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チキンステーキ弁当②
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次の日の朝、正義が目覚めると既にカルディナが厨房に立っていた。
ここしばらくは見ていなかった光景だが、すぐに正義はピンときた。
「おはようございます。また新メニューを考えてるんですか?」
「あっ、おはようマサヨシ。朝市で鶏肉が安く手に入ったからさ。バターチキンカレーとは別に、鶏肉を使ったメニューが何かできないかなーって」
「確かに同じ食材で別のメニューに発展させると、仕入れもラクですもんね」
「うん、それをカレーでよく実感したからさ。鶏肉って色々な料理にできるけど、どれが弁当に向いているかなぁ?」
「それなら断然からあげですね!」
いきなり身を乗り出して答えた正義に、カルディナは目を丸くする。
「からあげ?」
「あ、そうだった。この世界には揚げ物系がなかったんだった……。これもトンカツと同じくたくさんの油で調理するやつです。俺が元いた世界では、からあげ弁当はとてもスタンダードで人気の弁当でした」
「……詳しく聞かせて」
カルディナの目がスッと細くなった。
本気モードだ。
こうなった彼女は料理のことに関してはとても頼もしくなる。
「基本的に作り方はトンカツとそれほど変わらないです。肉に衣を付けて揚げる。ただ、その衣がトンカツと決定的に違います」
「ふむふむ。パン粉じゃないってこと?」
「その通りです。小麦粉、ついでに片栗粉もあれば完璧ですね。あとは卵、下味としてショウガとにんにく、酒に――」
と、そこで正義は固まってしまった。
「どうしたの?」
「あ、いえ……。この世界に醤油ってあるのかなぁと……」
「ショーユ? 何それ?」
「…………ですよね」
がっくりと項垂れる正義。
今までこの世界で暮らしてきて、醤油と似た調味料がなかったので覚悟はしていた。
あれは変態的な工程を経て作られた、日本独自の調味料。
一消費者でしかなかった正義が、作り方を知っているわけがない。
家庭科か社会だったかは忘れたが、教科書の隅に書かれていたコラムに醤油ができるまでの過程が載っていて「醤油を作るのって、こんなに時間がかかって面倒くさいんだ……」とかつて少年だった正義が感想を抱いたことを思い出した。
「ありゃ……。もしかして再現できない感じ?」
「あれがなくても、鶏肉を揚げたら一応『からあげ』だろうけど……。たぶん味は俺が知っているものとは少し違うと思うんですよね……」
「ふむぅ。試しに作ってはみるけど、期待はあまりできなそうだね」
「すみません。勝手に一人で浮き沈みしちゃって」
「気にしないでよ。ダメだったら違うメニューを考えればいいんだし」
「はい……」
落ち込む正義の横で、カルディナは早速鶏肉に包丁を入れていくのだった。
そうして作ってみたからあげは、見た目だけはそれっぽくなった。
こんがりとした茶色の衣を見た正義は、思わず懐かしさで目元の筋肉が緩む。
そしていざ実食。
外はカリッと、中は噛んだ瞬間肉汁が溢れるほどジューシーだ。
ただやはり、味は正義が求めていたものとちょっと違った。
美味しいのは美味しい。でもあと一歩足りないのだ。
「………………」
「私はこれでも美味しい方だと思うんだけど……。マサヨシ的にはやっぱり物足りないんだよね?」
「はい。すみません……。でもあの調味料だけは、代理の物でどうにかなるレベルではなくて」
「謝らなくていいよ。元はマサヨシが宅配弁当のことを教えてくれたんだもの。私としてはマサヨシがちゃんと納得したものをメニューにしたい」
「カルディナさん……」
「ひとまずからあげは保留にしておこうか。今回は別の鶏肉メニューを考えるよ」
「……わかりました」
しばらくしてカルディナが作ったのは、シンプルなチキンステーキ。
こんがりと焼けた表面の皮はパリパリで、中はしっとり柔らかい。
サラダも付ければ、あっという間に立派な弁当の完成だ。
「これ、ご飯を白米じゃなくてドライカレーにした方が合いそう。横にサラダも足したら良い感じじゃない?」
「いいですねそれ! カルディナさんもかなり手慣れてきましたよね」
「まあねー。それもこれもマサヨシのおかげだよ。さぁて、またララーに連絡して新しいチラシを――」
言い切る前に、店のショーポットが高い音を鳴らした。
「おや、気付いたらもう開店時間じゃないか」
「本当だ。俺着替えてきます!」
寝間着のままだった正義は、慌てて部屋に戻っていくのだった。
「こんにちは。『羊の弁当屋』です」
ドアノッカーを鳴らしたマサヨシは、大きな両開きの扉の向こうに向けて声を上げる。
(まさか、こんなに早く注文してきてくれるとは)
朝一番に入った注文は、昨晩会ったガイウルフからだった。
領主の屋敷ほどまでではないが、やはり大きな邸宅で正義は否が応でも緊張してしまう。
すぐに扉は開かれた。
出迎えてくれたのはガイウルフ本人。
明るい場所で見る狼の頭は、より迫力があるように思えた。
「やあ、待っていたよ」
「早速ありがとうございます。こちらがご注文のハンバーグ弁当です」
「おお、これは確かに温かい。この容器といい実に画期的だ」
喜んで受け取るガイウルフ。
やはり見た目が違うだけで、仕草や感情面は人間となんら変わりはない。
「ところでこの店は予約はやっているのだろうか?」
「はい。承ってますよ」
「ふむ……」
そこで何か思案するガイウルフだったが、やがてほどなく。
「少しだけ時間を頂きたいのだが、大丈夫かね? 予約に関してのことなのだが」
「あ、はい。長時間でなければ。今の時間はまだ暇なので」
「良かった。開店直後に連絡した意味があったよ。ただ内容的に外で話すのは少し気が引ける。中でもいいだろうか」
正義は首を縦に振る。
仮に急に忙しくなったとしても、カルディナから連絡が入るだろう。
それに店を出る前にカルディナはララーに連絡を取っていたので、いざとなったら彼女が何とかしてくれるはずだ。
――という期待を抱きつつ、正義はガイウルフの屋敷の中に入っていくのだった。
ここしばらくは見ていなかった光景だが、すぐに正義はピンときた。
「おはようございます。また新メニューを考えてるんですか?」
「あっ、おはようマサヨシ。朝市で鶏肉が安く手に入ったからさ。バターチキンカレーとは別に、鶏肉を使ったメニューが何かできないかなーって」
「確かに同じ食材で別のメニューに発展させると、仕入れもラクですもんね」
「うん、それをカレーでよく実感したからさ。鶏肉って色々な料理にできるけど、どれが弁当に向いているかなぁ?」
「それなら断然からあげですね!」
いきなり身を乗り出して答えた正義に、カルディナは目を丸くする。
「からあげ?」
「あ、そうだった。この世界には揚げ物系がなかったんだった……。これもトンカツと同じくたくさんの油で調理するやつです。俺が元いた世界では、からあげ弁当はとてもスタンダードで人気の弁当でした」
「……詳しく聞かせて」
カルディナの目がスッと細くなった。
本気モードだ。
こうなった彼女は料理のことに関してはとても頼もしくなる。
「基本的に作り方はトンカツとそれほど変わらないです。肉に衣を付けて揚げる。ただ、その衣がトンカツと決定的に違います」
「ふむふむ。パン粉じゃないってこと?」
「その通りです。小麦粉、ついでに片栗粉もあれば完璧ですね。あとは卵、下味としてショウガとにんにく、酒に――」
と、そこで正義は固まってしまった。
「どうしたの?」
「あ、いえ……。この世界に醤油ってあるのかなぁと……」
「ショーユ? 何それ?」
「…………ですよね」
がっくりと項垂れる正義。
今までこの世界で暮らしてきて、醤油と似た調味料がなかったので覚悟はしていた。
あれは変態的な工程を経て作られた、日本独自の調味料。
一消費者でしかなかった正義が、作り方を知っているわけがない。
家庭科か社会だったかは忘れたが、教科書の隅に書かれていたコラムに醤油ができるまでの過程が載っていて「醤油を作るのって、こんなに時間がかかって面倒くさいんだ……」とかつて少年だった正義が感想を抱いたことを思い出した。
「ありゃ……。もしかして再現できない感じ?」
「あれがなくても、鶏肉を揚げたら一応『からあげ』だろうけど……。たぶん味は俺が知っているものとは少し違うと思うんですよね……」
「ふむぅ。試しに作ってはみるけど、期待はあまりできなそうだね」
「すみません。勝手に一人で浮き沈みしちゃって」
「気にしないでよ。ダメだったら違うメニューを考えればいいんだし」
「はい……」
落ち込む正義の横で、カルディナは早速鶏肉に包丁を入れていくのだった。
そうして作ってみたからあげは、見た目だけはそれっぽくなった。
こんがりとした茶色の衣を見た正義は、思わず懐かしさで目元の筋肉が緩む。
そしていざ実食。
外はカリッと、中は噛んだ瞬間肉汁が溢れるほどジューシーだ。
ただやはり、味は正義が求めていたものとちょっと違った。
美味しいのは美味しい。でもあと一歩足りないのだ。
「………………」
「私はこれでも美味しい方だと思うんだけど……。マサヨシ的にはやっぱり物足りないんだよね?」
「はい。すみません……。でもあの調味料だけは、代理の物でどうにかなるレベルではなくて」
「謝らなくていいよ。元はマサヨシが宅配弁当のことを教えてくれたんだもの。私としてはマサヨシがちゃんと納得したものをメニューにしたい」
「カルディナさん……」
「ひとまずからあげは保留にしておこうか。今回は別の鶏肉メニューを考えるよ」
「……わかりました」
しばらくしてカルディナが作ったのは、シンプルなチキンステーキ。
こんがりと焼けた表面の皮はパリパリで、中はしっとり柔らかい。
サラダも付ければ、あっという間に立派な弁当の完成だ。
「これ、ご飯を白米じゃなくてドライカレーにした方が合いそう。横にサラダも足したら良い感じじゃない?」
「いいですねそれ! カルディナさんもかなり手慣れてきましたよね」
「まあねー。それもこれもマサヨシのおかげだよ。さぁて、またララーに連絡して新しいチラシを――」
言い切る前に、店のショーポットが高い音を鳴らした。
「おや、気付いたらもう開店時間じゃないか」
「本当だ。俺着替えてきます!」
寝間着のままだった正義は、慌てて部屋に戻っていくのだった。
「こんにちは。『羊の弁当屋』です」
ドアノッカーを鳴らしたマサヨシは、大きな両開きの扉の向こうに向けて声を上げる。
(まさか、こんなに早く注文してきてくれるとは)
朝一番に入った注文は、昨晩会ったガイウルフからだった。
領主の屋敷ほどまでではないが、やはり大きな邸宅で正義は否が応でも緊張してしまう。
すぐに扉は開かれた。
出迎えてくれたのはガイウルフ本人。
明るい場所で見る狼の頭は、より迫力があるように思えた。
「やあ、待っていたよ」
「早速ありがとうございます。こちらがご注文のハンバーグ弁当です」
「おお、これは確かに温かい。この容器といい実に画期的だ」
喜んで受け取るガイウルフ。
やはり見た目が違うだけで、仕草や感情面は人間となんら変わりはない。
「ところでこの店は予約はやっているのだろうか?」
「はい。承ってますよ」
「ふむ……」
そこで何か思案するガイウルフだったが、やがてほどなく。
「少しだけ時間を頂きたいのだが、大丈夫かね? 予約に関してのことなのだが」
「あ、はい。長時間でなければ。今の時間はまだ暇なので」
「良かった。開店直後に連絡した意味があったよ。ただ内容的に外で話すのは少し気が引ける。中でもいいだろうか」
正義は首を縦に振る。
仮に急に忙しくなったとしても、カルディナから連絡が入るだろう。
それに店を出る前にカルディナはララーに連絡を取っていたので、いざとなったら彼女が何とかしてくれるはずだ。
――という期待を抱きつつ、正義はガイウルフの屋敷の中に入っていくのだった。
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