62 / 800
★虫の森、蟷螂神編★
58:旅の剣士
しおりを挟む
「ぬ? 童?? このような場所で奇怪な」
唸っているかのような、低い声がそう言った。
振り返った先に立っているのは、何やらずいぶんと背の高い生き物。
スラッとした人型の体型だが、全身を小汚いマントで覆い、頭にはフードを被っている為に、その全容は分からない。
言葉を喋ったから、魔物ではないだろうけど……、その様相に、俺はギョッとした。
あいつ、両手に剣を持っているぞ!?
しかも、なんだか血生臭いっ!!?
得体の知れないそいつは、両手に、俺の身長よりも長い剣を二本、握っているのだ。
そして、その剣からは、明らかに血の匂いがする青い液体が滴っている。
「だっ、誰だっ!?」
俺は立ち上がって叫んだ。
俺のその行動で、ポポはようやく背後に何者かがいると気付いたようだ、泣き腫らした顔で後ろを振り返る。
「ふむ、二匹もおるとは……。何故そこに座っておるのだ?」
俺の言葉なんてガン無視して、スタスタと、マントの奴は近付いてくる。
俺は警戒しつつも、かな~りビビっている為に、プルプルと全身が小刻みに震えている。
こいつ……、絶対に、かなりヤバい奴だっ!
俺は、直感的に理解していた。
俺の耳をもってしても、至近距離に近付いて来るまで足音がほとんど聞こえなかったのは、それだけこいつが危険だという事を意味している。
肉食動物は、獲物に気付かれないように、物音を立てずに移動する術を知っている、それと同じことだ。
それに、両手に握っている剣と、そこから滴る青い血。
つまりこいつは、何かを……、誰かを斬ったんだ!!
「ぼっ! 僕は、誰だって聞いたんだ!! 答えろっ!!!」
震える手で、腰にぶら下げていた万樹の枝をサッと取り出し、マントの奴に向かって構える俺。
守ってくれるグレコはいない……
俺がしっかりしなくちゃっ!!
俺が戦わなくちゃっ!!
隣のポポは、立ち上がる事すら出来ずに、青褪めたような顔つきで震えている。
そして、どうしてだか分からないが、そんなポポを守らねばと、俺は考えてしまっていた。
すると……
「怯えずとも良い。我が名はギンロ。しがない旅の剣士である」
先程よりかは幾分か柔和な声色で、マントの奴はそう言った。
両手に持つ剣を一振りし、滴る青い血を振り飛ばし、両腰にある鞘へと収める。
そして、フードを脱いだその下は、青く光る銀色の毛並みが印象的な、凛々しい狼の顔だった。
「お主は里にも帰れず、行く宛もなく、ここで泣いていたと?」
ギンロと名乗った狼剣士の言葉に、ポポは頷く。
「ふむ。……で、お主は旅の仲間とはぐれ、為す術がなく、ここで泣いていたと?」
「うっ!? 僕は泣いてないっ!!」
泣いていた事が恥ずかしくて、咄嗟に否定してしまう俺。
「ぬ? そうか、すまぬ」
嘘をついた俺に対し、素直に謝るギンロ。
なんだか、ちょっぴり申し訳ない気持ちになった。
突然現れた旅の剣士ギンロは、俺とポポが何故ここにいるのか、その理由を聞いてくれた。
そして……
「しかし、このような森で、童二人きりとは危険極まりない。どうであろ、一度、我の住処へと参らぬか?」
ギンロの提案に、俺は正直どうすればいいのかと悩んだが、ポポが迷わず頷いたので、とりあえず同行することにした。
ギンロを先頭に、森を歩く、ギンロとポポと俺。
……ん? なんだこれ??
どういう状況だ???
なんだか、場の空気に、大いに流されてしまっている気がするぞ。
てか……、これでいいのか、俺っ!?
幸いにも、ギンロが歩いて行く方向は、俺の望みの羅針盤の金の針が指す方向と同じだ。
つまり、この先には、グレコがいるはず。
だけど、知らない森を一人きりで歩くなんて、俺には無理だ。
ギンロは見た感じ強そうだし、俺たちを攻撃する事もなさそうだし……
よしっ!
とりあえず今は、このままギンロと一緒に、進めるだけ進もう!!
よく分からない流れだけども、場の空気に便乗して、俺は前進を試みる事にした。
前を歩くギンロは、見たことのない種族だ。
(というか、俺が見たことのある種族なんて、この世界にいるのだろうか? まずそこが怪しいな……)
その顔は、完全に狼だ。
ただ、毛並みは青みがかった銀色をしていて、雰囲気的には狼というより、犬のシベリアンハスキーに近いかも知れない。
身長は俺のおよそ三倍くらいで、見上げるほどにデカい。
お尻の上あたりから尻尾が生えているようで、フサフサとした、毛並みの良い尻尾の先っちょが、マントの裾から覗いている。
身につけているマントは、もうボロッボロのボロッボロで、ボロ雑巾の方がマシなほどだ。
足元には靴を履いているのだが、此方も布製で、今にも敗れそうなほどに年季が入っている。
しっかしなぁ……、このマントと靴で、よくこれだけ物音を立てずに歩けるもんだ。
すぐ前を歩いているというのに、その足音はほとんど聞こえてこない。
よほどの手練れで、よほどの死線を潜り抜けて来たのだろう。
頭の上では、二つの尖った耳が、ピクピクといろんな方向に忙しなく動いていて、周囲をとても警戒していることが分かる。
不思議な奴だなぁ……、どうして俺とポポを助けてくれるんだろう?
それに、旅の剣士と言っていたが、旅をしているのに住処があるのか??
なんかそれ、ちょっと怪しくないか???
そんなことを思っていたのだが……
「さぁ着いたぞ。ゆっくりするがよい」
そう言って、俺とポポが案内されたのは、ただ落ち葉を敷き詰めた、壁も屋根も床もない、日当たりの良い木と木の間のちょっと窪んだ場所だった。
余りに予想外なその場所に、俺は唖然としてしまう。
こいつ……、これが住処だなんて……
いったい何考えてんだ????
「奇怪な……。何故そのような小さき袋から、このように多量の食物が出てくるのだ? お主もしや、魔導師か??」
次々と、鞄から食べ物を出す俺に対し、ギンロは首を傾げている。
俺だって、事情を知らない奴の前で、こんなにポンポン食べ物を出すのは嫌なのだが……
俺が自分で食べようと取り出したポテトチップスを、隣にいるポポが、有無も言わさず横取りして、食べてみたら大変気に入ったらしく、もっとくれとせがんできた。
ポポはよほどお腹が空いていたのか、ポテトチップスだけでは足りず、勝手に俺の鞄を漁り始めた。
だけども不思議な事に、ポポが鞄の中に手を突っ込んでも、何も掴み取れないらしいのだ。
だから仕方なく、俺が、自らいろいろと食べ物を出す羽目になったのだった。
「魔導師ではないけど……。この鞄には、魔法がかかっているんだよ」
短く説明するも、ギンロはまだ首を傾げている。
どうやら理解力は低いらしい……
「ギンロは、旅の剣士とか言っていたけど、ここで何をしているの? こんな、何も無い……、落ち葉だらけの場所で……??」
やんわりと、君の住処は変だよって、伝える俺。
「我は、修業中の身なのだ。故に、この森で、魔物を倒して回っていた。ここは良い、程良い強さの魔物が、うようよと出てくる」
え~、そうだったんだ~、結構危険な森だったのねここ~、あははは~、笑えな~い。
「ギンロは強いの? ……ゲフッ」
俺の鞄に入っていた食べ物をたらふく食べて、満足したらしいポポが尋ねる。
口に手を当てずにゲップするなんて、お行儀の悪い子だなぁ。
「うむ、強い。ここいらの魔物など、我の前では塵に等しい」
お~お~、凄い自信だこと。
「ほんとっ!? じゃあ……、あのね! 倒して欲しい魔物がいるの!! お願いギンロ、この森の主様を倒して!!!」
ポポっ!?
出会って間もない相手に、いったい何を頼んでるんだこいつは!??
「森の主? ふむ……。よし、やってやろうではないか。我に敵うものなど、この世にはおらぬっ!!!」
うわぁ~お……、簡単に引き受けちゃったよ。
素晴らしい自信だなぁ~、ギンロさんよ。
その自信、俺に少し分けてくれ。
唸っているかのような、低い声がそう言った。
振り返った先に立っているのは、何やらずいぶんと背の高い生き物。
スラッとした人型の体型だが、全身を小汚いマントで覆い、頭にはフードを被っている為に、その全容は分からない。
言葉を喋ったから、魔物ではないだろうけど……、その様相に、俺はギョッとした。
あいつ、両手に剣を持っているぞ!?
しかも、なんだか血生臭いっ!!?
得体の知れないそいつは、両手に、俺の身長よりも長い剣を二本、握っているのだ。
そして、その剣からは、明らかに血の匂いがする青い液体が滴っている。
「だっ、誰だっ!?」
俺は立ち上がって叫んだ。
俺のその行動で、ポポはようやく背後に何者かがいると気付いたようだ、泣き腫らした顔で後ろを振り返る。
「ふむ、二匹もおるとは……。何故そこに座っておるのだ?」
俺の言葉なんてガン無視して、スタスタと、マントの奴は近付いてくる。
俺は警戒しつつも、かな~りビビっている為に、プルプルと全身が小刻みに震えている。
こいつ……、絶対に、かなりヤバい奴だっ!
俺は、直感的に理解していた。
俺の耳をもってしても、至近距離に近付いて来るまで足音がほとんど聞こえなかったのは、それだけこいつが危険だという事を意味している。
肉食動物は、獲物に気付かれないように、物音を立てずに移動する術を知っている、それと同じことだ。
それに、両手に握っている剣と、そこから滴る青い血。
つまりこいつは、何かを……、誰かを斬ったんだ!!
「ぼっ! 僕は、誰だって聞いたんだ!! 答えろっ!!!」
震える手で、腰にぶら下げていた万樹の枝をサッと取り出し、マントの奴に向かって構える俺。
守ってくれるグレコはいない……
俺がしっかりしなくちゃっ!!
俺が戦わなくちゃっ!!
隣のポポは、立ち上がる事すら出来ずに、青褪めたような顔つきで震えている。
そして、どうしてだか分からないが、そんなポポを守らねばと、俺は考えてしまっていた。
すると……
「怯えずとも良い。我が名はギンロ。しがない旅の剣士である」
先程よりかは幾分か柔和な声色で、マントの奴はそう言った。
両手に持つ剣を一振りし、滴る青い血を振り飛ばし、両腰にある鞘へと収める。
そして、フードを脱いだその下は、青く光る銀色の毛並みが印象的な、凛々しい狼の顔だった。
「お主は里にも帰れず、行く宛もなく、ここで泣いていたと?」
ギンロと名乗った狼剣士の言葉に、ポポは頷く。
「ふむ。……で、お主は旅の仲間とはぐれ、為す術がなく、ここで泣いていたと?」
「うっ!? 僕は泣いてないっ!!」
泣いていた事が恥ずかしくて、咄嗟に否定してしまう俺。
「ぬ? そうか、すまぬ」
嘘をついた俺に対し、素直に謝るギンロ。
なんだか、ちょっぴり申し訳ない気持ちになった。
突然現れた旅の剣士ギンロは、俺とポポが何故ここにいるのか、その理由を聞いてくれた。
そして……
「しかし、このような森で、童二人きりとは危険極まりない。どうであろ、一度、我の住処へと参らぬか?」
ギンロの提案に、俺は正直どうすればいいのかと悩んだが、ポポが迷わず頷いたので、とりあえず同行することにした。
ギンロを先頭に、森を歩く、ギンロとポポと俺。
……ん? なんだこれ??
どういう状況だ???
なんだか、場の空気に、大いに流されてしまっている気がするぞ。
てか……、これでいいのか、俺っ!?
幸いにも、ギンロが歩いて行く方向は、俺の望みの羅針盤の金の針が指す方向と同じだ。
つまり、この先には、グレコがいるはず。
だけど、知らない森を一人きりで歩くなんて、俺には無理だ。
ギンロは見た感じ強そうだし、俺たちを攻撃する事もなさそうだし……
よしっ!
とりあえず今は、このままギンロと一緒に、進めるだけ進もう!!
よく分からない流れだけども、場の空気に便乗して、俺は前進を試みる事にした。
前を歩くギンロは、見たことのない種族だ。
(というか、俺が見たことのある種族なんて、この世界にいるのだろうか? まずそこが怪しいな……)
その顔は、完全に狼だ。
ただ、毛並みは青みがかった銀色をしていて、雰囲気的には狼というより、犬のシベリアンハスキーに近いかも知れない。
身長は俺のおよそ三倍くらいで、見上げるほどにデカい。
お尻の上あたりから尻尾が生えているようで、フサフサとした、毛並みの良い尻尾の先っちょが、マントの裾から覗いている。
身につけているマントは、もうボロッボロのボロッボロで、ボロ雑巾の方がマシなほどだ。
足元には靴を履いているのだが、此方も布製で、今にも敗れそうなほどに年季が入っている。
しっかしなぁ……、このマントと靴で、よくこれだけ物音を立てずに歩けるもんだ。
すぐ前を歩いているというのに、その足音はほとんど聞こえてこない。
よほどの手練れで、よほどの死線を潜り抜けて来たのだろう。
頭の上では、二つの尖った耳が、ピクピクといろんな方向に忙しなく動いていて、周囲をとても警戒していることが分かる。
不思議な奴だなぁ……、どうして俺とポポを助けてくれるんだろう?
それに、旅の剣士と言っていたが、旅をしているのに住処があるのか??
なんかそれ、ちょっと怪しくないか???
そんなことを思っていたのだが……
「さぁ着いたぞ。ゆっくりするがよい」
そう言って、俺とポポが案内されたのは、ただ落ち葉を敷き詰めた、壁も屋根も床もない、日当たりの良い木と木の間のちょっと窪んだ場所だった。
余りに予想外なその場所に、俺は唖然としてしまう。
こいつ……、これが住処だなんて……
いったい何考えてんだ????
「奇怪な……。何故そのような小さき袋から、このように多量の食物が出てくるのだ? お主もしや、魔導師か??」
次々と、鞄から食べ物を出す俺に対し、ギンロは首を傾げている。
俺だって、事情を知らない奴の前で、こんなにポンポン食べ物を出すのは嫌なのだが……
俺が自分で食べようと取り出したポテトチップスを、隣にいるポポが、有無も言わさず横取りして、食べてみたら大変気に入ったらしく、もっとくれとせがんできた。
ポポはよほどお腹が空いていたのか、ポテトチップスだけでは足りず、勝手に俺の鞄を漁り始めた。
だけども不思議な事に、ポポが鞄の中に手を突っ込んでも、何も掴み取れないらしいのだ。
だから仕方なく、俺が、自らいろいろと食べ物を出す羽目になったのだった。
「魔導師ではないけど……。この鞄には、魔法がかかっているんだよ」
短く説明するも、ギンロはまだ首を傾げている。
どうやら理解力は低いらしい……
「ギンロは、旅の剣士とか言っていたけど、ここで何をしているの? こんな、何も無い……、落ち葉だらけの場所で……??」
やんわりと、君の住処は変だよって、伝える俺。
「我は、修業中の身なのだ。故に、この森で、魔物を倒して回っていた。ここは良い、程良い強さの魔物が、うようよと出てくる」
え~、そうだったんだ~、結構危険な森だったのねここ~、あははは~、笑えな~い。
「ギンロは強いの? ……ゲフッ」
俺の鞄に入っていた食べ物をたらふく食べて、満足したらしいポポが尋ねる。
口に手を当てずにゲップするなんて、お行儀の悪い子だなぁ。
「うむ、強い。ここいらの魔物など、我の前では塵に等しい」
お~お~、凄い自信だこと。
「ほんとっ!? じゃあ……、あのね! 倒して欲しい魔物がいるの!! お願いギンロ、この森の主様を倒して!!!」
ポポっ!?
出会って間もない相手に、いったい何を頼んでるんだこいつは!??
「森の主? ふむ……。よし、やってやろうではないか。我に敵うものなど、この世にはおらぬっ!!!」
うわぁ~お……、簡単に引き受けちゃったよ。
素晴らしい自信だなぁ~、ギンロさんよ。
その自信、俺に少し分けてくれ。
0
お気に入りに追加
497
あなたにおすすめの小説
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる