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★ピタラス諸島第二、コトコ島編★
331:噴火
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くぅうぅぅ~!?
なんで二人とも、俺を置いていくかねぇっ!??
この可愛い俺が、目に入らないのかねぇっ!???
うぅ~……、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!
既に見えなくなってしまった砂里とグレコに対し、俺は心の中で悪態をつく。
しかし、そんな事をしている場合ではない。
目の前には延々と戦いを続ける鬼達の姿があるのだ。
どうにかして止めないと……
先程はテンパってて気づかなかったのだが、よく見ると勉坐の家は、青色の光を帯びた巨大な守護結界に守られているようだ。
カービィが作っていたそれとよく似ているということは、騎士団の誰かが魔法で作り出したのだろう。
これのおかげで、我を失った西の村の鬼達も、勉坐の家の中でまでは攻めて来ないのだ。
あぁ……、俺に魔力が少しでもあればな……
そうすれば、自分で守護結界を作り出して、自分の身を自分で守りながら、桃子のいる雨乞いの祭壇まで走っていけるのに……
あぁあっ! どうして俺には魔力がないんだぁあっ!?
だがしかし、嘆いたところで事態は変わらない。
俺には魔力が無い、それは仕方がない。
他に何か出来ることはないか、桃子のところまで安全に、素早く、移動する方法が……、何か他に……、あっ!
「そうだっ! リーシェ!!」
俺は、空に向かって叫ぶ。
「リィ~シェエェ~!!!」
すると、何処からともなく、ピンク色がかった半透明の体を持つ、風の精霊シルフのリーシェが姿を現した。
『何か御用かしら? モッモちゃん♪』
「リーシェ! 僕を、桃子のいる雨乞いの祭壇まで飛ばして欲しいんだ!!」
『それは構わないけど……。ねぇモッモちゃん、あたしは、早くここから離れた方がいいと思うわ。出来ればずっと遠く、海の上にでも』
訳の分からない事を言うリーシェ。
「海の上って……。今はそれどころじゃないんだよっ!? 周り見てよっ!?? みんなを止めなきゃならないんだっ!!!」
『ん~、困ったわねぇ~。別に、その雨乞いの祭壇とやらに運んでもいいけれど……。いくら私でも、いざという時は、あなた一人しか守れないわよ?』
「何言って……、ん? うわわわわっ!?」
突然、足元が大きく揺れ始める。
ゴゴゴゴゴ~! という地鳴りと共に、世界が上下に激しくぶれる。
「なんだぁっ!? じっ!?? 地震っ!?!?」
立っていられないほどのその揺れに、俺は膝と両手を地面につける。
黒い岩を重ねて造られている紫族の家々が、揺れに耐えられずにガラガラと崩れていく。
闘いの真っ最中だった鬼達も、足元が崩れ落ちそうなほどの激しい揺れに、平衡感覚を失って次々と地面に倒れていった。
ようやく揺れが収まったのは、数十秒後だった。
「い……、今のはいったい……?」
驚き辺りを見渡す俺。
すると今度は……
ドガァーーーン!!!
ドゴォオォーーーーーン!!!!!
鼓膜が破れそうなほどの爆音が二発、辺りに響き渡った。
「ひっ!? 何っ!?? 爆弾っ!???」
耳を抑えて、音の出所を探す俺。
しかし、視界に映るのは、俺と同じように驚き狼狽える鬼族達の姿のみ。
「モッモさん!? 今のはっ!??」
背後から声を掛けられ振り返ると、家の中にいたポピーが、血相を変えて飛び出してきていた。
「わ、わわ、分からない! でも、なんか、すっごくヤバイ感じが……」
『その通り。すっごくヤバイ状況よ』
「わぁあっ!??」
「キャッ!? えっ!?? せっ、精霊っ!???」
ニュッと顔を近づけて来たリーシェに驚く俺。
地震と爆音で、リーシェを呼んだ事、すっかり忘れてました!
ポピーは、精霊を間近で見るのは初めてらしく、目をまん丸にしている。
『さっきの話の続きだけど……。今ならまだ充分間に合うわ。モッモちゃんを海へ運んで、グレコとカービィとギンロも後で運んであげる。あ~……、カービィとギンロはちょっと手間が掛かりそうね、まだ治療が終わってないみたいだから』
「まっ!? ちょっと待ってリーシェ!! ちゃんと説明して!!! いったい何が起きてるのっ!???」
『も~、相変わらず鈍いのね、モッモちゃん。分からない? この島の中心にあるものを思い出してみなさいよ』
「島の中心に……、って!? コニーデ火山!?? まさかっ、噴火したのっ!?!?」
『そのまさかよ。たぶん、さっきモッモちゃん達がやっつけたあいつが、何か仕組んでいたんでしょうね。あたしの予想だと、そうね……。あと一時間もしないうちに、ここは山頂から流れ出たマグマの餌食になるわ』
「なっ!? なんだってぇえぇっ!??」
驚愕の表情で叫ぶ俺と、目を見開きながらも叫ばないようにと口に手を当てるポピー。
「そっ!? まっ!?? どっ!??? どうしようっ!?!??」
『どうしようも何も、逃げるのよ。いち早く逃げるの。そうすれば助かる。こんな、知り合って間もない他種族のいざこざなんて放っておきなさい。モッモちゃんには、時の神より承った、崇高な目的があるでしょう?』
リーシェの言葉に、俺の脳内はパニック寸前だ。
コニーデ火山が噴火した。
早く逃げないと命が危ない。
でも、紫族のみんなを、戦いを止めないと。
桃子を助けないと。
だけど、早くしないとマグマが襲ってくる。
マグマが、マグマが、マグマが……
「モッモちゃん、大丈夫ポ」
聞き覚えのある声が聞こえて、俺はバッ! と顔を上げる。
そこには、白いローブを血と泥で汚しながら、ハァハァと肩で大きく息をする、ノリリアが立っていた。
「ノリリア副団長!? 怪我をされたのですかっ!??」
ポピーが慌てて駆け寄る。
「大丈夫ポ、これは返り血ポね。それより……。風の精霊様、今の話は確かですポ?」
呼び名に「様」を付けてもらえた事が嬉しかったのか、リーシェはちょっぴり微笑む。
『本当よ! この島の地形と、火山の形から考えて、マグマはこちら側へと向かって流れるわ!!』
嬉々として答えるリーシェ。
ノリリアは顎に手を当てて、静かに目を閉じる。
「こちら側に流れる……、流れる……、流れる……。流れを変えればいいポね?」
ノリリアの言葉に、リーシェはキョトンとした顔になる。
「な、流れを変えるっ!? どうやって!??」
「マグマがここへ到達する前に、地面を掘って、深い溝を作るのポ。その溝を海まで繋げれば、マグマは自然とそっちに流れていくはずポね」
ポピーの言葉に対するノリリアの答えは、正直ぶっ飛び過ぎてて訳が分からない。
でも……
「そうするしか、みんなを救う方法が、無い……?」
俺の問い掛けに、ノリリアは大きく頷いた。
「ポピー! すぐにみんなをここに召集するポ!! 伝令を放ってポ!!!」
「わっ! 分かりましたっ!!」
ポピーは杖を取り出して、呪文を唱え、杖の先からいくつもの光の玉を放った。
それは、再び武器を手に取って戦いを始める鬼達の頭上を飛んで、真っ直ぐに何処かへと向かって行った。
「モッモちゃん」
「はいぃっ!?」
ノリリアに声を掛けられて、俺は咄嗟に大声で返事をしてしまう。
もはや、テンパり過ぎてて、自分自身を制御出来てません。
「悪魔ハンニは、倒したのポ!?」
「あ、はいっ! 倒しましたっ!!」
カービィとグレコがねっ!!!
「そうポか、良かった……。だったらもう、敵はいないのポ。この無意味な戦いを止めないといけないポよ! 火山のマグマはあたち達がなんとか食い止めるポ。だからモッモちゃん、鬼達の戦いを、なんとか止めて欲しいポ!!」
「う……、うん。でも……」
正直、何をどうすればいいのか……
桃子の元へ行ったとして、俺は何をすれば……
そもそも、本当に雄丸は桃子を狙っているのか?
仮にもし、ハンニの言葉通り、他に雨を奪っている奴がいたとして、それが本当は桃子だったら……
いやいや、あの桃子だぞ? まさかそんな事は……
いやでも、万が一ってやつもあるし……
けれどそんな事は……
この現状に、俺の頭の中は完全に混乱している。
そんな俺に対し、ノリリアはその小さな手をそっと、俺の肩に乗せた。
「モッモちゃん……。どんな生き物も、どんな種族も、時代の節目には必ずこういう事が起きるのポ。今まさに、鬼族……、ポポ、紫族達は、その節目を迎えているのポ。関係ないと言えば関係ない、けれど、今あたち達はここにいる……。この場で出来る事をしなければ、あたち達はきっと、一生後悔するポ。だからモッモちゃんも、出来る事をするのポ。例えそれが間違いでもいいポ。今、この瞬間に、正しいと思った事をすればいいポ。それが、未来へ繋がる道となるポね」
ノリリアの言葉に、俺の中の迷いはスッと何処かへ消えていった。
余計な推測や憶測は、この際無意味だ。
俺がすべき事……、俺が正しいと思う事は……
「分かった! ノリリア、僕は桃子を助けに行くよ!! それが今、僕がすべき事……、正しいと思う事だ!!!」
俺の言葉に、ノリリアはニッコリと笑った。
なんで二人とも、俺を置いていくかねぇっ!??
この可愛い俺が、目に入らないのかねぇっ!???
うぅ~……、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!
既に見えなくなってしまった砂里とグレコに対し、俺は心の中で悪態をつく。
しかし、そんな事をしている場合ではない。
目の前には延々と戦いを続ける鬼達の姿があるのだ。
どうにかして止めないと……
先程はテンパってて気づかなかったのだが、よく見ると勉坐の家は、青色の光を帯びた巨大な守護結界に守られているようだ。
カービィが作っていたそれとよく似ているということは、騎士団の誰かが魔法で作り出したのだろう。
これのおかげで、我を失った西の村の鬼達も、勉坐の家の中でまでは攻めて来ないのだ。
あぁ……、俺に魔力が少しでもあればな……
そうすれば、自分で守護結界を作り出して、自分の身を自分で守りながら、桃子のいる雨乞いの祭壇まで走っていけるのに……
あぁあっ! どうして俺には魔力がないんだぁあっ!?
だがしかし、嘆いたところで事態は変わらない。
俺には魔力が無い、それは仕方がない。
他に何か出来ることはないか、桃子のところまで安全に、素早く、移動する方法が……、何か他に……、あっ!
「そうだっ! リーシェ!!」
俺は、空に向かって叫ぶ。
「リィ~シェエェ~!!!」
すると、何処からともなく、ピンク色がかった半透明の体を持つ、風の精霊シルフのリーシェが姿を現した。
『何か御用かしら? モッモちゃん♪』
「リーシェ! 僕を、桃子のいる雨乞いの祭壇まで飛ばして欲しいんだ!!」
『それは構わないけど……。ねぇモッモちゃん、あたしは、早くここから離れた方がいいと思うわ。出来ればずっと遠く、海の上にでも』
訳の分からない事を言うリーシェ。
「海の上って……。今はそれどころじゃないんだよっ!? 周り見てよっ!?? みんなを止めなきゃならないんだっ!!!」
『ん~、困ったわねぇ~。別に、その雨乞いの祭壇とやらに運んでもいいけれど……。いくら私でも、いざという時は、あなた一人しか守れないわよ?』
「何言って……、ん? うわわわわっ!?」
突然、足元が大きく揺れ始める。
ゴゴゴゴゴ~! という地鳴りと共に、世界が上下に激しくぶれる。
「なんだぁっ!? じっ!?? 地震っ!?!?」
立っていられないほどのその揺れに、俺は膝と両手を地面につける。
黒い岩を重ねて造られている紫族の家々が、揺れに耐えられずにガラガラと崩れていく。
闘いの真っ最中だった鬼達も、足元が崩れ落ちそうなほどの激しい揺れに、平衡感覚を失って次々と地面に倒れていった。
ようやく揺れが収まったのは、数十秒後だった。
「い……、今のはいったい……?」
驚き辺りを見渡す俺。
すると今度は……
ドガァーーーン!!!
ドゴォオォーーーーーン!!!!!
鼓膜が破れそうなほどの爆音が二発、辺りに響き渡った。
「ひっ!? 何っ!?? 爆弾っ!???」
耳を抑えて、音の出所を探す俺。
しかし、視界に映るのは、俺と同じように驚き狼狽える鬼族達の姿のみ。
「モッモさん!? 今のはっ!??」
背後から声を掛けられ振り返ると、家の中にいたポピーが、血相を変えて飛び出してきていた。
「わ、わわ、分からない! でも、なんか、すっごくヤバイ感じが……」
『その通り。すっごくヤバイ状況よ』
「わぁあっ!??」
「キャッ!? えっ!?? せっ、精霊っ!???」
ニュッと顔を近づけて来たリーシェに驚く俺。
地震と爆音で、リーシェを呼んだ事、すっかり忘れてました!
ポピーは、精霊を間近で見るのは初めてらしく、目をまん丸にしている。
『さっきの話の続きだけど……。今ならまだ充分間に合うわ。モッモちゃんを海へ運んで、グレコとカービィとギンロも後で運んであげる。あ~……、カービィとギンロはちょっと手間が掛かりそうね、まだ治療が終わってないみたいだから』
「まっ!? ちょっと待ってリーシェ!! ちゃんと説明して!!! いったい何が起きてるのっ!???」
『も~、相変わらず鈍いのね、モッモちゃん。分からない? この島の中心にあるものを思い出してみなさいよ』
「島の中心に……、って!? コニーデ火山!?? まさかっ、噴火したのっ!?!?」
『そのまさかよ。たぶん、さっきモッモちゃん達がやっつけたあいつが、何か仕組んでいたんでしょうね。あたしの予想だと、そうね……。あと一時間もしないうちに、ここは山頂から流れ出たマグマの餌食になるわ』
「なっ!? なんだってぇえぇっ!??」
驚愕の表情で叫ぶ俺と、目を見開きながらも叫ばないようにと口に手を当てるポピー。
「そっ!? まっ!?? どっ!??? どうしようっ!?!??」
『どうしようも何も、逃げるのよ。いち早く逃げるの。そうすれば助かる。こんな、知り合って間もない他種族のいざこざなんて放っておきなさい。モッモちゃんには、時の神より承った、崇高な目的があるでしょう?』
リーシェの言葉に、俺の脳内はパニック寸前だ。
コニーデ火山が噴火した。
早く逃げないと命が危ない。
でも、紫族のみんなを、戦いを止めないと。
桃子を助けないと。
だけど、早くしないとマグマが襲ってくる。
マグマが、マグマが、マグマが……
「モッモちゃん、大丈夫ポ」
聞き覚えのある声が聞こえて、俺はバッ! と顔を上げる。
そこには、白いローブを血と泥で汚しながら、ハァハァと肩で大きく息をする、ノリリアが立っていた。
「ノリリア副団長!? 怪我をされたのですかっ!??」
ポピーが慌てて駆け寄る。
「大丈夫ポ、これは返り血ポね。それより……。風の精霊様、今の話は確かですポ?」
呼び名に「様」を付けてもらえた事が嬉しかったのか、リーシェはちょっぴり微笑む。
『本当よ! この島の地形と、火山の形から考えて、マグマはこちら側へと向かって流れるわ!!』
嬉々として答えるリーシェ。
ノリリアは顎に手を当てて、静かに目を閉じる。
「こちら側に流れる……、流れる……、流れる……。流れを変えればいいポね?」
ノリリアの言葉に、リーシェはキョトンとした顔になる。
「な、流れを変えるっ!? どうやって!??」
「マグマがここへ到達する前に、地面を掘って、深い溝を作るのポ。その溝を海まで繋げれば、マグマは自然とそっちに流れていくはずポね」
ポピーの言葉に対するノリリアの答えは、正直ぶっ飛び過ぎてて訳が分からない。
でも……
「そうするしか、みんなを救う方法が、無い……?」
俺の問い掛けに、ノリリアは大きく頷いた。
「ポピー! すぐにみんなをここに召集するポ!! 伝令を放ってポ!!!」
「わっ! 分かりましたっ!!」
ポピーは杖を取り出して、呪文を唱え、杖の先からいくつもの光の玉を放った。
それは、再び武器を手に取って戦いを始める鬼達の頭上を飛んで、真っ直ぐに何処かへと向かって行った。
「モッモちゃん」
「はいぃっ!?」
ノリリアに声を掛けられて、俺は咄嗟に大声で返事をしてしまう。
もはや、テンパり過ぎてて、自分自身を制御出来てません。
「悪魔ハンニは、倒したのポ!?」
「あ、はいっ! 倒しましたっ!!」
カービィとグレコがねっ!!!
「そうポか、良かった……。だったらもう、敵はいないのポ。この無意味な戦いを止めないといけないポよ! 火山のマグマはあたち達がなんとか食い止めるポ。だからモッモちゃん、鬼達の戦いを、なんとか止めて欲しいポ!!」
「う……、うん。でも……」
正直、何をどうすればいいのか……
桃子の元へ行ったとして、俺は何をすれば……
そもそも、本当に雄丸は桃子を狙っているのか?
仮にもし、ハンニの言葉通り、他に雨を奪っている奴がいたとして、それが本当は桃子だったら……
いやいや、あの桃子だぞ? まさかそんな事は……
いやでも、万が一ってやつもあるし……
けれどそんな事は……
この現状に、俺の頭の中は完全に混乱している。
そんな俺に対し、ノリリアはその小さな手をそっと、俺の肩に乗せた。
「モッモちゃん……。どんな生き物も、どんな種族も、時代の節目には必ずこういう事が起きるのポ。今まさに、鬼族……、ポポ、紫族達は、その節目を迎えているのポ。関係ないと言えば関係ない、けれど、今あたち達はここにいる……。この場で出来る事をしなければ、あたち達はきっと、一生後悔するポ。だからモッモちゃんも、出来る事をするのポ。例えそれが間違いでもいいポ。今、この瞬間に、正しいと思った事をすればいいポ。それが、未来へ繋がる道となるポね」
ノリリアの言葉に、俺の中の迷いはスッと何処かへ消えていった。
余計な推測や憶測は、この際無意味だ。
俺がすべき事……、俺が正しいと思う事は……
「分かった! ノリリア、僕は桃子を助けに行くよ!! それが今、僕がすべき事……、正しいと思う事だ!!!」
俺の言葉に、ノリリアはニッコリと笑った。
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