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★ピタラス諸島、後日譚★
761:全部で六つ
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「ポポポ? クエスト?? それは……、可能なのですポか??? モッモちゃんは、魔導師でも無く、王立ギルドに所属している訳でも無く、更にはフーガの国民でも無いですポよ???? いくら国王様でもそれは……?????」
円な可愛らしい瞳をパチクリさせながら、酷く混乱した様子で、ノリリアはそう言った。
「ノリリアの言う通り、国王直下のクエストが受けられるのは、フーガの定住権を持った魔導師、或いは魔導騎士、その中でも王立ギルドに所属している者のみであると法律で決まっている。そこで、ローズの出番だ。カービィは元白薔薇の騎士団の副団長を務めた男で、加えて虹の魔導師の称号も保持している。自分で新進気鋭などと言うくらいだ、今もその実力は健在なのだろう。モッモ君は、魔法に関しては全く期待出来ないが、精霊の加護を受けている。それも全精霊のだ。つまり、精霊召喚師としての腕は申し分無い。ローズの許可さえあれば、カービィ及びモッモ君とその仲間達を、今日付けで白薔薇の騎士団の団員とする事が出来るだろう。そうすればモッモ君は、王立ギルドに所属している事になる。定住権については私がなんとかすればまぁ……、なんとかなるだろう」
玉座の肘掛けに右手で頬杖をつきながら、ウルテル国王はペラペラと喋っている。
その内容、話している事のほとんどが、俺には意味不明で……
「冗談じゃ無いわっ!!!」
ひぃいっ!?!??
突然キレたのはまたしてもローズだ。
全身からメラメラと、燃え盛る炎の様な真っ赤なオーラを放ちながら、竜の如き鋭い目でウルテル国王を睨み付けている。
「カービィを私の騎士団に所属させるですって!? 馬鹿も程々にして欲しいわっ! そんな事、許可する訳が無いでしょうっ!!? こんな真夜中に呼び出されて、何を言われるのかと思えば……、大概にしなさいよっ!! ウルテル!!!」
キャアッ!?
国王様のお名前を、お呼び捨てあそばされたわっ!!?
そんなの死刑ものじゃなくてっ!?!?
今にも竜化してしまいそうなローズの腕の中では、コニーちゃんがボロ雑巾のように絞られて、その怒りを一身に受けている。
「ローズ様っ!? 言葉を謹みなさって下さいっ!!?」
台座の左端に座っている変なフォルムの女性が、声を荒げて立ち上がるも……
「お黙りダリア! これは私とウルテルの問題よっ!! 引っ込んでなさいっ!!!」
物凄い剣幕で怒鳴り付けるローズに対し、ダリアと呼ばれた変なフォルムの女性は、静かに椅子に腰を下ろした。
「確かに、ローズ殿の言葉は最もであろう。我らも反対したのだ、国外の得体の知れない輩に、わざわざ頼む事では無いと。しかしのぉ……。事が事なのだ」
そう言ったのは、台座の右端の椅子に座る、めちゃくちゃ小さな奴だ。
上から降りてくる時に埃と見紛ってしまったほどに、そいつの体は小さい。
身長はたぶん、10センチにも満たないと思われる。
そしてその声がまた独特で、ヘリウムガスでも吸ったんですか? と問いたくなるような、高くて妙な声だった。
「それは……、先程国王様が仰った、神代の悪霊が現代に復活しつつある、という事が、原因ですポか?」
何やら、相手側の意図が読めたらしいノリリアが、落ち着いた口調でそう問うた。
「如何にもそうだ。お前達も知っているだろうが……。2ヶ月ほど前、この王城の永久管理宝物庫に侵入者が現れた。事もなげに、城に張り巡らされている守護結界を潜り抜けたそいつは、神の力を持つ者でないと開かない仕組みとなっている宝物庫の扉を、いとも簡単に開けてみせたんだ。そして、古代魔導書レメゲトンの第一部、悪魔の書ゴエティアが盗まれた……。奇しくも、俺とウルテルはその犯人と対峙し、その正体を知った。そして理解したんだ。旧世界の神……、またの呼び名を神代の悪霊……。太古の昔に滅ぼされ、封印されたはずの化物共が、再び世に解き放たれてしまったのだと」
そう言ったのは、ウルテル国王の左隣に座っている、身体がめちゃくちゃデカい奴だ。
ウルテル国王の2倍……、いや、2.5倍はありそうに見える。
だけど、背は高いのだが、横幅はスレンダーなようで、少しばかりサイズは合っていないものの、台座に置かれた椅子にはなんとか収まっている。
声は若く、恐らく男性だろう。
口調がかなり砕けた感じで、見た目の割には威圧感の無い印象だ。
「ポポ、それじゃあ……。国王様とジェイル様は、既にあの、恐ろしい神代の悪霊クトゥルーと、対峙なさっていらっしゃったのですポね……?」
ノリリアは、デカい奴の事をジェイル様と呼んだ。
……てかさ、あんた達さ、話の前にちゃんと自己紹介してくんない?
