392 / 800
★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
381:新しい人生を始めればいいのよ
しおりを挟む
「それじゃあ……、話をまとめるわよ? 二十年ほど前、メラーニアは港町ニヴァからこのタウラウの森へ入り、そこでケンタウロスのビノアルーンさんと出会って、今日まで育てて貰ってきた。そのビノアルーンさんが、笛の音が聞こえたから様子を見てきて欲しいと言うので、一人で森の入り口まで行った。そこにいたのが私たち六人ね。全員が見た事のない姿形だった為に、不安になったメラーニアは、自らが馬の頭に変身させた人間であるブラーウンさんに魔法をかけ、記憶を操作して、ここに居るはずのないブラーウンさんの息子であるアンソニーに成り切った。そして、樹上で野営する私達を見張っていたら、突然毒液が上から降ってきて……、という事かしら?」
グレコの言葉に、メラーニアは深く頷く。
そして、ジトッとした視線を、俺とカービィに向けてきた。
……おっとぉ~?
これはなんだか、嫌な予感がしますねぇ~。
「モッモ~? カービィ~??」
低く、怒りのこもったグレコの声が、俺とカービィの名前を呼んだ。
「ひぃっ!? ごっ!?? ごめんにゃしゃいぃっ!!??」
条件反射のように姿勢を正し、即座に謝る俺。
「ごめんにゃしゃいっ! でも、楽しかったですっ!!」
ばっ!? 楽しかったとか言うなよカービィこの野郎っ!!?
そんな事言ったらグレコが……、あぁあっ!?!?
ゴッチーン! ゴッチーーン!!
グレコの拳は、真っ直ぐに、俺とカービィの頭に振り下ろされた。
プッシュ~……、ノックダウ~ン……、パタリ。
「どうして木の上からオシッコしたりしたのっ!? 汚いっ!! 下品っ!!! 最低っ!!!!」
ガチギレグレコ様がご降臨されました。
ここまで俺の旅を応援してくださった皆様、ありがとうございました。
これにてモッモの大冒険は、終了します……、はひ~。
「まぁまぁグレコさん、落ち着いて。ひとまず……、僕達に近付いた経緯は分かったよ。君の育ての親であるケンタウロスのビノアルーンさんが、笛の音を聞き取ったんだね?」
マシコットの質問に、メラーニアは再度頷く。
「じゃあ……、そのビノアルーンさんって方が、モッモ君が笛を貰った……、クリステルさん、だったかな? その方のお父さん、という事になるんだろうね」
グレコの鉄拳を喰らって、完全意気消沈している俺に対し、とても爽やかな笑顔を向けるマシコット。
眩しい……、笑顔もだけど、メラメラ燃えている炎も眩しいぜ……
「私達に近付いた経緯は分かったとして……。何故あなたは、森に入ってきた人間達を馬面にしたのですか? 憎んでいたからですか?? だとしてもやり過ぎです。あなたがやった事は、列記とした犯罪です。あれだけの人々を長年に渡って苦しめて……、いつか報いを受けるでしょうね」
天使のような風貌なのに、悪魔みたいな物言いをするカナリー。
それに対しメラーニアは、キュッと下唇を噛み、悔しげな表情で、またしても泣きそうになる。
「まぁまぁカナリー、それくらいにして。とりあえず……、ただの変身魔法なら、僕達にも解けるわけだからさ。これから集落に戻って、皆さんの魔法を解いて差し上げよう。そうすればラーパルさんも助かるんだからね。メラーニア、君はこの辺りで僕達をまっててくれるかい? まだ聞きたい事があるからね」
マシコットの言葉に、メラーニアは今度は頷かなかった。
するとグレコが……
「駄目よ、あなたも一緒に来なさい、メラーニア」
うぇっ!? またとんでも無い事を言い出したなっ!??
グレコの言葉に、メラーニアを含め、ここにいる全員が困惑する。
「え!? でもグレコさん、さすがにこの子を連れて行くわけには……」
焦るマシコット。
そりゃそうだ、彼等を馬面に変えて、生活苦を強いてきた相手を目の前に連れて行くなんて……
そんな事したら、メラーニアはみんなにタコ殴りにされちゃうぞ?
グレコのやつ、どうかしてるぜっ!?
「駄目よ、そうやって逃げているから、いつまで経っても憎しみが消えないのよ。あなた、人間達が憎いんでしょ? だからあの人達を、馬面に変えたのよね?? でもね、よく考えてちょうだい。幼いあなたを地下室に閉じ込めたのは、あの人達ではないでしょう???」
グレコに問われ、俯くメラーニア。
どうやらグレコの言葉は正しいらしい。
「確かに、あなたの事を知ってて、見て見ぬ振りした人が、あの中には含まれているかも知れない。でも、だからって、心を憎しみに染めちゃ駄目。この先もずっと、死ぬまでずっと、人間を恨んで、嫌って……、森に入ってきた人間を全て、馬面に変えながら生きていくつもり? そんなの楽しくないでしょう?? あなただって気付いているはずよ、そんな事したって、何にも解決しないって。だったらここで終わりにしましょう。人間達を恨む事も、憎しみに自分を縛り付ける事も、どちらもね」
グレコは、メラーニアを諭すように、静かな口調でそう言った。
しかしメラーニアは、下を向いたまま顔を上げない。
するとグレコは膝を折って、視線を低くして、メラーニアと同じ高さに合わせ、彼の顔を覗き込んだ。
そして、メラーニアの細くて小さな肩に手を置いて、優しくこう言った。
「大丈夫。今からでも遅くないから。みんなに謝って、それで……、新しい人生を始めればいいのよ」
グレコの言葉にメラーニアは、大粒の涙をポロポロと零しながら、弱々しく頷く。
震える小さな声で、「ごめんなさい、ごめんなさい」と、何度も呟いていた。
目覚めたブラーウンは、メラーニアを見て、失神しそうなほどに取り乱すも、なんとかマシコットが事情を説明し、驚愕の表情を浮かべながらも納得してくれた。
そして息子のアンソニーは、一緒に森になど入っておらず、町に残して来たのだという事も思い出したようだ。
グレコがメラーニアの生い立ちを簡単に説明すると、同情したのかブラーウンは、その目に涙を浮かべて、ひ~ん! と声を上げながら泣いていた。
本物の馬ではなくなったものの、さして変わらないブラーウンの馬面の泣き顔は……、申し訳ないと思うけど、酷く汚かった。
その後俺たちはメラーニアを連れて、一度帰れずの集落へと戻った。
メラーニアを見た途端、集落中がパニックに陥って……、本当にもう大変な事になった。
ヒヒーン! ブヒヒーーン!! と、無数の馬の鳴き声が辺りに響き渡って、耳の良い俺にとってみれば、うるさくて仕方がなかった。
逃げ惑う馬面達に対し、マシコットがなんとか説明しようと試みるも、それは不可能な話で……
埒があかないと踏んだカービィが、メラーニアにコソッと何かを耳打ちした。
すると次の瞬間、メラーニアは懐からあの黒い杖を取り出して、呪文を唱え、魔法を行使した。
それは、馬面になってしまったみんなを、元の人間の顔へと戻す、変化解除の魔法だった。
顔が元に戻った事によって、動揺しながらも落ち着きを取り戻した人間達に対し、最初に頭を下げ謝罪の言葉を口にしたのは、なんとグレコだった。
何故そこまでメラーニアの為に? と、俺は不思議に思ったのだが……
そんなグレコの姿を見て、メラーニアも深々と頭を下げて、誠心誠意、人間達に謝罪した。
その後、マシコットが事の経緯と、メラーニアの生い立ちを説明して……
馬面ではなくなった人間達はみんな、複雑な表情を浮かべながらも、メラーニアを責める事はもうしなかった。
グレコの言葉に、メラーニアは深く頷く。
そして、ジトッとした視線を、俺とカービィに向けてきた。
……おっとぉ~?
