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★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
408:胃はどこに〜?
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「……うむ。酒の飲み過ぎでござるな」
カサチョの言葉に、メラーニアは「えぇっ!?」と驚いた。
……いやいやいや、どう見たってそうでしょうよこれは。
彼、今完全に、泥酔状態ですね。
俺は、目の前で横たわる黒い爺さんケンタウロスを見て、ひくひくと引きつり笑いした。
カービィと同じく、専門は白魔法だというカサチョの診断によると、メラーニアの父で前族長であるこのビノアルーンという男は、重度のアルコール依存症らしい。
そして今まさに、自ら飲んだはずの酒に呑まれて、白目を向いて死にかけているようです。
まぁ、診断なんてしなくても、ザッと周りを見れば分かるけどね。
家中に漂うアルコール臭と、山程ある酒瓶。
こんな所に住んでいるんだもの、どう見たって酒浸りの生活をしているに決まっている。
「それ、お酒なのっ!? 嘘だっ!?? だってビノは、お酒を控えるように言われてて……、だからこれは薬だってビノが……。まさか!?!? こいつ、嘘ついてたのかぁっ!?!!?」
なるほど……、ビノアルーンはお酒の事を薬だと言って、メラーニアに嘘をついていたようですね。
でもさメラーニア、こんなにアルコール臭いお薬なんて、世の中にはそうそう無いと思うよ?
まぁ、君は世間知らずだから、何も知らないんだろうけれどね。
「少々荒療治ではあるが、このままでは命が危険故……。ギンロ殿、手伝ってくださるか?」
「む? 承知」
カサチョはギンロに、ビノアルーンを外へ連れ出すよう指示した。
勿論、ビノアルーンは白目を向いて気を失っているので、自力で立ち上がる事など出来ない。
けれども、さすがのギンロも、軽く自分の三倍はあるであろう巨大なビノアルーンを抱き上げる事は出来ず……
仕方なく、外へ連れ出すのは諦めて、家の端っこまでビノアルーンを引きずって移動させて、上半身のそのお顔だけを家の外へと飛び出させた。
いったい、何をするつもりなんだろう?
「さて……、胃はどこに~? おっ! ここでござるな!?」
ビノアルーンの腹部を探って、胃の位置を確かめるカサチョ。
なんだろうな……、嫌な予感しかしないぞ。
するとカサチョは、白い袴の袖口から魔導書を取り出した。
どうやら、何か魔法をかけたいようなのだが……
「ぬぬっ!? しまったでござる……。拙者、杖を持っておらなんだ」
あちゃ~!? といった様子で、おでこをペチンと叩いてみせるカサチョ。
仕草がとても古臭い。
「あ、杖なら持ってるよ? これで良ければ使って!」
そう言って、メラーニアが杖を差し出す。
ニベルーの小屋で手に入れたという、ニベルーの杖だ。
「おぉ、かたじけない! 少々拝借を……。よし!! それでは参るでござるよっ!!! 全部・浄化!!!!」
魔導書を開き、杖の先をビノアルーンの腹部に向けて、カサチョは呪文を唱えた。
すると、杖の先から紫色の光が放たれて、ビノアルーンの腹部に光が吸い込まれていくでは無いか。
そして……
「……うっ、うぐっ!? ぐぐぐっ!??」
突然、ビノアルーンが呻き声を上げ始めた。
「ビノ!? 大丈夫ビノ!??」
心配そうに駆け寄るメラーニア。
しかしながら、呻き声は上げるものの、ビノアルーンが意識を取り戻す気配はない。
カサチョはいったい、なんの魔法をかけたんだ?
「ぬ~ん、手強いでござるな!? ならば……、強度を増すでござるよ!! 最大級・浄化!!!」
再度、ビノアルーンの腹部に向けて、紫色の光を放つカサチョ。
すると次の瞬間!
「うっ……、ぐっ!? ……ぼぉふぁあぁぁっ!!???」
「ギャアァァ~~~!?!??」
「ヌァアァァ~~~!?!??」
ビノアルーンは、意識を失ったまま、盛大にゲロを吐いた。
幸い、顔を家の外に出していたので、ゲロはそのまま地面に落ちて、家の床が汚れる事は無かったが……
あまりに突然の、あまりに予想外な荒療治に、俺とメラーニアは目ん玉が飛び出そうなほどに驚いて、揃って叫び声を上げたのだった。
カサチョこの野郎っ!?
なんて魔法をかけやがるんだ馬鹿野郎っ!??
キッ!とカサチョを睨み付ける俺。
しかしながら、当のカサチョは晴れやかな表情で、屋外に吐き落とされたゲロを見ている。
なんちゅう奴だ……
普通、他人が吐いた物を、あんな風に楽しげに観察出来るだろうか? ……否っ! こいつは異常だっ!!
やっぱり、カサチョとはあまり深く関わらない方がいいと、俺の中の何かが叫んでいる。
いつか俺も、何か余計な魔法をかけられて、酷い事されちゃう気がする。
俺は、かなりビビりながら、自然と二歩後ろに下がった。
「も~、なんて馬鹿なんだっ!? 酒は飲んじゃ駄目だって、バコロ先生にあれほど言われてたのにぃ~……」
ブツブツと文句を言いながらも、メラーニアはビノアルーンの腹部を優しくさする。
なかなかに親孝行だなと、俺はメラーニアを見直す。
「うぇっ……、ゲホッ、ゲホッ……、おぇええぇぇ~」
ビノアルーンは、まだ吐き足らないらしく、外に向かってゲロゲロしている。
このままだと、見ているこっちが貰いゲロしちゃいそうだ。
思わず顔を背けようとした、その時だった。
「そんなもの、客人に見せるべきじゃないよ、メラーニア」
後ろから声がして、振り返ると、そこにはゴリラがっ!?
「姉さん! ……あれ? 作戦会議に参加するんじゃなかったの??」
あっ!? 違った!!
ゴリラじゃなくて、ゴリラ顔のケンタウロスでしたっ!!!
メラーニアが姉さんと呼ぶ彼女は、ビノアルーンと同じ黒毛のケンタウロス、その名もゴリラーン。
体は男のケンタウロスにも負けないほどにムキムキで、ゴリラに似ているだけあって、その顔はかなりの強面だ。
こんなに名前と外見がマッチしている人物に、俺は今まで会った事がないし、きっとこれからも無いだろうなと思うほど、ゴリラーンのゴリラ顔は本当にゴリラなのだった。
「参加していたが、うるさいだけだったんでね、帰って来たよ。ありゃたぶん、まだ作戦なんて立てちゃいないだろうね。夜か明日の朝一にでも、シーディアに直接聞きに行くさ」
ゴリラーンはそう言って、背負っていた巨大な大剣を壁際の床へと下ろした。
「お三方や、わざわざ来て頂いたのにすまないね。我が父ながら恥ずかしいったらないよ。今日のところは申し訳ないけれど、帰ってもらえるかい?」
ゴリラーンは、困った表情で俺たちにそう言った。
「え!? でも、ビノが話があるって……」
「けどメラーニア、その父さんがそんな有様なんだ、お客さんに失礼だと思わないのかい?」
ふむ……、見た目はゴリラなのに、なかなかに常識的で礼儀正しいのですね、ゴリラーンさん。
「いや、我らは待たせてもらう。特に用事がある訳ではないのでな。のう? モッモ」
うぇっ!? 待つの!??
ギンロの言葉に、俺はかなり驚いた。
こんな、アルコールとゲロの臭いが充満する場所からは、一刻も早く立ち去りたかったのに……
「心配せずとも、父上はすぐに目覚められよう。拙者がかけた魔法が今、父上の腹の中をはじめとし、身体中を綺麗にしてござるからの」
ニコリと笑うカサチョ。
その横でまた、ゲロゲロ~! っと、盛大に吐き戻すビノアルーン。
……ねぇ、その魔法、本当に大丈夫?
今度は吐き過ぎで、白目むいたりしない??
「そうかい? なら……、ちょっと待ってな。そこの森で、何か甘い物でもとってくるよ」
ゴリラーンはにこやかにそう言って、家の外へと出て行った。
甘い物ってなんだろう?
果物か何かかな??
ちょっぴりワクワクしたのも束の間、背後でビノアルーンがまたゲロを吐く。
ツーンとした、胃液の臭いが漂ってくる。
えっと……、あの……
やっぱり、帰っちゃ駄目ですか?
こんな状況で甘い物なんて……、食べても絶対に美味しくないと思う。
俺はまた、無意識に数歩下がって、徐々にビノアルーンから離れていくのだった。
カサチョの言葉に、メラーニアは「えぇっ!?」と驚いた。
……いやいやいや、どう見たってそうでしょうよこれは。
彼、今完全に、泥酔状態ですね。
俺は、目の前で横たわる黒い爺さんケンタウロスを見て、ひくひくと引きつり笑いした。
カービィと同じく、専門は白魔法だというカサチョの診断によると、メラーニアの父で前族長であるこのビノアルーンという男は、重度のアルコール依存症らしい。
そして今まさに、自ら飲んだはずの酒に呑まれて、白目を向いて死にかけているようです。
まぁ、診断なんてしなくても、ザッと周りを見れば分かるけどね。
家中に漂うアルコール臭と、山程ある酒瓶。
こんな所に住んでいるんだもの、どう見たって酒浸りの生活をしているに決まっている。
「それ、お酒なのっ!? 嘘だっ!?? だってビノは、お酒を控えるように言われてて……、だからこれは薬だってビノが……。まさか!?!? こいつ、嘘ついてたのかぁっ!?!!?」
なるほど……、ビノアルーンはお酒の事を薬だと言って、メラーニアに嘘をついていたようですね。
でもさメラーニア、こんなにアルコール臭いお薬なんて、世の中にはそうそう無いと思うよ?
まぁ、君は世間知らずだから、何も知らないんだろうけれどね。
「少々荒療治ではあるが、このままでは命が危険故……。ギンロ殿、手伝ってくださるか?」
「む? 承知」
カサチョはギンロに、ビノアルーンを外へ連れ出すよう指示した。
勿論、ビノアルーンは白目を向いて気を失っているので、自力で立ち上がる事など出来ない。
けれども、さすがのギンロも、軽く自分の三倍はあるであろう巨大なビノアルーンを抱き上げる事は出来ず……
仕方なく、外へ連れ出すのは諦めて、家の端っこまでビノアルーンを引きずって移動させて、上半身のそのお顔だけを家の外へと飛び出させた。
いったい、何をするつもりなんだろう?
「さて……、胃はどこに~? おっ! ここでござるな!?」
ビノアルーンの腹部を探って、胃の位置を確かめるカサチョ。
なんだろうな……、嫌な予感しかしないぞ。
するとカサチョは、白い袴の袖口から魔導書を取り出した。
どうやら、何か魔法をかけたいようなのだが……
「ぬぬっ!? しまったでござる……。拙者、杖を持っておらなんだ」
あちゃ~!? といった様子で、おでこをペチンと叩いてみせるカサチョ。
仕草がとても古臭い。
「あ、杖なら持ってるよ? これで良ければ使って!」
そう言って、メラーニアが杖を差し出す。
ニベルーの小屋で手に入れたという、ニベルーの杖だ。
「おぉ、かたじけない! 少々拝借を……。よし!! それでは参るでござるよっ!!! 全部・浄化!!!!」
魔導書を開き、杖の先をビノアルーンの腹部に向けて、カサチョは呪文を唱えた。
すると、杖の先から紫色の光が放たれて、ビノアルーンの腹部に光が吸い込まれていくでは無いか。
そして……
「……うっ、うぐっ!? ぐぐぐっ!??」
突然、ビノアルーンが呻き声を上げ始めた。
「ビノ!? 大丈夫ビノ!??」
心配そうに駆け寄るメラーニア。
しかしながら、呻き声は上げるものの、ビノアルーンが意識を取り戻す気配はない。
カサチョはいったい、なんの魔法をかけたんだ?
「ぬ~ん、手強いでござるな!? ならば……、強度を増すでござるよ!! 最大級・浄化!!!」
再度、ビノアルーンの腹部に向けて、紫色の光を放つカサチョ。
すると次の瞬間!
「うっ……、ぐっ!? ……ぼぉふぁあぁぁっ!!???」
「ギャアァァ~~~!?!??」
「ヌァアァァ~~~!?!??」
ビノアルーンは、意識を失ったまま、盛大にゲロを吐いた。
幸い、顔を家の外に出していたので、ゲロはそのまま地面に落ちて、家の床が汚れる事は無かったが……
あまりに突然の、あまりに予想外な荒療治に、俺とメラーニアは目ん玉が飛び出そうなほどに驚いて、揃って叫び声を上げたのだった。
カサチョこの野郎っ!?
なんて魔法をかけやがるんだ馬鹿野郎っ!??
キッ!とカサチョを睨み付ける俺。
しかしながら、当のカサチョは晴れやかな表情で、屋外に吐き落とされたゲロを見ている。
なんちゅう奴だ……
普通、他人が吐いた物を、あんな風に楽しげに観察出来るだろうか? ……否っ! こいつは異常だっ!!
やっぱり、カサチョとはあまり深く関わらない方がいいと、俺の中の何かが叫んでいる。
いつか俺も、何か余計な魔法をかけられて、酷い事されちゃう気がする。
俺は、かなりビビりながら、自然と二歩後ろに下がった。
「も~、なんて馬鹿なんだっ!? 酒は飲んじゃ駄目だって、バコロ先生にあれほど言われてたのにぃ~……」
ブツブツと文句を言いながらも、メラーニアはビノアルーンの腹部を優しくさする。
なかなかに親孝行だなと、俺はメラーニアを見直す。
「うぇっ……、ゲホッ、ゲホッ……、おぇええぇぇ~」
ビノアルーンは、まだ吐き足らないらしく、外に向かってゲロゲロしている。
このままだと、見ているこっちが貰いゲロしちゃいそうだ。
思わず顔を背けようとした、その時だった。
「そんなもの、客人に見せるべきじゃないよ、メラーニア」
後ろから声がして、振り返ると、そこにはゴリラがっ!?
「姉さん! ……あれ? 作戦会議に参加するんじゃなかったの??」
あっ!? 違った!!
ゴリラじゃなくて、ゴリラ顔のケンタウロスでしたっ!!!
メラーニアが姉さんと呼ぶ彼女は、ビノアルーンと同じ黒毛のケンタウロス、その名もゴリラーン。
体は男のケンタウロスにも負けないほどにムキムキで、ゴリラに似ているだけあって、その顔はかなりの強面だ。
こんなに名前と外見がマッチしている人物に、俺は今まで会った事がないし、きっとこれからも無いだろうなと思うほど、ゴリラーンのゴリラ顔は本当にゴリラなのだった。
「参加していたが、うるさいだけだったんでね、帰って来たよ。ありゃたぶん、まだ作戦なんて立てちゃいないだろうね。夜か明日の朝一にでも、シーディアに直接聞きに行くさ」
ゴリラーンはそう言って、背負っていた巨大な大剣を壁際の床へと下ろした。
「お三方や、わざわざ来て頂いたのにすまないね。我が父ながら恥ずかしいったらないよ。今日のところは申し訳ないけれど、帰ってもらえるかい?」
ゴリラーンは、困った表情で俺たちにそう言った。
「え!? でも、ビノが話があるって……」
「けどメラーニア、その父さんがそんな有様なんだ、お客さんに失礼だと思わないのかい?」
ふむ……、見た目はゴリラなのに、なかなかに常識的で礼儀正しいのですね、ゴリラーンさん。
「いや、我らは待たせてもらう。特に用事がある訳ではないのでな。のう? モッモ」
うぇっ!? 待つの!??
ギンロの言葉に、俺はかなり驚いた。
こんな、アルコールとゲロの臭いが充満する場所からは、一刻も早く立ち去りたかったのに……
「心配せずとも、父上はすぐに目覚められよう。拙者がかけた魔法が今、父上の腹の中をはじめとし、身体中を綺麗にしてござるからの」
ニコリと笑うカサチョ。
その横でまた、ゲロゲロ~! っと、盛大に吐き戻すビノアルーン。
……ねぇ、その魔法、本当に大丈夫?
今度は吐き過ぎで、白目むいたりしない??
「そうかい? なら……、ちょっと待ってな。そこの森で、何か甘い物でもとってくるよ」
ゴリラーンはにこやかにそう言って、家の外へと出て行った。
甘い物ってなんだろう?
果物か何かかな??
ちょっぴりワクワクしたのも束の間、背後でビノアルーンがまたゲロを吐く。
ツーンとした、胃液の臭いが漂ってくる。
えっと……、あの……
やっぱり、帰っちゃ駄目ですか?
こんな状況で甘い物なんて……、食べても絶対に美味しくないと思う。
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