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★ピタラス諸島第五、アーレイク島編★
629:捕獲
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やべぇえっ!?
痛いぃっ!??
消し炭になるぅうっ!?!?
両手で頭を抱えてしゃがみ込み、小さくなって身を縮めて、プルプルと震える俺。
鳴り響いた爆音と共に、焦げ臭い匂いと血の匂いが辺りに漂った。
あぁ……、俺、死んじゃったのかも知れない。
あの黒いビリビリ玉が直撃して、体が燃えて、熱くて、痛くて……
もはや痛過ぎて、痛みを感じないもの。
…………ん?
俺はそっと手を下ろした。
どこも痛くないし、どこも燃えてない。
血も出ていないし、何がどうなって……?
視線を上げると、その光景が目に映った。
何かが、いや誰かが、俺の真ん前に立っている。
カイムに背を向けた格好で、両手を広げて、俺を庇うように立っているのだ。
彼はその綺麗な顔を苦痛に歪ませて、カッと目を見開き、歯を食いしばっている口からゴボッと大量の血を吐いた。
「アイビーーーーー!?!!?」
背後から、ノリリアの悲痛な叫び声が聞こえた。
それと同時に、俺の目の前に立っているアイビーはフッと意識を失って、膝から崩れ落ち、地面に倒れ込んだ。
その背中には、そこにあるべきはずの、白薔薇の騎士団の一員である証とも言えようローブの、白薔薇の紋章が焼け焦げてなくなり、代わりに赤黒く爛れた背中の肉が露わになっていた。
ま、さか……?
アイビーが、俺の身代わりに??
先程までとは違う意味で、ブルブルと震え始める俺の体。
立ち上がり、ピクリとも動かないアイビーの白い頬に、そっと触れた。
……あ、微かだけど、まだ呼吸がある。
すぐに手当てをすれば助かる!?
「まさか、あなたが転生していたとは……。うふふふふ、果たして時代は繰り返すのでしょうかねぇ?」
気味の悪いカイムの声が聞こえた。
カイムは既に、ノリリア達が作り上げた光の牢獄に完全に囚われていて、為す術なく笑っている。
そしてその目は真っ直ぐに、こちらを見ているではないか。
転生って……、俺の事だよな?
え、なんでこいつ、俺が転生者だって分かったんだ??
「う……、ぐふっ……、うふふふふ……。お前のような小鼠が、時代の時の神の使者……、だとは……、ガハッ!?」
不敵に笑いながらも、苦しそうに肩で息をして、むせるカイム。
血こそ吐いてないが、その全身からはあの悪魔独特の黒い煙をもくもくと立ち上らせて、耐え難い異臭を辺りに放っている。
「今更、何をしに、戻ったのかは知らない、が……、ぐぐぐっ……!? もう手遅れだ。歯車は、回り、出した……、はぁ、はぁ……。出来る事など、もはや、何も無い! うふふふふふ!! うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
狂ったように笑いながら、血走った目を宙に泳がせるカイム。
その体は力無く地面に突っ伏して、どんどんどんどんと、黒い煙に巻かれていく。
「許さないポ! よくもアイビーをっ!!」
怒りに満ちたその声に、慌てて振り向くと、全身から真っ赤な魔力のオーラを放つノリリアが、全身の毛を逆立てながら、その目を真っ赤に光らせて、こちらに全力疾走してくるではないか。
それはいわゆる興奮状態というもので、握り締めた杖には眩いばかりの光が宿り、魔導書はノリリアのすぐそばでひとりでに宙に浮き、パラパラと高速でページがめくられていく。
「みんな! ノリリアを押さえろぉっ!!」
カービィが慌てて叫んだ。
するとすぐさま、ライラックとブリック、モーブの三人が何処からともなく飛び出してきて、ノリリアの小さな体を取り押さえた。
「放すポォーーー! 殺してやるっ!! 殺してやるぅっ!!!」
自分の何倍も体の大きい三人に羽交い締めにされてもなお、前に進もうとするノリリア。
その姿はまるで、何かに取り憑かれたかのようで、牙を剥き出しにして吠え続けている。
野生の猛獣が怒った時にそっくりなその様子に、ビックリしたのとビビったのとで、俺はちょっぴり漏らしてしまった。
「やべぇっ!? 逃すかっ!!!」
ノリリア達の後ろからカービィが走ってきて、ビュンと杖を一振りした。
杖の先からは魔力で作った光るロープのような物が飛び出して、一瞬でカイムの所まで飛んで行き、その黒い体に巻き付いた。
見ると、ノリリアや他の三人が持ち場を離れた事で、まだ完璧に出来上がっていなかった光の牢獄が、その形を崩し始めているのだ。
そしてカイムは、這いつくばりながらも、崩れ始めた牢獄の隙間から外に出ようとしていた。
しかし……
「あぁ、熱い……。これは、なんだ? くぅ……、あら、抗えない……?? 体が熱くて、熱くて……、あぁあっ!!? あぁああぁぁぁ~~~~~!?!?」
先程よりも更に大量の黒い煙を放出させながら、全身の黒い羽がバッサバッサと抜け始めるカイム。
「ギャアア~!? ギャアァアアァ~~!?? ギャアアァァァアァァ~~~!?!?」
カイムは、断末魔の叫び声を響かせ、苦しみもがいている。
そしてその体は、徐々に徐々に縮んでいって、最後に残ったのは……
「ビィ……、ビエェ~……」
めちゃくちゃ小さな、生まれたての雛鳥のような、頭部に赤い二本の角を持つ、全身真っ黒な鳥型の魔物だった。
「今だ! 結界を作り直すぞっ!!」
カービィの号令に、周囲で身を潜めていた騎士団のメンバー全員が姿を現して、再度封印結界の魔法を行使し始める。
光の糸を操って、崩れかけている光の牢獄を補修していく。
「アイビー、しっかりしろっ!」
気付くと、すぐ隣にロビンズがいて、気を失ったままのアイビーの痛々しい背中に、杖の先から放たれる白い光を浴びせていた。
たぶん、出血を止める為の魔法だと思われる。
「待てっけ! 封印するなっけぇっ!!」
ボナークの叫ぶ声が聞こえた。
その手には、透明のガラス玉が握られている。
「ボナーク!? おまいまさかっ!??」
カービィが、ゲーン!?っていう変顔でボナークを見る。
他の騎士団メンバー達も、かなり怪訝な顔でボナークを見つめている。
「わしゃが捕獲するだど! 悪魔の幼生なんぞ、この機会を逃したら二度と会えねぇっけ!!」
必死の形相で訴えるボナーク。
しかし……
「この期に及んで……、ふざけた事をぬかすなポッ! 仲間が死にかけてるポッ!? そんな奴、未来永劫この地に封印する以外、死しか与えないポよっ!!?」
こちらもまだ冷静な状態ではないノリリアが、物凄い剣幕で怒鳴り散らした。
ボナークの方が格上だと思われるが、口調から察するに、ノリリアは完全にブチ切れてて、そんな事はどうでもよくなっているようだ。
「んだども! 一時の感情に流されるなっけ!! こいつを捕獲すりゃ、悪魔の生態が分かるかも知れねぇだど!? そうすりゃこの先、悪魔のせいで奪われるかも分からねぇ命を、一つでも助けられるかも知れねぇだど!??」
ボナークの言葉は、真剣そのものなその表情から察するに、嘘ではないと感じられる。
だけど、ここにいるみんなは今、アイビーをやられた怒りで心がいっぱいで、小さくなったとはいえ、悪魔を封印せずにおく事なんて選択出来そうにない。
どうなるのかと、ハラハラしながら見守る俺。
すると……
「捕獲、して、ください」
足元から、弱々しい声が響いた。
気を失っていたはずのアイビーが、薄らとだが目を開いているではないか。
「アイビー!? 良かった!! だが今は喋るな!!!」
意識が戻った事に安堵しつつも、その怪我の酷さから、ロビンズはアイビーを制止する。
だがアイビーは……
「捕獲、して……、ゴホッ!? ゴホッ!?? 捕獲、し、て、くださ……」
なおも大量の血を口から吐き出し、苦しそうに呼吸をしながらも懸命に声を出して、そう言ったのだ。
「あ……、アイビーが! アイビーが言ってる!! 捕獲してって、言ってるよ!!!」
震えながらも、みんなに聞こえるようにと、大きな声で俺は叫んだ。
「そんな……。アイビー、どうしてポ……?」
俺が伝えたアイビーの言葉によって、ノリリアはようやく正気を取り戻したのか、興奮状態から抜け出せたようだ。
逆立っていた毛は元に戻り、全身から放たれていた魔力はスッと消えて、宙に浮いていた魔導書はバサリと地面に落ちた。
周りのみんなも、アイビーの言葉を尊重するかのように杖を下ろし、魔導書を閉じた。
ボナークはゆっくりと、作りかけの光の牢獄に近づいて行き、その中にいる先程までカイムであった鳥型の小さな魔物の前で、静かに腰を下ろした。
「わしゃがお前を守ってやるけ、一緒に来るだど」
ボナークの言葉に、そいつはつぶらな瞳をパチパチと瞬きさせて、首を左右にカクカクと傾げた。
そして、ボナークが手に持った透明なガラス玉をそいつに向けると、鳥型の小さな魔物はスーッとガラス玉に吸い込まれて、ガラス玉には黒い光が宿ったのだった。
痛いぃっ!??
消し炭になるぅうっ!?!?
両手で頭を抱えてしゃがみ込み、小さくなって身を縮めて、プルプルと震える俺。
鳴り響いた爆音と共に、焦げ臭い匂いと血の匂いが辺りに漂った。
あぁ……、俺、死んじゃったのかも知れない。
あの黒いビリビリ玉が直撃して、体が燃えて、熱くて、痛くて……
もはや痛過ぎて、痛みを感じないもの。
…………ん?
俺はそっと手を下ろした。
どこも痛くないし、どこも燃えてない。
血も出ていないし、何がどうなって……?
視線を上げると、その光景が目に映った。
何かが、いや誰かが、俺の真ん前に立っている。
カイムに背を向けた格好で、両手を広げて、俺を庇うように立っているのだ。
彼はその綺麗な顔を苦痛に歪ませて、カッと目を見開き、歯を食いしばっている口からゴボッと大量の血を吐いた。
「アイビーーーーー!?!!?」
背後から、ノリリアの悲痛な叫び声が聞こえた。
それと同時に、俺の目の前に立っているアイビーはフッと意識を失って、膝から崩れ落ち、地面に倒れ込んだ。
その背中には、そこにあるべきはずの、白薔薇の騎士団の一員である証とも言えようローブの、白薔薇の紋章が焼け焦げてなくなり、代わりに赤黒く爛れた背中の肉が露わになっていた。
ま、さか……?
アイビーが、俺の身代わりに??
先程までとは違う意味で、ブルブルと震え始める俺の体。
立ち上がり、ピクリとも動かないアイビーの白い頬に、そっと触れた。
……あ、微かだけど、まだ呼吸がある。
すぐに手当てをすれば助かる!?
「まさか、あなたが転生していたとは……。うふふふふ、果たして時代は繰り返すのでしょうかねぇ?」
気味の悪いカイムの声が聞こえた。
カイムは既に、ノリリア達が作り上げた光の牢獄に完全に囚われていて、為す術なく笑っている。
そしてその目は真っ直ぐに、こちらを見ているではないか。
転生って……、俺の事だよな?
え、なんでこいつ、俺が転生者だって分かったんだ??
「う……、ぐふっ……、うふふふふ……。お前のような小鼠が、時代の時の神の使者……、だとは……、ガハッ!?」
不敵に笑いながらも、苦しそうに肩で息をして、むせるカイム。
血こそ吐いてないが、その全身からはあの悪魔独特の黒い煙をもくもくと立ち上らせて、耐え難い異臭を辺りに放っている。
「今更、何をしに、戻ったのかは知らない、が……、ぐぐぐっ……!? もう手遅れだ。歯車は、回り、出した……、はぁ、はぁ……。出来る事など、もはや、何も無い! うふふふふふ!! うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
狂ったように笑いながら、血走った目を宙に泳がせるカイム。
その体は力無く地面に突っ伏して、どんどんどんどんと、黒い煙に巻かれていく。
「許さないポ! よくもアイビーをっ!!」
怒りに満ちたその声に、慌てて振り向くと、全身から真っ赤な魔力のオーラを放つノリリアが、全身の毛を逆立てながら、その目を真っ赤に光らせて、こちらに全力疾走してくるではないか。
それはいわゆる興奮状態というもので、握り締めた杖には眩いばかりの光が宿り、魔導書はノリリアのすぐそばでひとりでに宙に浮き、パラパラと高速でページがめくられていく。
「みんな! ノリリアを押さえろぉっ!!」
カービィが慌てて叫んだ。
するとすぐさま、ライラックとブリック、モーブの三人が何処からともなく飛び出してきて、ノリリアの小さな体を取り押さえた。
「放すポォーーー! 殺してやるっ!! 殺してやるぅっ!!!」
自分の何倍も体の大きい三人に羽交い締めにされてもなお、前に進もうとするノリリア。
その姿はまるで、何かに取り憑かれたかのようで、牙を剥き出しにして吠え続けている。
野生の猛獣が怒った時にそっくりなその様子に、ビックリしたのとビビったのとで、俺はちょっぴり漏らしてしまった。
「やべぇっ!? 逃すかっ!!!」
ノリリア達の後ろからカービィが走ってきて、ビュンと杖を一振りした。
杖の先からは魔力で作った光るロープのような物が飛び出して、一瞬でカイムの所まで飛んで行き、その黒い体に巻き付いた。
見ると、ノリリアや他の三人が持ち場を離れた事で、まだ完璧に出来上がっていなかった光の牢獄が、その形を崩し始めているのだ。
そしてカイムは、這いつくばりながらも、崩れ始めた牢獄の隙間から外に出ようとしていた。
しかし……
「あぁ、熱い……。これは、なんだ? くぅ……、あら、抗えない……?? 体が熱くて、熱くて……、あぁあっ!!? あぁああぁぁぁ~~~~~!?!?」
先程よりも更に大量の黒い煙を放出させながら、全身の黒い羽がバッサバッサと抜け始めるカイム。
「ギャアア~!? ギャアァアアァ~~!?? ギャアアァァァアァァ~~~!?!?」
カイムは、断末魔の叫び声を響かせ、苦しみもがいている。
そしてその体は、徐々に徐々に縮んでいって、最後に残ったのは……
「ビィ……、ビエェ~……」
めちゃくちゃ小さな、生まれたての雛鳥のような、頭部に赤い二本の角を持つ、全身真っ黒な鳥型の魔物だった。
「今だ! 結界を作り直すぞっ!!」
カービィの号令に、周囲で身を潜めていた騎士団のメンバー全員が姿を現して、再度封印結界の魔法を行使し始める。
光の糸を操って、崩れかけている光の牢獄を補修していく。
「アイビー、しっかりしろっ!」
気付くと、すぐ隣にロビンズがいて、気を失ったままのアイビーの痛々しい背中に、杖の先から放たれる白い光を浴びせていた。
たぶん、出血を止める為の魔法だと思われる。
「待てっけ! 封印するなっけぇっ!!」
ボナークの叫ぶ声が聞こえた。
その手には、透明のガラス玉が握られている。
「ボナーク!? おまいまさかっ!??」
カービィが、ゲーン!?っていう変顔でボナークを見る。
他の騎士団メンバー達も、かなり怪訝な顔でボナークを見つめている。
「わしゃが捕獲するだど! 悪魔の幼生なんぞ、この機会を逃したら二度と会えねぇっけ!!」
必死の形相で訴えるボナーク。
しかし……
「この期に及んで……、ふざけた事をぬかすなポッ! 仲間が死にかけてるポッ!? そんな奴、未来永劫この地に封印する以外、死しか与えないポよっ!!?」
こちらもまだ冷静な状態ではないノリリアが、物凄い剣幕で怒鳴り散らした。
ボナークの方が格上だと思われるが、口調から察するに、ノリリアは完全にブチ切れてて、そんな事はどうでもよくなっているようだ。
「んだども! 一時の感情に流されるなっけ!! こいつを捕獲すりゃ、悪魔の生態が分かるかも知れねぇだど!? そうすりゃこの先、悪魔のせいで奪われるかも分からねぇ命を、一つでも助けられるかも知れねぇだど!??」
ボナークの言葉は、真剣そのものなその表情から察するに、嘘ではないと感じられる。
だけど、ここにいるみんなは今、アイビーをやられた怒りで心がいっぱいで、小さくなったとはいえ、悪魔を封印せずにおく事なんて選択出来そうにない。
どうなるのかと、ハラハラしながら見守る俺。
すると……
「捕獲、して、ください」
足元から、弱々しい声が響いた。
気を失っていたはずのアイビーが、薄らとだが目を開いているではないか。
「アイビー!? 良かった!! だが今は喋るな!!!」
意識が戻った事に安堵しつつも、その怪我の酷さから、ロビンズはアイビーを制止する。
だがアイビーは……
「捕獲、して……、ゴホッ!? ゴホッ!?? 捕獲、し、て、くださ……」
なおも大量の血を口から吐き出し、苦しそうに呼吸をしながらも懸命に声を出して、そう言ったのだ。
「あ……、アイビーが! アイビーが言ってる!! 捕獲してって、言ってるよ!!!」
震えながらも、みんなに聞こえるようにと、大きな声で俺は叫んだ。
「そんな……。アイビー、どうしてポ……?」
俺が伝えたアイビーの言葉によって、ノリリアはようやく正気を取り戻したのか、興奮状態から抜け出せたようだ。
逆立っていた毛は元に戻り、全身から放たれていた魔力はスッと消えて、宙に浮いていた魔導書はバサリと地面に落ちた。
周りのみんなも、アイビーの言葉を尊重するかのように杖を下ろし、魔導書を閉じた。
ボナークはゆっくりと、作りかけの光の牢獄に近づいて行き、その中にいる先程までカイムであった鳥型の小さな魔物の前で、静かに腰を下ろした。
「わしゃがお前を守ってやるけ、一緒に来るだど」
ボナークの言葉に、そいつはつぶらな瞳をパチパチと瞬きさせて、首を左右にカクカクと傾げた。
そして、ボナークが手に持った透明なガラス玉をそいつに向けると、鳥型の小さな魔物はスーッとガラス玉に吸い込まれて、ガラス玉には黒い光が宿ったのだった。
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