自己紹介ってさ、最低限の礼儀だと思うよ??
(顔が見えない、名前も分からないじゃあ、作者が描写し辛いでしょうよ)
「俄には信じ難い事実に、私達も最初は半信半疑でしたが……。僭越ながらも、ウルテル様の記憶を拝見させて頂き、更にはウルテル様の千里眼魔法によって、アーレイク島での貴方方の戦いを拝見致しました。あの恐ろしい化物は、間違い無く、この世界を混沌へと陥らせん災厄の一端……。あの様な化物が、よもや他に何体も解き放たれてしまえば、この世界の平和は、皆の日常は、瞬く間に崩れ去る事でしょう。故に、一刻も早い王議会の招集が必至なのです」
そう言ったのは、ウルテル国王の右隣に座る、普通サイズの、何の変哲もない人型の人物だ。
声の高さと物腰柔らかな物言いからして、恐らく女性であろう。
ただ、その人物が座っている椅子には、その人物が座った瞬間から、わさわさと草花が生い茂り始めたのだ。
到底草なんて生えるはずのない場所なので、俺は密かに驚いていたのである。
「ポポゥ、だからといって……。モッモちゃんは、時の神の使者とはいえ、それら一連の出来事とは無関係ではないですポ? 無関係どころか、どちらかといえば、巻き込まれた身であって……。なのに、無理矢理騎士団に入団させて、国王様のクエストを受理させるというのは、あまりに横暴では無いですポか??」
言葉を選びつつも、ウルテル国王とその周りの決定を非難するノリリア。
すると今度は、先程からローズにその物言いを注意している、ダリアと呼ばれた変なフォルムの女性が声を出して……
「無関係では断じて無い! むしろ、その者の不手際のせいで、この様な事態に陥ったと考えられる確たる証拠が、我々にはあるのだ。諸悪の根源は、そこに居る時の神の使者、モッモなのだからっ!! ノリリア・ポーよ、浅はかな憶測で、国王が横暴などと口走るなっ!!!」
のぁあぁぁっ!?
こっちも吠えたぞぉっ!!?
おっかねぇええぇぇぇ~っ!!??
怒りを露わにして叫ぶダリア。
その怒り方、怒鳴り方がなんだかローズに似ていて、俺はプルルっと体を震わせた。
「も、申し訳ないですポ……、以後気を付けますポね。それで……、でも……、モッモちゃんが、諸悪の根源とは……、どういう事ですポ? 証拠とは、いったい……??」
ちょっぴり身を縮こめながらも、話を進めてくれるノリリア。
ローズはキレてるし、カービィは頼りにならないしで、ここにノリリアが居てくれて本当に良かった。
……てか、俺が諸悪の根源だとぉっ!?
嘘だろ、何がよっ!!?
俺、そんな……、何もしてませんけどぉおっ!!??
「これに見覚えがあるはずだ」
そう言ってウルテル国王は、ローブの内側から何かを取り出した。
右の掌の上に転がるそれらは、何度か見た事のある、あの金色に輝く小さな玉。
「それは、まさか……? 神の瞳、と呼ばれる物ですポか??」
イゲンザ島のモゴ族の里で、河馬神タマスのものである神の瞳を見た事があったノリリアは、それが何なのかを瞬時に理解した。
全部で六つもあるその金色の玉を、掌の上で転がしながら、ウルテル国王はこう言った。
「そうだ。これは神の瞳。永久管理宝物庫を開く鍵となるもの。私とジェイルが奴と対峙した際、奴がその入口に落としていったものだよ。鑑定士の見解によると、この六つの神の瞳は全て、ある一体の神から溢れ落ちたものらしい。その神の名は蟷螂神カマリリス。ワコーディーン大陸最南端の地を隔絶するかのように存在するクロノス山脈の、その麓に広がる虫型魔物共の巣窟となっている森の主だそうだ」
…………ん? え?? あれ???
なんだか聞き覚えのある名前と、身に覚えのある記憶が、頭の中をグルグルグル~っと駆け巡る。
そして思い出す事実……
あぁあっ!?
そっか、それってもしかして……、いや、もしかしなくてもっ!!?
俺が回収しそびれた、巨大カマキリみたいな邪神、カマーリスの神の瞳ですかぁあぁぁっ!?!?
え、ちょっと待てよ……、何故それがここにある?
何がどう……??
まさか、んんんんっ???
