冷めない恋、いただきます

リミル

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【Lesson.4】

通じ合う想い4

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「あ、あっ、あっ……! いいっ……。あ、ん。くすみ、さん……っ。ああっ、あ、あ……!」

まだ指で届く深さのところにしか、久住のものは届いていない。突かれる度に、腹の奥で熱が燻り、硬くなった多希のペニスが揺れた。

「すごく、いい……気持ちいいです。せんせいのナカ」

余裕のない顔。焦燥を滲ませた顔。
そういう表情をさせているのが自分なのだと思うと、とてつもない高揚感に満たされる。ぐっと押し込まれ、多希は悲鳴のような声を上げる。

「あっ、あぁ、んん……! は、あぁっ、すごい……久住さんの……あっ、うごかないでぇ。イく、イっちゃうから……!」

久住はほんの少しだけ、多希の懇願を前に躊躇したようだったが、小声で「すみません」と言った。

三度目の絶頂。今までのセックスでも、後孔で達するのは一度きりだった。体力は限界だったが、久住のほうはまだ一度目だ。最奥に熱いものが流れてくるのが分かり、多希は夢中で大きな背中に手を回した。

「は、あ……っ。由衣濱先生っ」

腰を退こうとする久住を、多希は両足を絡めて引き止めた。

「抜かないで……全部、中にだしていいから」
「先生……可愛い。好きです。ずっとしてたい……」
「ん、俺も、久住さんともっとしたい……あっ、あ」

汗ばんだ肌を合わせ、久住の手が多希の足や胸を這う。多希が感じる姿を見せるうちに、久住のものは硬度を取り戻していき、再び多希の中へと潜ってきた。

「あ……んっ」
「奥……濡れてて柔らかいですね。すごい音」

久住はわざとゆっくり、ぐちゃぐちゃと音を立てるように中を掻き混ぜた。多希の片足だけを持ち上げて、久住は奥ばかりを突いてくる。多希は涙で濡れた頬をシーツに押しつけ、蕩けた言葉を訳も分からぬまま発した。

「も、やらぁ……あっ、あ。ん……ぐちゅぐちゅって、や……」

──突かれる度に、イってるみたい……。

久住の力強い雄は、多希の中を濡らしても尽きることはない。久住は精を放った後、一度性器を抜き、後ろから多希を抱き締めた。冷静さを取り戻した久住に、頭を撫でられる。

「すみません。無理させましたね」
「ん……全然、です。すごく、気持ちよかった」

久住の手と体温が心地よくて、多希はうつらうつらし始める。

「んー……」
「先生、休憩できましたか? 今度は後ろからさせてください」
「……ん? え、まっ……あぁ!」

──まだするの……!?

底なしの体力と性欲に、多希はへろへろだった。三十手前の久住と、三十越えの自分とでは明らかに持久力が違うのだ。

せめてもう少し休憩を……と乞う言葉は、喘ぎの中に消える。横向きの体勢だと動きにくく、焦れた久住が多希の腰を無理矢理上げた。膝立ちで高く上げた尻から、久住の精が溢れて太腿を伝う。

「あ……ん」

久住の熱が再び多希の後孔を、余すことなく侵す。正面のときとは抽挿の角度が変わり、まだ知らない感覚に多希の上半身はずるずると崩れた。

「あっ! あぁ、ん……あ、だめっ、あっ、イくぅ……! あ、あっ、イっちゃ……」
「イくのどんどん早くなってて可愛い。俺はまだ持ちそうなので、イッてからも突いていいですか?」

なんて、久住は空恐ろしいことを言う。多希は答える間もなく、衰えることない久住の動きに、薄くなった精を吐き出した。

乱れた呼吸を整える前に、久住に腕を掴まれ、ぱんぱんと肉がぶつかる音がするくらい、久住は腰遣いを激しくした。

逃れる術のない多希は、頭を振りながら泣き叫ぶように限界を訴えた。

「あ、そん、な……。イってる、イってるからぁ……あぁ、あっ!」

久住が荒い息を吐いて、奥へと亀頭をぐりぐりと押しつける。自身に触れられることもなく、多希はシーツの上へさらさらした透明な液体を吹き溢した。
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