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★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
447:瓦礫の山
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腹が減った俺の為に、一階の炊事場で、グレコが卵のおかゆを作ってくれた。
ちょっぴり洋風な味がするそれは、疲れてボロボロになっていた俺の体に、優しく、じんわりと染み込んでいった。
グレコの手料理がとても久しぶりに感じられて、嬉しくて……、結局、俺は五杯もお代わりをして、全部平らげてしまったのだった。
その後、俺はグレコに同行をお願いして、フラスコの国へと向かった。
一つ、やらなきゃならない事を思い出したからだ。
空は雲一つない快晴で、爽やかな午後の風が吹き抜けていった。
崩壊後のフラスコの国、ホムンクルスの城の跡地にて……
「アイビー! そっちはどうポ!?」
「駄目だっ! とてもじゃないが……、中に入るのは危険だっ!!」
「ポポ……。マシコット、そっちはいけるポか!?」
「いえ、こちらも無理ですっ! いつ崩れるか分かりませんっ!!」
「ポポゥ……。カナリー! 空から何か見えないポか!?」
「何も……、どこも瓦礫だらけです!」
「ポポ~、困ったポね~。……あ、モッモちゃん?」
方々困り果てた表情のノリリアが、俺とグレコの姿をその目に捉える。
フラスコの国の中は、本当にもう……、全てが廃墟と化していた。
美しかった街並み、そこにあったはずの建物は、上空から降り注いだ多量のフラスコの破片によって崩れ去り、その後国中に広がった火の手に焼かれ、あちこちが焦げて黒く変色していた。
城はというと、そこに城があった事さえ分からないほどに、ガラガラのボロボロで……、もはや瓦礫の山となっている。
そこら中で残り火がくすぶっていて、まだ煙が上がっているほどだ。
ノリリアと騎士団のメンバーは、その城の跡地を調査していた。
「もう起きて大丈夫ポか?」
「うん、大丈夫。まぁ……、ちょっと筋肉痛だけどね」
「城の中へは入れそうなの? なんだか……、ここから見る感じだと、やっぱり難しそうね」
「ポポポゥ……。中に入れそうな場所はいくつか見つけたポが、どちらも崩壊する際に偶然できた穴ポから、いつ崩れるか分からないのポ。ただでさえも、今回は負傷者が多数出ているポね。これ以上の危険は避けたいポ」
ノリリアはそう言って、少しばかり悲しげな顔になった。
「……ごめんね。メイクイとポピーが、あんな事になって」
俺は、自分でも分からないけれど、何故か謝罪をしていた。
俺がもっと早く、二人を助けていれば……、心の何処かでそう思っていた。
「ポポ、モッモちゃんのせいじゃないポ! 元はと言えばあたちが……。ポポゥ、過ぎた事を悔やんでいる場合じゃないポね。今は、先に進む事を考えるべきポ!!」
ノリリアは、自分を奮い立たせるかのようにそう言った。
「そういえば……、ロビンズとサンは? インディゴも……、エクリュもいないみたいね??」
辺りを見渡して、グレコが尋ねる。
「衛生班の三人とインディゴは、メイクイとポピーと一緒に、先に港町ニヴァに戻ったポ。救出した生存者達の治療をする為ポね。監禁されていたのは全部で四十七名……。かなりの大人数ポから、輸送手段に困っていたポが、有難い事に、ケンタウロス達が力を貸してくれたポ。今頃はニヴァに着いて、町の人たちに事情を話して、生存者の治療を開始しているはずポね」
「そうだったの……。みんな、助かってくれるといいけれど……」
グレコの表情が曇る。
何故なら、監禁されていた者達のほとんどが、救い出された時点でもはや瀕死状態だったからだ。
中には既に息をしていない者もいた……
正直なところ、俺にとってみれば、その中には誰一人として知り合いはいないし、隣で悲しい顔をするグレコのように、そこまで感情移入出来ないけど……
でも、一人でも多く助かってほしいなと、素直にそう思った。
「ねぇ……、みんな、中に入ってどうするつもりなの?」
俺は、瓦礫の山を探索する騎士団のメンバーを指差して尋ねる。
暗い顔をする二人のために、わざと話題を変えてみたのだ。
俺にしては気が利くなっ!
「ポ……。モッモちゃん、あたち達の目的はただ一つポね。忘れたポか?」
ちょっぴり怪訝な顔をするノリリア。
「え? ……あっ、そうか! ニベルーの遺産だね!?」
ギリギリで思い出す俺。
そもそもの、この島に来た目的を忘れてました、はい。
「そうポ。ホムンクルス達は、あたち達を騙したわけだポから、ここにニベルーの遺産があるとは考えにくいポが……。マシコットとカサチョの話だと、タウラウの森のニベルーの湖畔の隠れ家には、アーレイク・ピタラスの墓塔に関する遺産らしき物は見当たらなかったのポ。となると、ここに隠されている可能性が高いポね」
なるほど、そういう事ね。
でもぉ~……、さすがにこの瓦礫の山の中から何かを探すのは、無理があるんじゃないか?
既にもう原型がないし……、それに、俺が知る限りでは、そんな大事なものが保管されているような場所は城のどこにも無かったはずだ。
本当に、ここにニベルーの遺産があるのだろうか??
そこまで考えて俺は、ふと気付く。
……あれ?
メラーニアって、ニベルーの生まれ変わりだから……、あぁっ!?
「ねぇっ!? メラーニアに聞けばいいんじゃないっ!!?」
俺の言葉に、グレコとノリリアが互いに目を合わせ、首を傾げる。
「ほら! メラーニアはニベルーの生まれ変わりなんだよっ!? だからきっと知ってるよ!!!」
「ポポッ!? 生まれ変わりっ!!? そんな話聞いてないポッ!?!?」
あ……、ごめん、言い忘れてたのか俺。
疲れてたから仕方ないよね……、だから許して?
「でも……、メラーニアは今朝、ケンタウロス達と一緒に森へ帰ったわよ?」
「えぇっ!? じゃあ……、今から行く!??」
幸いにも、お利口な俺は、前にグレコに注意されて以来、小まめに導きの石碑を立てる癖を付けたのである!
そして勿論、ケンタウロスが蹄族の里にも、そっと導きの石碑を設置しておいたのです!!
ここ、褒めるとこだよグレコ!!!
「そうねっ! 行きましょう!!」
……くっ、褒めてくれないのね。
「ポポ、あのメラーニアって子が、ニベルー・パラ・ケルーススの生まれ変わり……? 俄かに信じがたい話ポが……、本人がそう言ったのポ??」
「うん。本人が言った。そして、言った時は完全に人格がニベルーになってた!」
「ポポポ。なら、是非聞いて来てほしいポね。あたち達はここで待っているポ。何か手掛かりが掴めたら、すぐに戻って知らせて欲しいポね!」
「了解っ! 行こう、グレコ!!」
「うん! ……あ、でもモッモ、あなたの用事はいいの? ほら、チリアンに頼むんでしょ??」
「あっ!? 忘れてたっ!!?」
フラスコの国へ戻った目的を、俺はすっかり忘れていた。
最近、物忘れが激しい気がするけど……、気のせいかなぁ? 元々こんなんだっけ??
「チリアンに何の用事ポね?」
「あ、うん……。鎮魂の儀を、お願いしたいんだ」
「ポポ? それは……、もしかして、ホムンクルス達の為にポか??」
「うん。昨日話したと思うけど……。お化けのテジーが言ったように、ホムンクルスは魂のない生き物なんかじゃないと思うんだ。みんな、ちゃんと魂を持って、この世界に生まれたんだと思う。確かに、悪魔テジーによって、無理矢理作られた命だったけど……。でも、魂があるのなら、ホムンクルスだって僕らと変わらないでしょう? 少なくとも、九人のテジー達は心を持っていた。だから……、彼等の魂がちゃんとお空へ帰れるように、チリアンに鎮魂の儀をして欲しいんだ」
俺は、ノリリアの円らな瞳を真っ直ぐに見つめて、そう訴えた。
「……確かに、そうかも知れないポね。ホムンクルスの製造方法を知る者は、もはやこの世には存在しないポ。その材料、存在意義、そして魂の有無……、そんな事を知る者は誰一人としていないポね。分かったポ。調査が済み次第、チリアンに鎮魂の儀を執り行ってもらうポね」
「うん! ありがとうノリリア!!」
「ポポ……、お礼なんて言わなくてもいいポ。それよりも、早くそのメラーニアちゃんから話を聞いてきて欲しいポね。もしここにニベルーの遺産がないのなら、探したって無駄ポから」
「そうだねっ! 急いで行ってくるっ!!」
こうして俺とグレコは、崩壊したフラスコの国を後にして、導きの腕輪で、ケンタウロスが蹄族の里へと向かうのだった。
ちょっぴり洋風な味がするそれは、疲れてボロボロになっていた俺の体に、優しく、じんわりと染み込んでいった。
グレコの手料理がとても久しぶりに感じられて、嬉しくて……、結局、俺は五杯もお代わりをして、全部平らげてしまったのだった。
その後、俺はグレコに同行をお願いして、フラスコの国へと向かった。
一つ、やらなきゃならない事を思い出したからだ。
空は雲一つない快晴で、爽やかな午後の風が吹き抜けていった。
崩壊後のフラスコの国、ホムンクルスの城の跡地にて……
「アイビー! そっちはどうポ!?」
「駄目だっ! とてもじゃないが……、中に入るのは危険だっ!!」
「ポポ……。マシコット、そっちはいけるポか!?」
「いえ、こちらも無理ですっ! いつ崩れるか分かりませんっ!!」
「ポポゥ……。カナリー! 空から何か見えないポか!?」
「何も……、どこも瓦礫だらけです!」
「ポポ~、困ったポね~。……あ、モッモちゃん?」
方々困り果てた表情のノリリアが、俺とグレコの姿をその目に捉える。
フラスコの国の中は、本当にもう……、全てが廃墟と化していた。
美しかった街並み、そこにあったはずの建物は、上空から降り注いだ多量のフラスコの破片によって崩れ去り、その後国中に広がった火の手に焼かれ、あちこちが焦げて黒く変色していた。
城はというと、そこに城があった事さえ分からないほどに、ガラガラのボロボロで……、もはや瓦礫の山となっている。
そこら中で残り火がくすぶっていて、まだ煙が上がっているほどだ。
ノリリアと騎士団のメンバーは、その城の跡地を調査していた。
「もう起きて大丈夫ポか?」
「うん、大丈夫。まぁ……、ちょっと筋肉痛だけどね」
「城の中へは入れそうなの? なんだか……、ここから見る感じだと、やっぱり難しそうね」
「ポポポゥ……。中に入れそうな場所はいくつか見つけたポが、どちらも崩壊する際に偶然できた穴ポから、いつ崩れるか分からないのポ。ただでさえも、今回は負傷者が多数出ているポね。これ以上の危険は避けたいポ」
ノリリアはそう言って、少しばかり悲しげな顔になった。
「……ごめんね。メイクイとポピーが、あんな事になって」
俺は、自分でも分からないけれど、何故か謝罪をしていた。
俺がもっと早く、二人を助けていれば……、心の何処かでそう思っていた。
「ポポ、モッモちゃんのせいじゃないポ! 元はと言えばあたちが……。ポポゥ、過ぎた事を悔やんでいる場合じゃないポね。今は、先に進む事を考えるべきポ!!」
ノリリアは、自分を奮い立たせるかのようにそう言った。
「そういえば……、ロビンズとサンは? インディゴも……、エクリュもいないみたいね??」
辺りを見渡して、グレコが尋ねる。
「衛生班の三人とインディゴは、メイクイとポピーと一緒に、先に港町ニヴァに戻ったポ。救出した生存者達の治療をする為ポね。監禁されていたのは全部で四十七名……。かなりの大人数ポから、輸送手段に困っていたポが、有難い事に、ケンタウロス達が力を貸してくれたポ。今頃はニヴァに着いて、町の人たちに事情を話して、生存者の治療を開始しているはずポね」
「そうだったの……。みんな、助かってくれるといいけれど……」
グレコの表情が曇る。
何故なら、監禁されていた者達のほとんどが、救い出された時点でもはや瀕死状態だったからだ。
中には既に息をしていない者もいた……
正直なところ、俺にとってみれば、その中には誰一人として知り合いはいないし、隣で悲しい顔をするグレコのように、そこまで感情移入出来ないけど……
でも、一人でも多く助かってほしいなと、素直にそう思った。
「ねぇ……、みんな、中に入ってどうするつもりなの?」
俺は、瓦礫の山を探索する騎士団のメンバーを指差して尋ねる。
暗い顔をする二人のために、わざと話題を変えてみたのだ。
俺にしては気が利くなっ!
「ポ……。モッモちゃん、あたち達の目的はただ一つポね。忘れたポか?」
ちょっぴり怪訝な顔をするノリリア。
「え? ……あっ、そうか! ニベルーの遺産だね!?」
ギリギリで思い出す俺。
そもそもの、この島に来た目的を忘れてました、はい。
「そうポ。ホムンクルス達は、あたち達を騙したわけだポから、ここにニベルーの遺産があるとは考えにくいポが……。マシコットとカサチョの話だと、タウラウの森のニベルーの湖畔の隠れ家には、アーレイク・ピタラスの墓塔に関する遺産らしき物は見当たらなかったのポ。となると、ここに隠されている可能性が高いポね」
なるほど、そういう事ね。
でもぉ~……、さすがにこの瓦礫の山の中から何かを探すのは、無理があるんじゃないか?
既にもう原型がないし……、それに、俺が知る限りでは、そんな大事なものが保管されているような場所は城のどこにも無かったはずだ。
本当に、ここにニベルーの遺産があるのだろうか??
そこまで考えて俺は、ふと気付く。
……あれ?
メラーニアって、ニベルーの生まれ変わりだから……、あぁっ!?
「ねぇっ!? メラーニアに聞けばいいんじゃないっ!!?」
俺の言葉に、グレコとノリリアが互いに目を合わせ、首を傾げる。
「ほら! メラーニアはニベルーの生まれ変わりなんだよっ!? だからきっと知ってるよ!!!」
「ポポッ!? 生まれ変わりっ!!? そんな話聞いてないポッ!?!?」
あ……、ごめん、言い忘れてたのか俺。
疲れてたから仕方ないよね……、だから許して?
「でも……、メラーニアは今朝、ケンタウロス達と一緒に森へ帰ったわよ?」
「えぇっ!? じゃあ……、今から行く!??」
幸いにも、お利口な俺は、前にグレコに注意されて以来、小まめに導きの石碑を立てる癖を付けたのである!
そして勿論、ケンタウロスが蹄族の里にも、そっと導きの石碑を設置しておいたのです!!
ここ、褒めるとこだよグレコ!!!
「そうねっ! 行きましょう!!」
……くっ、褒めてくれないのね。
「ポポ、あのメラーニアって子が、ニベルー・パラ・ケルーススの生まれ変わり……? 俄かに信じがたい話ポが……、本人がそう言ったのポ??」
「うん。本人が言った。そして、言った時は完全に人格がニベルーになってた!」
「ポポポ。なら、是非聞いて来てほしいポね。あたち達はここで待っているポ。何か手掛かりが掴めたら、すぐに戻って知らせて欲しいポね!」
「了解っ! 行こう、グレコ!!」
「うん! ……あ、でもモッモ、あなたの用事はいいの? ほら、チリアンに頼むんでしょ??」
「あっ!? 忘れてたっ!!?」
フラスコの国へ戻った目的を、俺はすっかり忘れていた。
最近、物忘れが激しい気がするけど……、気のせいかなぁ? 元々こんなんだっけ??
「チリアンに何の用事ポね?」
「あ、うん……。鎮魂の儀を、お願いしたいんだ」
「ポポ? それは……、もしかして、ホムンクルス達の為にポか??」
「うん。昨日話したと思うけど……。お化けのテジーが言ったように、ホムンクルスは魂のない生き物なんかじゃないと思うんだ。みんな、ちゃんと魂を持って、この世界に生まれたんだと思う。確かに、悪魔テジーによって、無理矢理作られた命だったけど……。でも、魂があるのなら、ホムンクルスだって僕らと変わらないでしょう? 少なくとも、九人のテジー達は心を持っていた。だから……、彼等の魂がちゃんとお空へ帰れるように、チリアンに鎮魂の儀をして欲しいんだ」
俺は、ノリリアの円らな瞳を真っ直ぐに見つめて、そう訴えた。
「……確かに、そうかも知れないポね。ホムンクルスの製造方法を知る者は、もはやこの世には存在しないポ。その材料、存在意義、そして魂の有無……、そんな事を知る者は誰一人としていないポね。分かったポ。調査が済み次第、チリアンに鎮魂の儀を執り行ってもらうポね」
「うん! ありがとうノリリア!!」
「ポポ……、お礼なんて言わなくてもいいポ。それよりも、早くそのメラーニアちゃんから話を聞いてきて欲しいポね。もしここにニベルーの遺産がないのなら、探したって無駄ポから」
「そうだねっ! 急いで行ってくるっ!!」
こうして俺とグレコは、崩壊したフラスコの国を後にして、導きの腕輪で、ケンタウロスが蹄族の里へと向かうのだった。
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