ドッドッドッドッと、俺の心臓の音が激しく、うるさくなっていく。
ウルテル国王の宇宙色の瞳が、決して逃すまいと、俺の事をジッと見つめていた。
円な可愛らしい瞳をパチクリさせながら、酷く混乱した様子で、ノリリアはそう言った。
「ノリリアの言う通り、国王直下のクエストが受けられるのは、フーガの定住権を持った魔導師、或いは魔導騎士、その中でも王立ギルドに所属している者のみであると法律で決まっている。そこで、ローズの出番だ。カービィは元白薔薇の騎士団の副団長を務めた男で、加えて虹の魔導師の称号も保持している。自分で新進気鋭などと言うくらいだ、今もその実力は健在なのだろう。モッモ君は、魔法に関しては全く期待出来ないが、精霊の加護を受けている。それも全精霊のだ。つまり、精霊召喚師としての腕は申し分無い。ローズの許可さえあれば、カービィ及びモッモ君とその仲間達を、今日付けで白薔薇の騎士団の団員とする事が出来るだろう。そうすればモッモ君は、王立ギルドに所属している事になる。定住権については私がなんとかすればまぁ……、なんとかなるだろう」
玉座の肘掛けに右手で頬杖をつきながら、ウルテル国王はペラペラと喋っている。
その内容、話している事のほとんどが、俺には意味不明で……
「冗談じゃ無いわっ!!!」
ひぃいっ!?!??
突然キレたのはまたしてもローズだ。
全身からメラメラと、燃え盛る炎の様な真っ赤なオーラを放ちながら、竜の如き鋭い目でウルテル国王を睨み付けている。
「カービィを私の騎士団に所属させるですって!? 馬鹿も程々にして欲しいわっ! そんな事、許可する訳が無いでしょうっ!!? こんな真夜中に呼び出されて、何を言われるのかと思えば……、大概にしなさいよっ!! ウルテル!!!」
キャアッ!?
国王様のお名前を、お呼び捨てあそばされたわっ!!?
そんなの死刑ものじゃなくてっ!?!?
今にも竜化してしまいそうなローズの腕の中では、コニーちゃんがボロ雑巾のように絞られて、その怒りを一身に受けている。
「ローズ様っ!? 言葉を謹みなさって下さいっ!!?」
台座の左端に座っている変なフォルムの女性が、声を荒げて立ち上がるも……
「お黙りダリア! これは私とウルテルの問題よっ!! 引っ込んでなさいっ!!!」
物凄い剣幕で怒鳴り付けるローズに対し、ダリアと呼ばれた変なフォルムの女性は、静かに椅子に腰を下ろした。
「確かに、ローズ殿の言葉は最もであろう。我らも反対したのだ、国外の得体の知れない輩に、わざわざ頼む事では無いと。しかしのぉ……。事が事なのだ」
そう言ったのは、台座の右端の椅子に座る、めちゃくちゃ小さな奴だ。
上から降りてくる時に埃と見紛ってしまったほどに、そいつの体は小さい。
身長はたぶん、10センチにも満たないと思われる。
そしてその声がまた独特で、ヘリウムガスでも吸ったんですか? と問いたくなるような、高くて妙な声だった。
「それは……、先程国王様が仰った、神代の悪霊が現代に復活しつつある、という事が、原因ですポか?」
何やら、相手側の意図が読めたらしいノリリアが、落ち着いた口調でそう問うた。
「如何にもそうだ。お前達も知っているだろうが……。2ヶ月ほど前、この王城の永久管理宝物庫に侵入者が現れた。事もなげに、城に張り巡らされている守護結界を潜り抜けたそいつは、神の力を持つ者でないと開かない仕組みとなっている宝物庫の扉を、いとも簡単に開けてみせたんだ。そして、古代魔導書レメゲトンの第一部、悪魔の書ゴエティアが盗まれた……。奇しくも、俺とウルテルはその犯人と対峙し、その正体を知った。そして理解したんだ。旧世界の神……、またの呼び名を神代の悪霊……。太古の昔に滅ぼされ、封印されたはずの化物共が、再び世に解き放たれてしまったのだと」
そう言ったのは、ウルテル国王の左隣に座っている、身体がめちゃくちゃデカい奴だ。
ウルテル国王の2倍……、いや、2.5倍はありそうに見える。
だけど、背は高いのだが、横幅はスレンダーなようで、少しばかりサイズは合っていないものの、台座に置かれた椅子にはなんとか収まっている。
声は若く、恐らく男性だろう。
口調がかなり砕けた感じで、見た目の割には威圧感の無い印象だ。
「ポポ、それじゃあ……。国王様とジェイル様は、既にあの、恐ろしい神代の悪霊クトゥルーと、対峙なさっていらっしゃったのですポね……?」
ノリリアは、デカい奴の事をジェイル様と呼んだ。
……てかさ、あんた達さ、話の前にちゃんと自己紹介してくんない?
