408 / 800
★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
397:テジーの日記
しおりを挟む
-----+-----+-----
今日、ニベルー様が文字というものを教えてくれたので、早速、日記というものをつける。
まずは私の事から。
私の名前は、テジー・パラ・ケルースス。
ニベルー様は、私の事をテジーと呼ぶ。
私はまだ、この世に生まれて三日だけど、ニベルー様はもう七十年以上、この世界で生きていると言っていた。
ニベルー様は、とても立派な錬金術師で、沢山の事を知っている。
そして、私にいろいろな事を教えてくれる。
私は、沢山沢山勉強して、ニベルー様のような立派な錬金術師になりたい。
-----+-----+-----
これは……、誰の日記だ?
俺は、机の裏にあった手帳の1ページ目を読んで、首を傾げた。
今読んだ内容と、表紙にあるT.P.Cという文字を見る限りでは、テジー・パラ・ケルーススという人物が、この日記を書いたのだろうか??
「テジーってのは確か、ニベルーの妻の名前だぞ?」
「ひっ!?」
突然背後で声がして、俺は驚いて立ち上がろうとして……
ゴッチィーーーーン!!
「くぅあぁぁ~!?!?」
机の裏に思い切り頭をぶつけてしまい、痛みに耐えながらうずくまり、悶絶した。
涙目で背後を見ると、そこにいるのは、ヤンキー座りをしながら、こちらに向かってニカっと笑うカービィだ。
カービィも、持ち前の体の小ささを活かして、机の下に潜り込んできたようだが……
こんのぉ~、カービィの馬鹿野郎っ!!!
いきなり耳元で声を出すんじゃねぇよこの野郎っ!!!!
「カービィさん!? どうかしましたかっ!??」
マシコットが慌てて机の下を覗く。
「いんや~、大丈夫だぞ~。気にせずそっちを探してくれ~」
ヘラヘラと笑いながらカービィはそう言った。
ヘラヘラすんじゃねぇよカービィこの野郎っ!
こっちは頭が割れそうに痛いんだぞ馬鹿野郎っ!!
「おうモッモ、続きを読もうぜ」
サッと真面目な顔になったカービィに促されて、俺はギリギリと歯を食いしばり、かなり憤慨しつつも、手帳のページをめくっていった。
-----+-----+-----
今日は、ニベルー様に料理を習った。
少し難しかったけど、私の作った料理を、ニベルー様は美味しいと言った。
もっと、いろんな料理を作りたい、作れるようになりたいと思った。
ちなみに、今日作った料理は、卵を焼いたもので、目玉焼きと言うらしい。
何故そのような名前なのかは分からないけれど。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、雨が降っていた。
ニベルー様は、一日中、研究をされていた。
私はその隣で、一日中、本を読んでいた。
研究をするニベルー様の姿を見るのが、私は好きだ。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、ニベルー様と森へ出かけた。
弓と矢を使って、狩をした。
小さな野鼠を数匹狩って、持って帰った。
半分はニベルー様が食べる用、残りの半分はテンが食べる用だ。
テンは、ニベルー様が育てている野鼠で、ちょっと変わっている。
森にいる野鼠より大きいし、ずっと籠の中でぼんやりとしていて、食べる時以外はほとんど動かない。
でも、ニベルー様は、テンを大切にしている。
だから私も、テンを大切にしようと思う。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、初めて、ニベルー様以外の人を見た。
ヴァッカという名前の、ニベルー様よりも若い男性だ。
森の中で倒れていたのを、ニベルー様が助けて、小屋へ運んできた。
ニベルー様は少し、手足を怪我していた。
ヴァッカの背中には大きな傷があって、顔色がとても悪くて、ニベルー様が一生懸命に看病していた。
ヴァッカは、背中に大きな黒い翼が生えていて、頭には角がある。
もしかしたら彼は、人ではないのかも知れない。
けれど、ニベルー様は私にこう言った。
誰でも過ちを犯す、けれど、悔い改めれば救われる、と。
ニベルー様の言葉の意味はよく分からないけれど、明日からは、私もヴァッカの看病をしよう。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様がヴァッカを連れて来てから、七日経った。
ヴァッカは、記憶喪失、という病気だそうで、ここへ来る前の記憶が全くないのだという。
ヴァッカは力持ちで、森の木々を切り倒し、薪を作るのがとても上手だ。
