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★ピタラス諸島第四、ロリアン島編★
555:グレコの許可が降りたぞ!!
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「なるほどね。それで……、こんな朝早くから、連絡をしてきたわけね? ふぁ~あ~んんっ!」
耳元で響く、グレコが欠伸をする音。
不謹慎だけど、なんだかちょっと色っぽく聞こえた。
「ごめん。今、暗いところにいるから、まだ夜明け前だとは知らなくて……」
「いいわよ、そろそろ起きようかと思っていたから。で、そのトエトさんは今どこに?」
「あ、うん。チャイロがまだ寝ていたから、先に朝ご飯を取りに行ってくれてる。……僕、昨日から全然食べてなくて、腹ペコなんだ。鞄の中も、ほとんど空っぽで」
「あら、そうだったの? じゃあ、暇があったら町で何か買っておくわね。……あ、でもお金が無いわ」
「くっ……、お金は僕が持ってるよね」
「そうね、残念ながら」
「くぅう~!!!」
「合流したら市場に行きましょうよ。モッモも、食べたい物を自分で選びたいでしょ?」
「それもそうだね。……でもさ、そんなにノンビリしてる暇なんかあるのかなぁ?」
「……無いかも知れないわね。けど、そろそろ乾いてきたから、血が欲しいのよ」
「えっ!? それって……、清血ポーション、飲めばいいんじゃない?」
「モッモ、私があれ嫌いなの知ってるでしょ? なんとなく嫌なのよ、薬飲んでいるみたいで。私は生きてる血が欲しいの」
「うぅっ……、なんと生々しい表現……」
「それに、飲めばいいんじゃないって言うけれど、清血ポーションもモッモが持ってるでしょ?」
「はっ!? そうだった……」
絆の耳飾りを使って、俺とグレコはどうでも良い会話を繰り広げる。
……いや、どうでも良くはない。
食料問題は死活問題である!
だけど、今はそれよりも、今後どうするかを考えなくちゃ!!
「まぁいいわ。それで、私達はどうすればいいわけ?」
「あ、うん。とりあえず……、僕とチャイロと、それからティカを助けて欲しいんだ。北にある奈落の泉に沈められる前に!」
「う~ん……、アバウト過ぎる注文ね。具体的にはどうしたらいいの? 何か作戦はあるの??」
「無いよ。あったらトエトに嘘なんて付かないよ」
「はぁ~。ほんとにもう、毎度毎度出たとこ勝負なんだから……。モッモって、本当に私達がいなきゃ駄目ね」
大きく溜息をつきながらも、グレコの声はどこか嬉しそうだった。
俺はグレコに、これまでの事を全て話した。
宰相イカーブと、亡者の玉に封じ込められている悪魔の事。
創造神ククルカンと、その再来と呼ばれる者達の歴史。
紅竜人の兵士であるティカが、俺に協力してくれて、今は牢屋に捕まっている事。
イカーブの本当の姿と、魔法を使える事。
そして、チャイロが何者であり、この金山の中に蛾神が閉じ込められていて、邪神と化そうとしている事、などなど……
一気に話すと混乱するかと思ったけれど、グレコは至って冷静に最後まで話を聞いてくれた。
何故なら、土の精霊ノームのチルチルから、これまでの大筋を聞いていたからだ。
昨晩、突然眠ってしまった俺の元を離れ、チルチルはグレコのところへと向かった。
そして、たまたま一緒に食事をしていた(酒を飲んでいた)グレコ、カービィ、ギンロに、俺が置かれている現状と、これからやろうとしている事、チャイロの正体などを、とても分かりやすく説明したそうだ。
他でも無い、心底頼りない俺を助ける為に。
「とりあえず……、そのイカーブって奴は得体が知れないわね。人間の魔法使いが、紅竜人のフリして王宮に潜入しているなんて、何か裏があるに違いないわ。チルチルちゃんの話だと、悪魔の方は玉から出られないらしいし、今のところは大丈夫そうね。となると……、問題は王子様ね。……ねぇモッモ。あなた、本当にその子を助けたい?」
突然グレコに問われ、俺は返事に詰まる。
「え? えと……、それって……?? けど……、うん。助けたいと思ってるよ」
「でも、チルチルちゃんの話だと、その王子様は旧世界の神々の一人で、つまりは神代の悪霊と呼ばれる者なんでしょう? だったら、呪縛の間から出すべきでは無いはず。……まぁ、生贄にされるんだったら、結果的には一度外に出る事にはなるだろうけどね。その後で、本当に王子様を助ける気??」
「そりゃ……、うん、助ける。だって友達だもん」
「友達ねぇ……。神代の悪霊については、私も大まかな事しか知らないわ。里のどの伝承にも、旧世界の事は詳しく記されていなかったから。けれど、私の遠い祖先であるハイエルフは、彼らを神代の悪霊と呼んでいた……、つまりは敵だったのよ。正直、私はブラッドエルフだし、ハイエルフの事はよく分からないけれど……。でも、同じエルフ族が敵とみなした相手を、モッモが友達になったからという理由で助ける事に、ちょっぴり抵抗を感じたりもするのよね」
「それは……。確かに、グレコの言いたい事はよく分かるよ。僕だって、得体の知れないチャイロの事を、全部信じ切れるかって言われたらそうじゃないし……」
暴言と暴行を受けた後だから、余計にね。
「それでも見捨てられないのよね?」
グレコに、念を押されるように尋ねられ、俺は覚悟を決める。
「うん……。やっぱり、一度助けたいと思ったんだから、助けるべきだと思うんだ。それに、友達になったんだから……。友達は、友達を見捨てたりなんかしないよね? 友達は、助け合うものだよね??」
俺の問い掛けに、グレコはふふっと笑う。
「そうね。モッモがそう言うなら、仕方ないわね。助けましょ♪」
おぉ、良かった!
グレコの許可が降りたぞ!!
もう怖いもの無しだっ!!!
「ありがとうグレコ!」
「御礼を言うのは助けてからにしてよね。それで……、いつ、どこで助ければいい? ここからその奈落の泉までどれくらいの距離があるのかしら?? あまり離れているのなら、泉に向かう前に……、つまり、王宮を出る前に助けた方がいいわよね???」
「あ~っと、それなんだけどぉ……。なんかね、チャイロは一度、泉に沈みたいらしいんだ」
「……え? どういう事??」
「それが……、なんかね、奈落の泉には、アーレイク・ピタラスの弟子のロリアンさんも沈んでいるらしくてね、そこに蛾神の居場所に繋がる鍵があるとかなんとか……」
「何それ? ……え?? モッモ、どうするの???」
「えと……、なんかね、チャイロは泳げないらしくて、僕も一緒に沈めって言われてて……」
「は? モッモが?? ……駄目よっ! 駄目駄目っ!! モッモ、あなた泳げないでしょっ!??」
「……っつ、そこなんだよねぇ~」
「そこなんだよね~、じゃないわよっ! そんな馬鹿な事、絶対にしちゃ駄目よっ!?」
「わわっ!? 分かってる分かってるっ! だから……、でも……、そのぅ~……」
モゴモゴする俺。
するとグレコは、はぁ~っと大きく溜息をついた後、決心したかのようにこう言った。
「分かった! とりあえず、私達が王宮に忍び込むのは無理だと思う。警備をしている兵士が多過ぎるからね。だから、あなた達が外に出たところを待ち伏せて、時を見計らって助けるわ!! 泉に沈められる前にっ!!!」
スパーン! と言い切ったグレコに対し、さすがだな~、頼りになるな~、なんて、俺は呑気に思っていた。
「うん! じゃあそんな感じで!! よろしくお願いしまっす!!!」
耳元で響く、グレコが欠伸をする音。
不謹慎だけど、なんだかちょっと色っぽく聞こえた。
「ごめん。今、暗いところにいるから、まだ夜明け前だとは知らなくて……」
「いいわよ、そろそろ起きようかと思っていたから。で、そのトエトさんは今どこに?」
「あ、うん。チャイロがまだ寝ていたから、先に朝ご飯を取りに行ってくれてる。……僕、昨日から全然食べてなくて、腹ペコなんだ。鞄の中も、ほとんど空っぽで」
「あら、そうだったの? じゃあ、暇があったら町で何か買っておくわね。……あ、でもお金が無いわ」
「くっ……、お金は僕が持ってるよね」
「そうね、残念ながら」
「くぅう~!!!」
「合流したら市場に行きましょうよ。モッモも、食べたい物を自分で選びたいでしょ?」
「それもそうだね。……でもさ、そんなにノンビリしてる暇なんかあるのかなぁ?」
「……無いかも知れないわね。けど、そろそろ乾いてきたから、血が欲しいのよ」
「えっ!? それって……、清血ポーション、飲めばいいんじゃない?」
「モッモ、私があれ嫌いなの知ってるでしょ? なんとなく嫌なのよ、薬飲んでいるみたいで。私は生きてる血が欲しいの」
「うぅっ……、なんと生々しい表現……」
「それに、飲めばいいんじゃないって言うけれど、清血ポーションもモッモが持ってるでしょ?」
「はっ!? そうだった……」
絆の耳飾りを使って、俺とグレコはどうでも良い会話を繰り広げる。
……いや、どうでも良くはない。
食料問題は死活問題である!
だけど、今はそれよりも、今後どうするかを考えなくちゃ!!
「まぁいいわ。それで、私達はどうすればいいわけ?」
「あ、うん。とりあえず……、僕とチャイロと、それからティカを助けて欲しいんだ。北にある奈落の泉に沈められる前に!」
「う~ん……、アバウト過ぎる注文ね。具体的にはどうしたらいいの? 何か作戦はあるの??」
「無いよ。あったらトエトに嘘なんて付かないよ」
「はぁ~。ほんとにもう、毎度毎度出たとこ勝負なんだから……。モッモって、本当に私達がいなきゃ駄目ね」
大きく溜息をつきながらも、グレコの声はどこか嬉しそうだった。
俺はグレコに、これまでの事を全て話した。
宰相イカーブと、亡者の玉に封じ込められている悪魔の事。
創造神ククルカンと、その再来と呼ばれる者達の歴史。
紅竜人の兵士であるティカが、俺に協力してくれて、今は牢屋に捕まっている事。
イカーブの本当の姿と、魔法を使える事。
そして、チャイロが何者であり、この金山の中に蛾神が閉じ込められていて、邪神と化そうとしている事、などなど……
一気に話すと混乱するかと思ったけれど、グレコは至って冷静に最後まで話を聞いてくれた。
何故なら、土の精霊ノームのチルチルから、これまでの大筋を聞いていたからだ。
昨晩、突然眠ってしまった俺の元を離れ、チルチルはグレコのところへと向かった。
そして、たまたま一緒に食事をしていた(酒を飲んでいた)グレコ、カービィ、ギンロに、俺が置かれている現状と、これからやろうとしている事、チャイロの正体などを、とても分かりやすく説明したそうだ。
他でも無い、心底頼りない俺を助ける為に。
「とりあえず……、そのイカーブって奴は得体が知れないわね。人間の魔法使いが、紅竜人のフリして王宮に潜入しているなんて、何か裏があるに違いないわ。チルチルちゃんの話だと、悪魔の方は玉から出られないらしいし、今のところは大丈夫そうね。となると……、問題は王子様ね。……ねぇモッモ。あなた、本当にその子を助けたい?」
突然グレコに問われ、俺は返事に詰まる。
「え? えと……、それって……?? けど……、うん。助けたいと思ってるよ」
「でも、チルチルちゃんの話だと、その王子様は旧世界の神々の一人で、つまりは神代の悪霊と呼ばれる者なんでしょう? だったら、呪縛の間から出すべきでは無いはず。……まぁ、生贄にされるんだったら、結果的には一度外に出る事にはなるだろうけどね。その後で、本当に王子様を助ける気??」
「そりゃ……、うん、助ける。だって友達だもん」
「友達ねぇ……。神代の悪霊については、私も大まかな事しか知らないわ。里のどの伝承にも、旧世界の事は詳しく記されていなかったから。けれど、私の遠い祖先であるハイエルフは、彼らを神代の悪霊と呼んでいた……、つまりは敵だったのよ。正直、私はブラッドエルフだし、ハイエルフの事はよく分からないけれど……。でも、同じエルフ族が敵とみなした相手を、モッモが友達になったからという理由で助ける事に、ちょっぴり抵抗を感じたりもするのよね」
「それは……。確かに、グレコの言いたい事はよく分かるよ。僕だって、得体の知れないチャイロの事を、全部信じ切れるかって言われたらそうじゃないし……」
暴言と暴行を受けた後だから、余計にね。
「それでも見捨てられないのよね?」
グレコに、念を押されるように尋ねられ、俺は覚悟を決める。
「うん……。やっぱり、一度助けたいと思ったんだから、助けるべきだと思うんだ。それに、友達になったんだから……。友達は、友達を見捨てたりなんかしないよね? 友達は、助け合うものだよね??」
俺の問い掛けに、グレコはふふっと笑う。
「そうね。モッモがそう言うなら、仕方ないわね。助けましょ♪」
おぉ、良かった!
グレコの許可が降りたぞ!!
もう怖いもの無しだっ!!!
「ありがとうグレコ!」
「御礼を言うのは助けてからにしてよね。それで……、いつ、どこで助ければいい? ここからその奈落の泉までどれくらいの距離があるのかしら?? あまり離れているのなら、泉に向かう前に……、つまり、王宮を出る前に助けた方がいいわよね???」
「あ~っと、それなんだけどぉ……。なんかね、チャイロは一度、泉に沈みたいらしいんだ」
「……え? どういう事??」
「それが……、なんかね、奈落の泉には、アーレイク・ピタラスの弟子のロリアンさんも沈んでいるらしくてね、そこに蛾神の居場所に繋がる鍵があるとかなんとか……」
「何それ? ……え?? モッモ、どうするの???」
「えと……、なんかね、チャイロは泳げないらしくて、僕も一緒に沈めって言われてて……」
「は? モッモが?? ……駄目よっ! 駄目駄目っ!! モッモ、あなた泳げないでしょっ!??」
「……っつ、そこなんだよねぇ~」
「そこなんだよね~、じゃないわよっ! そんな馬鹿な事、絶対にしちゃ駄目よっ!?」
「わわっ!? 分かってる分かってるっ! だから……、でも……、そのぅ~……」
モゴモゴする俺。
するとグレコは、はぁ~っと大きく溜息をついた後、決心したかのようにこう言った。
「分かった! とりあえず、私達が王宮に忍び込むのは無理だと思う。警備をしている兵士が多過ぎるからね。だから、あなた達が外に出たところを待ち伏せて、時を見計らって助けるわ!! 泉に沈められる前にっ!!!」
スパーン! と言い切ったグレコに対し、さすがだな~、頼りになるな~、なんて、俺は呑気に思っていた。
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