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★ピタラス諸島第五、アーレイク島編★
632:キノコリゾット
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「ポポッ!? こいつが!?? あ……、いえ、コホンッ……。このお方が、あのモゴ族の守護神、蘑菇神様? お初にお目にかかりますポ」
キノコリゾットがよそわれた深皿とスプーンを手に、カサチョの傘帽子の上にいるリュフトに向かって、ノリリアは深々と頭を下げた。
今完全に、こいつって言ったけど……、リュフトはどうやら我慢強いタチらしい、上手に聞き流していた。
「いや~! 河馬神様に続いて、蘑菇神様にまでお会い出来るとはっ!! モッモ君と一緒にいると、僕にとっては良い事だらけだよ本当にっ!!! 何を隠そう蘑菇神様は、神獣類の中で唯一植物型魔物の姿をしている、とてもとても珍しい神様だからね!!!! まさか生きているうちに会えるなんて……、もう僕、明日死んでも悔いはないよ!!!!!」
神様オタクのマシコットは、お顔の炎をメラメラと燃え上がらせながら、興奮MAXな様子で話し掛けてきた。
リュフトに近付きたくて仕方がない様子だが、あまり近付くとリュフトが焼きキノコになってしまうとマシコットも理解しているのだろう、なんとか理性を保ち、一定の距離をとって、キラキラとした眼差しで此方を眺めている。
「だからこの辺りには、キノコが沢山生えているのですねぇ~」
キノコリゾットを食べながら、ニコニコとそう言ったのはヤーリュだ。
その隣では、空腹が限界に達していたらしいモーブが、リュフトの事など見向きもせず、無心で、バクバクとキノコリゾットを口へとかき込んでいる。
ヤーリュの言葉通り、今までバタバタしていて気付かなかったが、巨木ユーザネイジアの根本であるここいら一帯には、いろんな種類のキノコが群生しているのだ。
なるほどこれらは、蘑菇神であるリュフトが、長年ここで暮らしてきた影響……、なのかも知れない。
西の空に夕日が沈み、辺りが薄暗くなってきた頃、俺達はみんな揃って、夕食をとっていた。
騎士団のテントがぐるりと周りを囲み、その中心には大きなキャンプファイアーが作られて、さながら楽しいキャンプのような光景である。
地面を覆う凸凹としたユーザネイジアの木の根に腰掛けて食べる、ほかほかと湯気の立つキノコリゾットは、まさしく絶品であった。
「けどよ、この辺りの地面って全部、ユーザネイジアの根が張っているよな? そんなとこに生えてるキノコなんて、食っても大丈夫なのか??」
疑問を投げ掛けるカービィ。
しかしその手は、キノコリゾットを口へと運んでいる真っ最中だ。
いつも通りのヘラヘラ顔といい、発言と行動が全く伴っていない。
代わりに手を止めたのは、俺とグレコとテッチャとギンロだった。
悲しい哉、ティカはカービィの言葉の意味が分からなかったらしく、モグモグと咀嚼を続けている。
まさかとは思うけど……、これ、毒入りっ!?
「大丈夫ですよ。毒があるかどうか、料理をする前にちゃんと調べましたから。ユーザネイジアは、その果実にこそ一口で死に至る猛毒が含まれていますが、根や幹、葉などには、毒素は一切含まれていないのです。よって、この辺りに生えているキノコは、完全に無毒です」
チリアンが、いつも通りのおっとりとしたお上品な喋り口でそう言うと、俺達はみんなホッとして、食事を続ける事が出来た。
「アイビーの容態はどうなのかしら?」
グレコの問い掛けに、少し離れた場所にいるロビンズが答える。
「背中の傷は酷いが、命に関わるものではない。さすがアイビーだ、攻撃を受ける間際に、咄嗟に守護魔法を行使していたのだろう。だが恐らく、回復には時間がかかる。自力で目を覚ますまでは、下手に動かさない方がいいだろうな」
ホッ……、良かった、本当に良かったよ、アイビーが死ななくて。
守ってくれたのは嬉しいし、本当に助かったけど、俺の代わりにアイビーが死ぬなんて絶対に嫌だったから。
アイビーが目を覚ましたら、その時はちゃんとお礼を言いに行こう。
……でも、アイビーはどうして、身を呈してまで俺を守ってくれたんだろうな?
「となると、アイビーさんは、ここで待機になるんで?」
早くも食事を終えたらしいライラックは、どっかで拾ったらしい細い棒切れを爪楊枝代わりに使って、シーハーしながら尋ねた。
……見た目はハードボイルドでカッコ良いんだけど、礼儀がなってないな。
「ポ、そうなるポね。サンとブリックにここを任せて、残りのメンバーだけで先に進むポよ」
ノリリアの言葉に、サンは口をもぐもぐさせながらビシッと敬礼し、ブリックは無言で頷いていた。
そっか、また分裂しちゃうのか……
アイビー、俺を助けたばっかりに、参加したかっただろう墓塔の探索調査に、行けなくなっちゃうんだよな。
ズーンと気分が沈む俺。
「それから、ヤーリュとモーブは、キッズ船長とビッチェ副船長と一緒に、一度船に戻ってポ。ミュエル鳥が無事なら、船に戻っているはずポね」
「分っかりました~。彼らは賢いですからねぇ~、恐らく大丈夫でしょ~う。それで、彼らを連れて、我々も墓塔に向かえばよろしいですかぁ~?」
「そうポね、お願いポ」
「了解しました! はいはいはいっ!!」
うわっ!? 食べながら喋るんじゃないよモーブこの野郎っ!!?
口からなんか飛び出したぞっ!?!?
「とにかく、この島に悪魔はもういないポ。ハーピー達が何処へ行ったかは分からないポが、そこまで警戒する必要は無いポね。当初の予定通り、アーレイク・ピタラスの墓塔へ、最短距離で移動するポよ。それで……、ボナークさん、道は分かっているポか?」
ノリリアの言葉に、随分と離れた場所で食事をするボナークへと、みんなの視線が向けられる。
どうやらボナークは、あの土壇場で無理言って、悪魔を捕獲した事によって、みんなの輪に溶け込めずにいるようだ。
ちょっぴりドギマギした様子で答えた。
「だ、大丈夫だど。ちゃ~んと、地道も調べてあるっけ~」
「ポポ、ありがとうございますポ。みんな、分かっていると思うポが、ミュエル鳥がいないポから、魔力を温存する為にも、明日は歩いて移動するポね。今夜はしっかり休んでポよ!」
そう言うとノリリアは、食べ終わったキノコリゾットの深皿とスプーンを、魔法でサッと綺麗に洗った。
そして、俺と、隣にいるカサチョとリュフトの元へやって来て……
「モッモちゃん、そして蘑菇神様。後であたちのテントに来て欲しいポ。モッモちゃんに話さなければならない事を、あたちにも聞かせて欲しいポね。いいですポか?」
ノリリアの言葉にリュフトは……
『良いノコ。出来れば……、清らかな水を用意しておいて欲しいノコ。体を浸したいノコ』
もそもそと、小声でそう言った。
「分かりましたポ。それでは後ほど」
ペコリと頭を下げて、ノリリアはテントへと入って行った。
キノコリゾットがよそわれた深皿とスプーンを手に、カサチョの傘帽子の上にいるリュフトに向かって、ノリリアは深々と頭を下げた。
今完全に、こいつって言ったけど……、リュフトはどうやら我慢強いタチらしい、上手に聞き流していた。
「いや~! 河馬神様に続いて、蘑菇神様にまでお会い出来るとはっ!! モッモ君と一緒にいると、僕にとっては良い事だらけだよ本当にっ!!! 何を隠そう蘑菇神様は、神獣類の中で唯一植物型魔物の姿をしている、とてもとても珍しい神様だからね!!!! まさか生きているうちに会えるなんて……、もう僕、明日死んでも悔いはないよ!!!!!」
神様オタクのマシコットは、お顔の炎をメラメラと燃え上がらせながら、興奮MAXな様子で話し掛けてきた。
リュフトに近付きたくて仕方がない様子だが、あまり近付くとリュフトが焼きキノコになってしまうとマシコットも理解しているのだろう、なんとか理性を保ち、一定の距離をとって、キラキラとした眼差しで此方を眺めている。
「だからこの辺りには、キノコが沢山生えているのですねぇ~」
キノコリゾットを食べながら、ニコニコとそう言ったのはヤーリュだ。
その隣では、空腹が限界に達していたらしいモーブが、リュフトの事など見向きもせず、無心で、バクバクとキノコリゾットを口へとかき込んでいる。
ヤーリュの言葉通り、今までバタバタしていて気付かなかったが、巨木ユーザネイジアの根本であるここいら一帯には、いろんな種類のキノコが群生しているのだ。
なるほどこれらは、蘑菇神であるリュフトが、長年ここで暮らしてきた影響……、なのかも知れない。
西の空に夕日が沈み、辺りが薄暗くなってきた頃、俺達はみんな揃って、夕食をとっていた。
騎士団のテントがぐるりと周りを囲み、その中心には大きなキャンプファイアーが作られて、さながら楽しいキャンプのような光景である。
地面を覆う凸凹としたユーザネイジアの木の根に腰掛けて食べる、ほかほかと湯気の立つキノコリゾットは、まさしく絶品であった。
「けどよ、この辺りの地面って全部、ユーザネイジアの根が張っているよな? そんなとこに生えてるキノコなんて、食っても大丈夫なのか??」
疑問を投げ掛けるカービィ。
しかしその手は、キノコリゾットを口へと運んでいる真っ最中だ。
いつも通りのヘラヘラ顔といい、発言と行動が全く伴っていない。
代わりに手を止めたのは、俺とグレコとテッチャとギンロだった。
悲しい哉、ティカはカービィの言葉の意味が分からなかったらしく、モグモグと咀嚼を続けている。
まさかとは思うけど……、これ、毒入りっ!?
「大丈夫ですよ。毒があるかどうか、料理をする前にちゃんと調べましたから。ユーザネイジアは、その果実にこそ一口で死に至る猛毒が含まれていますが、根や幹、葉などには、毒素は一切含まれていないのです。よって、この辺りに生えているキノコは、完全に無毒です」
チリアンが、いつも通りのおっとりとしたお上品な喋り口でそう言うと、俺達はみんなホッとして、食事を続ける事が出来た。
「アイビーの容態はどうなのかしら?」
グレコの問い掛けに、少し離れた場所にいるロビンズが答える。
「背中の傷は酷いが、命に関わるものではない。さすがアイビーだ、攻撃を受ける間際に、咄嗟に守護魔法を行使していたのだろう。だが恐らく、回復には時間がかかる。自力で目を覚ますまでは、下手に動かさない方がいいだろうな」
ホッ……、良かった、本当に良かったよ、アイビーが死ななくて。
守ってくれたのは嬉しいし、本当に助かったけど、俺の代わりにアイビーが死ぬなんて絶対に嫌だったから。
アイビーが目を覚ましたら、その時はちゃんとお礼を言いに行こう。
……でも、アイビーはどうして、身を呈してまで俺を守ってくれたんだろうな?
「となると、アイビーさんは、ここで待機になるんで?」
早くも食事を終えたらしいライラックは、どっかで拾ったらしい細い棒切れを爪楊枝代わりに使って、シーハーしながら尋ねた。
……見た目はハードボイルドでカッコ良いんだけど、礼儀がなってないな。
「ポ、そうなるポね。サンとブリックにここを任せて、残りのメンバーだけで先に進むポよ」
ノリリアの言葉に、サンは口をもぐもぐさせながらビシッと敬礼し、ブリックは無言で頷いていた。
そっか、また分裂しちゃうのか……
アイビー、俺を助けたばっかりに、参加したかっただろう墓塔の探索調査に、行けなくなっちゃうんだよな。
ズーンと気分が沈む俺。
「それから、ヤーリュとモーブは、キッズ船長とビッチェ副船長と一緒に、一度船に戻ってポ。ミュエル鳥が無事なら、船に戻っているはずポね」
「分っかりました~。彼らは賢いですからねぇ~、恐らく大丈夫でしょ~う。それで、彼らを連れて、我々も墓塔に向かえばよろしいですかぁ~?」
「そうポね、お願いポ」
「了解しました! はいはいはいっ!!」
うわっ!? 食べながら喋るんじゃないよモーブこの野郎っ!!?
口からなんか飛び出したぞっ!?!?
「とにかく、この島に悪魔はもういないポ。ハーピー達が何処へ行ったかは分からないポが、そこまで警戒する必要は無いポね。当初の予定通り、アーレイク・ピタラスの墓塔へ、最短距離で移動するポよ。それで……、ボナークさん、道は分かっているポか?」
ノリリアの言葉に、随分と離れた場所で食事をするボナークへと、みんなの視線が向けられる。
どうやらボナークは、あの土壇場で無理言って、悪魔を捕獲した事によって、みんなの輪に溶け込めずにいるようだ。
ちょっぴりドギマギした様子で答えた。
「だ、大丈夫だど。ちゃ~んと、地道も調べてあるっけ~」
「ポポ、ありがとうございますポ。みんな、分かっていると思うポが、ミュエル鳥がいないポから、魔力を温存する為にも、明日は歩いて移動するポね。今夜はしっかり休んでポよ!」
そう言うとノリリアは、食べ終わったキノコリゾットの深皿とスプーンを、魔法でサッと綺麗に洗った。
そして、俺と、隣にいるカサチョとリュフトの元へやって来て……
「モッモちゃん、そして蘑菇神様。後であたちのテントに来て欲しいポ。モッモちゃんに話さなければならない事を、あたちにも聞かせて欲しいポね。いいですポか?」
ノリリアの言葉にリュフトは……
『良いノコ。出来れば……、清らかな水を用意しておいて欲しいノコ。体を浸したいノコ』
もそもそと、小声でそう言った。
「分かりましたポ。それでは後ほど」
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