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★ピタラス諸島第五、アーレイク島編★
742:また会おうぜぇ〜
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「あれが、クトゥルーの核? あれを全て破壊すれば、クトゥルーは消滅する……??」
濃い紫色の肉塊の体表に盛り上がる、赤く光りながら鼓動する丸い臓器。
俺は慎重に、その数を数えた。
「一、ニ、三、四、五、六、七……? あれ?? 七個しかない???」
ここからでは見えないだけだろうか?
九つあるはずのクトゥルーの核は、七つしかない。
「あの赤いのを斬ればよいのか!?」
双剣を握り締め、唸るギンロ。
「近付くのは危険だわ! 私が矢で仕留める!!」
魔法弓を手に、魔力で黄緑色の光を放つ黒い荊の矢を生成し、構えるグレコ。
「手柄、分けろっ!」
二人に張り合って、今にも走り出しそうなティカ。
「待てっ! あのままでは攻撃が届かない!! 永遠の牢獄を解除する!!!」
そう言うとユディンは、全身から金色のオーラを放ち、そして……
「漆黒の魔剣ニーグレードよ、主が命じる……。捕らえし者を解放し、あるべき姿へと戻れ! 我が元へ帰還せよ!!」
ユディンの低く渋い声が響き渡り、クトゥルーを捕らえている黒い檻と鎖がピカッ! と光を放ったかと思うと、一瞬の間に跡形もなく消えてしまった。
すると、縛るものの無くなった肉塊は支えを失って、ドロドロとその場に崩れ落ち始めた。
「今だっ! 総攻撃っ!!」
ユディンの言葉に、ギンロとティカが駆け出す。
同時にグレコが、三本の荊の矢を放った。
ドスドスドスッ!
三本の荊の矢は、それぞれ別の方向へと飛んでいき、三つのクトゥルーの核を貫いた。
荊の矢が突き刺さった三つの核は、光を失って、真っ黒な煙を上げながら腐り始める。
「ガルルラァアッ!」
「ギャギャアッ!」
雄叫びを上げるギンロとティカ。
ブシュシュウッ!!
ギンロの双剣は、クトゥルーの体表に盛り上がる核を二つ、斬り上げた。
ジュボボォッ!!!
武器を持たないティカは、恐れる事なく、その両手の爪を肉塊へと突き立てて、クトゥルーの核を二つ、斬り裂いた。
ギンロとティカ、二人は合わせて四つの核を破壊した。
俺が目視で確認した七つの核は全て、光を失って、真っ黒な煙を上げながら腐り落ちていく。
そして……
「モッモ! 核とやらは、九つあると言ったか!? それは真か!??」
クトゥルーの側に立つギンロが、ドロドロに溶ける肉塊を見つめながら問うてきた。
「うっ、うんっ! 九つあるって、書いてあったよ!!」
ドギマギしながら答える俺。
「無い! もう無いっ!!」
同じくクトゥルーの側、ギンロとは反対側に立つティカが叫んだ。
「本当にっ!? もう無いのねっ!!?」
追加の矢を構えながら、グレコが二人に問い掛ける。
「うむ! もう無いっ!!」
「無いっ!!!」
ギンロもティカも、核はもう無いと言っている。
そして、その事を裏付けるかのように、核だけでなく、徐々に濃い紫色の肉塊そのものが腐蝕し始めたではないか。
肉塊から立ち上る真っ黒な煙は、クトゥルー特有の、あの炎天下の磯の香りをギュッと凝縮したような、強烈な異臭を辺りに漂わせる。
「ぐっ!? なんと醜悪な……」
思わず鼻を腕で覆うギンロ。
ティカも、顔を歪ませながら数歩下がった。
すると……
『あ~あ~、殺られちまったぁ~。せっかく良いところまでいったのによぉ~。まぁ~た、あの景色を拝まにゃならねぇ~のかぁ……。数千年ぶりだが、面倒臭ぇ~なぁ~』
ドロドロに溶けていく肉塊から、尚もクトゥルーの声が響いてきた。
「なっ!? まだ意識があんのかっ!!?」
下ろしていた杖を再び構え、魔導書を握り締めるカービィ。
ごくりと生唾を飲み、キリキリと弓の弦を引くグレコ。
クトゥルーの側にいるギンロとティカは、驚きながらも臨戦態勢となる。
テッチャはもう、さっきからずっと、俺の後ろで石みたいに固まっている。
そして、肝心の俺はというと……
ぎゃあぁぁああぁぁぁーーーーー!?
まままっ!!?
まだ生きてんのぉおぉぉっ!?!?
声にならない叫びが、心の中でこだましていた。
「皆さん、落ち着いてっ! もう勝負はついていますっ!!」
そう言ったのは、なんと……
「アイビー!?!?」
つい先程まで、意識を失ってユディンに抱えられていたはずのアイビーが、意識を取り戻し、しっかりと自分の足で地面に立っているではないか。
額からの出血は止まり、顔色も良く、鋭い視線は真っ直ぐに、クトゥルーへと向けられている。
その隣では、腕に抱えているノリリアに向かって、その掌から何やら白い光を放っているユディンの姿が。
背中にはいつの間にか、あの黒い大剣、魔剣ニーグレードが背負われていた。
あれは……、回復魔法か?
ユディンのやつ、悪魔なのに回復魔法まで使えるのかよ。
時空穴を作れたり、クトゥルーを閉じ込めていた檻といい、最強だなおい。
すると次の瞬間。
「ポポゥ……、ポッ!? ポポポッ!!?」
ノリリアが意識を取り戻した。
「だっ!? ポッ!!? 何ポッ!?!?」
ユディンの姿に驚き、状況が飲み込めず、ポポポポ言うノリリア。
そんなノリリアを、ユディンはゆっくりと地面に下ろした。
「ノリリア! 良かった!!」
チャプチャプと水音を立てながら、駆け寄るグレコ。
「グレコちゃん!? それに、カービィちゃん達もっ!?? どうしてここに!?!? ……あなたは誰ポ?」
訝しげにユディンを見上げるノリリア。
恐らく、顔に着けている鉄仮面のせいで、相手がユディンである事は理解していないだろう。
すると……
『なんだろうなぁ~。残念っちゃ残念だが……、不思議と気分は悪くねぇなぁ、ははっはぁ~』
またもやクトゥルーが喋り始めた。
もはやそこにあるのは、口が無いどころか、生物にすら見えない、アメーバ状のドロドロだ。
肉塊と呼ぶわのも憚られるその物体からは、魔力のオーラとはまた違う、うっすらとした黄色いオーラが流れ出ている。
『得体の知れねぇ、時の神の使者モッモ……。そして源神の血を引く者達かぁ……。いやぁ、なかなかに歯応えのある面子だぁ。よくもまぁ、都合良く集まったもんだ。こりゃ~、のんびりしてっと、あいつに先を越されちまうかも知れねぇなぁ~。獲物の横取りは御法度だが、あいつはそんな事気にしねぇ~だろうしなぁ、ははっはぁ~。……だが安心しろ、俺はすぐ戻るぜぇ~』
あいつ? あいつって誰だ??
クトゥルーはいったい、何の話をしてるんだ???
てか、戻るって何????
死んだ後に蘇るとか、そういう話?????
……いや、戻って来なくていいしっ!
(てか、繰り返しになるけど、どっから喋ってんだ?)
「生憎だが、冥界の王には話をつけてある。冥界に流れた悪霊共の魂は、今後数百年、何としても冥界に留め置く事を約束しろと……。クトゥルー、今回ばかりは、貴様の完全敗北だ。旧世界の神、又は神代の悪霊と呼ばれ、数千年に渡り恐れられてきた貴様であっても、所詮は生き物、不死身では無い。そして、この世界の理……。消し去る事は不可能だが、変える事は出来るはず。貴様が冥界に囚われている間に、いずこに封印されたままの、この世界の創造神を呼び起こし、理を変えさせる。そうすれば、貴様は未来永劫、復活出来ない……、違うか?」
ユディンの言葉は、俺にとっては意味不明だけど、クトゥルーには通じたようで……
『なるほど、そこまでやるってかぁ? そうかそうかぁ……。だが、それは並大抵の事じゃねぇぞ。やるってんなら止めはしねぇがなぁ~。果たして、お前たちが理を変える方が先か、俺が冥界を抜け出すのが先か……。くっくっくっ、こりゃ~また、楽しくなったきたなぁ~』
死にかけだっていうのに、楽しげに笑い出すクトゥルー。
こっちは別の意味で意味不明だし、狂気的でめちゃくちゃ怖い。
「必ずやり遂げてみせるさ。他でも無く、今ここに居る時の神の使者が……。この世界の調停者となった、モッモ君が、必ず」
力強くそう言って、俺に向かって微笑むアイビー。
その言葉、その笑顔の意味が、俺には理解出来ず……
え? な?? は???
アイビー、今なんて言ったの????
『ははっはぁ~! そうかよそうかよ!! アーレイクの意思は、てめぇじゃなく、そいつが継ぐってか? おもしれぇっ!!! なら、是が非でも、さっさと蘇らなくちゃなぁ~。新たなる時の神の使者、調停者モッモ……、くっくっくっ……。また会おうぜぇ~』
その言葉を最後に、クトゥルーであったはずの濃い紫色の肉塊は、黒い煙を上げながら全てが腐り落ち、黄色いオーラと共に、その場から跡形も無く消え去った。
残ったのは当たりに漂う異臭と、緊張感が張り詰めたままの俺達と、周囲の地面一帯を覆い尽くすカービィがぶち撒けた大量の水溜まりだけだった。
濃い紫色の肉塊の体表に盛り上がる、赤く光りながら鼓動する丸い臓器。
俺は慎重に、その数を数えた。
「一、ニ、三、四、五、六、七……? あれ?? 七個しかない???」
ここからでは見えないだけだろうか?
九つあるはずのクトゥルーの核は、七つしかない。
「あの赤いのを斬ればよいのか!?」
双剣を握り締め、唸るギンロ。
「近付くのは危険だわ! 私が矢で仕留める!!」
魔法弓を手に、魔力で黄緑色の光を放つ黒い荊の矢を生成し、構えるグレコ。
「手柄、分けろっ!」
二人に張り合って、今にも走り出しそうなティカ。
「待てっ! あのままでは攻撃が届かない!! 永遠の牢獄を解除する!!!」
そう言うとユディンは、全身から金色のオーラを放ち、そして……
「漆黒の魔剣ニーグレードよ、主が命じる……。捕らえし者を解放し、あるべき姿へと戻れ! 我が元へ帰還せよ!!」
ユディンの低く渋い声が響き渡り、クトゥルーを捕らえている黒い檻と鎖がピカッ! と光を放ったかと思うと、一瞬の間に跡形もなく消えてしまった。
すると、縛るものの無くなった肉塊は支えを失って、ドロドロとその場に崩れ落ち始めた。
「今だっ! 総攻撃っ!!」
ユディンの言葉に、ギンロとティカが駆け出す。
同時にグレコが、三本の荊の矢を放った。
ドスドスドスッ!
三本の荊の矢は、それぞれ別の方向へと飛んでいき、三つのクトゥルーの核を貫いた。
荊の矢が突き刺さった三つの核は、光を失って、真っ黒な煙を上げながら腐り始める。
「ガルルラァアッ!」
「ギャギャアッ!」
雄叫びを上げるギンロとティカ。
ブシュシュウッ!!
ギンロの双剣は、クトゥルーの体表に盛り上がる核を二つ、斬り上げた。
ジュボボォッ!!!
武器を持たないティカは、恐れる事なく、その両手の爪を肉塊へと突き立てて、クトゥルーの核を二つ、斬り裂いた。
ギンロとティカ、二人は合わせて四つの核を破壊した。
俺が目視で確認した七つの核は全て、光を失って、真っ黒な煙を上げながら腐り落ちていく。
そして……
「モッモ! 核とやらは、九つあると言ったか!? それは真か!??」
クトゥルーの側に立つギンロが、ドロドロに溶ける肉塊を見つめながら問うてきた。
「うっ、うんっ! 九つあるって、書いてあったよ!!」
ドギマギしながら答える俺。
「無い! もう無いっ!!」
同じくクトゥルーの側、ギンロとは反対側に立つティカが叫んだ。
「本当にっ!? もう無いのねっ!!?」
追加の矢を構えながら、グレコが二人に問い掛ける。
「うむ! もう無いっ!!」
「無いっ!!!」
ギンロもティカも、核はもう無いと言っている。
そして、その事を裏付けるかのように、核だけでなく、徐々に濃い紫色の肉塊そのものが腐蝕し始めたではないか。
肉塊から立ち上る真っ黒な煙は、クトゥルー特有の、あの炎天下の磯の香りをギュッと凝縮したような、強烈な異臭を辺りに漂わせる。
「ぐっ!? なんと醜悪な……」
思わず鼻を腕で覆うギンロ。
ティカも、顔を歪ませながら数歩下がった。
すると……
『あ~あ~、殺られちまったぁ~。せっかく良いところまでいったのによぉ~。まぁ~た、あの景色を拝まにゃならねぇ~のかぁ……。数千年ぶりだが、面倒臭ぇ~なぁ~』
ドロドロに溶けていく肉塊から、尚もクトゥルーの声が響いてきた。
「なっ!? まだ意識があんのかっ!!?」
下ろしていた杖を再び構え、魔導書を握り締めるカービィ。
ごくりと生唾を飲み、キリキリと弓の弦を引くグレコ。
クトゥルーの側にいるギンロとティカは、驚きながらも臨戦態勢となる。
テッチャはもう、さっきからずっと、俺の後ろで石みたいに固まっている。
そして、肝心の俺はというと……
ぎゃあぁぁああぁぁぁーーーーー!?
まままっ!!?
まだ生きてんのぉおぉぉっ!?!?
声にならない叫びが、心の中でこだましていた。
「皆さん、落ち着いてっ! もう勝負はついていますっ!!」
そう言ったのは、なんと……
「アイビー!?!?」
つい先程まで、意識を失ってユディンに抱えられていたはずのアイビーが、意識を取り戻し、しっかりと自分の足で地面に立っているではないか。
額からの出血は止まり、顔色も良く、鋭い視線は真っ直ぐに、クトゥルーへと向けられている。
その隣では、腕に抱えているノリリアに向かって、その掌から何やら白い光を放っているユディンの姿が。
背中にはいつの間にか、あの黒い大剣、魔剣ニーグレードが背負われていた。
あれは……、回復魔法か?
ユディンのやつ、悪魔なのに回復魔法まで使えるのかよ。
時空穴を作れたり、クトゥルーを閉じ込めていた檻といい、最強だなおい。
すると次の瞬間。
「ポポゥ……、ポッ!? ポポポッ!!?」
ノリリアが意識を取り戻した。
「だっ!? ポッ!!? 何ポッ!?!?」
ユディンの姿に驚き、状況が飲み込めず、ポポポポ言うノリリア。
そんなノリリアを、ユディンはゆっくりと地面に下ろした。
「ノリリア! 良かった!!」
チャプチャプと水音を立てながら、駆け寄るグレコ。
「グレコちゃん!? それに、カービィちゃん達もっ!?? どうしてここに!?!? ……あなたは誰ポ?」
訝しげにユディンを見上げるノリリア。
恐らく、顔に着けている鉄仮面のせいで、相手がユディンである事は理解していないだろう。
すると……
『なんだろうなぁ~。残念っちゃ残念だが……、不思議と気分は悪くねぇなぁ、ははっはぁ~』
またもやクトゥルーが喋り始めた。
もはやそこにあるのは、口が無いどころか、生物にすら見えない、アメーバ状のドロドロだ。
肉塊と呼ぶわのも憚られるその物体からは、魔力のオーラとはまた違う、うっすらとした黄色いオーラが流れ出ている。
『得体の知れねぇ、時の神の使者モッモ……。そして源神の血を引く者達かぁ……。いやぁ、なかなかに歯応えのある面子だぁ。よくもまぁ、都合良く集まったもんだ。こりゃ~、のんびりしてっと、あいつに先を越されちまうかも知れねぇなぁ~。獲物の横取りは御法度だが、あいつはそんな事気にしねぇ~だろうしなぁ、ははっはぁ~。……だが安心しろ、俺はすぐ戻るぜぇ~』
あいつ? あいつって誰だ??
クトゥルーはいったい、何の話をしてるんだ???
てか、戻るって何????
死んだ後に蘇るとか、そういう話?????
……いや、戻って来なくていいしっ!
(てか、繰り返しになるけど、どっから喋ってんだ?)
「生憎だが、冥界の王には話をつけてある。冥界に流れた悪霊共の魂は、今後数百年、何としても冥界に留め置く事を約束しろと……。クトゥルー、今回ばかりは、貴様の完全敗北だ。旧世界の神、又は神代の悪霊と呼ばれ、数千年に渡り恐れられてきた貴様であっても、所詮は生き物、不死身では無い。そして、この世界の理……。消し去る事は不可能だが、変える事は出来るはず。貴様が冥界に囚われている間に、いずこに封印されたままの、この世界の創造神を呼び起こし、理を変えさせる。そうすれば、貴様は未来永劫、復活出来ない……、違うか?」
ユディンの言葉は、俺にとっては意味不明だけど、クトゥルーには通じたようで……
『なるほど、そこまでやるってかぁ? そうかそうかぁ……。だが、それは並大抵の事じゃねぇぞ。やるってんなら止めはしねぇがなぁ~。果たして、お前たちが理を変える方が先か、俺が冥界を抜け出すのが先か……。くっくっくっ、こりゃ~また、楽しくなったきたなぁ~』
死にかけだっていうのに、楽しげに笑い出すクトゥルー。
こっちは別の意味で意味不明だし、狂気的でめちゃくちゃ怖い。
「必ずやり遂げてみせるさ。他でも無く、今ここに居る時の神の使者が……。この世界の調停者となった、モッモ君が、必ず」
力強くそう言って、俺に向かって微笑むアイビー。
その言葉、その笑顔の意味が、俺には理解出来ず……
え? な?? は???
アイビー、今なんて言ったの????
『ははっはぁ~! そうかよそうかよ!! アーレイクの意思は、てめぇじゃなく、そいつが継ぐってか? おもしれぇっ!!! なら、是が非でも、さっさと蘇らなくちゃなぁ~。新たなる時の神の使者、調停者モッモ……、くっくっくっ……。また会おうぜぇ~』
その言葉を最後に、クトゥルーであったはずの濃い紫色の肉塊は、黒い煙を上げながら全てが腐り落ち、黄色いオーラと共に、その場から跡形も無く消え去った。
残ったのは当たりに漂う異臭と、緊張感が張り詰めたままの俺達と、周囲の地面一帯を覆い尽くすカービィがぶち撒けた大量の水溜まりだけだった。
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