39 / 53
牛丼①
しおりを挟む
「チョコちゃん。このお皿を並べてくれる?」
「うん!」
「紅茶を淹れるけどチョコちゃんは飲む? それとも水にする?」
「うーんと……」
「あ、マサヨシ。チョコちゃん用のリンゴジュースを昨日買ってきて置いてるんだ。それを出してあげて」
「わかりました」
「やったぁ! リンゴジュース! ありがとうカルディナお姉ちゃん」
店の厨房で忙しなく動く三人。
チョコと一緒に暮らし始めてしばらく経った朝の光景だ。
既にチョコも長年一緒に住んでいるかのような馴染み方で、密かに心配していた正義とカルディナは、彼女の笑顔に胸を撫で下ろすのだった。
朝食の準備を終えてテーブルに着く三人。
今日のメニューはカルディナお気に入りのパン屋で買ってきた食パンと、余った野菜を投入したスープだ。
「チョコちゃんの家から荷物はもう運び終わったの?」
食パンを手に持ったままカルディナが尋ねると、正義は軽く頷く。
「必要な物はあらかた。主に残っているのは、テーブルや椅子といった家財道具です」
「そのあたりの物も含めて、使わない物は売ろうと思ってるよ。大した金額にはならないだろうけど、少しは足しにしたいから……」
「……そっか」
チョコの返答に柔らかい笑顔を浮かべるカルディナ。
彼女が今まで一人で住んでいた家は引き払うことにしたらしい。
元々チョコの両親が借りていた家だが、幼くして両親を亡くした彼女を不憫に思った家主に善意で住まわせてもらっていたとのこと。
カルディナの家に住むことが決まったので、チョコは出て行く決心をしたのだ。
「だから今日もおうちの片付けに行ってくるね。二人はお店頑張ってね!」
「ありがとう。チョコちゃんのためにも頑張ろうねマサヨシ」
「はい!」
チョコの素直で純粋な応援に、二人は元気をもらうのだった。
開店してから順調に注文が入ってくる。
それらを確実にこなしていく二人。
昼食時が特に注文が集中する時間帯だが、一度の外出で2,3ヶ所を回ることで時間をかけることなく届けられていた。
そして昼のピークを終え、少し店内で休憩していたところ。
カララン、と店のドアに取り付けたベルが鳴った。
同時にそちらへ顔を向けた正義とカルディナは、思わず小さく息を呑む。
肩を小さくした少女が入り口に立っていた。
全身にかけてあまりにも白く、服もぼろぼろ。さらには裸足ときた。
おそらくチョコより年齢は上だろう。
貧民街からやってきた少女だ――と理解するのに時間はかからなかった。
白い少女はその手に店のチラシを持っていた。
「あ、あの……」
か細い声を少女が発する。
カルディナがすぐに厨房から出てきて、少女の前に屈んだ。
「もしかして弁当を注文しに来てくれたのかな?」
こくりと頷く白い少女。
「で、でも『宅配』をしてほしいわけじゃなくて……。この『弁当』は持って帰ることは可能ですか?」
「もちろん大丈夫だよ」
「良かった……」
少女が安堵の息を吐いた、その時。
「あっ! あの時の――」
その後ろからチョコの声が聞こえた。
このタイミングで帰ってきたらしい。
白い少女はチョコの姿を見ると、ペコリと軽くお辞儀をした。
「知り合い?」
「ううん。この前チラシを貰ってくれたの」
「そっか。ところでさっきの続きだけど、注文してくれるってことで良いかな?」
カルディナが聞くと、白い少女は強く握っていた片手をゆっくりと開く。
「このお金で買えるメニューなら何でもいいです。おすすめを1つください」
「…………」
少女の手の中のお金を見て、カルディナは固まってしまった。
(もしかして足りないのか?)
正義が不安に思ったその時、再びカルディナは白い少女の顔を見た。
「こ、このお金、どこから持ってきたの?」
「えっ――!? ずっと私が持っていたお金なんですけど……」
困惑する白い少女を見て、カルディナもまた困った顔を浮かべる。
「カルディナさん? 何か問題でも……?」
「問題というか……。このお金……ずっと昔に使われていた物なんだ。今は当然、使われていなくて……」
「「「えっ!?」」」
カルディナの言葉に正義とチョコはおろか、白い少女まで驚愕の声をあげる。
「お父さんとお母さんが生きていた頃、遺跡に潜ったっていう冒険者のお客さんが来てさ。その時に『昔のお金を発見した』って興奮しながら見せてくれたことがあるんだ。少なくとも数百年前に使われてたお金だって。その時のお金と同じ模様をしているんだよ」
白い少女の額から、みるみるうちに冷や汗が滲んできた。
「そ、そんな昔にお金が変わっていたなんて……」
震える声で呟き、胸の前でギュッと手を握る。
この驚き具合からして、本当に今そのことを知ったみたいだった。
「つまり君は、今のお金を見たことがなかった――ってこと?」
首を傾げながら正義が尋ねると、白い少女はしゅんとしながら頷く。
「騙すつもりはなくて本当に知らなかったの。ごめんなさい……。わ、私、目覚めたのがつい最近で……」
「…………ん?」
「目覚めた?」
「どういうこと?」
「あっ――」
次々と三人にツッコまれ、少女は「しまった」とばかりに口に手を当てる。
古いお金を持っていて、言動が不審。
三人は思わず眉を寄せながら顔を見合わせてしまう。
「うぅ……ごめんなさい……。黙っているつもりだったけど本当のことを言います……。じ、実は私『貧乏の女神』っていうはぐれ女神なんですぅ……」
涙目になりながらそう白い少女は告げるが――。
「へぇなるほど……って、えええええええええええええええええッ!?」
店から天井を突き抜け、空に届くような声でカルディナは驚くのだった。
「うん!」
「紅茶を淹れるけどチョコちゃんは飲む? それとも水にする?」
「うーんと……」
「あ、マサヨシ。チョコちゃん用のリンゴジュースを昨日買ってきて置いてるんだ。それを出してあげて」
「わかりました」
「やったぁ! リンゴジュース! ありがとうカルディナお姉ちゃん」
店の厨房で忙しなく動く三人。
チョコと一緒に暮らし始めてしばらく経った朝の光景だ。
既にチョコも長年一緒に住んでいるかのような馴染み方で、密かに心配していた正義とカルディナは、彼女の笑顔に胸を撫で下ろすのだった。
朝食の準備を終えてテーブルに着く三人。
今日のメニューはカルディナお気に入りのパン屋で買ってきた食パンと、余った野菜を投入したスープだ。
「チョコちゃんの家から荷物はもう運び終わったの?」
食パンを手に持ったままカルディナが尋ねると、正義は軽く頷く。
「必要な物はあらかた。主に残っているのは、テーブルや椅子といった家財道具です」
「そのあたりの物も含めて、使わない物は売ろうと思ってるよ。大した金額にはならないだろうけど、少しは足しにしたいから……」
「……そっか」
チョコの返答に柔らかい笑顔を浮かべるカルディナ。
彼女が今まで一人で住んでいた家は引き払うことにしたらしい。
元々チョコの両親が借りていた家だが、幼くして両親を亡くした彼女を不憫に思った家主に善意で住まわせてもらっていたとのこと。
カルディナの家に住むことが決まったので、チョコは出て行く決心をしたのだ。
「だから今日もおうちの片付けに行ってくるね。二人はお店頑張ってね!」
「ありがとう。チョコちゃんのためにも頑張ろうねマサヨシ」
「はい!」
チョコの素直で純粋な応援に、二人は元気をもらうのだった。
開店してから順調に注文が入ってくる。
それらを確実にこなしていく二人。
昼食時が特に注文が集中する時間帯だが、一度の外出で2,3ヶ所を回ることで時間をかけることなく届けられていた。
そして昼のピークを終え、少し店内で休憩していたところ。
カララン、と店のドアに取り付けたベルが鳴った。
同時にそちらへ顔を向けた正義とカルディナは、思わず小さく息を呑む。
肩を小さくした少女が入り口に立っていた。
全身にかけてあまりにも白く、服もぼろぼろ。さらには裸足ときた。
おそらくチョコより年齢は上だろう。
貧民街からやってきた少女だ――と理解するのに時間はかからなかった。
白い少女はその手に店のチラシを持っていた。
「あ、あの……」
か細い声を少女が発する。
カルディナがすぐに厨房から出てきて、少女の前に屈んだ。
「もしかして弁当を注文しに来てくれたのかな?」
こくりと頷く白い少女。
「で、でも『宅配』をしてほしいわけじゃなくて……。この『弁当』は持って帰ることは可能ですか?」
「もちろん大丈夫だよ」
「良かった……」
少女が安堵の息を吐いた、その時。
「あっ! あの時の――」
その後ろからチョコの声が聞こえた。
このタイミングで帰ってきたらしい。
白い少女はチョコの姿を見ると、ペコリと軽くお辞儀をした。
「知り合い?」
「ううん。この前チラシを貰ってくれたの」
「そっか。ところでさっきの続きだけど、注文してくれるってことで良いかな?」
カルディナが聞くと、白い少女は強く握っていた片手をゆっくりと開く。
「このお金で買えるメニューなら何でもいいです。おすすめを1つください」
「…………」
少女の手の中のお金を見て、カルディナは固まってしまった。
(もしかして足りないのか?)
正義が不安に思ったその時、再びカルディナは白い少女の顔を見た。
「こ、このお金、どこから持ってきたの?」
「えっ――!? ずっと私が持っていたお金なんですけど……」
困惑する白い少女を見て、カルディナもまた困った顔を浮かべる。
「カルディナさん? 何か問題でも……?」
「問題というか……。このお金……ずっと昔に使われていた物なんだ。今は当然、使われていなくて……」
「「「えっ!?」」」
カルディナの言葉に正義とチョコはおろか、白い少女まで驚愕の声をあげる。
「お父さんとお母さんが生きていた頃、遺跡に潜ったっていう冒険者のお客さんが来てさ。その時に『昔のお金を発見した』って興奮しながら見せてくれたことがあるんだ。少なくとも数百年前に使われてたお金だって。その時のお金と同じ模様をしているんだよ」
白い少女の額から、みるみるうちに冷や汗が滲んできた。
「そ、そんな昔にお金が変わっていたなんて……」
震える声で呟き、胸の前でギュッと手を握る。
この驚き具合からして、本当に今そのことを知ったみたいだった。
「つまり君は、今のお金を見たことがなかった――ってこと?」
首を傾げながら正義が尋ねると、白い少女はしゅんとしながら頷く。
「騙すつもりはなくて本当に知らなかったの。ごめんなさい……。わ、私、目覚めたのがつい最近で……」
「…………ん?」
「目覚めた?」
「どういうこと?」
「あっ――」
次々と三人にツッコまれ、少女は「しまった」とばかりに口に手を当てる。
古いお金を持っていて、言動が不審。
三人は思わず眉を寄せながら顔を見合わせてしまう。
「うぅ……ごめんなさい……。黙っているつもりだったけど本当のことを言います……。じ、実は私『貧乏の女神』っていうはぐれ女神なんですぅ……」
涙目になりながらそう白い少女は告げるが――。
「へぇなるほど……って、えええええええええええええええええッ!?」
店から天井を突き抜け、空に届くような声でカルディナは驚くのだった。
13
お気に入りに追加
1,317
あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。

家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる