た味をしている。
パリッ、パリパリ
「むん!? 美味いなこれっ!??」
「でしょ? 僕の前世の知識を活かして作ったお菓子、その名もポテトチップスさ!!」
「ポテトチップス!? ……原料は何なんだ?」
「芋だね。薄~くスライスして、たっぷりの油でカラッと揚げて、塩と数種類のスパイスをまぶしてあるんだ~♪」
「ほぉっ!? これが芋っ!?? こんなもん、食った事ねぇ……。これだけ美味かったら、店が出せるぞ、モッモ」
テトーンの樹の村から持ってきた、改良版ポテトチップスを食べて、カービィはそう言った。
かなりお口に合ったらしく、バリバリと食べ続けている。
ふははははっ!
ブラッドエルフの村から分けてもらった塩とスパイスを駆使して、コンソメのような味付けを再現したのだ、美味いに決まってるではないかっ!!
パリパリパリッ
「ん~♪ いつ食べても美味しいねぇ~♪」
自画自賛する俺。
プッチベリージュースと、コンソメ味のポテトチップスをベッドの上で頂きながら、俺は冒険の書の続きを書き、カービィは世界魔法史大全集を暗記中である。
なんかこう、友達とテスト勉強してるみたいな感じだな。
前世でも、こういう感じで勉強していた記憶が……、あるような無いような……
まぁ、今回カービィは本当にテスト勉強なんだけどもさ。
パリパリ、モシャモシャ
パリパリパリパリ、モシャモシャモシャモシャ
「あ~やべ~、ポテトチップスが美味しすぎて全然内容が頭に入ってこねぇ~」
……じゃあ食べるのやめなよ、片付けようか?
カービィの読んでいる世界魔法史大全集は、俺の冒険の書とどっこいどっこいの分厚さで、中にはいろんな図柄と共に、細かい文字がびっしりと並んでいた。
ノリリアが言っていた、この世界の三千年分の歴史がここに書かれているのだとしたら……
二日間で丸暗記する事は不可能に近いだろう。
となるとだな……
「ねぇ、さっきノリリアさんが言ってたさ、ジョブの認定資格とか、虹の魔導師の称号を剥奪するとかって言うのは、具体的にはどういう事なの? 何か、不便な事になるわけ??」
せっかく集中しようと頑張っているカービィに対し、俺は何の気なしに尋ねてしまった。
「ぬ? 不便な事になるのか、だと?? ん~……、いや、不便な事は何にもねぇな。別に、おいらは今後どこかのギルドに属するつもりもねぇから、ジョブの認定資格を失っても痛くも痒くもない。称号の剥奪だって、別に……。でもほら、せっかく頑張って取ったもんだからさ、これからの旅で必要ないにしても、残しておきたいのだよ」
……ふ~ん、でもまぁ、それもそうか。
カービィがこれまで頑張ってきたからこそ、今があるんだものね。
ジョブの認定資格とか称号とか、どっちも持ってない俺にはちんぷんかんぷんだけど、いざそれらを手にしたら、失いたくないと思うのは至極当然かな。
「そのさ、ノリリアさんは剥奪とか抹消が出来る立場なわけ? 一応その、称号は首席で卒業したからこそ貰えたものだし、ジョブのなんちゃらだって試験か何か受けて貰ったものなんでしょ?? そんな簡単に、赤の他人が消しちゃったり出来るものなの???」
俺の言葉に、カービィは、ふーん! と大きな鼻息を鳴らした。
「ノリリアの属するギルド、白薔薇の騎士団は、魔法王国フーガの国王直属の王立ギルドで、フーガ国内では最大最強のギルドなんだ。団員は全部で千名を越える。入隊試験も厳しいし、入隊できたとしても、毎月クエストのノルマがあるし、数ヶ月に一回ほど実施されるギルド内試験に合格し続けないと、退団を余儀なくされる。それらを全てクリアする事で、ようやく白薔薇の騎士団を名乗れるんだ。それ故に、白薔薇の騎士団の団員たちは、所属しているってだけで、国内のみならず周辺諸国の他ギルドの連中からも一目置かれている。だから、団員にとって、胸につけているエンブレムブローチは何よりの誉。そんなものすぅ~っごいギルドの、副団長なんだぞあいつは? おいらのジョブ認定資格の抹消、虹の魔導師の称号の剥奪なんて、朝飯前にできちまう」
ほ、ほ~う……
そんなに凄いのか白薔薇の騎士団、そしてノリリアよ……
「でも、今回ばかりはずるいぞあいつ。そりゃ、アーレイク・ピタラスの大陸大分断はかなりポピュラーな歴史的大事件で、それこそテストに出ればサービス問題だってくらいに有名なわけだけども……。けど! 在学中のおいらの研究対象ではなかったのである!! だから、年代をちゃんと把握できていなくても仕方がないのだ!!!」
……言いたい事はわかるけどさ、桁を間違えるのはどうかと思うよ?
五百と五千じゃかな~り違うからね。
あそこでノリリアに正して貰えなかったら、俺たちはずっと、その大陸大分断は五千年前の出来事~って、覚えちゃってた可能性もあるんだぞ??
「研究対象とかあるんだね。じゃあ、ノリリアはその、歴史を研究してたって感じ?」
「そうだ。あいつの専門分野は世界魔法史。研究対象は古代魔法と古代魔導師が残した遺物。ピタラスの墓塔を調べようとしている辺り、現在進行形で研究中って感じだろうな。勉強熱心なもんだぜ、ほんと~にっ!」
「ふ~ん、なるほどね~。じゃあ……、カービィは何を研究してたのさ?」
世界中の、様々な種族の女性達に、どうすれば愛されるかの研究……、とかだったらうけるわ。
「おいらの専門分野は生物学だ。研究対象は絶滅危惧種と、絶滅種である幻獣種族。まぁ簡単に言うと……、おまいさんが研究対象だなモッモ!」
えぇっ!? そうだったのかっ!??
……でも、研究対象とかやめてくれ、何かの実験に使われる可哀想なマウスみたいじゃないかっ!???
「絶滅危惧種は何故絶滅に瀕しているのか、幻獣となってしまった種族たちは何故絶滅してしまったのか……、それを様々な角度から研究して、考察して……、で論文にしたら、何故だか学会のお偉いさん方に高く評価してもらってな。知らぬ間に首席卒業だったのだ! ガッハッハッハッハッ!!」
「なるほどね~。案外頑張ってたんだね、カービィ」
「……おい、案外って失礼だなおまい」
「ははは! あ、そうだ。カービィが持ってたあの……、図鑑? みたいなの見せてくれない? ピタラス諸島に暮らす原住種族の姿形を確認しておきたいんだ~」
「お、いい心がけだねモッモ君! ピタラス諸島に暮らす生き物の中には、独自の進化を遂げた奴らもいるからな、面白いぞ~!!」
勉強しなければならない世界魔法史大全集をほっぽり出して、自分の鞄の中からまた違った分厚い本を取り出すカービィ。
以前俺に、ヌート族の説明をする際に見せてくれたあの図鑑だ。
その背表紙には、デカデカとした金文字で、世界生物大百科、と書かれている。
それをパラパラとめくって……
「これっ! おいら、こいつに会いたいんだっ!!」
何やら、俺が見たかったものとは全然別の、キノコのような植物型の魔物を指差すカービィ。
その表情はさっきまでとは一変していて、イキイキキラキラしている。
……ふむ、なるほど、そういう事ね。
カービィはじっとして勉強するのが苦手なんじゃなくて、歴史が苦手なんだな。
「僕……、オーガとか、クリムゾン・リザードとかが見たいんだけど……」
「ちょっと待て! それよりこいつの生息地を説明させてくれっ!! こいつはな、菌糸類の植物種族だから、湿気った木の根元に生息しているんだ。だけど、普通の木じゃ駄目なんだな~これが。じゃあどういう木ならいいかって言うとだな」
あ~、しくったなこれは……
カービィの中にある、生物オタク的な妙なスイッチを押してしまったらしい、説明が止まらな~い。
こりゃ~、しばらく喋り続けるぞこいつ……
俺はまぁ別に、聞いていると結構面白いからいいけど……
カービィ君、魔法史の勉強、しなくていいんですか?
ちゃんと勉強しないと、いろいろ後で困りますよ~??
……まぁ、まだ時間はあるし、明日頑張って勉強してもらいますかね、うんうん。
ポテトチップスをパリパリと食べながら、嬉しそうに話し続けるカービィを、俺は微笑ましく見守るのであった。
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