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★始まりの場所、テトーンの樹の村編★
15:もりしょしんしゃ
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「これで大丈夫だと思いますよ」
エルフの女の子の擦り剥けた膝小僧に、薬草をすり潰して作った傷薬を塗って俺は言った。
母ちゃんが、俺が怪我したり病気した時用に、いろんな薬を鞄に入れておいてくれたおかげだ。
まさか、こんな風に使われるとは、傷薬も思っていなかっただろうけど……
ありがとう! 母ちゃんっ!!
「あ、ありがとう……」
エルフの女の子は、恥ずかしそうに下を向きながらもお礼を言ってくれた。
か……、可愛い。
めちゃくちゃ可愛いな、こんにゃろっ!
鼻の穴を膨らませ、頬を赤くする俺。
すけべな表情をしているに違いないので、鞄に傷薬を仕舞うフリをして、女の子から顔を背けた。
それでもやっぱり、彼女を見ていたくて……、チラチラっと、横目で見ちゃう!!
身長は、たぶん俺の二倍以上。
彼女が腰を下ろした状態でも、少し見上げなければいけないほどの体格差だ。
だがしかし、顔が可愛いので特に気にならない。
というか、ピグモルとしてこの世に産まれて初めて、人間らしい顔の女の子を見たもんで、ちょっとばかり……、いや、かなり興奮しています俺!!!
あ、変な意味じゃなくてね、その……(モゴモゴ)
「助けてくれたのは感謝するけど……、こんな森の中で急に声を出すなんて、危険にもほどがあるんじゃない?」
お? おや??
女の子は、その見た目に似合わない、ちょっぴりキツイ口調でそう言った。
まぁ、言っている事は至極まともだし、正しいのだけど……
なんだか、可愛い顔してそんな事言うのかよって、ちょっぴり凹む俺。
「ご、ごめんなさい。ちょっとその、森初心者でして……」
とりあえず、謝る俺。
「もりしょしんしゃ? 何それ??」
不審な目を向けて、首を傾げる女の子。
初心者という言葉は、この世界ではあまり使わないのだろうか?
……というか、俺も村では使った事がないな。
相手がエルフで、見た目がちょっと人間に近いから、言葉を間違えてしまった。
「あ、えと、気にしないでください! 僕はピグモルのモッモと言います!! えと……、あなたは?」
必死に取り繕って、ついでに自己紹介をし、更に質問する俺。
答えてくれるか半信半疑だったが……
「グレコよ。セシリアの森に住む、ブラッドエルフのグレコ」
女の子は、案外すんなりと答えてくれた。
セシリアの森?
ブラッドエルフ??
どっちも、初めて聞く単語だ。
……当たり前だけど。
「ピグモルって確か……、あれよね。五十年ほど前に、乱獲で絶滅した種族じゃなかったかしら?」
おおう、乱獲で絶滅って……
なるほど、世間ではそんな扱いなのか。
「あ、えっと……。どこぞの魔法使いによって、助かってます」
「あ、そうだったの!? 良かったわね!」
コロッと表情を変えて、ニッコリと笑うグレコは、やはり普通に可愛い。
ドキドキと、心臓がまたしても高鳴る俺。
しかしまぁ、なんというか……、俺に負けず劣らず、あまり緊張感のない子だな。
さっきは一瞬、きつい雰囲気に変わっていたけど……
でも、ド派手に転んでいたしな。
少し天然要素が入っているのだろうか?
「けど、そのピグモル君が何故ここに?」
「あ、名前はモッモです」
「あ~うん、モッモはどうしてここにいるの?」
いきなり呼び捨て……
まあいいよ、可愛いから許す!
「えと、そのぉ……」
あ~っと……、どうしよう、どう答えればいいのかわからない。
前世が人間で、神様に選ばれたので、北の山々の聖地へ行って、神様に会って、いろんなアイテム貰って来た帰りなんです!
……とは、言えないだろう。
「ちょっと、薬草を取りに」
不意に、口から出た言葉に俺は……
あぁっ!?
適当に嘘をついてしまったっ!!?
母ちゃんに、「嘘をついてはいけないよ。嘘は自分を貶めるからね。嘘をつく子はいけないよ」って、言われてたのにぃ~!!!
すぐさま激しく後悔する。
「そっか、この辺りの薬草はよく効くものね」
お~っとぉ~?
かなりあっさり信じてくれた!
なんて素直な子なんだ、グレコ!!
「けど、もう夜になるから、家が近いなら早く帰ったほうがいいわよ?」
おおう、心配までしてくれるなんて……
ドキのムネムネが止まらなくなるぞ、こんにゃろっ!
「ありがとう。だけど、ちょっと遠出しすぎたみたいで、なかなか村までは遠くて……。だから、今夜はこのテトーンの樹で休もうかと」
「そっか! じゃあ、私と一緒ね!! 私もちょっと、里までは遠くてさ……。ていうか、里に帰るつもりはないんだけどね~」
おうん?
なんだか話したそうだから、質問するべきか??
「帰らないって……、旅をするとか、ですか?」
「うん、まあね。何て言うか……、まぁ、あなたに話しても特に問題はないだろうから話すけど。なんかね、お告げが来たらしいのよ」
ほう?
お告げとな??
「ブラッドエルフは代々、巫女様が里を治めててね。その巫女様が言うのよ。神の力を宿しし者を救う為、南西に向かえ、って。あんまりにもアバウトなお告げすぎて、従うのもちょっと阿保らしかったんだけどね。私の暮らすエルフの隠れ里では、巫女様の言う事は絶対! 的な風潮で、断る余地もなくて……。それでとりあえず、里を出て南西に歩いて……、で、今ってわけ」
ほう?
神の力を宿しし者、とな??
……うん???
先ほどまでとは違った意味で、ドキドキし始める俺。
「その……。神の力を宿しし者の外見とか、種族は分からないんですか?」
「そこまでは巫女様も分からなかったみたいね。でも、すぐに会えるって言ってたわ。なのに……、もう日も暮れちゃったし、ここまで誰にも会わなかったし……。さすがに、巫女様のお告げも、今回ばかりは外れかなぁ?」
あははっ! と笑うグレコに対し、なんだか妙な焦りを感じる俺。
心臓のドキドキが、少しずつ速くなっていく。
えっとぉ~……、あん?
なんかその、神の力を宿しし者って、俺のような気がするんですけど??
……え、違う???
気のせいかなぁ????
エルフの女の子の擦り剥けた膝小僧に、薬草をすり潰して作った傷薬を塗って俺は言った。
母ちゃんが、俺が怪我したり病気した時用に、いろんな薬を鞄に入れておいてくれたおかげだ。
まさか、こんな風に使われるとは、傷薬も思っていなかっただろうけど……
ありがとう! 母ちゃんっ!!
「あ、ありがとう……」
エルフの女の子は、恥ずかしそうに下を向きながらもお礼を言ってくれた。
か……、可愛い。
めちゃくちゃ可愛いな、こんにゃろっ!
鼻の穴を膨らませ、頬を赤くする俺。
すけべな表情をしているに違いないので、鞄に傷薬を仕舞うフリをして、女の子から顔を背けた。
それでもやっぱり、彼女を見ていたくて……、チラチラっと、横目で見ちゃう!!
身長は、たぶん俺の二倍以上。
彼女が腰を下ろした状態でも、少し見上げなければいけないほどの体格差だ。
だがしかし、顔が可愛いので特に気にならない。
というか、ピグモルとしてこの世に産まれて初めて、人間らしい顔の女の子を見たもんで、ちょっとばかり……、いや、かなり興奮しています俺!!!
あ、変な意味じゃなくてね、その……(モゴモゴ)
「助けてくれたのは感謝するけど……、こんな森の中で急に声を出すなんて、危険にもほどがあるんじゃない?」
お? おや??
女の子は、その見た目に似合わない、ちょっぴりキツイ口調でそう言った。
まぁ、言っている事は至極まともだし、正しいのだけど……
なんだか、可愛い顔してそんな事言うのかよって、ちょっぴり凹む俺。
「ご、ごめんなさい。ちょっとその、森初心者でして……」
とりあえず、謝る俺。
「もりしょしんしゃ? 何それ??」
不審な目を向けて、首を傾げる女の子。
初心者という言葉は、この世界ではあまり使わないのだろうか?
……というか、俺も村では使った事がないな。
相手がエルフで、見た目がちょっと人間に近いから、言葉を間違えてしまった。
「あ、えと、気にしないでください! 僕はピグモルのモッモと言います!! えと……、あなたは?」
必死に取り繕って、ついでに自己紹介をし、更に質問する俺。
答えてくれるか半信半疑だったが……
「グレコよ。セシリアの森に住む、ブラッドエルフのグレコ」
女の子は、案外すんなりと答えてくれた。
セシリアの森?
ブラッドエルフ??
どっちも、初めて聞く単語だ。
……当たり前だけど。
「ピグモルって確か……、あれよね。五十年ほど前に、乱獲で絶滅した種族じゃなかったかしら?」
おおう、乱獲で絶滅って……
なるほど、世間ではそんな扱いなのか。
「あ、えっと……。どこぞの魔法使いによって、助かってます」
「あ、そうだったの!? 良かったわね!」
コロッと表情を変えて、ニッコリと笑うグレコは、やはり普通に可愛い。
ドキドキと、心臓がまたしても高鳴る俺。
しかしまぁ、なんというか……、俺に負けず劣らず、あまり緊張感のない子だな。
さっきは一瞬、きつい雰囲気に変わっていたけど……
でも、ド派手に転んでいたしな。
少し天然要素が入っているのだろうか?
「けど、そのピグモル君が何故ここに?」
「あ、名前はモッモです」
「あ~うん、モッモはどうしてここにいるの?」
いきなり呼び捨て……
まあいいよ、可愛いから許す!
「えと、そのぉ……」
あ~っと……、どうしよう、どう答えればいいのかわからない。
前世が人間で、神様に選ばれたので、北の山々の聖地へ行って、神様に会って、いろんなアイテム貰って来た帰りなんです!
……とは、言えないだろう。
「ちょっと、薬草を取りに」
不意に、口から出た言葉に俺は……
あぁっ!?
適当に嘘をついてしまったっ!!?
母ちゃんに、「嘘をついてはいけないよ。嘘は自分を貶めるからね。嘘をつく子はいけないよ」って、言われてたのにぃ~!!!
すぐさま激しく後悔する。
「そっか、この辺りの薬草はよく効くものね」
お~っとぉ~?
かなりあっさり信じてくれた!
なんて素直な子なんだ、グレコ!!
「けど、もう夜になるから、家が近いなら早く帰ったほうがいいわよ?」
おおう、心配までしてくれるなんて……
ドキのムネムネが止まらなくなるぞ、こんにゃろっ!
「ありがとう。だけど、ちょっと遠出しすぎたみたいで、なかなか村までは遠くて……。だから、今夜はこのテトーンの樹で休もうかと」
「そっか! じゃあ、私と一緒ね!! 私もちょっと、里までは遠くてさ……。ていうか、里に帰るつもりはないんだけどね~」
おうん?
なんだか話したそうだから、質問するべきか??
「帰らないって……、旅をするとか、ですか?」
「うん、まあね。何て言うか……、まぁ、あなたに話しても特に問題はないだろうから話すけど。なんかね、お告げが来たらしいのよ」
ほう?
お告げとな??
「ブラッドエルフは代々、巫女様が里を治めててね。その巫女様が言うのよ。神の力を宿しし者を救う為、南西に向かえ、って。あんまりにもアバウトなお告げすぎて、従うのもちょっと阿保らしかったんだけどね。私の暮らすエルフの隠れ里では、巫女様の言う事は絶対! 的な風潮で、断る余地もなくて……。それでとりあえず、里を出て南西に歩いて……、で、今ってわけ」
ほう?
神の力を宿しし者、とな??
……うん???
先ほどまでとは違った意味で、ドキドキし始める俺。
「その……。神の力を宿しし者の外見とか、種族は分からないんですか?」
「そこまでは巫女様も分からなかったみたいね。でも、すぐに会えるって言ってたわ。なのに……、もう日も暮れちゃったし、ここまで誰にも会わなかったし……。さすがに、巫女様のお告げも、今回ばかりは外れかなぁ?」
あははっ! と笑うグレコに対し、なんだか妙な焦りを感じる俺。
心臓のドキドキが、少しずつ速くなっていく。
えっとぉ~……、あん?
なんかその、神の力を宿しし者って、俺のような気がするんですけど??
……え、違う???
気のせいかなぁ????
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