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★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
460:ややこしいわ
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商船タイニック号、宿泊部屋のある下層二階にて。
「幽霊の海賊!? いったい何の話ポよっ!??」
羊皮紙の束と本の山に埋もれながら、馬鹿にでかい羽ペンを握りしめた格好のノリリアが、半ギレで叫ぶ。
うひゃあ~……、いつ見てもここは、せせこましいな……
ノリリアの部屋は、俺が使用しているのと同じ船室とは思えないほどに、沢山の物で溢れ返っていた。
ほとんどが書物や書類なのだが……、本当にこんなに必要なのか? と思うほどの量である。
そこにはノリリア専用の小さな机と椅子まで用意されていて、ノリリアはいつもそこで何かの作業をしているのだ。
そして今も……
たぶん、今回の探索調査の結果を、報告書か何かにまとめているのだろう。
机に向かって、忙しそうにペンを動かして……、突然やってきた俺たちの訳の分からない話に、可愛らしい顔を思いっきり歪めて、大層不愉快そうな表情をされてます、はい。
「いや、よくはわかんねぇんだけどよ……。こっからロリアン島にあるローレって港町までの航路が、その海賊の縄張りなんだと。なぁ?」
「はい、そのように伺いましたね。ラーパルさんは、このニヴァの町の自警団の団長を務めるお方です。彼の言葉は信頼に値するはず……。もしかすると本当に、得体の知れない輩が潜んでいるやも知れません」
カービィとマシコットの言葉に、ノリリアはしかめっ面になる。
「ポポ……、そうなるとまた問題が増えるポね……。フラスコの国から救出した者達の処遇も考えないといけないポに……。報告書もまだ書けてないポし……、うぅう~……。とにかく! ザサーク船長に確認してくるポ!!」
そう言ってノリリアは、羽ペンを放り投げて部屋を飛び出し、小走りで廊下を駆けて行った。
「あいつ、大変そうだな~」
ノリリアの後ろ姿を目で追いつつ、珍しくカービィは、ヘラヘラせずにそう言っていた。
ラーパルのお見舞いを終え、ブラーウンとアンソニーに別れを告げた俺たちは、真っ直ぐ商船タイニック号へと戻った。
時刻は既に夕暮れ時。
空はオレンジ色に染まっていた。
「なぁなぁ、いくら入ってたんだ?」
自室へと戻る道すがら、カービィがニヤニヤと俺に話しかける。
「え? あ、封筒のこと?? まだ見てなかったや……。部屋に戻ってから見るよ」
「よしっ! おいらも行くぞ!! マシコット、じゃあな~」
「お疲れ様でした」
自室に戻るマシコットに手を振って、俺とカービィは揃って俺の部屋へと向かった。
「分厚さから考えて、十万は入ってんじゃねぇか?」
「えぇっ!? そんなにはないでしょっ!??」
「何言ってんだよ!? あんだけの大人数を助けたんだぞ!?? それくらい貰ってもバチは当たら~ん」
「うっそぉ~? ……バチは当たらなくても、そんな大金は入れてくれてないと思うよ??」
「い~や、入ってるね。もし入ってなかったら、おいらはラーパルさんを見損なうっ!」
「何をどう見損なうってのさ?」
くだらない会話をしながら廊下を歩き、俺たちは部屋の前へと辿り着く。
そしてゆっくりと扉を開けると、中には……
「あら、二人共お帰りなさい」
ベッドに腰掛けて、濡れた茶色い髪をタオルでパサパサと乾かしている、湯上りグレコさんがお出迎え~♪
部屋着姿である為に、ホットパンツの下からは白くて長くて美しい御御足が伸びております。
「キャアァアァァッ!? エクセレントォオッ!!? 」
我を忘れて絶叫するカービィ。
隣にいた俺は、そのあまりの大声に耳がキーンとなる。
そして、当のグレコはというと、うんざりした顔でカービィを睨みつけ、目がチカチカとハート型になったそのお顔に向けて、側にあった枕を思い切り投げつけたのだった。
「じゃあ、そのローレっていう港町へ行くまでの間に、その【煙人間】の海賊船と出くわしてしまう可能性がある、という事なのね?」
「うん。でも……、ラーパルさんやブラーウンの話だと、こっちがおとなしく要求に従えば、乱暴される事は無いって言ってた」
「けどよ、おとなしく要求に従えばって……、限度があるよなぁ? はっはっはっ」
両方の鼻の穴に、鼻血を止める為の紙を詰め込んだままの間抜けな状態で、カービィはヘラヘラと笑う。
グレコは頬杖をついて、ふ~んと溜息を漏らした。
