26 / 36
【Lesson.4】
通じ合う想い4
しおりを挟む
「あ、あっ、あっ……! いいっ……。あ、ん。くすみ、さん……っ。ああっ、あ、あ……!」
まだ指で届く深さのところにしか、久住のものは届いていない。突かれる度に、腹の奥で熱が燻り、硬くなった多希のペニスが揺れた。
「すごく、いい……気持ちいいです。せんせいのナカ」
余裕のない顔。焦燥を滲ませた顔。
そういう表情をさせているのが自分なのだと思うと、とてつもない高揚感に満たされる。ぐっと押し込まれ、多希は悲鳴のような声を上げる。
「あっ、あぁ、んん……! は、あぁっ、すごい……久住さんの……あっ、うごかないでぇ。イく、イっちゃうから……!」
久住はほんの少しだけ、多希の懇願を前に躊躇したようだったが、小声で「すみません」と言った。
三度目の絶頂。今までのセックスでも、後孔で達するのは一度きりだった。体力は限界だったが、久住のほうはまだ一度目だ。最奥に熱いものが流れてくるのが分かり、多希は夢中で大きな背中に手を回した。
「は、あ……っ。由衣濱先生っ」
腰を退こうとする久住を、多希は両足を絡めて引き止めた。
「抜かないで……全部、中にだしていいから」
「先生……可愛い。好きです。ずっとしてたい……」
「ん、俺も、久住さんともっとしたい……あっ、あ」
汗ばんだ肌を合わせ、久住の手が多希の足や胸を這う。多希が感じる姿を見せるうちに、久住のものは硬度を取り戻していき、再び多希の中へと潜ってきた。
「あ……んっ」
「奥……濡れてて柔らかいですね。すごい音」
久住はわざとゆっくり、ぐちゃぐちゃと音を立てるように中を掻き混ぜた。多希の片足だけを持ち上げて、久住は奥ばかりを突いてくる。多希は涙で濡れた頬をシーツに押しつけ、蕩けた言葉を訳も分からぬまま発した。
「も、やらぁ……あっ、あ。ん……ぐちゅぐちゅって、や……」
──突かれる度に、イってるみたい……。
久住の力強い雄は、多希の中を濡らしても尽きることはない。久住は精を放った後、一度性器を抜き、後ろから多希を抱き締めた。冷静さを取り戻した久住に、頭を撫でられる。
「すみません。無理させましたね」
「ん……全然、です。すごく、気持ちよかった」
久住の手と体温が心地よくて、多希はうつらうつらし始める。
「んー……」
「先生、休憩できましたか? 今度は後ろからさせてください」
「……ん? え、まっ……あぁ!」
──まだするの……!?
底なしの体力と性欲に、多希はへろへろだった。三十手前の久住と、三十越えの自分とでは明らかに持久力が違うのだ。
せめてもう少し休憩を……と乞う言葉は、喘ぎの中に消える。横向きの体勢だと動きにくく、焦れた久住が多希の腰を無理矢理上げた。膝立ちで高く上げた尻から、久住の精が溢れて太腿を伝う。
「あ……ん」
久住の熱が再び多希の後孔を、余すことなく侵す。正面のときとは抽挿の角度が変わり、まだ知らない感覚に多希の上半身はずるずると崩れた。
「あっ! あぁ、ん……あ、だめっ、あっ、イくぅ……! あ、あっ、イっちゃ……」
「イくのどんどん早くなってて可愛い。俺はまだ持ちそうなので、イッてからも突いていいですか?」
なんて、久住は空恐ろしいことを言う。多希は答える間もなく、衰えることない久住の動きに、薄くなった精を吐き出した。
乱れた呼吸を整える前に、久住に腕を掴まれ、ぱんぱんと肉がぶつかる音がするくらい、久住は腰遣いを激しくした。
逃れる術のない多希は、頭を振りながら泣き叫ぶように限界を訴えた。
「あ、そん、な……。イってる、イってるからぁ……あぁ、あっ!」
久住が荒い息を吐いて、奥へと亀頭をぐりぐりと押しつける。自身に触れられることもなく、多希はシーツの上へさらさらした透明な液体を吹き溢した。
まだ指で届く深さのところにしか、久住のものは届いていない。突かれる度に、腹の奥で熱が燻り、硬くなった多希のペニスが揺れた。
「すごく、いい……気持ちいいです。せんせいのナカ」
余裕のない顔。焦燥を滲ませた顔。
そういう表情をさせているのが自分なのだと思うと、とてつもない高揚感に満たされる。ぐっと押し込まれ、多希は悲鳴のような声を上げる。
「あっ、あぁ、んん……! は、あぁっ、すごい……久住さんの……あっ、うごかないでぇ。イく、イっちゃうから……!」
久住はほんの少しだけ、多希の懇願を前に躊躇したようだったが、小声で「すみません」と言った。
三度目の絶頂。今までのセックスでも、後孔で達するのは一度きりだった。体力は限界だったが、久住のほうはまだ一度目だ。最奥に熱いものが流れてくるのが分かり、多希は夢中で大きな背中に手を回した。
「は、あ……っ。由衣濱先生っ」
腰を退こうとする久住を、多希は両足を絡めて引き止めた。
「抜かないで……全部、中にだしていいから」
「先生……可愛い。好きです。ずっとしてたい……」
「ん、俺も、久住さんともっとしたい……あっ、あ」
汗ばんだ肌を合わせ、久住の手が多希の足や胸を這う。多希が感じる姿を見せるうちに、久住のものは硬度を取り戻していき、再び多希の中へと潜ってきた。
「あ……んっ」
「奥……濡れてて柔らかいですね。すごい音」
久住はわざとゆっくり、ぐちゃぐちゃと音を立てるように中を掻き混ぜた。多希の片足だけを持ち上げて、久住は奥ばかりを突いてくる。多希は涙で濡れた頬をシーツに押しつけ、蕩けた言葉を訳も分からぬまま発した。
「も、やらぁ……あっ、あ。ん……ぐちゅぐちゅって、や……」
──突かれる度に、イってるみたい……。
久住の力強い雄は、多希の中を濡らしても尽きることはない。久住は精を放った後、一度性器を抜き、後ろから多希を抱き締めた。冷静さを取り戻した久住に、頭を撫でられる。
「すみません。無理させましたね」
「ん……全然、です。すごく、気持ちよかった」
久住の手と体温が心地よくて、多希はうつらうつらし始める。
「んー……」
「先生、休憩できましたか? 今度は後ろからさせてください」
「……ん? え、まっ……あぁ!」
──まだするの……!?
底なしの体力と性欲に、多希はへろへろだった。三十手前の久住と、三十越えの自分とでは明らかに持久力が違うのだ。
せめてもう少し休憩を……と乞う言葉は、喘ぎの中に消える。横向きの体勢だと動きにくく、焦れた久住が多希の腰を無理矢理上げた。膝立ちで高く上げた尻から、久住の精が溢れて太腿を伝う。
「あ……ん」
久住の熱が再び多希の後孔を、余すことなく侵す。正面のときとは抽挿の角度が変わり、まだ知らない感覚に多希の上半身はずるずると崩れた。
「あっ! あぁ、ん……あ、だめっ、あっ、イくぅ……! あ、あっ、イっちゃ……」
「イくのどんどん早くなってて可愛い。俺はまだ持ちそうなので、イッてからも突いていいですか?」
なんて、久住は空恐ろしいことを言う。多希は答える間もなく、衰えることない久住の動きに、薄くなった精を吐き出した。
乱れた呼吸を整える前に、久住に腕を掴まれ、ぱんぱんと肉がぶつかる音がするくらい、久住は腰遣いを激しくした。
逃れる術のない多希は、頭を振りながら泣き叫ぶように限界を訴えた。
「あ、そん、な……。イってる、イってるからぁ……あぁ、あっ!」
久住が荒い息を吐いて、奥へと亀頭をぐりぐりと押しつける。自身に触れられることもなく、多希はシーツの上へさらさらした透明な液体を吹き溢した。
33
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
カーマン・ライン
マン太
BL
辺境の惑星にある整備工場で働くソル。
ある日、その整備工場に所属不明の戦闘機が不時着する。乗っていたのは美しい容姿の青年、アレク。彼の戦闘機の修理が終わるまで共に過ごすことに。
そこから、二人の運命が動き出す。
※余り濃い絡みはありません(多分)。
※宇宙を舞台にしていますが、スター○レック、スター・○ォーズ等は大好きでも、正直、詳しくありません。
雰囲気だけでも伝われば…と思っております。その辺の突っ込みはご容赦を。
※エブリスタ、小説家になろうにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる