429 / 801
★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
418:ミッション3
しおりを挟む
【ミッション3:ホムンクルスを殲滅せよ!】
パカラッ! パカラッ!! パカラッ!!!
「お!? 見えてきたぞっ!??」
カービィの声に、俺は前方を見やる。
そこには、まるでどこぞの国壁の様な、大きくて平たい三つの岩が並んでいた。
朝食を済ませ、テントを片付けて、俺たちは早々に移動を開始。
昨日と同じくカービィは箒、ギンロはレズハンの背に乗り、俺とカサチョとメラーニアはゲイロンの背に跨った。
森の中を小一時間ほど走ると、無事、目的地である三子岩まで辿り着いたのだった。
グレコが言っていた様に、タウラウの森は三子岩の場所で突然に終わっていた。
立ち並ぶ巨大な三つの岩の向こう側は、不自然なくらいに真っ直ぐな、なんの変哲もない平原が広がっている。
グレコとケンタウロス達、アイビーと白薔薇の騎士団の残留メンバーはまだ到着していないらしく、その姿は見当たらなかった。
「よし、着いた……、って、なんじゃありゃ?」
先頭を飛んでいたカービィが、三子岩の中央の岩の付近に降り立ち、その向こう側を見るなりそう言った。
何か見えるのだろうか? と、足を止めたゲイロンの背から飛び降りる俺とカサチョ。
小走りでカービィの元まで行き、三子岩より向こう側を見て……
「うわぁ……、マジか」
「これはまた……、奇怪な国でござるな。あれだけの透明ゆえ、遠目では拙者も気付けなかったでござるよ」
俺とカサチョはそう言って、口をまん丸に開けたまま固まってしまった。
ホムンクルスの国であるフラスコの国は、本当の本当に、フラスコの中にある国だった。
国の外周を形作っているのは、オレンジ色の高い煉瓦の壁。
その周りを、ほんのちょっとだけ水色がかっているガラスの様な物が、スッポリと覆っているのだ。
水色のガラスは、綺麗に湾曲しながら空へと伸びて、国全体を覆い尽くし、その上部の中央からは、同じくガラスの透明な煙突のような長い突起物が飛び出している。
つまりそれは……、でっかいでっかい……、巨大な丸底フラスコなのだった。
「んん? なぁ、何か煙みてぇなの出てねぇか?? ほら……、あの一番上んところ」
そう言ってカービィが指差しているのは、フラスコの口に当たる部分だ。
どうやらそれは、見た目通りに中が空洞で筒状をしているらしく、その口からは薄っすらとピンク色の煙が立ち上っていた。
「煙? ……拙者には見えぬでござるが」
なに? あれが見えないだと??
カサチョこいつ……、さては目が良くないな???
だから、遠目とはいえ、かなりインパクトのあるあれが見えなかったんだろう。
「僕には見えるよ。ピンク色の煙」
とりあえず、幻覚ではないという事をカービィに伝えたくて、俺はそう言った。
「モッモにも見えるのか!? って事は……、あれは魔力の放つオーラとは別もんだって事か。おまいには見えねぇもんな、魔力」
……ぬ、なんだろうな?
やんわりディスられた気がするぞっ!?
俺だって、たまには見える事もあるんだからな、魔力のオーラ!!!
カービィの言葉に俺が憤慨していると、後ろから来たギンロがポツリと呟く。
「妙な場所だな……」
そう言ったギンロの視線は、目の前の奇妙なフラスコの国ではなく、すぐそばの三子岩に向けられていた。
妙な場所、とはいったい……?
なんかギンロ、昨日から変な事ばっか言ってるよな。
どっかで誰かに呪われたんじゃない??