俺とカービィは、ラーパルとブラーウン、そしてアンソニーから聞いた海賊の話をグレコに伝えた。
ここ、ニベルー島の港町ニヴァと、ロリアン島にある港町ローレまでは、内海を通っておよそ二日間の距離がある。
その航路が、例の海賊の縄張りなのだ。
幽霊と呼ばれる、煙人間の海賊の……
「煙って事は、こちらの攻撃が効かないって事なの?」
「ラーパルさんはそう言ってたよ。お金も持って無いのに町の飲食店で暴飲暴食しまくって、食い逃げしようとしたから捕まえようとしたんだけど、剣が全く役に立たなかったって……、体を通り抜けちゃうんだって。それで返り討ちにあって、片耳が無くなっちゃったんだって」
「通り抜けるねぇ……。カービィ、そんな体を持った煙人間なんていう種族が、この世界にいるのかしら?」
「ん~……、おいらの知る限りではいねぇな。あるとすれば、風の精霊とか、闇の精霊とか……、そのパントゥーとかじゃねぇかな?」
ふむ……、なるほどそういう奴ね。
「ふ~ん……。でも、出来ればそんな奴らには会いたく無いわね。ややこしいわ」
ややこしいの一言で片付けちゃうなんて、さすがグレコ様。
「それよりモッモ、世界地図を出して。ロリアン島にも確か、神の光があったわよね?」
「え? あ……、うん、ちょい待ち……」
それより、と言っちゃう辺り、幽霊海賊なんてグレコの眼中には無いようだ。
話をぶった切る様といい、いつもながら素晴らしい性格ですね。
「えっと……、あ、あるね。ロリアン島の真ん中に一つ」
世界地図を広げて、ロリアン島の中心にある黄色い神の光を確認する俺。
「ネフェの話だと、ここピタラス諸島に存在する神様は四体。蛇神様と……、タマスには会えたから、残るは二体。ロリアン島には竜人が暮らしているのよね? 大昔から竜人は、蛾神と呼ばれる神様を守っていたって話だったから、次に会えるのはその蛾神様かしら?」
蛾神かぁ……、蛾ねぇ……
虫には良い思い出がないからな。
クロノス山を北に越えた先にある虫の森にいた、カマキリそっくりな蟷螂神、その名もカマーリス。
邪神に落ちたあいつの、あの恐ろしさを思い出すだけで、今にもオシッコちびっちゃいそうだ。
「蛾神かぁ……。次こそまともな神様だといいな。お願い事の一つや二つは聞いて欲しいもんだぜ!」
……何を夢見てんだよカービィこの野郎。
神様が願いを叶えてくれる? そんなの今まで一度も無かったじゃないか。
ほんと、君の超絶楽観的な思考にはいつも驚かされるよ。
窓から見える暮れ行く空を眺めながら、せめて蛾神様は邪神じゃありませんように……、と俺は願うのだった。
「幽霊の海賊!? いったい何の話ポよっ!??」
羊皮紙の束と本の山に埋もれながら、馬鹿にでかい羽ペンを握りしめた格好のノリリアが、半ギレで叫ぶ。
うひゃあ~……、いつ見てもここは、せせこましいな……
ノリリアの部屋は、俺が使用しているのと同じ船室とは思えないほどに、沢山の物で溢れ返っていた。
ほとんどが書物や書類なのだが……、本当にこんなに必要なのか? と思うほどの量である。
そこにはノリリア専用の小さな机と椅子まで用意されていて、ノリリアはいつもそこで何かの作業をしているのだ。
そして今も……
たぶん、今回の探索調査の結果を、報告書か何かにまとめているのだろう。
机に向かって、忙しそうにペンを動かして……、突然やってきた俺たちの訳の分からない話に、可愛らしい顔を思いっきり歪めて、大層不愉快そうな表情をされてます、はい。
「いや、よくはわかんねぇんだけどよ……。こっからロリアン島にあるローレって港町までの航路が、その海賊の縄張りなんだと。なぁ?」
「はい、そのように伺いましたね。ラーパルさんは、このニヴァの町の自警団の団長を務めるお方です。彼の言葉は信頼に値するはず……。もしかすると本当に、得体の知れない輩が潜んでいるやも知れません」
カービィとマシコットの言葉に、ノリリアはしかめっ面になる。
「ポポ……、そうなるとまた問題が増えるポね……。フラスコの国から救出した者達の処遇も考えないといけないポに……。報告書もまだ書けてないポし……、うぅう~……。とにかく! ザサーク船長に確認してくるポ!!」
そう言ってノリリアは、羽ペンを放り投げて部屋を飛び出し、小走りで廊下を駆けて行った。
「あいつ、大変そうだな~」
ノリリアの後ろ姿を目で追いつつ、珍しくカービィは、ヘラヘラせずにそう言っていた。
ラーパルのお見舞いを終え、ブラーウンとアンソニーに別れを告げた俺たちは、真っ直ぐ商船タイニック号へと戻った。
時刻は既に夕暮れ時。
空はオレンジ色に染まっていた。
「なぁなぁ、いくら入ってたんだ?」
自室へと戻る道すがら、カービィがニヤニヤと俺に話しかける。
「え? あ、封筒のこと?? まだ見てなかったや……。部屋に戻ってから見るよ」
「よしっ! おいらも行くぞ!! マシコット、じゃあな~」
「お疲れ様でした」
自室に戻るマシコットに手を振って、俺とカービィは揃って俺の部屋へと向かった。
「分厚さから考えて、十万は入ってんじゃねぇか?」
「えぇっ!? そんなにはないでしょっ!??」
「何言ってんだよ!? あんだけの大人数を助けたんだぞ!?? それくらい貰ってもバチは当たら~ん」
「うっそぉ~? ……バチは当たらなくても、そんな大金は入れてくれてないと思うよ??」
「い~や、入ってるね。もし入ってなかったら、おいらはラーパルさんを見損なうっ!」
「何をどう見損なうってのさ?」
くだらない会話をしながら廊下を歩き、俺たちは部屋の前へと辿り着く。
そしてゆっくりと扉を開けると、中には……
「あら、二人共お帰りなさい」
ベッドに腰掛けて、濡れた茶色い髪をタオルでパサパサと乾かしている、湯上りグレコさんがお出迎え~♪
部屋着姿である為に、ホットパンツの下からは白くて長くて美しい御御足が伸びております。
「キャアァアァァッ!? エクセレントォオッ!!? 」
我を忘れて絶叫するカービィ。
隣にいた俺は、そのあまりの大声に耳がキーンとなる。
そして、当のグレコはというと、うんざりした顔でカービィを睨みつけ、目がチカチカとハート型になったそのお顔に向けて、側にあった枕を思い切り投げつけたのだった。
「じゃあ、そのローレっていう港町へ行くまでの間に、その【煙人間】の海賊船と出くわしてしまう可能性がある、という事なのね?」
「うん。でも……、ラーパルさんやブラーウンの話だと、こっちがおとなしく要求に従えば、乱暴される事は無いって言ってた」
「けどよ、おとなしく要求に従えばって……、限度があるよなぁ? はっはっはっ」
両方の鼻の穴に、鼻血を止める為の紙を詰め込んだままの間抜けな状態で、カービィはヘラヘラと笑う。
グレコは頬杖をついて、ふ~んと溜息を漏らした。
俺とカービィは、ラーパルとブラーウン、そしてアンソニーから聞いた海賊の話をグレコに伝えた。
ここ、ニベルー島の港町ニヴァと、ロリアン島にある港町ローレまでは、内海を通っておよそ二日間の距離がある。
その航路が、例の海賊の縄張りなのだ。
幽霊と呼ばれる、煙人間の海賊の……
「煙って事は、こちらの攻撃が効かないって事なの?」
「ラーパルさんはそう言ってたよ。お金も持って無いのに町の飲食店で暴飲暴食しまくって、食い逃げしようとしたから捕まえようとしたんだけど、剣が全く役に立たなかったって……、体を通り抜けちゃうんだって。それで返り討ちにあって、片耳が無くなっちゃったんだって」
「通り抜けるねぇ……。カービィ、そんな体を持った煙人間なんていう種族が、この世界にいるのかしら?」
「ん~……、おいらの知る限りではいねぇな。あるとすれば、風の精霊とか、闇の精霊とか……、そのパントゥーとかじゃねぇかな?」
ふむ……、なるほどそういう奴ね。
「ふ~ん……。でも、出来ればそんな奴らには会いたく無いわね。ややこしいわ」
ややこしいの一言で片付けちゃうなんて、さすがグレコ様。
「それよりモッモ、世界地図を出して。ロリアン島にも確か、神の光があったわよね?」
「え? あ……、うん、ちょい待ち……」
それより、と言っちゃう辺り、幽霊海賊なんてグレコの眼中には無いようだ。
話をぶった切る様といい、いつもながら素晴らしい性格ですね。
「えっと……、あ、あるね。ロリアン島の真ん中に一つ」
世界地図を広げて、ロリアン島の中心にある黄色い神の光を確認する俺。
「ネフェの話だと、ここピタラス諸島に存在する神様は四体。蛇神様と……、タマスには会えたから、残るは二体。ロリアン島には竜人が暮らしているのよね? 大昔から竜人は、蛾神と呼ばれる神様を守っていたって話だったから、次に会えるのはその蛾神様かしら?」
蛾神かぁ……、蛾ねぇ……
虫には良い思い出がないからな。
クロノス山を北に越えた先にある虫の森にいた、カマキリそっくりな蟷螂神、その名もカマーリス。
邪神に落ちたあいつの、あの恐ろしさを思い出すだけで、今にもオシッコちびっちゃいそうだ。
「蛾神かぁ……。次こそまともな神様だといいな。お願い事の一つや二つは聞いて欲しいもんだぜ!」
……何を夢見てんだよカービィこの野郎。
神様が願いを叶えてくれる? そんなの今まで一度も無かったじゃないか。
ほんと、君の超絶楽観的な思考にはいつも驚かされるよ。
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