自己紹介ってさ、最低限の礼儀だと思うよ??
(顔が見えない、名前も分からないじゃあ、作者が描写し辛いでしょうよ)
「俄には信じ難い事実に、私達も最初は半信半疑でしたが……。僭越ながらも、ウルテル様の記憶を拝見させて頂き、更にはウルテル様の千里眼魔法によって、アーレイク島での貴方方の戦いを拝見致しました。あの恐ろしい化物は、間違い無く、この世界を混沌へと陥らせん災厄の一端……。あの様な化物が、よもや他に何体も解き放たれてしまえば、この世界の平和は、皆の日常は、瞬く間に崩れ去る事でしょう。故に、一刻も早い王議会の招集が必至なのです」
そう言ったのは、ウルテル国王の右隣に座る、普通サイズの、何の変哲もない人型の人物だ。
声の高さと物腰柔らかな物言いからして、恐らく女性であろう。
ただ、その人物が座っている椅子には、その人物が座った瞬間から、わさわさと草花が生い茂り始めたのだ。
到底草なんて生えるはずのない場所なので、俺は密かに驚いていたのである。
「ポポゥ、だからといって……。モッモちゃんは、時の神の使者とはいえ、それら一連の出来事とは無関係ではないですポ? 無関係どころか、どちらかといえば、巻き込まれた身であって……。なのに、無理矢理騎士団に入団させて、国王様のクエストを受理させるというのは、あまりに横暴では無いですポか??」
言葉を選びつつも、ウルテル国王とその周りの決定を非難するノリリア。
すると今度は、先程からローズにその物言いを注意している、ダリアと呼ばれた変なフォルムの女性が声を出して……
「無関係では断じて無い! むしろ、その者の不手際のせいで、この様な事態に陥ったと考えられる確たる証拠が、我々にはあるのだ。諸悪の根源は、そこに居る時の神の使者、モッモなのだからっ!! ノリリア・ポーよ、浅はかな憶測で、国王が横暴などと口走るなっ!!!」
のぁあぁぁっ!?
こっちも吠えたぞぉっ!!?
おっかねぇええぇぇぇ~っ!!??
怒りを露わにして叫ぶダリア。
その怒り方、怒鳴り方がなんだかローズに似ていて、俺はプルルっと体を震わせた。
「も、申し訳ないですポ……、以後気を付けますポね。それで……、でも……、モッモちゃんが、諸悪の根源とは……、どういう事ですポ? 証拠とは、いったい……??」
ちょっぴり身を縮こめながらも、話を進めてくれるノリリア。
ローズはキレてるし、カービィは頼りにならないしで、ここにノリリアが居てくれて本当に良かった。
……てか、俺が諸悪の根源だとぉっ!?
嘘だろ、何がよっ!!?
俺、そんな……、何もしてませんけどぉおっ!!??
「これに見覚えがあるはずだ」
そう言ってウルテル国王は、ローブの内側から何かを取り出した。
右の掌の上に転がるそれらは、何度か見た事のある、あの金色に輝く小さな玉。
「それは、まさか……? 神の瞳、と呼ばれる物ですポか??」
イゲンザ島のモゴ族の里で、河馬神タマスのものである神の瞳を見た事があったノリリアは、それが何なのかを瞬時に理解した。
全部で六つもあるその金色の玉を、掌の上で転がしながら、ウルテル国王はこう言った。
「そうだ。これは神の瞳。永久管理宝物庫を開く鍵となるもの。私とジェイルが奴と対峙した際、奴がその入口に落としていったものだよ。鑑定士の見解によると、この六つの神の瞳は全て、ある一体の神から溢れ落ちたものらしい。その神の名は蟷螂神カマリリス。ワコーディーン大陸最南端の地を隔絶するかのように存在するクロノス山脈の、その麓に広がる虫型魔物共の巣窟となっている森の主だそうだ」
…………ん? え?? あれ???
なんだか聞き覚えのある名前と、身に覚えのある記憶が、頭の中をグルグルグル~っと駆け巡る。
そして思い出す事実……
あぁあっ!?
そっか、それってもしかして……、いや、もしかしなくてもっ!!?
俺が回収しそびれた、巨大カマキリみたいな邪神、カマーリスの神の瞳ですかぁあぁぁっ!?!?
え、ちょっと待てよ……、何故それがここにある?
何がどう……??
まさか、んんんんっ???
ドッドッドッドッと、俺の心臓の音が激しく、うるさくなっていく。
ウルテル国王の宇宙色の瞳が、決して逃すまいと、俺の事をジッと見つめていた。
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