「妙って、何がだ?」
なんとなしに尋ねるカービィ。
「この岩……、自然に出来た物ではなさそうだ……。見ろ、あそこにも、あそこにも……。根元から折れていてわかりにくいが、この辺りにはかつて、この三子岩と似たような岩が、いくつも立っていたのではなかろうか?」
ギンロが指差す先を、俺たちは揃って見る。
するとそこには、俺たちの間近にある三子岩に比べればとても小さいが、それらしき岩が等間隔で、かなり遠方まで規則正しく並んでいるのだ。
……んん? いや、違うな。
地面のデコボコから考えるに、等間隔というよりも、それこそ昔は岩が連なって壁を成していたかのような、そんな風にも見て取れる。
というか……、ギンロがそんな事に気付くなんて、とっても意外だ。
いつもはボーッとしてるのにね。
「どうなってんだ? これは……、まさか、岩の壁でもあったのか?? 誰かがここに、岩の壁を造った……???」
「だとしても、誰が何の為にでござるか? 確かに岩はあるでござるが……。これじゃあまるで、フラスコの国を囲っているように見えるでござるな。彼の国はその昔、ここまで領土を保っていたのでござろうか??」
「いや……、それだと変じゃねぇか? 時が経つに連れて奴らの数が増え、領土を広げていったっていうなら分かるが、その逆だぞ?? ……ん~、わっかんねぇな~」
カサチョの言葉に、ポリポリと頭を掻くカービィ。
すると、俺のよく聞こえる耳に、沢山の蹄の音が聞こえて来た。
ケンタウロスが走る際に鳴り響く、なんとも間抜けな……、いや、軽快な足音だ。
そして……
「モッモ~! カービィ~!! ギンロ~!!!」
聞き覚えのある高い声が聞こえて、俺たちは背後を振り向く。
そこには、勇ましい女ケンタウロス、シーディアの背に跨って、大きく手を振るグレコの姿があった。
その背後に、大勢の武装したケンタウロスを引き連れているその様は、まさに馬の女王……
てかグレコ!
敵はすぐそこにいるんだよっ!?
大声出しちゃ駄目ぇえっ!!!
太陽が、空の真ん中まで登った頃。
晴天の下、俺たちは三子岩に集結した。
シーディア率いる武装ケンタウロスの集団、二百二十名。
アイビー率いる白薔薇の騎士団、九名。
そして、モッモ様御一行プラスメラーニアの五名。
総勢二百三十四名。
この大人数でフラスコの国を襲撃し、ホムンクルス達をやっつけて、ノリリア達を救出する。
(ちなみに騎士団のメンバーの詳細だが、ここにいるのはアイビー、レイズン、エクリュにブリック、モーブとヤーリュとロビンズ、そしてチリアンとカサチョの九名。フラスコの国に向かって連絡が取れなくなっているのが、ノリリア、インディゴ、サン、ポピー、メイクイ、ライラック、パロット学士とミルクの八名だ)
そして、みんなが揃った所で、カービィが今回の作戦を発表した。
俺が先陣切って戦いに向かうという、あの無謀かつ危険極まりない馬鹿げた作戦だ。
俺は、そんなのきっと、みんな反対するさっ! と、たかを括ってのだが……
「名案ね。それで行きましょう!」
なんとっ!?
止めてくれるはずと期待していたグレコが、真っ先に賛成してしまったではないかっ!??
グレコぉっ!???
見損なったぞぉおぉぉっ!!!!!
「しかし、それではモッモさんがあまりに危険では?」
止めに入ってくれたのは、騎士団のアイビーだ。
さすがは今回のプロジェクトの副リーダーである、ただイケメンなだけのエルフでは無い。
ちなみに余談だが、アイビーはいつも、コロンか何かをつけているようだ。
ノリリア曰くそれは、甘ったるくて嫌な匂い、らしいが……、優しいアイビーにピッタリの、品の良い香りだと、俺は思っている。
そんなアイビーの、俺の無力さ加減を重々鑑みてくれている発言に対し、信じられない事を言ったのはカサチョだ。
「石化魔法がホムンクルスに対抗する唯一の方法なのでござる。拙者とカビやんで先陣を切っても良いが、それだと後が不安故……。モッモ殿には申し訳ないが、捨て駒になってもらうでござるよ」
俺は目をひん剥いて驚いた。
すぅっ!? 捨て駒だとぉおぉぉっ!??
そんなつもりだったのかカサチョこの野郎っ!?!?
「……案ずるな、小さいの。私が背に乗せて走ってやる。先陣を切るのはこの私、ケンタウロスが蹄族の次期族長、シーディアだっ!」
おおうっ!? いつに増しても勇ましいですな、シーディア様っ!!
しかし、お尻に注意なさいませっ!!?
ど変態ピンク毛玉野郎が、チラチラとあなたのお尻を見ては鼻の下を伸ばしてますよっ!?!?
「モッモよ、安心しろ。シーディア殿の背は、我が守る故」
ギンロも鼻息が荒いですね。
シーディアの背中って……、要はシーディアに対して良い格好がしたいだけでしょ?
俺を守る為ではないよねそれ??
下心が丸見えですよぉおっ!?!?
「いよっし! じゃあ行くかっ!? ホムンクルス供を倒しにぃっ!!!」
「おぉお~~~!!!!!」
カービィの号令に、高く武器を振り上げて、雄叫びを上げるケンタウロス達。
今まさに、命懸けの戦いが、始まろうとしていた。
……い~や。
ちょっと待てぇ~いっ!?
俺はまだ了承してないぞぉっ!??
そ、そんな作戦……
いっ……、嫌だぁああぁぁぁっ!!!!
助けて母ちゃあぁぁ~んっ!!!!!
パカラッ! パカラッ!! パカラッ!!!
「お!? 見えてきたぞっ!??」
カービィの声に、俺は前方を見やる。
そこには、まるでどこぞの国壁の様な、大きくて平たい三つの岩が並んでいた。
朝食を済ませ、テントを片付けて、俺たちは早々に移動を開始。
昨日と同じくカービィは箒、ギンロはレズハンの背に乗り、俺とカサチョとメラーニアはゲイロンの背に跨った。
森の中を小一時間ほど走ると、無事、目的地である三子岩まで辿り着いたのだった。
グレコが言っていた様に、タウラウの森は三子岩の場所で突然に終わっていた。
立ち並ぶ巨大な三つの岩の向こう側は、不自然なくらいに真っ直ぐな、なんの変哲もない平原が広がっている。
グレコとケンタウロス達、アイビーと白薔薇の騎士団の残留メンバーはまだ到着していないらしく、その姿は見当たらなかった。
「よし、着いた……、って、なんじゃありゃ?」
先頭を飛んでいたカービィが、三子岩の中央の岩の付近に降り立ち、その向こう側を見るなりそう言った。
何か見えるのだろうか? と、足を止めたゲイロンの背から飛び降りる俺とカサチョ。
小走りでカービィの元まで行き、三子岩より向こう側を見て……
「うわぁ……、マジか」
「これはまた……、奇怪な国でござるな。あれだけの透明ゆえ、遠目では拙者も気付けなかったでござるよ」
俺とカサチョはそう言って、口をまん丸に開けたまま固まってしまった。
ホムンクルスの国であるフラスコの国は、本当の本当に、フラスコの中にある国だった。
国の外周を形作っているのは、オレンジ色の高い煉瓦の壁。
その周りを、ほんのちょっとだけ水色がかっているガラスの様な物が、スッポリと覆っているのだ。
水色のガラスは、綺麗に湾曲しながら空へと伸びて、国全体を覆い尽くし、その上部の中央からは、同じくガラスの透明な煙突のような長い突起物が飛び出している。
つまりそれは……、でっかいでっかい……、巨大な丸底フラスコなのだった。
「んん? なぁ、何か煙みてぇなの出てねぇか?? ほら……、あの一番上んところ」
そう言ってカービィが指差しているのは、フラスコの口に当たる部分だ。
どうやらそれは、見た目通りに中が空洞で筒状をしているらしく、その口からは薄っすらとピンク色の煙が立ち上っていた。
「煙? ……拙者には見えぬでござるが」
なに? あれが見えないだと??
カサチョこいつ……、さては目が良くないな???
だから、遠目とはいえ、かなりインパクトのあるあれが見えなかったんだろう。
「僕には見えるよ。ピンク色の煙」
とりあえず、幻覚ではないという事をカービィに伝えたくて、俺はそう言った。
「モッモにも見えるのか!? って事は……、あれは魔力の放つオーラとは別もんだって事か。おまいには見えねぇもんな、魔力」
……ぬ、なんだろうな?
やんわりディスられた気がするぞっ!?
俺だって、たまには見える事もあるんだからな、魔力のオーラ!!!
カービィの言葉に俺が憤慨していると、後ろから来たギンロがポツリと呟く。
「妙な場所だな……」
そう言ったギンロの視線は、目の前の奇妙なフラスコの国ではなく、すぐそばの三子岩に向けられていた。
妙な場所、とはいったい……?
なんかギンロ、昨日から変な事ばっか言ってるよな。
どっかで誰かに呪われたんじゃない??
「妙って、何がだ?」
なんとなしに尋ねるカービィ。
「この岩……、自然に出来た物ではなさそうだ……。見ろ、あそこにも、あそこにも……。根元から折れていてわかりにくいが、この辺りにはかつて、この三子岩と似たような岩が、いくつも立っていたのではなかろうか?」
ギンロが指差す先を、俺たちは揃って見る。
するとそこには、俺たちの間近にある三子岩に比べればとても小さいが、それらしき岩が等間隔で、かなり遠方まで規則正しく並んでいるのだ。
……んん? いや、違うな。
地面のデコボコから考えるに、等間隔というよりも、それこそ昔は岩が連なって壁を成していたかのような、そんな風にも見て取れる。
というか……、ギンロがそんな事に気付くなんて、とっても意外だ。
いつもはボーッとしてるのにね。
「どうなってんだ? これは……、まさか、岩の壁でもあったのか?? 誰かがここに、岩の壁を造った……???」
「だとしても、誰が何の為にでござるか? 確かに岩はあるでござるが……。これじゃあまるで、フラスコの国を囲っているように見えるでござるな。彼の国はその昔、ここまで領土を保っていたのでござろうか??」
「いや……、それだと変じゃねぇか? 時が経つに連れて奴らの数が増え、領土を広げていったっていうなら分かるが、その逆だぞ?? ……ん~、わっかんねぇな~」
カサチョの言葉に、ポリポリと頭を掻くカービィ。
すると、俺のよく聞こえる耳に、沢山の蹄の音が聞こえて来た。
ケンタウロスが走る際に鳴り響く、なんとも間抜けな……、いや、軽快な足音だ。
そして……
「モッモ~! カービィ~!! ギンロ~!!!」
聞き覚えのある高い声が聞こえて、俺たちは背後を振り向く。
そこには、勇ましい女ケンタウロス、シーディアの背に跨って、大きく手を振るグレコの姿があった。
その背後に、大勢の武装したケンタウロスを引き連れているその様は、まさに馬の女王……
てかグレコ!
敵はすぐそこにいるんだよっ!?
大声出しちゃ駄目ぇえっ!!!
太陽が、空の真ん中まで登った頃。
晴天の下、俺たちは三子岩に集結した。
シーディア率いる武装ケンタウロスの集団、二百二十名。
アイビー率いる白薔薇の騎士団、九名。
そして、モッモ様御一行プラスメラーニアの五名。
総勢二百三十四名。
この大人数でフラスコの国を襲撃し、ホムンクルス達をやっつけて、ノリリア達を救出する。
(ちなみに騎士団のメンバーの詳細だが、ここにいるのはアイビー、レイズン、エクリュにブリック、モーブとヤーリュとロビンズ、そしてチリアンとカサチョの九名。フラスコの国に向かって連絡が取れなくなっているのが、ノリリア、インディゴ、サン、ポピー、メイクイ、ライラック、パロット学士とミルクの八名だ)
そして、みんなが揃った所で、カービィが今回の作戦を発表した。
俺が先陣切って戦いに向かうという、あの無謀かつ危険極まりない馬鹿げた作戦だ。
俺は、そんなのきっと、みんな反対するさっ! と、たかを括ってのだが……
「名案ね。それで行きましょう!」
なんとっ!?
止めてくれるはずと期待していたグレコが、真っ先に賛成してしまったではないかっ!??
グレコぉっ!???
見損なったぞぉおぉぉっ!!!!!
「しかし、それではモッモさんがあまりに危険では?」
止めに入ってくれたのは、騎士団のアイビーだ。
さすがは今回のプロジェクトの副リーダーである、ただイケメンなだけのエルフでは無い。
ちなみに余談だが、アイビーはいつも、コロンか何かをつけているようだ。
ノリリア曰くそれは、甘ったるくて嫌な匂い、らしいが……、優しいアイビーにピッタリの、品の良い香りだと、俺は思っている。
そんなアイビーの、俺の無力さ加減を重々鑑みてくれている発言に対し、信じられない事を言ったのはカサチョだ。
「石化魔法がホムンクルスに対抗する唯一の方法なのでござる。拙者とカビやんで先陣を切っても良いが、それだと後が不安故……。モッモ殿には申し訳ないが、捨て駒になってもらうでござるよ」
俺は目をひん剥いて驚いた。
すぅっ!? 捨て駒だとぉおぉぉっ!??
そんなつもりだったのかカサチョこの野郎っ!?!?
「……案ずるな、小さいの。私が背に乗せて走ってやる。先陣を切るのはこの私、ケンタウロスが蹄族の次期族長、シーディアだっ!」
おおうっ!? いつに増しても勇ましいですな、シーディア様っ!!
しかし、お尻に注意なさいませっ!!?
ど変態ピンク毛玉野郎が、チラチラとあなたのお尻を見ては鼻の下を伸ばしてますよっ!?!?
「モッモよ、安心しろ。シーディア殿の背は、我が守る故」
ギンロも鼻息が荒いですね。
シーディアの背中って……、要はシーディアに対して良い格好がしたいだけでしょ?
俺を守る為ではないよねそれ??
下心が丸見えですよぉおっ!?!?
「いよっし! じゃあ行くかっ!? ホムンクルス供を倒しにぃっ!!!」
「おぉお~~~!!!!!」
カービィの号令に、高く武器を振り上げて、雄叫びを上げるケンタウロス達。
今まさに、命懸けの戦いが、始まろうとしていた。
……い~や。
ちょっと待てぇ~いっ!?
俺はまだ了承してないぞぉっ!??
そ、そんな作戦……
いっ……、嫌だぁああぁぁぁっ!!!!
助けて母ちゃあぁぁ~んっ!!!!!
0
お気に入りに追加
496
あなたにおすすめの小説
傭兵アルバの放浪記
有馬円
ファンタジー
変わり者の傭兵アルバ、誰も詳しくはこの人間のことを知りません。
アルバはずーっと傭兵で生きてきました。
あんまり考えたこともありません。
でも何をしても何をされても生き残ることが人生の目標です。
ただそれだけですがアルバはそれなりに必死に生きています。
そんな人生の一幕
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
深遠の先へ ~20XX年の終わりと始まり。その娘、傍若無人なり~
杵築しゅん
ファンタジー
20XX年、本当にその瞬間がやってきた。私は宇宙の管理者に1番目の魂の扉に入るよう指示され、扉を開け一歩踏み出したところで、宇宙の理の渦(深遠)の中に落ちていった。気付けば幼女に・・・これはもう立派な宇宙人として、この新しい星で使命を果たすしかない・・・と思っていたこともありました。だけど使命を果たせるなら、自由に生きてもいいわよね? この知識や経験を役立てられるなら、ちょっとくらい傍若無人でいいってことよね? 暗殺者や陰謀なんて無関係に生きてきたのに、貴族の事情なんて知ったこっちゃないわ。早く産業革命してラブロマンスを書くのよ!
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~
樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。
無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。
そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。
そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。
色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。
※この作品はカクヨム様でも掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる