朝起きたら女体化してました

たいが

文字の大きさ
上 下
4 / 49

三日目前半

しおりを挟む
翌朝僕は目を覚ました。いつも通り自分の部屋だ。いつも通り洗面所へ向かう自分の姿を映し出す鏡の中にはあいも変わらず美少女がいた
『は~、治ってないか~』
落胆しながらリビングに向かった。
なぜかそこには優衣がいた
『おはよう、駿くん』
『お、おう、おはよう』
『昨日はちゃんとお風呂入った?』
『ああ、一応……』
『偉いぞ~』
『やめてくれ、恥ずかしい……』
『ふっ、可愛い奴め』
『てかなんで当たり前のように俺の家にいるんだよ』
『え?』
『え?』
『なんで、って昨日駿くんが合鍵を渡してくれたじゃない』
『あれ、そうだっけ?…まあいいや』僕は諦めることにした。
それから二人で朝食を食べて少し雑談した後、家を出た。
流石に学校にいかなければならないと思ったからだ
いつも通りの通学路、見慣れた風景、変わらない日常。
教室に入るとクラスのみんなから質問攻めにあった。
「おい、聞いたぜ!お前が女になっちまったらしいじゃねぇか」
『おん、マジで大変なんよ』
「なんか、その声と顔で言われたら違和感あるな」
こいつの名前は池田大輝、僕の数少ない友人だ。中学の頃はよく話したりしていたが高校に入ってからはあまり話す機会がなかった。久しぶりに会ったせいで喋り方を忘れてしまったようだ。
「なあ、ちょっと触らせてくれよ」
『嫌だよ』
「えー、頼むよ」
『じゃあ、私もいいよね?』
「え?」
「ん?」
「え?」
『ほれ、早くしないとHR始まっちゃうよ』
「ちょ、待てよ!」
僕は2人に両腕を引っ張られながら空き教室へと向かった。
『わー、柔らかい』
『ちょ、どこさわってんの!?』
『いいじゃん、減るもんじゃないし』
「お、おい…そこらへんで…」
『あんたは黙っときなさい!』
『ひゃぁ!そこはダメ!!』
その後しばらく揉まれ続けた。
放課後、僕は優衣と下校していた。学校では男子生徒に囲まれ、女子生徒たちからは質問責めだった。
『疲れたー』
『今日は災難だねー』
『誰のせいだと……』
『んー?私のせいだって言いたいの?』
『いや、そういう訳じゃ……』
『まあでも、これで駿くんが女の子になったことはクラス全員に知れ渡ったわけだから良かったじゃない』
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

空色の終着益・・・・・ジャッジメントの行方

エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

【完結】国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:575pt お気に入り:524

牽制してくる不倫女は、本当に存在しますか?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:191pt お気に入り:356

押しつけあう女たち~王子なんて熨斗を付けて差し上げます~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:63

妹に婚約者を奪われましたが今は幸せです

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:38,362pt お気に入り:2,226

カジュアルセックスチェンジ

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:661pt お気に入り:41

転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:3,905pt お気に入り:2,127

処理中です...