私もニベルー様も、力仕事は少し苦手なので、とても助かっている。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様は、毎日研究に忙しい。
だから私は最近、毎日ヴァッカに勉強を教えてもらっている。
世界の事、生物の事、天気の事、ヴァッカは何でも知っている。
けれどヴァッカは、自分がどうしてここにいるのか、ここに来る前は何処にいたのか、自分が何者なのかわからないと言って、目から水を流した。
それは涙というもので、とてもとても悲しい時に、目から流れ出るものらしい。
私はヴァッカに、記憶が戻るといいねと言った。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、とても大変だった。
ニベルー様とヴァッカが、喧嘩をした。
大きな声で怒鳴り合って、ヴァッカはニベルー様に暴力を振るった。
ニベルー様は具合が悪くなって、今もベッドで眠っている。
ヴァッカはとても反省していて、森へ薬草を摘みに行った。
ニベルー様とヴァッカは、どうして喧嘩なんてしたんだろう?
私には、二人が言い合っている言葉の意味が、よく分からなかった。
ヴァッカが、ニベルー様に何かを止めるようにと言っていた。
でも、ニベルー様は止めないって言っていた。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様とヴァッカが仲直りをした。
二人に笑顔が戻って、私はとてもホッとした。
これからも三人で、仲良く幸せに暮らしていきたいと思う。
ヴァッカはニベルー様に、仲直りの印にと、生きている野鼠を渡していた。
テンの入っている籠の隣に、もう一つ籠を置いて、その中で育てる事になった。
ニベルー様はその野鼠に、イレブンという名前を与えた。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日、ニベルー様に言われた。
私は、とても重い病気らしい。
だから、しばらくの間眠って、病気を治す必要があるって。
ニベルー様は私にこう言った。
私は世界で一番美しい、私の事を世界で一番愛している、私が一番大切だと。
とても、とても嬉しかった。
明日、私は眠りにつく。
テンとイレブンの世話は、ヴァッカがすると約束してくれた。
ニベルー様のご飯が作れないのは残念だけど、病気がニベルー様やヴァッカにうつると大変だから、仕方がない。
日記も、しばらくは書けないな。
けど、私は必ず病気を治す。
ちゃんと治して、またニベルー様とヴァッカと三人で、笑って暮らせるように。
-----+-----+-----
青い手帳に書かれた日記は、そのページで終わっていて、次のページからは真っ白だ。
ページを飛ばしながら読んだ上に、日付も何も無い日記なので、これがいったいいつの事を書いたものなのかは全く分からない。
けれど、ニベルーと共にここで暮らしていた者の日記だという事だけは分かった。
テジーと、ヴァッカと、野鼠のテンとイレブン。
……しかし、テンとイレブンって、なんだか番号みたいな名前だな。
いくら野鼠とはいえ、ニベルーってば、ペットに対するネーミングセンス最悪だぞおい。
俺は、残りのページをパラパラとめくりながら、ボンヤリとそんな事を考えていた。
そして、最後のページに辿り着いた、その時だった。
「え? な、に……、これ??」
「……やっべぇな」
ページを開くと同時に、俺とカービィは額から冷や汗を流し、絶句した。
俺の体は氷に閉ざされたように硬直し、手帳を持つ手だけが小刻みに震えている。
そこにあるのは、真っ黒な闇だ。
ページの全てを埋め尽くすほどの、書き殴られた、黒い文字。
それはまるで、呪いの言葉のように、おどろおどろしい雰囲気を漂わせていた。
-----+-----+-----
ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき
-----+-----+-----
今日、ニベルー様が文字というものを教えてくれたので、早速、日記というものをつける。
まずは私の事から。
私の名前は、テジー・パラ・ケルースス。
ニベルー様は、私の事をテジーと呼ぶ。
私はまだ、この世に生まれて三日だけど、ニベルー様はもう七十年以上、この世界で生きていると言っていた。
ニベルー様は、とても立派な錬金術師で、沢山の事を知っている。
そして、私にいろいろな事を教えてくれる。
私は、沢山沢山勉強して、ニベルー様のような立派な錬金術師になりたい。
-----+-----+-----
これは……、誰の日記だ?
俺は、机の裏にあった手帳の1ページ目を読んで、首を傾げた。
今読んだ内容と、表紙にあるT.P.Cという文字を見る限りでは、テジー・パラ・ケルーススという人物が、この日記を書いたのだろうか??
「テジーってのは確か、ニベルーの妻の名前だぞ?」
「ひっ!?」
突然背後で声がして、俺は驚いて立ち上がろうとして……
ゴッチィーーーーン!!
「くぅあぁぁ~!?!?」
机の裏に思い切り頭をぶつけてしまい、痛みに耐えながらうずくまり、悶絶した。
涙目で背後を見ると、そこにいるのは、ヤンキー座りをしながら、こちらに向かってニカっと笑うカービィだ。
カービィも、持ち前の体の小ささを活かして、机の下に潜り込んできたようだが……
こんのぉ~、カービィの馬鹿野郎っ!!!
いきなり耳元で声を出すんじゃねぇよこの野郎っ!!!!
「カービィさん!? どうかしましたかっ!??」
マシコットが慌てて机の下を覗く。
「いんや~、大丈夫だぞ~。気にせずそっちを探してくれ~」
ヘラヘラと笑いながらカービィはそう言った。
ヘラヘラすんじゃねぇよカービィこの野郎っ!
こっちは頭が割れそうに痛いんだぞ馬鹿野郎っ!!
「おうモッモ、続きを読もうぜ」
サッと真面目な顔になったカービィに促されて、俺はギリギリと歯を食いしばり、かなり憤慨しつつも、手帳のページをめくっていった。
-----+-----+-----
今日は、ニベルー様に料理を習った。
少し難しかったけど、私の作った料理を、ニベルー様は美味しいと言った。
もっと、いろんな料理を作りたい、作れるようになりたいと思った。
ちなみに、今日作った料理は、卵を焼いたもので、目玉焼きと言うらしい。
何故そのような名前なのかは分からないけれど。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、雨が降っていた。
ニベルー様は、一日中、研究をされていた。
私はその隣で、一日中、本を読んでいた。
研究をするニベルー様の姿を見るのが、私は好きだ。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、ニベルー様と森へ出かけた。
弓と矢を使って、狩をした。
小さな野鼠を数匹狩って、持って帰った。
半分はニベルー様が食べる用、残りの半分はテンが食べる用だ。
テンは、ニベルー様が育てている野鼠で、ちょっと変わっている。
森にいる野鼠より大きいし、ずっと籠の中でぼんやりとしていて、食べる時以外はほとんど動かない。
でも、ニベルー様は、テンを大切にしている。
だから私も、テンを大切にしようと思う。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、初めて、ニベルー様以外の人を見た。
ヴァッカという名前の、ニベルー様よりも若い男性だ。
森の中で倒れていたのを、ニベルー様が助けて、小屋へ運んできた。
ニベルー様は少し、手足を怪我していた。
ヴァッカの背中には大きな傷があって、顔色がとても悪くて、ニベルー様が一生懸命に看病していた。
ヴァッカは、背中に大きな黒い翼が生えていて、頭には角がある。
もしかしたら彼は、人ではないのかも知れない。
けれど、ニベルー様は私にこう言った。
誰でも過ちを犯す、けれど、悔い改めれば救われる、と。
ニベルー様の言葉の意味はよく分からないけれど、明日からは、私もヴァッカの看病をしよう。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様がヴァッカを連れて来てから、七日経った。
ヴァッカは、記憶喪失、という病気だそうで、ここへ来る前の記憶が全くないのだという。
ヴァッカは力持ちで、森の木々を切り倒し、薪を作るのがとても上手だ。
私もニベルー様も、力仕事は少し苦手なので、とても助かっている。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様は、毎日研究に忙しい。
だから私は最近、毎日ヴァッカに勉強を教えてもらっている。
世界の事、生物の事、天気の事、ヴァッカは何でも知っている。
けれどヴァッカは、自分がどうしてここにいるのか、ここに来る前は何処にいたのか、自分が何者なのかわからないと言って、目から水を流した。
それは涙というもので、とてもとても悲しい時に、目から流れ出るものらしい。
私はヴァッカに、記憶が戻るといいねと言った。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日は、とても大変だった。
ニベルー様とヴァッカが、喧嘩をした。
大きな声で怒鳴り合って、ヴァッカはニベルー様に暴力を振るった。
ニベルー様は具合が悪くなって、今もベッドで眠っている。
ヴァッカはとても反省していて、森へ薬草を摘みに行った。
ニベルー様とヴァッカは、どうして喧嘩なんてしたんだろう?
私には、二人が言い合っている言葉の意味が、よく分からなかった。
ヴァッカが、ニベルー様に何かを止めるようにと言っていた。
でも、ニベルー様は止めないって言っていた。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
ニベルー様とヴァッカが仲直りをした。
二人に笑顔が戻って、私はとてもホッとした。
これからも三人で、仲良く幸せに暮らしていきたいと思う。
ヴァッカはニベルー様に、仲直りの印にと、生きている野鼠を渡していた。
テンの入っている籠の隣に、もう一つ籠を置いて、その中で育てる事になった。
ニベルー様はその野鼠に、イレブンという名前を与えた。
-----+-----+-----
-----+-----+-----
今日、ニベルー様に言われた。
私は、とても重い病気らしい。
だから、しばらくの間眠って、病気を治す必要があるって。
ニベルー様は私にこう言った。
私は世界で一番美しい、私の事を世界で一番愛している、私が一番大切だと。
とても、とても嬉しかった。
明日、私は眠りにつく。
テンとイレブンの世話は、ヴァッカがすると約束してくれた。
ニベルー様のご飯が作れないのは残念だけど、病気がニベルー様やヴァッカにうつると大変だから、仕方がない。
日記も、しばらくは書けないな。
けど、私は必ず病気を治す。
ちゃんと治して、またニベルー様とヴァッカと三人で、笑って暮らせるように。
-----+-----+-----
青い手帳に書かれた日記は、そのページで終わっていて、次のページからは真っ白だ。
ページを飛ばしながら読んだ上に、日付も何も無い日記なので、これがいったいいつの事を書いたものなのかは全く分からない。
けれど、ニベルーと共にここで暮らしていた者の日記だという事だけは分かった。
テジーと、ヴァッカと、野鼠のテンとイレブン。
……しかし、テンとイレブンって、なんだか番号みたいな名前だな。
いくら野鼠とはいえ、ニベルーってば、ペットに対するネーミングセンス最悪だぞおい。
俺は、残りのページをパラパラとめくりながら、ボンヤリとそんな事を考えていた。
そして、最後のページに辿り着いた、その時だった。
「え? な、に……、これ??」
「……やっべぇな」
ページを開くと同時に、俺とカービィは額から冷や汗を流し、絶句した。
俺の体は氷に閉ざされたように硬直し、手帳を持つ手だけが小刻みに震えている。
そこにあるのは、真っ黒な闇だ。
ページの全てを埋め尽くすほどの、書き殴られた、黒い文字。
それはまるで、呪いの言葉のように、おどろおどろしい雰囲気を漂わせていた。
-----+-----+-----
ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき ニベルー様の嘘つき
-----+-----+-----
0
お気に入りに追加
497
あなたにおすすめの小説
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる