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★港町ジャネスコ編★
124:ジャネロブスター
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「オススメはなんですかっ!?」
「こちらの、ジャネロブスターのバター焼きが当店で一番のオススメですね♪ ジャネロブスターはこのジャネスコ近海にのみ生息する珍しい海老なので、世界中どこを探しても、新鮮なジャネロブスターはこの町でしか食べられませんよ!」
「なるほど! じゃあ、それを二人前と……、他は? 何か食べたいものある人~??」
「蒸しパンはあるか?」
「申し訳ございません、当店に蒸しパンはございませんね……。柔らかいパンをご所望でしたら、通りの端にパン屋がございますよ♪」
「ふむ、ならば後で行くとしよう……」
「あ、私、このナバーパスタっていうやつください」
「あ、おいらもそれ~!」
「かしこまりました、ナバーパスタが二人前ですね!」
「ギンロも何か頼みなよ? 蒸しパンは後で買いに行くからさ」
「うむ……。では、このコルベリーのパンケーキとやらを一つ」
「はい、コルベリーのパンケーキを一人前~♪」
「え、何それ美味しそうだね。僕も欲しいな~」
「モッモ? あなた、ロブスターを二人前も頼んだでしょ??」
「え、これはみんなでシェアするための二人前だよぅ!」
「……何よ、そのシェアって?」
「えっと……、ご注文を繰り返させて貰いますね♪ ジャネロブスターのバター焼き二人前、ナバーパスタが二人前、コルベリーのパンケーキが二人前、以上でよろしいですか?」
「は~い!!」
「はい、では少々お待ちくださいませ~♪」
俺たちは、ジャネスコの中心部にある商店街の、比較的庶民的なレストランにやって来ている。
庶民的って言っても、今まで入ったことのあるどの店よりも大きいし、かつお洒落だ!
ん~、エルフの村の定食屋もお洒落だったけど、なんていうかな、テイストがちょっと違うっていうか~。
エルフの村の定食屋は、自然派って感じで、こうナチュラルなお洒落さだったんだけど、このレストランは、こうマリンテイストというか、ザ・海のレストラン! っていう感じ!! ……わかるかなぁ?
実際、店の名前がフィッシュルームだし、壁には魚を模した巨大なオブジェが沢山飾られている。
メニューも、そのほとんどが魚と甲殻類で、ギンロがご所望したような蒸しパンはなさそうだ。
ちなみに、メニュー表には念写であろう料理の絵が載っていて、グレコとカービィが頼んだナバーパスタは、一見するとアンチョビパスタのような印象だ。
で、そのメニュー表の中でも一番存在感があったのが、店員さんがオススメしたジャネロブスターだった。
こりゃもう、食べるっきゃないでしょう!?
「それにしても、本当に、賑やかな町ね」
窓の外の風景を眺めつつ、グレコが呟く。
イーサン村の、あのゴチャゴチャした大混雑とはまた一味違った賑やかさが、この町にはあった。
「ここは、モントリア公国唯一の港町だからな。いろんな国、いろんな大陸から、この町に物資が運ばれてくるんだ。もちろん、輸出もしている。地形的に、モントリア公国の領地内で、海に面した場所に町と港を置けるのがここだけなんだよ。ワコーディーン大陸の海岸線は砂浜が少なくて、ほとんどが絶壁だからな」
ふ~ん、なるほどそうなのね~。
カービィって、ほんと物知りね~。
「しかし、潮の香りが……。少々キツイな」
「あ、やっぱりギンロも? 僕もそう思ってたんだ~、なんか鼻が乾くよね?」
「うむ、何やらこう、ピリッと、スーッとするな」
良かった、やっぱりこの鼻の異変は潮風のせいか。
町に入ってから妙に鼻の入り口がピリピリ、奥がスースーするから、何か変な風邪を引いたのかとちょっと焦ってたんだ。
海が近いから仕方ないな。
正直苦手な感覚だけど、慣れればなんてことないだろう。
「けど、素敵だわ~。街並みも、人々も、それに時計塔だって……。エルフの村にいた頃は、外界に、こんなに素敵な町があるだなんて考えたこともなかった。ここに来られただけでも、旅に出て良かったって思えちゃうもの」
グレコの言葉には大いに共感できるな!
井の中の蛙とはこの事だ、テトーンの樹の村に住んでいた十五年間は、それが全てで、それだけが俺の世界で……
まさか、こんなに近代的な、こんなに文明の発達した町があるだなんて、思いもしなかったからなぁ~。
「おいらも、十年前くらいに同じ事思ってた。世界は広いんだな~って」
「……ここより先が、楽しみになってきたな」
ギンロの言葉に俺たちは、窓の外の町並みを眺めつつ、この先に待つ新たな大陸、新たな世界に思いを馳せていた。
「やっべっ!? ロブスターめちゃ旨っ!!!」
「パスタも美味しぃ~♪」
「パンケーキもなかなかの物だぞ……、甘くて旨い」
「あ、おい、モッモ、ロブスターおいらにもくれ!」
注文した料理が運ばれてきて、各々で食べるのかと思いきや、結局みんながみんな、色々食べたくて、全ての料理をシェアする俺たち。
「こうやって、一つの料理をみんなで分けて食べる事をシェアって言うんだよ!」
「そうなんだ! けど、それどこの言葉? ピグモルの言葉なの??」
あうっ!? しまったっ!??
妙な知識をひけらかしてしまったぁ!!!
前世の記憶があって、前世で使っていた言葉なんだ……、とは言えない。
カービィにはバレたけど、グレコとギンロにはまだ言ってないし、言えば変に思われたりするかもだし……
出来れば、二人には変な目で見られたくないからなぁ。
「モッモは前世の記憶があるんだよ。だから、そのシェアってのも、前世で使ってた言葉だよな?」
おぉお~いっ! カービィ君っ!?
「えー! モッモ、前世の記憶とかあったの!? 凄いねっ!!」
「なるほど、それでモッモは物知りなのだな、納得だ」
あ~、二人とも思ったよりすんなり受け入れてくれた~。
それにさほど驚いてないし~。
完全に俺の取り越し苦労じゃないかぁ~。
「って、あぁっ!? カービィ!?? ロブスター食べ過ぎだよっ!???」
「んん? けち臭いこと言うなよ?? パックンチョ」
「あぁっ!? またぁっ!??」
二人前頼んだロブスターの一人前分を、カービィは一人でペロリと食べてしまったのだ。
くぅうぅぅっ!!
もう一人前頼んじゃおうかなこの野郎っ!!!
「なんだか騒がしいと思えば……。久しぶりね、グレコ様♪」
……ん? この声はどこかで??
声を掛けられたグレコと俺たちは、一斉に声の主に視線を向けた。
少し離れた場所の席に座る、女だ。
白い肌に、真っ赤な瞳、尖った耳に、黒い髪はピョーンっと外側に跳ねていて……
「あ、えっ!? ユティナ!?? どうしてここにっ!???」
あぁっ! あいつはっ!!
エルフの村の巫女様の部屋の前で会ったことのある、ハネスと一緒にいた癖っ毛女エルフだ!!!
確か……、俺に挨拶もしないままにその場を立ち去った、かなりマナーの悪い奴だ!!!!
そして、そのユティナの向かい側に腰掛けているのは、何やら見慣れぬ生き物。
白くてふわふわの毛並みに、長くてピーンと立った耳、黒くて小さな鼻と、あるのか無いのかわからないほどの極小の口。
二つの赤い瞳と、身につけているお洒落な青いベストが印象的な、ウサギのような獣人。
その小さな両肩から、何やらアコーディオンのような楽器をぶら下げているそいつは、俺たちを見て、愛想良くニッコリと笑った。
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「蒸しパンはあるか?」
「申し訳ございません、当店に蒸しパンはございませんね……。柔らかいパンをご所望でしたら、通りの端にパン屋がございますよ♪」
「ふむ、ならば後で行くとしよう……」
「あ、私、このナバーパスタっていうやつください」
「あ、おいらもそれ~!」
「かしこまりました、ナバーパスタが二人前ですね!」
「ギンロも何か頼みなよ? 蒸しパンは後で買いに行くからさ」
「うむ……。では、このコルベリーのパンケーキとやらを一つ」
「はい、コルベリーのパンケーキを一人前~♪」
「え、何それ美味しそうだね。僕も欲しいな~」
「モッモ? あなた、ロブスターを二人前も頼んだでしょ??」
「え、これはみんなでシェアするための二人前だよぅ!」
「……何よ、そのシェアって?」
「えっと……、ご注文を繰り返させて貰いますね♪ ジャネロブスターのバター焼き二人前、ナバーパスタが二人前、コルベリーのパンケーキが二人前、以上でよろしいですか?」
「は~い!!」
「はい、では少々お待ちくださいませ~♪」
俺たちは、ジャネスコの中心部にある商店街の、比較的庶民的なレストランにやって来ている。
庶民的って言っても、今まで入ったことのあるどの店よりも大きいし、かつお洒落だ!
ん~、エルフの村の定食屋もお洒落だったけど、なんていうかな、テイストがちょっと違うっていうか~。
エルフの村の定食屋は、自然派って感じで、こうナチュラルなお洒落さだったんだけど、このレストランは、こうマリンテイストというか、ザ・海のレストラン! っていう感じ!! ……わかるかなぁ?
実際、店の名前がフィッシュルームだし、壁には魚を模した巨大なオブジェが沢山飾られている。
メニューも、そのほとんどが魚と甲殻類で、ギンロがご所望したような蒸しパンはなさそうだ。
ちなみに、メニュー表には念写であろう料理の絵が載っていて、グレコとカービィが頼んだナバーパスタは、一見するとアンチョビパスタのような印象だ。
で、そのメニュー表の中でも一番存在感があったのが、店員さんがオススメしたジャネロブスターだった。
こりゃもう、食べるっきゃないでしょう!?
「それにしても、本当に、賑やかな町ね」
窓の外の風景を眺めつつ、グレコが呟く。
イーサン村の、あのゴチャゴチャした大混雑とはまた一味違った賑やかさが、この町にはあった。
「ここは、モントリア公国唯一の港町だからな。いろんな国、いろんな大陸から、この町に物資が運ばれてくるんだ。もちろん、輸出もしている。地形的に、モントリア公国の領地内で、海に面した場所に町と港を置けるのがここだけなんだよ。ワコーディーン大陸の海岸線は砂浜が少なくて、ほとんどが絶壁だからな」
ふ~ん、なるほどそうなのね~。
カービィって、ほんと物知りね~。
「しかし、潮の香りが……。少々キツイな」
「あ、やっぱりギンロも? 僕もそう思ってたんだ~、なんか鼻が乾くよね?」
「うむ、何やらこう、ピリッと、スーッとするな」
良かった、やっぱりこの鼻の異変は潮風のせいか。
町に入ってから妙に鼻の入り口がピリピリ、奥がスースーするから、何か変な風邪を引いたのかとちょっと焦ってたんだ。
海が近いから仕方ないな。
正直苦手な感覚だけど、慣れればなんてことないだろう。
「けど、素敵だわ~。街並みも、人々も、それに時計塔だって……。エルフの村にいた頃は、外界に、こんなに素敵な町があるだなんて考えたこともなかった。ここに来られただけでも、旅に出て良かったって思えちゃうもの」
グレコの言葉には大いに共感できるな!
井の中の蛙とはこの事だ、テトーンの樹の村に住んでいた十五年間は、それが全てで、それだけが俺の世界で……
まさか、こんなに近代的な、こんなに文明の発達した町があるだなんて、思いもしなかったからなぁ~。
「おいらも、十年前くらいに同じ事思ってた。世界は広いんだな~って」
「……ここより先が、楽しみになってきたな」
ギンロの言葉に俺たちは、窓の外の町並みを眺めつつ、この先に待つ新たな大陸、新たな世界に思いを馳せていた。
「やっべっ!? ロブスターめちゃ旨っ!!!」
「パスタも美味しぃ~♪」
「パンケーキもなかなかの物だぞ……、甘くて旨い」
「あ、おい、モッモ、ロブスターおいらにもくれ!」
注文した料理が運ばれてきて、各々で食べるのかと思いきや、結局みんながみんな、色々食べたくて、全ての料理をシェアする俺たち。
「こうやって、一つの料理をみんなで分けて食べる事をシェアって言うんだよ!」
「そうなんだ! けど、それどこの言葉? ピグモルの言葉なの??」
あうっ!? しまったっ!??
妙な知識をひけらかしてしまったぁ!!!
前世の記憶があって、前世で使っていた言葉なんだ……、とは言えない。
カービィにはバレたけど、グレコとギンロにはまだ言ってないし、言えば変に思われたりするかもだし……
出来れば、二人には変な目で見られたくないからなぁ。
「モッモは前世の記憶があるんだよ。だから、そのシェアってのも、前世で使ってた言葉だよな?」
おぉお~いっ! カービィ君っ!?
「えー! モッモ、前世の記憶とかあったの!? 凄いねっ!!」
「なるほど、それでモッモは物知りなのだな、納得だ」
あ~、二人とも思ったよりすんなり受け入れてくれた~。
それにさほど驚いてないし~。
完全に俺の取り越し苦労じゃないかぁ~。
「って、あぁっ!? カービィ!?? ロブスター食べ過ぎだよっ!???」
「んん? けち臭いこと言うなよ?? パックンチョ」
「あぁっ!? またぁっ!??」
二人前頼んだロブスターの一人前分を、カービィは一人でペロリと食べてしまったのだ。
くぅうぅぅっ!!
もう一人前頼んじゃおうかなこの野郎っ!!!
「なんだか騒がしいと思えば……。久しぶりね、グレコ様♪」
……ん? この声はどこかで??
声を掛けられたグレコと俺たちは、一斉に声の主に視線を向けた。
少し離れた場所の席に座る、女だ。
白い肌に、真っ赤な瞳、尖った耳に、黒い髪はピョーンっと外側に跳ねていて……
「あ、えっ!? ユティナ!?? どうしてここにっ!???」
あぁっ! あいつはっ!!
エルフの村の巫女様の部屋の前で会ったことのある、ハネスと一緒にいた癖っ毛女エルフだ!!!
確か……、俺に挨拶もしないままにその場を立ち去った、かなりマナーの悪い奴だ!!!!
そして、そのユティナの向かい側に腰掛けているのは、何やら見慣れぬ生き物。
白くてふわふわの毛並みに、長くてピーンと立った耳、黒くて小さな鼻と、あるのか無いのかわからないほどの極小の口。
二つの赤い瞳と、身につけているお洒落な青いベストが印象的な、ウサギのような獣人。
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