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Episode8. 記憶と珈琲とあなた
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軽快なドアベルの音が鳴り響けば、爽やかな春のような香りと共に君が訪れる。
「いらっしゃいませ、お客様」
それが君と私の合言葉。
まだ青い幼さを残した声は耳心地良く、いつまでも聞いていたかった。
だからー……、
私はいつも君を待っていた。
何度でも、その笑顔がみれると信じて。
♢
その制服姿が目に入ったのは偶然だった。
本日のオススメを書き記した立て看板を店先に出そうとした時、聞こえた小さな声。
「なんで、ふくろう……?」
窓から覗くと、真新しい制服に身を包んだ男子学生が、梟と睨めっこしていた。
そして、首を傾げる幼い仕草にそぐわない寄せられた眉間の皺。
どうやら、ここが何の店か悩んでいるらしい。
けれど、看板を探すような仕草をした後、結局は入る決心がつかなかった様子で、くるりと扉に背を向けた。
なぜか、その後ろ姿に強烈に惹かれたのを今でも覚えている。
(あ、行ってしまう……)
そう思った時には、私は動き出していた。
軽やかなドアベルが鳴り響く。
勢い良く扉を開けば、驚いたように振り返る瞳と目が合った。
「いらっしゃいませ、お客様」
陽の光を映した瞳が揺れる。
ぽかんと開かれた唇が少し間抜けなのがおかしくて、クスリと笑ってしまったのはご愛嬌だ。
「よかったら珈琲でも如何ですか?」
それが、私と君との出会いだった。
♢♢
「覚えているよ。懐かしいなぁ……」
乾いた布巾でグラスを磨きながら、カウンターの向こうに座る彼に言った。
「あの時の君、絶対サボりだったでしょう。この不良め」
「白昼堂々、制服着てる男を勧誘する方もどうかと思いますけどね」
「大学は単位があるから、サボっちゃ駄目だよ」
「誰かさんに唆されなきゃ、ちゃんと行きますよーだ」
そう軽口を叩けば、あの日の幼さが抜けた君が、少し拗ねた様子で目の前に置かれたクリームソーダを一口飲む。
溶け出したバニラアイスの甘さに、嬉しそうに微笑む姿に和んでしまう。
「ですよね、マスター!」
君がそう言って振り返ると、窓際の席で珈琲片手に新聞を読んで休憩していた祖父が顔を上げた。
「全くだ。ここを不良の溜まり場にしたら承知せんぞ、小童どもめ」
老眼鏡の奥で、気難しそうな目が細められる。
けれども、君は楽しげに笑った。
その笑顔が、どれだけ私達を照らしているのか、君は知っているのだろうか。
「だからっ!僕は不良じゃないですってば。あの日は、たまたま……」
「気分が乗らなかっただけでしょう?」
「その言い訳は何度も聞いたわい」
「だーかーらー!」
サイフォンから立ち昇る湯気の中で、ここは賑やかな声に満たされている。
余命わずかの祖父。
見送る決心のつかない私。
そして、すっかり常連客となった君。
「もうサボりませんけど、ずっとここに通いますからね!」
その宣言を聞いてしまえば、祖父も私も声を上げて笑うしかなかった。
影が差し込んでいたこの空間に、君という陽だまりが馴染んでゆく。
私は、ずっとこの空間にいたかった。
ずっといてほしいと、願っていたんだ。
♢♢♢
日々の終わりは、突然だった。
体に纏わりつくような梅雨の空気がようやく過ぎ去り、久しぶりに晴れたある朝。
「店を閉めることになったんだ」
電話の向こうから聞こえたのは、悲しみに震えた声だった。
窓際の席に腰掛けていると、扉から飛び込んできたのは息を切らせた君だった。
その姿は見慣れたものではなく、もう制服なんて着ていない。
その事実が、より一層時間の流れを感じさせて、途方もなく私の胸を締め付けた。
「なんで……、いつ……?」
混乱した君が、静かに問う。
額に伝う汗もそのままに、肩で息をする君に私は言った。
「もう、ずっと。長くはないと、医師から宣告はされてたんだ」
「どうしてっ、もっと早く……!」
「言うなって、止められてたんだよ。せっかく新生活が始まったばかりの君に、湿っぽい話は似合わないってさ」
「だからって、……っ!」
祖父を抱える手に力がこもる。
言葉を飲み込んだ君は、ただ悲しそうに遺骨箱を見つめていた。
沈黙が訪れる。
けれど、耐えきれず口を開いたのは、私の方だった。
「ここには思い出が多すぎるんだ。一人では、抱えられない……」
俯く横顔に、何かが触れる。
遺骨ごと私を抱き寄せたのは、君の手だった。
「僕も、一緒に抱えます」
その言葉に、息を呑む。
けれど私は、優しい彼を拒むことなどできなかった。
♢♢♢♢
それから私達は、二人で協力してマスターを弔い、店の開店準備を進めた。
私一人で店の切り盛りをするにはまだ厳しいと言い訳して、夜な夜な二人で祖父が残したノートと向き合って試作を繰り返した。
時には、珈琲を飲みすぎて眠れなくなった君と語り合った夜もあった。
時には、豆の種類が覚えられるようにと単語帳をプレゼントしてくれた君と徹夜した夜もあった。
時には、私の淋しさを癒すように抱きしめてくれた君に救われた夜もあった。
泣いて、笑って、また泣いて……
それでも笑って、二人でいた。
サイフォンの湯気が立ち昇る。
店の中が、少しずつ君の陽だまりのような声で満たされてゆく。
そして、ある日。
私は、たまらずに告げた。
「君が、好きだよ」
君の優しさにつけ込んだ、酷い告白。
けれども、やはり君は、笑って私を受け入れてくれたのだった。
♢♢♢♢♢
私達が初めて結ばれたのは、店の二階にある私室だった。
軋むベッドの上で、その額に、その頬に幾度となく触れた。
君が、この幻想から醒めてしまわないように。
「好き、好きだよ。大好きだ」
天窓から差し込む月明かりから君を隠しながら、私は何度も君に愛を囁いた。
君の美しい同情心が、私への恋心に塗り変わればいいと浅ましい願いを込めて。
何度も、何度も。
私に縋るように喘ぐ声が、心地よい。
絡めた指先が、全身を焦がしてゆく。
君の体温に抱き込まれる程に、たまらずにその体を強く強く掻き抱いた。
気怠さが未だ残る中、繋がったままだったお互いの手を月に掲げて呟いた。
「君に出会えてよかった」
肩に頭を預けて寝ている無防備な君が、どうしようもなく愛おしい。
"僕もです。"
そう答えくれたら、どんなに幸福か。
(明日君が目覚めたら、もう一度気持ちを確認しよう)
狡い大人に、君が捕まらないように。
でも、腕の中で眠る君に決心なんて簡単に揺らいで……
朝日が差し込む中、私は小さなメモと共に最後の悪あがきをした。
【朝食を買ってくる。
ゆっくり休んで。大好きだよ】
君の夢が、醒めてしまう恐怖に震える。
交差点の信号待ちで、思わず空を見上げた。
「君も、私を好きになれば良いのに……」
浅はかな願いが、口から零れる。
代わりに訪れたのは、恐れていた明日が永遠に訪れなくなった瞬間だった。
♢♢♢♢♢♢
珈琲の臭いなんてここではしない。
消毒液の香りしかしない白い空間の中で、遠くに君の声が聞こえた気がした。
「ねぇ、起きて下さいよ……」
(無理だよ。どうしようもなく、眠いんだ)
指先すら動かせぬまま、微睡む思考が暗闇へと落ちてゆく。
私が、もっと魅力的だったら?
私が、もっと好きと伝えられていたら?
そうしたら、同情なんかではなく、君はきっと素直に私を"好き"だと言ってくれただろう。
後悔しても、もう遅い。
だって、君の声がこんなにも遠いのだから。
「早く、早く、起きて。でないと……」
乾いた唇に、何かが触れた。
頬に伝ったのは、私の涙だろうか。
「僕が……、開店しちゃいますよ?」
(そうかー……)
私は、思わずクスリと笑いたくなる。
(それはきっと、素敵な店になるだろう)
♢♢♢♢♢♢♢
「いらっしゃいませ」
軽快なドアベルが音を奏でれば、その数だけ様々な物語が訪れます。
今宵の物語は、これにて閉話と致しましょう。さようなら、愛しいお客様。
次なる物語が、完結するその日まで。
♢♢♢♢♢♢♢
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Episode.9『恋と珈琲とあなた』
「いらっしゃいませ、お客様」
それが君と私の合言葉。
まだ青い幼さを残した声は耳心地良く、いつまでも聞いていたかった。
だからー……、
私はいつも君を待っていた。
何度でも、その笑顔がみれると信じて。
♢
その制服姿が目に入ったのは偶然だった。
本日のオススメを書き記した立て看板を店先に出そうとした時、聞こえた小さな声。
「なんで、ふくろう……?」
窓から覗くと、真新しい制服に身を包んだ男子学生が、梟と睨めっこしていた。
そして、首を傾げる幼い仕草にそぐわない寄せられた眉間の皺。
どうやら、ここが何の店か悩んでいるらしい。
けれど、看板を探すような仕草をした後、結局は入る決心がつかなかった様子で、くるりと扉に背を向けた。
なぜか、その後ろ姿に強烈に惹かれたのを今でも覚えている。
(あ、行ってしまう……)
そう思った時には、私は動き出していた。
軽やかなドアベルが鳴り響く。
勢い良く扉を開けば、驚いたように振り返る瞳と目が合った。
「いらっしゃいませ、お客様」
陽の光を映した瞳が揺れる。
ぽかんと開かれた唇が少し間抜けなのがおかしくて、クスリと笑ってしまったのはご愛嬌だ。
「よかったら珈琲でも如何ですか?」
それが、私と君との出会いだった。
♢♢
「覚えているよ。懐かしいなぁ……」
乾いた布巾でグラスを磨きながら、カウンターの向こうに座る彼に言った。
「あの時の君、絶対サボりだったでしょう。この不良め」
「白昼堂々、制服着てる男を勧誘する方もどうかと思いますけどね」
「大学は単位があるから、サボっちゃ駄目だよ」
「誰かさんに唆されなきゃ、ちゃんと行きますよーだ」
そう軽口を叩けば、あの日の幼さが抜けた君が、少し拗ねた様子で目の前に置かれたクリームソーダを一口飲む。
溶け出したバニラアイスの甘さに、嬉しそうに微笑む姿に和んでしまう。
「ですよね、マスター!」
君がそう言って振り返ると、窓際の席で珈琲片手に新聞を読んで休憩していた祖父が顔を上げた。
「全くだ。ここを不良の溜まり場にしたら承知せんぞ、小童どもめ」
老眼鏡の奥で、気難しそうな目が細められる。
けれども、君は楽しげに笑った。
その笑顔が、どれだけ私達を照らしているのか、君は知っているのだろうか。
「だからっ!僕は不良じゃないですってば。あの日は、たまたま……」
「気分が乗らなかっただけでしょう?」
「その言い訳は何度も聞いたわい」
「だーかーらー!」
サイフォンから立ち昇る湯気の中で、ここは賑やかな声に満たされている。
余命わずかの祖父。
見送る決心のつかない私。
そして、すっかり常連客となった君。
「もうサボりませんけど、ずっとここに通いますからね!」
その宣言を聞いてしまえば、祖父も私も声を上げて笑うしかなかった。
影が差し込んでいたこの空間に、君という陽だまりが馴染んでゆく。
私は、ずっとこの空間にいたかった。
ずっといてほしいと、願っていたんだ。
♢♢♢
日々の終わりは、突然だった。
体に纏わりつくような梅雨の空気がようやく過ぎ去り、久しぶりに晴れたある朝。
「店を閉めることになったんだ」
電話の向こうから聞こえたのは、悲しみに震えた声だった。
窓際の席に腰掛けていると、扉から飛び込んできたのは息を切らせた君だった。
その姿は見慣れたものではなく、もう制服なんて着ていない。
その事実が、より一層時間の流れを感じさせて、途方もなく私の胸を締め付けた。
「なんで……、いつ……?」
混乱した君が、静かに問う。
額に伝う汗もそのままに、肩で息をする君に私は言った。
「もう、ずっと。長くはないと、医師から宣告はされてたんだ」
「どうしてっ、もっと早く……!」
「言うなって、止められてたんだよ。せっかく新生活が始まったばかりの君に、湿っぽい話は似合わないってさ」
「だからって、……っ!」
祖父を抱える手に力がこもる。
言葉を飲み込んだ君は、ただ悲しそうに遺骨箱を見つめていた。
沈黙が訪れる。
けれど、耐えきれず口を開いたのは、私の方だった。
「ここには思い出が多すぎるんだ。一人では、抱えられない……」
俯く横顔に、何かが触れる。
遺骨ごと私を抱き寄せたのは、君の手だった。
「僕も、一緒に抱えます」
その言葉に、息を呑む。
けれど私は、優しい彼を拒むことなどできなかった。
♢♢♢♢
それから私達は、二人で協力してマスターを弔い、店の開店準備を進めた。
私一人で店の切り盛りをするにはまだ厳しいと言い訳して、夜な夜な二人で祖父が残したノートと向き合って試作を繰り返した。
時には、珈琲を飲みすぎて眠れなくなった君と語り合った夜もあった。
時には、豆の種類が覚えられるようにと単語帳をプレゼントしてくれた君と徹夜した夜もあった。
時には、私の淋しさを癒すように抱きしめてくれた君に救われた夜もあった。
泣いて、笑って、また泣いて……
それでも笑って、二人でいた。
サイフォンの湯気が立ち昇る。
店の中が、少しずつ君の陽だまりのような声で満たされてゆく。
そして、ある日。
私は、たまらずに告げた。
「君が、好きだよ」
君の優しさにつけ込んだ、酷い告白。
けれども、やはり君は、笑って私を受け入れてくれたのだった。
♢♢♢♢♢
私達が初めて結ばれたのは、店の二階にある私室だった。
軋むベッドの上で、その額に、その頬に幾度となく触れた。
君が、この幻想から醒めてしまわないように。
「好き、好きだよ。大好きだ」
天窓から差し込む月明かりから君を隠しながら、私は何度も君に愛を囁いた。
君の美しい同情心が、私への恋心に塗り変わればいいと浅ましい願いを込めて。
何度も、何度も。
私に縋るように喘ぐ声が、心地よい。
絡めた指先が、全身を焦がしてゆく。
君の体温に抱き込まれる程に、たまらずにその体を強く強く掻き抱いた。
気怠さが未だ残る中、繋がったままだったお互いの手を月に掲げて呟いた。
「君に出会えてよかった」
肩に頭を預けて寝ている無防備な君が、どうしようもなく愛おしい。
"僕もです。"
そう答えくれたら、どんなに幸福か。
(明日君が目覚めたら、もう一度気持ちを確認しよう)
狡い大人に、君が捕まらないように。
でも、腕の中で眠る君に決心なんて簡単に揺らいで……
朝日が差し込む中、私は小さなメモと共に最後の悪あがきをした。
【朝食を買ってくる。
ゆっくり休んで。大好きだよ】
君の夢が、醒めてしまう恐怖に震える。
交差点の信号待ちで、思わず空を見上げた。
「君も、私を好きになれば良いのに……」
浅はかな願いが、口から零れる。
代わりに訪れたのは、恐れていた明日が永遠に訪れなくなった瞬間だった。
♢♢♢♢♢♢
珈琲の臭いなんてここではしない。
消毒液の香りしかしない白い空間の中で、遠くに君の声が聞こえた気がした。
「ねぇ、起きて下さいよ……」
(無理だよ。どうしようもなく、眠いんだ)
指先すら動かせぬまま、微睡む思考が暗闇へと落ちてゆく。
私が、もっと魅力的だったら?
私が、もっと好きと伝えられていたら?
そうしたら、同情なんかではなく、君はきっと素直に私を"好き"だと言ってくれただろう。
後悔しても、もう遅い。
だって、君の声がこんなにも遠いのだから。
「早く、早く、起きて。でないと……」
乾いた唇に、何かが触れた。
頬に伝ったのは、私の涙だろうか。
「僕が……、開店しちゃいますよ?」
(そうかー……)
私は、思わずクスリと笑いたくなる。
(それはきっと、素敵な店になるだろう)
♢♢♢♢♢♢♢
「いらっしゃいませ」
軽快なドアベルが音を奏でれば、その数だけ様々な物語が訪れます。
今宵の物語は、これにて閉話と致しましょう。さようなら、愛しいお客様。
次なる物語が、完結するその日まで。
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Episode.9『恋と珈琲とあなた』
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