異常性癖者たちー三人で交わる愛のカタチー

フジトサクラ

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埋まらない穴ー凛sideー

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3ヶ月後

「はぁ、、暇だなぁ…」

既に夕食の準備も済ませたし、お風呂の準備もしたし、なんなら明日の朝食の仕込みまで終わっている。
だだっ広いリビングで1人東條を待つ生活にも慣れてきたが、寂しいものは寂しい。

松本にアッサリと振られ、ショックで夜道を彷徨ったあの日から3ヶ月が経った。

思った以上に心のダメージが大きかったようでしばらく声が出なくなったり、食欲もなくなったりしてかなり痩せたが、
東條の献身的な支えのおかげで体調も心もかなり復活していた。

忙しいはずなのに、なるべく多くの時間を凛のそばで過ごしてくれたし、
心が不安定で急に泣き始めても、いつだって落ち着くまで抱きしめてくれた。

だが過保護さには拍車がかかり、松本と顔を合わさないようにするため仕事もまた休職させられたうえに、一人で出歩くことも禁止されて、今はこの家にほぼ軟禁状態となっている。

「ワンちゃん飼いたいってお願いしようかしら。孤独と暇で逆に病みそうだわ。」

スマホを開きいつものようにネットニュースやプレスリリースを流し見していると、見出しの写真に東條の姿を見つける。

ーーーあ、一部上場したのが記事になってる。

ここ数ヶ月はその関連準備で特に忙しそうにしていたが、一部上場が認められ先週にはセレモニーも終わり、ようやく落ち着いてきたところだった。

セレモニーの様子などが動画でまとめられているのを誇らしい気持ちで眺めていると、東條の後ろを歩く松本がちらりと見え、鼓動が速まるのを感じる。

ーーーあれ、、?松本さん、、また痩せてる…

ほんの数秒しか映らなかったが、明らかに痩せていて顔色もあまりよくない。
東條に比べ元々細身ではあったが、あれではまるで病人だ。

「上場準備のせいかしら…きっとまたご飯をろくに食べてないのね…」

人の世話は焼くのに、自分のことは適当に済ませてしまう松本。
在職中も、親しくなってからも、そんな姿をずっと心配していた。

「…婚約者はいったい何をしているのかしら…」

松本のオアソビではない本気のお相手…その人がちゃんと松本を支えているはずだと思っていたのに。

何度も何度も動画を再生しては、松本が映る数秒を繰り返し見つめる。
いい加減良き思い出にして前に進まなきゃと思っていたのに、その姿を見るとやはり胸が締め付けられるように痛み、心と体が恋しいと叫ぶ。

せめて…ちゃんと幸せに過ごしているかを知りたい。具合が悪そうなのはちょっと忙しかっただけで、普段はちゃんと、元気にやっているのかを確認したかった。

だが少しでも凛が松本を恋しがるような雰囲気を察すると、東條にそれはもう激しく抱かれ、失神するまで解放してもらえなくなってしまう。
しかも以前のようにただ凛をイカせて愉しむような抱き方ではなく、まるで子供のように、凛に縋るようにカラダを求め続けるのがどこか切なくて…
そのため松本の話題を出すことを避けるようになっていた。

「社長の機嫌がよかったら、それとなぁく聞いてみようかな…」

東條の好きなおかずをもう一品作るため再びキッチンに立つのだった。

ーーーーーーー

「はぁ、こうしてゆっくり一緒に風呂に浸かるのも久しぶりだな。」
「ずっと忙しかったですもんね。一部上場、本当におめでとうございます。」

その日の夜ー
豪華な夕飯の数々に予想通り機嫌を良くした東條に誘われるがまま、二人でお風呂に入ることに。
後ろから抱きしめられて首元に何度もキスを落とされる。

「寂しい思いをさせて悪かったな。」
「いえいえ。」

どんなに忙しくても日を跨ぐ前には家に帰り、凛が眠るまで隣で添い寝をしてくれていたし、休日もできる限り時間をつくってくれていたのを知っている。

「そういえば、ネットニュースにもあがってましたよ!セレモニーの様子も映ってました。」
「おお、そうか。」

聞くなら今だと腹を括る。

「あの、ちらっと松本さんが映ってたんですけど、体調が悪そうに見えて…今は元気に過ごされてますか…?」
「………あぁ、問題ない。」
「すごい痩せてるようにも見えたんですけど、」
「…凛。」

声色で機嫌の悪さを察する。

ーーーやばい、もうキレてるかも、、、

「ぁ、、はい、」
「そんなにあいつが気になるか?」
「や、その…」

体を反転させられ、向き合う形になる。
気まずくて遠慮がちに表情を伺うと、その目は怒りをはらんでいるようにも見えるし、悲しさを帯びているようにも見えた。

「俺の前で他の男の心配をするのか?妬けるなぁ。俺も眠る時間削って頑張っていたんだけどなぁ。」
「す、すみません、、」
「毎日頑張っているのに、俺への配慮はなしか?」
「そんなことないです、、」
「そうか…じゃあ…労ってくれるよな?」

浴槽の淵に腰掛け、顔の前にイチモツを突きつけられる。
凛に拒否権などもちろんない。

「んっ、んぅっ、んくっ、、んっ、」

丁寧に舐め上げていくと、あっという間に膨張していくイチモツ。
いつもより強く後頭部を抑えられ、無遠慮に口内を犯されはじめる。

「んぅ゛っ、ぅぅ゛っ、うぅ゛、、」

喉奥に届いてえずきそうになるが、ピストンは止まらない。

「凛、苦しい?っあぁ…そのカオ…堪らないなぁ…」

こんな陵辱のような行為なのに、子宮はキュンキュンと疼いて東條を求めている。

「っげほっゲホッゲホッ…っはぁっ、っはぁっ、はぁっ、、」

ようやく口からイチモツを引き抜かれて盛大に咳き込むが、かなり手加減してくれていることは凛が一番よくわかっていた。

「優しい松本が恋しいか?ん?」

苛立ちを隠さない東條に抱き抱えられベッドルームに連れられると、全身びしょ濡れのまま組み敷かれ、息がかかるほどの距離で見つめられる。

「たつきさん、っ、、、」
「好きでもないやつに乱暴に抱かれて、つらいだろ…?」
「ち、違いますっ、、」

怒っているように見える東條の目だが、今にも泣きそうになっているのが凛には伝わっていた。

頬に右手を添え、噛み締める唇にキスをする。

「凛………」

愛おしくて、申し訳なくて…
もういっそ壊してほしいとさえ思ってしまう。

「たつきさん、、あなたに縋って、ごめんなさい…」
「…っうるさい、何も言うなっ」

唇を塞がれ、そのままイチモツを貫かれる。

「どこにも行かせないっ、、」
「っ、いっ、んっぁっ、あぁっっ」

まだ慣れきっていない中を容赦なく責められるが、ピストンのたびに凛の一番気持ちいいところに先端があたり、あっという間に愛液が溢れ出す。

「俺だけのものだ…なぁっ、凛っ、」

腰を持ち上げられ、ポルチオにぐりぐりと刺激を与えられると脳まで痺れるくらいの快感に全身が緊張する。

「やっらめっ、それイッちゃ、イッく、いくっ、イクゥっっ、、、、」

子宮がきゅんきゅんと痙攣して、緊張した体もビクビク跳ね上がる。
あまりの気持ちよさに意識が飛びそうになるが、快楽が収まらなくて体の力を抜くことができない。

「りんっ、、っぁぁっ、、俺だけを見ろよ、なぁっ、、」
「まって、たつきさっ、イッてるのっ、しょこっ、ぐりぐりっだめぇっ、」
「だめじゃない、、他のことは忘れて、俺だけを求めろよ、、」

両脚を肩にかけられ、お腹側をぐりぐりと抉るようにピストンされると、さっきとは違う気持ちよさが駆け巡る。

「あっ、まって、やらっ、おねがっ、でちゃっ、出ちゃうからっ」
「いいよ、お漏らしして、全部見せて、りん」

絶頂とは少し違う、何かが迫り上がる感覚のあと、結合部から液体が溢れ出す。

「だめぇっ、ごめんなさいっ、とま、ないからっ、だめなのっ、、、」

いやいやと首を振っても気持ちいいトコロへのピストンをやめてもらえず、大量の潮がベッドにシミを広げていく。

「凛、もっと恥ずかしいところも全部見せていいんだぞ、、ほら、ここも気持ちよくなりたいだろ?ココ、好きだよな?」
「あ、、あっ、まって、いまだめっ、おねがっ」

ピストンを続けながら、クリトリスに冷たいものがあてがわれる。
ベッドサイドのテーブルに入っているおもちゃの中のどれかに違いない。

「だめじゃなくて、下さいだろ?」
「ひぁっ、やぁぁぁあッッ、らめッそれっ、きちゃっ、」

激しい振動がクリトリスにダイレクトに伝わる。
中もイキっぱなしなのに、外にも楽を与えられてあっという間に絶頂にのぼりつめる。

「い、いっちゃ、いっちゃ、イッいくっ、イクぅぅぅぅッッ…」

強すぎる快楽に目の前が真っ白になる。
膣内と身体の痙攣が止まらず呼吸もままならないが、おもちゃ責めは終わらない。

「やらぁっっ、やめっ、もっ、そこイケないっ、きゅうけっ、させてっ、」

必死に体を捩り東條の腕を抑えようするが、力で敵うわけもなく、敏感なところへ刺激を与え続けられる。

「休憩?だめだよ。一人で勝手にイッちゃったくせに。俺を労ってくれるんじゃないの?」
「ごめ、なさっ、がんばるからっ、ぶるぶるっ、とめてぇっ、」

クリトリスがじんじんして、感覚が麻痺しはじめている。
振動が膣全体に響いて、それだけでナカイキしてしまいそうになり、挿入されたままの東條の肉棒をぎゅうぎゅうと締め付ける。

「っ、すっごい締め付け…俺動かしてないのにナカでイくの?」
「やらぁっ、ったつきさっ、たつきさんのおちんちんでっ、イキたいっ、」
「くく、かわいいこと言って…電マ止めてほしいだけでしょ?いいよ、俺のでもイカせてあげる」

止まっていたピストンが再開され、再びポルチオを突き上げられる。

「んぁぁぁぁ゛ッッ、らめっもっ、じんじんしてっ、わかんなっ、あぁぁっ」

クリトリスとポルチオ両方でイキっぱなし状態になっているようで、今までにない感覚に涙が溢れる。

「あぁ、、堪んないねそのカオ…可愛いなぁっ、凛っ、」

んくっ、んちゅっ、ちゅっ、ちゅくっ…

カラダが変になってしまいそうで怖いのに、東條の興奮した様子と愛のこもったキスに自分もまた昂ってしまう。

「たつきさん、またきちゃうっ、怖いよっ、変になっちゃう、」
「いいよ、大丈夫っ、もっと感じて、」
「だめっ、ほんとにっ、またっ、やっ、きちゃ、すごいのきちゃうっ、」
「イッて、凛、、あぁっ、きもちぃっ、、」

今までにない感覚が子宮の奥から湧き上がる。

「あぁッ、いっく、イクッ、んぅ゛~~ッッッッ」

頭の先と足の先まで快楽が昇り詰めて弾け、全身がビクビクと痙攣する。
少し遅れてベッドのお尻辺りに生暖かさを感じ、ほどなくしてツンとした匂いが鼻に届く。

「…っ!!…ぁっ、、やっ、、ごめんなさっ、、っ、ごめんなさいっ、」

本当におしっこを漏らしてしまったのだと気づいて、羞恥心で涙が溢れ出す。

「あぁ、、可愛い…俺だけの凛…」

顔を覆っていた手をどけられて、再び熱くキスをされる。
失禁に興奮した東條の様子に、何故か嬉しさと安心感を感じてしまう。

「凛、おもらししたの?見せなさい」

甘く囁き、目元にキスを落とされる。

「あっ、だめっ、汚いからっ」

静止もきかず、色んな体液でぐちゃぐちゃになった淫部に顔を近づけられる。

「汚くないよ。全部愛してる…」

すんすんと匂いを嗅ぎ、そのままクンニを始める東條。

「ぁっ、だめっ、だめですっ、たつきさんっ、、」

放尿したばかりのソコを舐められてやはり恥ずかしくなり体を捩るが、ねっとりと舌を這わせ舐められる。

「やぁっ、はずかし、ですっ、」
「んんっ、、かわいい、」

未だにジンジンするクリトリスにも吸い付くようにキスをされて、快感スイッチが再びオンになる。

「やっやぁっ、また、きもちくなっちゃ、んぅぅっ、あっ、たつきさんっ、」

ぢゅぅぅっ、ぢゅるるるっ、ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅぅぅ

わざと音を立ててクリトリスに吸いつく東條。
恥ずかしいのに気持ちよくて…快楽に貪欲な自分に涙が出てくる。

「凛、、なんで泣くんだ…」
「っく、っ、ちがうのっ、、っ、、っ、っく、、」

異変を察した東條が覆い被さり、涙を拭う。

「俺じゃ、ダメなのか……?」

ーーー違う、そうじゃない

「解放されたいか……?」

東條の表情が歪む。

「っ、ちがいます、、」

東條が嫌なわけでも、この一見異常な軟禁生活から解放されたいわけでもない。
むしろ東條の何でも受け入れて包み込んでくれる優しさにどんどん惹かれているし、まるで子供のように嫉妬心剥き出しで求められることも、凛にとっては嬉しかった。

ただ、足りないのだ。

凛の心の一部にポッカリと空いた穴は、他の何かで埋まるものではないと日に日に実感していくとともに、東條への申し訳なさが募っていく。
そしてどこまでも欲張りで、未練たらしい自分に嫌気がさす。

「ごめんなさい立城さん、、凛を捨てないで…、、嫌いにならないで、、」

東條を傷つけているとわかっていても、縋ってしまう。自分の醜さと弱さにまた涙が溢れるのだった。
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