これはなんだか、嫌な予感がしますねぇ~。
「モッモ~? カービィ~??」
低く、怒りのこもったグレコの声が、俺とカービィの名前を呼んだ。
「ひぃっ!? ごっ!?? ごめんにゃしゃいぃっ!!??」
条件反射のように姿勢を正し、即座に謝る俺。
「ごめんにゃしゃいっ! でも、楽しかったですっ!!」
ばっ!? 楽しかったとか言うなよカービィこの野郎っ!!?
そんな事言ったらグレコが……、あぁあっ!?!?
ゴッチーン! ゴッチーーン!!
グレコの拳は、真っ直ぐに、俺とカービィの頭に振り下ろされた。
プッシュ~……、ノックダウ~ン……、パタリ。
「どうして木の上からオシッコしたりしたのっ!? 汚いっ!! 下品っ!!! 最低っ!!!!」
ガチギレグレコ様がご降臨されました。
ここまで俺の旅を応援してくださった皆様、ありがとうございました。
これにてモッモの大冒険は、終了します……、はひ~。
「まぁまぁグレコさん、落ち着いて。ひとまず……、僕達に近付いた経緯は分かったよ。君の育ての親であるケンタウロスのビノアルーンさんが、笛の音を聞き取ったんだね?」
マシコットの質問に、メラーニアは再度頷く。
「じゃあ……、そのビノアルーンさんって方が、モッモ君が笛を貰った……、クリステルさん、だったかな? その方のお父さん、という事になるんだろうね」
グレコの鉄拳を喰らって、完全意気消沈している俺に対し、とても爽やかな笑顔を向けるマシコット。
眩しい……、笑顔もだけど、メラメラ燃えている炎も眩しいぜ……
「私達に近付いた経緯は分かったとして……。何故あなたは、森に入ってきた人間達を馬面にしたのですか? 憎んでいたからですか?? だとしてもやり過ぎです。あなたがやった事は、列記とした犯罪です。あれだけの人々を長年に渡って苦しめて……、いつか報いを受けるでしょうね」
天使のような風貌なのに、悪魔みたいな物言いをするカナリー。
それに対しメラーニアは、キュッと下唇を噛み、悔しげな表情で、またしても泣きそうになる。
「まぁまぁカナリー、それくらいにして。とりあえず……、ただの変身魔法なら、僕達にも解けるわけだからさ。これから集落に戻って、皆さんの魔法を解いて差し上げよう。そうすればラーパルさんも助かるんだからね。メラーニア、君はこの辺りで僕達をまっててくれるかい? まだ聞きたい事があるからね」
マシコットの言葉に、メラーニアは今度は頷かなかった。
するとグレコが……
「駄目よ、あなたも一緒に来なさい、メラーニア」
うぇっ!? またとんでも無い事を言い出したなっ!??
グレコの言葉に、メラーニアを含め、ここにいる全員が困惑する。
「え!? でもグレコさん、さすがにこの子を連れて行くわけには……」
焦るマシコット。
そりゃそうだ、彼等を馬面に変えて、生活苦を強いてきた相手を目の前に連れて行くなんて……
そんな事したら、メラーニアはみんなにタコ殴りにされちゃうぞ?
グレコのやつ、どうかしてるぜっ!?
「駄目よ、そうやって逃げているから、いつまで経っても憎しみが消えないのよ。あなた、人間達が憎いんでしょ? だからあの人達を、馬面に変えたのよね?? でもね、よく考えてちょうだい。幼いあなたを地下室に閉じ込めたのは、あの人達ではないでしょう???」
グレコに問われ、俯くメラーニア。
どうやらグレコの言葉は正しいらしい。
「確かに、あなたの事を知ってて、見て見ぬ振りした人が、あの中には含まれているかも知れない。でも、だからって、心を憎しみに染めちゃ駄目。この先もずっと、死ぬまでずっと、人間を恨んで、嫌って……、森に入ってきた人間を全て、馬面に変えながら生きていくつもり? そんなの楽しくないでしょう?? あなただって気付いているはずよ、そんな事したって、何にも解決しないって。だったらここで終わりにしましょう。人間達を恨む事も、憎しみに自分を縛り付ける事も、どちらもね」
グレコは、メラーニアを諭すように、静かな口調でそう言った。
しかしメラーニアは、下を向いたまま顔を上げない。
するとグレコは膝を折って、視線を低くして、メラーニアと同じ高さに合わせ、彼の顔を覗き込んだ。
そして、メラーニアの細くて小さな肩に手を置いて、優しくこう言った。
「大丈夫。今からでも遅くないから。みんなに謝って、それで……、新しい人生を始めればいいのよ」
グレコの言葉にメラーニアは、大粒の涙をポロポロと零しながら、弱々しく頷く。
震える小さな声で、「ごめんなさい、ごめんなさい」と、何度も呟いていた。
目覚めたブラーウンは、メラーニアを見て、失神しそうなほどに取り乱すも、なんとかマシコットが事情を説明し、驚愕の表情を浮かべながらも納得してくれた。
そして息子のアンソニーは、一緒に森になど入っておらず、町に残して来たのだという事も思い出したようだ。
グレコがメラーニアの生い立ちを簡単に説明すると、同情したのかブラーウンは、その目に涙を浮かべて、ひ~ん! と声を上げながら泣いていた。
本物の馬ではなくなったものの、さして変わらないブラーウンの馬面の泣き顔は……、申し訳ないと思うけど、酷く汚かった。
その後俺たちはメラーニアを連れて、一度帰れずの集落へと戻った。
メラーニアを見た途端、集落中がパニックに陥って……、本当にもう大変な事になった。
ヒヒーン! ブヒヒーーン!! と、無数の馬の鳴き声が辺りに響き渡って、耳の良い俺にとってみれば、うるさくて仕方がなかった。
逃げ惑う馬面達に対し、マシコットがなんとか説明しようと試みるも、それは不可能な話で……
埒があかないと踏んだカービィが、メラーニアにコソッと何かを耳打ちした。
すると次の瞬間、メラーニアは懐からあの黒い杖を取り出して、呪文を唱え、魔法を行使した。
それは、馬面になってしまったみんなを、元の人間の顔へと戻す、変化解除の魔法だった。
顔が元に戻った事によって、動揺しながらも落ち着きを取り戻した人間達に対し、最初に頭を下げ謝罪の言葉を口にしたのは、なんとグレコだった。
何故そこまでメラーニアの為に? と、俺は不思議に思ったのだが……
そんなグレコの姿を見て、メラーニアも深々と頭を下げて、誠心誠意、人間達に謝罪した。
その後、マシコットが事の経緯と、メラーニアの生い立ちを説明して……
馬面ではなくなった人間達はみんな、複雑な表情を浮かべながらも、メラーニアを責める事はもうしなかった。
0
お気に入りに追加
497
あなたにおすすめの小説
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
きのまま錬金!1から錬金術士めざします!
ワイムムワイ
ファンタジー
森の中。瀕死の状態で転生し目覚めた男は、両親を亡くし親戚もいない少女に命を救われた。そして、今度はその少女を助けるために男が立ち上がる。
これはそんな話。
※[小説家になろう]で書いてた物をこちらにも投稿してみました。現在、[小説家になろう]と同時に投稿をしています。いいなと思われたら、お気に入り等してくれると嬉しくなるので良ければお願いします~。
※※2021/2/01 頑張って表紙を作ったので追加しました!それに伴いタイトルの【生活】部分無くしました。
STATUS
項目 / 低☆☆☆☆☆<★★★★★高
日常系 /★★★☆☆ |コメディ /★★☆☆☆
戦闘 /★★☆☆☆ |ハーレム /★★☆☆☆
ほっこり /★★☆☆☆ | えぐみ /★★☆☆☆
しぶみ /★★☆☆☆
世界設定 /有or無
魔力 /有 | 使い魔/有
魔法 /無 | 亜人 /有
魔道具/有 | 魔獣 /有
機械 /無 |ドラゴン/有
戦争 /有 | 勇者 /無
宇宙人/無 | 魔王 /無
主人公設定
異世界転生 | 弱い
なぜかモテる | 人の話が聞けます
※これはあくまでも10/23の時のつもりであり、途中で話が変わる事や読んでみたら話が違うじゃないか!等もありえるので参考程度に。
この話の中では、錬金術師ではなく錬金術士という事にして話を進めています。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる