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・・『開幕』・・
・・女性艦長達・・7・・
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・・ソファーは昨日のそれよりも高級なものに観える・・ヤンセンさんとザンダーさんに促されて、私とシエナで中央の2席の前に立つ・・私の左隣にリサが立ち、シエナの右隣にハルが立つ・・リサの左側にヤンセンさんとシャロンさんが立ち、ハルの右側にザンダーさんとアレクシアさんが立つ・・そしてアレクシアさんの右側に、ハイラムさんとローズさんが立った・・。
・・女史艦長の皆さんと男性芸能人副長の諸兄は、それぞれペアとなって20席の前に立った・・別に席が決められている風でもないようだ・・アランシス・カーサーが右手を挙げて合図すると、若い男女のスタッフが2名ずつ入って来て全員の胸元にピンマイクを取り付けていく・・それが終わると座るように促されたので座ると、やはり高級ソファーだ・・どこまでも沈み込んで行きそうになるのであまり深くは座れない・・メイクチェックとスタイリストの女性が飛んで来て、最終のチェックと調整をして行った・・。
「・・ライト・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・サウンド・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・カメラ・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・レコード・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・ネットワーク・データストリーム・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・システム・・オールグリーン・・!・・」
・・セカンドディレクターのデザレー・ラベル女史が、最終確認をコールした・・。
・・ファーストディレクターのハイラム・ケラウェイが進み出て、右手を挙げる・・。
「・・それでは皆さん、宜しくお願い致します・・配信開始20秒前です・・少し浅めに腰掛けて頂いて背中を背凭れから離して、上体を直立させるようにお願いします・・はい・・結構です・・それでは・・10秒前です・・宜しければにこやかな笑顔でお願いします・・6・・5・・4・・3・・用意・・(右手人差し指を上げて)・・(キュー)・・」
「・・『トゥーウェイ・データ・ネット・ストリーム・ステーション』のメインサイトにアクセスして頂いている皆さん、こんにちは・!・弊社マスター・ディレクターのアランシス・カーサーです・・本日も昨日に引き続き、特別プログラムを生配信でお届け致します・・昨日は『サバイバル・スペースバトルシップ』開幕前夜祭の第一弾と言う事で10人の男性艦長の皆さんにお集まり頂きましたが、本日はその第2弾と銘打ちまして10人の女性艦長の皆さんと10人の男性芸能人副長の皆さんにもお集まり頂きました・・・昨日の特別生配信をご覧になられていた皆さんは充分にご承知の事と思いますが、昨日の特別配信に於いて【『ディファイアント』共闘同盟】が11隻で成立致しました・・・この情勢の急展開を受けて昨日、弊社の番組制作部に1部の女性艦長の方々からアドル・エルク艦長を本日の特別生配信に於けるオブザーブ・アドバイザーとして招待して欲しいとの要望が寄せられました・・この要望を受けまして弊社制作部は、アドル・エルク艦長に対しまして本日の生配信に於ける出演の要請を打診しました処、快い諒承を得られました上に、【『ディファイアント』共闘同盟】の幹部艦長の方々のご出演も叶う事となった、と言う次第であります・・本日の特別生配信プログラムに於きましても以前から1程度の構成と進行の流れを考案しておりましたが、情勢の急展開を受けて急遽に刷新致しました・・先ずは今日ここにお集まりの皆様から自己紹介を頂きます・・その自己紹介の流れの中で、女性艦長の皆さんからはご挨拶も頂きましょう・・その後は基本的にインタビューも交えながらのフリートーク・ディスカッションとさせて頂ければと考えておりますが、弊社メインサイトにアクセスされてこの生配信をご覧の皆様には、昨日と同様に積極的なメッセージの送信をお願い致します・・お集りの方々と対話したいと言う要望も受け付けますので、これもメッセージにてお願い致します・・さて・・冒頭のご挨拶が長くなってしまいました・・早速、アドル・エルク艦長から自己紹介を頂きましょう・・どうぞ、宜しくお願い致します・・」
・・昨日に引き続き今日も私から始まる・・それは望む処でもある・・楽しさとワクワクが8割で、やれやれは2割かな・・?・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・『ディファイアント』艦長、アドル・エルクです・・どうぞ宜しくお願いします・・【『ディファイアント』共闘同盟】の主宰でもあります・・今日は要望に従い、お邪魔させて頂きました・・より善い話し合いが出来ればと思っています・・何でもお訊き下さい・・以上です・・」
・・そう言って頭を下げる・・。
・・同時刻・・『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』本社・第1棟・・。
「・・好いですよ・・先輩・・顔色も表情も好い・・落ち着いて、楽しんでますね・・僕の予測が正しければ今日、同盟は完全に完成しますよ・・」
・・と、スコット・グラハム・・。
「・・アドルさんの今日のファッション、誰がコーディネイトしたのかしら・・?・・すごく素敵・・・」
・・と、マーリー・マトリン・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・『ディファイアント』副長、シエナ・ミュラーです・・どうぞ宜しくお願いします・・今日は艦長及び同盟主宰の補佐として参りました・・発展的なお話が出来ればと思います・・以上です・・」
・・そう言って、笑顔のまま会釈する・・。
「・・初めまして・・『ディファイアント』作戦参謀、ハル・ハートリーです・・同じく艦長及び同盟主宰の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
・・背筋を伸ばして、10°でお辞儀した・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・アドル・エルク艦長及び同盟主宰の専任秘書として務めます、リサ・ミルズです・・私は『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』の役員会より選抜され、アドル・エルク艦長及び『ディファイアント』及び【『ディファイアント』共闘同盟】を全面的にサポートする為の全権を委任されまして、こちらに参りました・・どうぞ宜しくお願い致します・・」
・・そう言って30°の角度で美しくお辞儀した・・。
・・ほぼ同時刻・・『エドゥアール・オランピア』ハイスクール・教室『1-B』・・
・・歓声と拍手が静まる中、少し呆然とした様子でアリシア・エルクはモニターを見上げている・・。
(・・何で今日も出てるのよ・・そんな話、少しも聞かされてないんだけど・・)
「・・アリシア・!・アドルさん、今日も呼ばれていてスゴイな・・!・・多分・・同盟は今日で完全に完成するんじゃないかな・・?・・」
・・テレンス・カシオが身体ごとアリシアに向き直って言う・・。
「・・そうだね・・完成すると好いよね・・」
「・・アリシア・!・アドルさん、今日も格好好くて素敵・・!・・あのファッションセンスは、本当に凄いよ・・神ってるね・・!?・・」
・・アデリーン・ジーマの感想と問い掛けに、アリシアは直接応えなかった・・。
(・・あのコーディネート・・多分パパが選んだんじゃないと思うんだよね・・)
「・・初めまして・・『サライニクス・テスタロッツァ』艦長、ハイラム・サングスターです・・宜しくお願いします・・今日はアドル・エルク同盟主宰の補佐として参りました・・忌憚の無い意見交換が出来ればと思っています・・」
「・・初めまして・・同じく『サライニクス・テスタロッツァ』副長、ローズ・クラークです・・ハイラム・サングスター艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・『トルード・レオン』艦長、ヤンセン・パネッティーヤです・・宜しくお願いします・・私もアドル・エルク同盟主宰のサポーターとして来ました・・皆さんに【『ディファイアント』共闘同盟】への参画をお勧め致します・・参画して頂けるのであれば、挙って歓迎させて頂きます・・」
「・・初めまして・・同じく『トルード・レオン』副長、シャロン・ヒューズです・・ヤンセン・パネッティーヤ艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・『フェイトン・アリシューザ』艦長、ザンダー・パスクァールです・・宜しくお願いします・・私もアドル・エルク主宰を擁護し、補佐しサポートする為に来ました・・また皆さんと一緒にのゲーム大会を楽しみ、長く存続し続けたいとも思っています・・同盟への参画をお勧めします・・」
「・・初めまして・・同じく『フェイトン・アリシューザ』副長、アレクシア・ランドールです・・ザンダー・パスクァール艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・はい・・只今、本日オブザーブ・アドバイザーとしておいで頂いております10名の皆様からの、自己紹介とご挨拶を頂きました・・それではこれより、女性艦長の皆様の側に移ります・・どなたからでも結構です・・挙手の上で自己紹介とご挨拶をお願い致します・・」
「・・はい・・」
・・声と共に右手を挙げたのは、クリーム・ライトピンクのタイト・スーツを着た、ミディ・ブラウンでセミ・ショートボブの女性・・。
「・・どうぞ・・」
・・アランシス・カーサーが右手で促す・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・私はエイミー・カールソン・・『サンダー・ハルヴァード』の艦長です・・今日は私達の要望を容れて頂き、昨日に引き続いて生配信に出演して頂けた事に対して、心から感謝します・・今はご挨拶と自己紹介だけと言う事ですので・・詳しいお話はまた後で申し上げますが・・昨日のアドル・エルク艦長のお話には、大変に強い衝撃を受けました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・同じく『サンダー・ハルヴァード』で副長を務めます、マチアス・グラナックです・・宜しくお願いします・・」
・・次に右手を挙げたのは、ライト・グリーンのミディアム・レイヤーボブを、ヘアバンドで後ろに垂らし、赤いシャツの上に水色のジャケットを羽織った、白いパンツルックの女性・・。
「・・はい・・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・ジーン・ヴィダルと言います・・『ロード・ガラン』の艦長です・・今日はわざわざおいで頂きまして、どうもありがとうございます・・私も、このゲーム大会には長く参加し続けていたいと思いますので・・アドル・エルク艦長が提唱された、共闘同盟のお話には興味があります・・どうぞ、宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・同じく『ロード・ガラン』の副長として、ジーン・ヴィダル艦長を補佐しております、リンデン・アーミセンと申します・・どうぞ宜しくお願いします・・私も昨日の配信での、アドル・エルク艦長のお話しには感銘を受けました・・今日はお会い出来て嬉しいです・・お話し出来るのが楽しみです・・」
・・次に挙手したのは、カーマイン・レッドとライト・ブルーパープルの髪色が混在している、ミディアム・スパイラル・ドレッドヘアのアスリート・・今日のファッションは、白のインナーブラウスにダブルクロスのモカ・ノーカラージャケットを羽織り、同じ色のパンツルックでまとめている・・。
「・・初めまして、アマンダ・アーズマです・・『ロード・ヴィンセンス』の艦長をやります・・アドル・エルク艦長のお話しは、昨日の配信でも伺いましたが・・私自身、もう一度確認したい点もありましたので・・今日は昨日に続いて来て頂きまして、ありがとうございます・・宜しくお願いします・・」
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・シャリフ・アドラーです・・『ロード・ヴィンセンス』の副長として、アマンダ・アーズマ艦長を補佐します・・今日は同盟首脳の方々をお招き出来て、嬉しいです・・宜しくお願いします・・」
・・シャリフ・アドラー副長か・・30才前にしては弁が立つな・・もしかしたら、スコットと同じタイプかも知れない・・。
・・次に挙手したのは、如何にもなキャリアウーマン・・髪はミディアム・ライトブラウンの、ミディアム・ライト・フラッフィーボブ・・ホワイトパールのノースリーブギャザー・Vネックシャツに、ロゼ・ピンクのレディース・テーラード・ジャケットを絡い、ライト・ワインレッドのレディース・ビジネスパンツをごく自然に履き熟している・・。
「・・はい・・こんにちは、皆さん・・初めまして・・アシュリー・アードランドです・・『カレドン・カサンドラ』の艦長に就任しました・・【『ディファイアント』共闘同盟】の主だった皆さんを、今日お迎えする事が出来て光栄です・・おいで頂きまして、ありがとうございます・・特にアドル・エルク艦長には、お会いしたいと思っておりました・・興味深いお話しが聴けるものと、期待しております・・どうぞ、宜しくお願いします・・」
「・・こんにちは、皆さん・・初めまして・・コンラート・アキンです・・『カレドン・カサンドラ』の副長として、アシュリー・アードランド艦長を補佐しております・・今日は、同盟首脳の皆さんにお会い出来て、光栄です・・昨日のアドル・エルク艦長のお話しには、感銘を受けました・・改めてよくお話を伺いたいです・・宜しくお願いします・・」
・・次に右手を挙げたのは、ソレル・ブラウンのロングヘアをポニーテールにまとめた女性・・水色とレモンイエローでファッショナブルに色分けされた、オールインワン・サロペット・レディース・ジャンプスーツを着こなしている・・。
「・・【『ディファイアント』共闘同盟】からお越し頂きました皆さん、こんにちは・・初めまして・・おいで頂きまして、ありがとうございます・・マヤ・アンジェロウと言います・・こんな、作業服のような格好で失礼致します・・『ヴィンセント・ガラン』の艦長をやっています・・皆さんにお会い出来て、大変に嬉しいですし光栄にも思います・・艦長としてのアドル・エルクさんには勿論、同盟の主宰としてのアドル・エルクさんにも興味はありますが・・私はエンジニアとしてのアドル・エルクさんに、1番興味があります・・今日は宜しくお願いします・・」
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・今日はこちらの要請を容れて、連日でありますのにおいで頂き、ありがとうございます・・同盟首脳の皆さんにお会い出来て嬉しいです・・『ヴィンセント・ガラン』の副長として、マヤ・アンジェロウ艦長を補佐しております・・ニック・ペイントンと申します・・38才ですので、アドル・エルク艦長と同年ですが、立場は弁えます・・宜しくお願い致します・・」
・・同時刻・・『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』・本社第1棟・社長執務室・・
「・・どうやら・・好い感じでの流れと言うか・・好意的な展開になってきているようだね・・?・・」
・・と、トーマス・クライトン社長・・。
「・・そうですわね・・アドルさん・・まだ何も話していないのに、ここまで持って来れているのは・・すごいとしか言えませんわね・・」
・・と、グレイス・カーライル副社長・・。
「・・君も行きたかっただろうね・・?・・」
「・・行きたかったですけど・・やはり、同盟側が5隻になるのは多いですからね・・要らない威圧感を与えてしまいます・・」
「・・おそらく同盟は・・今日完成するだろう・・何のかんのと言ってもね・・そうなれば仕事が倍以上に増える・・アドル艦長の身体が心配だよ・・予定を繰り上げて前倒ししてでも、彼の社宅にアイソレーション・タンクベッドを設置するべきだろうかな・・?・・」
「・・そうですわね・・」
・・女史艦長の皆さんと男性芸能人副長の諸兄は、それぞれペアとなって20席の前に立った・・別に席が決められている風でもないようだ・・アランシス・カーサーが右手を挙げて合図すると、若い男女のスタッフが2名ずつ入って来て全員の胸元にピンマイクを取り付けていく・・それが終わると座るように促されたので座ると、やはり高級ソファーだ・・どこまでも沈み込んで行きそうになるのであまり深くは座れない・・メイクチェックとスタイリストの女性が飛んで来て、最終のチェックと調整をして行った・・。
「・・ライト・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・サウンド・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・カメラ・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・レコード・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・ネットワーク・データストリーム・・!?・・」 「・・OK・・!・・」
「・・システム・・オールグリーン・・!・・」
・・セカンドディレクターのデザレー・ラベル女史が、最終確認をコールした・・。
・・ファーストディレクターのハイラム・ケラウェイが進み出て、右手を挙げる・・。
「・・それでは皆さん、宜しくお願い致します・・配信開始20秒前です・・少し浅めに腰掛けて頂いて背中を背凭れから離して、上体を直立させるようにお願いします・・はい・・結構です・・それでは・・10秒前です・・宜しければにこやかな笑顔でお願いします・・6・・5・・4・・3・・用意・・(右手人差し指を上げて)・・(キュー)・・」
「・・『トゥーウェイ・データ・ネット・ストリーム・ステーション』のメインサイトにアクセスして頂いている皆さん、こんにちは・!・弊社マスター・ディレクターのアランシス・カーサーです・・本日も昨日に引き続き、特別プログラムを生配信でお届け致します・・昨日は『サバイバル・スペースバトルシップ』開幕前夜祭の第一弾と言う事で10人の男性艦長の皆さんにお集まり頂きましたが、本日はその第2弾と銘打ちまして10人の女性艦長の皆さんと10人の男性芸能人副長の皆さんにもお集まり頂きました・・・昨日の特別生配信をご覧になられていた皆さんは充分にご承知の事と思いますが、昨日の特別配信に於いて【『ディファイアント』共闘同盟】が11隻で成立致しました・・・この情勢の急展開を受けて昨日、弊社の番組制作部に1部の女性艦長の方々からアドル・エルク艦長を本日の特別生配信に於けるオブザーブ・アドバイザーとして招待して欲しいとの要望が寄せられました・・この要望を受けまして弊社制作部は、アドル・エルク艦長に対しまして本日の生配信に於ける出演の要請を打診しました処、快い諒承を得られました上に、【『ディファイアント』共闘同盟】の幹部艦長の方々のご出演も叶う事となった、と言う次第であります・・本日の特別生配信プログラムに於きましても以前から1程度の構成と進行の流れを考案しておりましたが、情勢の急展開を受けて急遽に刷新致しました・・先ずは今日ここにお集まりの皆様から自己紹介を頂きます・・その自己紹介の流れの中で、女性艦長の皆さんからはご挨拶も頂きましょう・・その後は基本的にインタビューも交えながらのフリートーク・ディスカッションとさせて頂ければと考えておりますが、弊社メインサイトにアクセスされてこの生配信をご覧の皆様には、昨日と同様に積極的なメッセージの送信をお願い致します・・お集りの方々と対話したいと言う要望も受け付けますので、これもメッセージにてお願い致します・・さて・・冒頭のご挨拶が長くなってしまいました・・早速、アドル・エルク艦長から自己紹介を頂きましょう・・どうぞ、宜しくお願い致します・・」
・・昨日に引き続き今日も私から始まる・・それは望む処でもある・・楽しさとワクワクが8割で、やれやれは2割かな・・?・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・『ディファイアント』艦長、アドル・エルクです・・どうぞ宜しくお願いします・・【『ディファイアント』共闘同盟】の主宰でもあります・・今日は要望に従い、お邪魔させて頂きました・・より善い話し合いが出来ればと思っています・・何でもお訊き下さい・・以上です・・」
・・そう言って頭を下げる・・。
・・同時刻・・『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』本社・第1棟・・。
「・・好いですよ・・先輩・・顔色も表情も好い・・落ち着いて、楽しんでますね・・僕の予測が正しければ今日、同盟は完全に完成しますよ・・」
・・と、スコット・グラハム・・。
「・・アドルさんの今日のファッション、誰がコーディネイトしたのかしら・・?・・すごく素敵・・・」
・・と、マーリー・マトリン・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・『ディファイアント』副長、シエナ・ミュラーです・・どうぞ宜しくお願いします・・今日は艦長及び同盟主宰の補佐として参りました・・発展的なお話が出来ればと思います・・以上です・・」
・・そう言って、笑顔のまま会釈する・・。
「・・初めまして・・『ディファイアント』作戦参謀、ハル・ハートリーです・・同じく艦長及び同盟主宰の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
・・背筋を伸ばして、10°でお辞儀した・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・アドル・エルク艦長及び同盟主宰の専任秘書として務めます、リサ・ミルズです・・私は『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』の役員会より選抜され、アドル・エルク艦長及び『ディファイアント』及び【『ディファイアント』共闘同盟】を全面的にサポートする為の全権を委任されまして、こちらに参りました・・どうぞ宜しくお願い致します・・」
・・そう言って30°の角度で美しくお辞儀した・・。
・・ほぼ同時刻・・『エドゥアール・オランピア』ハイスクール・教室『1-B』・・
・・歓声と拍手が静まる中、少し呆然とした様子でアリシア・エルクはモニターを見上げている・・。
(・・何で今日も出てるのよ・・そんな話、少しも聞かされてないんだけど・・)
「・・アリシア・!・アドルさん、今日も呼ばれていてスゴイな・・!・・多分・・同盟は今日で完全に完成するんじゃないかな・・?・・」
・・テレンス・カシオが身体ごとアリシアに向き直って言う・・。
「・・そうだね・・完成すると好いよね・・」
「・・アリシア・!・アドルさん、今日も格好好くて素敵・・!・・あのファッションセンスは、本当に凄いよ・・神ってるね・・!?・・」
・・アデリーン・ジーマの感想と問い掛けに、アリシアは直接応えなかった・・。
(・・あのコーディネート・・多分パパが選んだんじゃないと思うんだよね・・)
「・・初めまして・・『サライニクス・テスタロッツァ』艦長、ハイラム・サングスターです・・宜しくお願いします・・今日はアドル・エルク同盟主宰の補佐として参りました・・忌憚の無い意見交換が出来ればと思っています・・」
「・・初めまして・・同じく『サライニクス・テスタロッツァ』副長、ローズ・クラークです・・ハイラム・サングスター艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・『トルード・レオン』艦長、ヤンセン・パネッティーヤです・・宜しくお願いします・・私もアドル・エルク同盟主宰のサポーターとして来ました・・皆さんに【『ディファイアント』共闘同盟】への参画をお勧め致します・・参画して頂けるのであれば、挙って歓迎させて頂きます・・」
「・・初めまして・・同じく『トルード・レオン』副長、シャロン・ヒューズです・・ヤンセン・パネッティーヤ艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・『フェイトン・アリシューザ』艦長、ザンダー・パスクァールです・・宜しくお願いします・・私もアドル・エルク主宰を擁護し、補佐しサポートする為に来ました・・また皆さんと一緒にのゲーム大会を楽しみ、長く存続し続けたいとも思っています・・同盟への参画をお勧めします・・」
「・・初めまして・・同じく『フェイトン・アリシューザ』副長、アレクシア・ランドールです・・ザンダー・パスクァール艦長の補佐として参りました・・宜しくお願いします・・」
「・・はい・・只今、本日オブザーブ・アドバイザーとしておいで頂いております10名の皆様からの、自己紹介とご挨拶を頂きました・・それではこれより、女性艦長の皆様の側に移ります・・どなたからでも結構です・・挙手の上で自己紹介とご挨拶をお願い致します・・」
「・・はい・・」
・・声と共に右手を挙げたのは、クリーム・ライトピンクのタイト・スーツを着た、ミディ・ブラウンでセミ・ショートボブの女性・・。
「・・どうぞ・・」
・・アランシス・カーサーが右手で促す・・。
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・私はエイミー・カールソン・・『サンダー・ハルヴァード』の艦長です・・今日は私達の要望を容れて頂き、昨日に引き続いて生配信に出演して頂けた事に対して、心から感謝します・・今はご挨拶と自己紹介だけと言う事ですので・・詳しいお話はまた後で申し上げますが・・昨日のアドル・エルク艦長のお話には、大変に強い衝撃を受けました・・宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・同じく『サンダー・ハルヴァード』で副長を務めます、マチアス・グラナックです・・宜しくお願いします・・」
・・次に右手を挙げたのは、ライト・グリーンのミディアム・レイヤーボブを、ヘアバンドで後ろに垂らし、赤いシャツの上に水色のジャケットを羽織った、白いパンツルックの女性・・。
「・・はい・・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・ジーン・ヴィダルと言います・・『ロード・ガラン』の艦長です・・今日はわざわざおいで頂きまして、どうもありがとうございます・・私も、このゲーム大会には長く参加し続けていたいと思いますので・・アドル・エルク艦長が提唱された、共闘同盟のお話には興味があります・・どうぞ、宜しくお願いします・・」
「・・初めまして・・同じく『ロード・ガラン』の副長として、ジーン・ヴィダル艦長を補佐しております、リンデン・アーミセンと申します・・どうぞ宜しくお願いします・・私も昨日の配信での、アドル・エルク艦長のお話しには感銘を受けました・・今日はお会い出来て嬉しいです・・お話し出来るのが楽しみです・・」
・・次に挙手したのは、カーマイン・レッドとライト・ブルーパープルの髪色が混在している、ミディアム・スパイラル・ドレッドヘアのアスリート・・今日のファッションは、白のインナーブラウスにダブルクロスのモカ・ノーカラージャケットを羽織り、同じ色のパンツルックでまとめている・・。
「・・初めまして、アマンダ・アーズマです・・『ロード・ヴィンセンス』の艦長をやります・・アドル・エルク艦長のお話しは、昨日の配信でも伺いましたが・・私自身、もう一度確認したい点もありましたので・・今日は昨日に続いて来て頂きまして、ありがとうございます・・宜しくお願いします・・」
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・シャリフ・アドラーです・・『ロード・ヴィンセンス』の副長として、アマンダ・アーズマ艦長を補佐します・・今日は同盟首脳の方々をお招き出来て、嬉しいです・・宜しくお願いします・・」
・・シャリフ・アドラー副長か・・30才前にしては弁が立つな・・もしかしたら、スコットと同じタイプかも知れない・・。
・・次に挙手したのは、如何にもなキャリアウーマン・・髪はミディアム・ライトブラウンの、ミディアム・ライト・フラッフィーボブ・・ホワイトパールのノースリーブギャザー・Vネックシャツに、ロゼ・ピンクのレディース・テーラード・ジャケットを絡い、ライト・ワインレッドのレディース・ビジネスパンツをごく自然に履き熟している・・。
「・・はい・・こんにちは、皆さん・・初めまして・・アシュリー・アードランドです・・『カレドン・カサンドラ』の艦長に就任しました・・【『ディファイアント』共闘同盟】の主だった皆さんを、今日お迎えする事が出来て光栄です・・おいで頂きまして、ありがとうございます・・特にアドル・エルク艦長には、お会いしたいと思っておりました・・興味深いお話しが聴けるものと、期待しております・・どうぞ、宜しくお願いします・・」
「・・こんにちは、皆さん・・初めまして・・コンラート・アキンです・・『カレドン・カサンドラ』の副長として、アシュリー・アードランド艦長を補佐しております・・今日は、同盟首脳の皆さんにお会い出来て、光栄です・・昨日のアドル・エルク艦長のお話しには、感銘を受けました・・改めてよくお話を伺いたいです・・宜しくお願いします・・」
・・次に右手を挙げたのは、ソレル・ブラウンのロングヘアをポニーテールにまとめた女性・・水色とレモンイエローでファッショナブルに色分けされた、オールインワン・サロペット・レディース・ジャンプスーツを着こなしている・・。
「・・【『ディファイアント』共闘同盟】からお越し頂きました皆さん、こんにちは・・初めまして・・おいで頂きまして、ありがとうございます・・マヤ・アンジェロウと言います・・こんな、作業服のような格好で失礼致します・・『ヴィンセント・ガラン』の艦長をやっています・・皆さんにお会い出来て、大変に嬉しいですし光栄にも思います・・艦長としてのアドル・エルクさんには勿論、同盟の主宰としてのアドル・エルクさんにも興味はありますが・・私はエンジニアとしてのアドル・エルクさんに、1番興味があります・・今日は宜しくお願いします・・」
「・・皆さん、こんにちは・・初めまして・・今日はこちらの要請を容れて、連日でありますのにおいで頂き、ありがとうございます・・同盟首脳の皆さんにお会い出来て嬉しいです・・『ヴィンセント・ガラン』の副長として、マヤ・アンジェロウ艦長を補佐しております・・ニック・ペイントンと申します・・38才ですので、アドル・エルク艦長と同年ですが、立場は弁えます・・宜しくお願い致します・・」
・・同時刻・・『インターナショナル・クライトン・エンタープライズ』・本社第1棟・社長執務室・・
「・・どうやら・・好い感じでの流れと言うか・・好意的な展開になってきているようだね・・?・・」
・・と、トーマス・クライトン社長・・。
「・・そうですわね・・アドルさん・・まだ何も話していないのに、ここまで持って来れているのは・・すごいとしか言えませんわね・・」
・・と、グレイス・カーライル副社長・・。
「・・君も行きたかっただろうね・・?・・」
「・・行きたかったですけど・・やはり、同盟側が5隻になるのは多いですからね・・要らない威圧感を与えてしまいます・・」
「・・おそらく同盟は・・今日完成するだろう・・何のかんのと言ってもね・・そうなれば仕事が倍以上に増える・・アドル艦長の身体が心配だよ・・予定を繰り上げて前倒ししてでも、彼の社宅にアイソレーション・タンクベッドを設置するべきだろうかな・・?・・」
「・・そうですわね・・」
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【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
鉄錆の女王機兵
荻原数馬
SF
戦車と一体化した四肢無き女王と、荒野に生きる鉄騎士の物語。
荒廃した世界。
暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。
恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。
ミュータントに攫われた少女は
闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ
絶望の中で食われ死ぬ定めにあった。
奇跡か、あるいはさらなる絶望の罠か。
死に場所を求めた男によって助け出されたが
美しき四肢は無残に食いちぎられた後である。
慈悲無き世界で二人に迫る、甘美なる死の誘惑。
その先に求めた生、災厄の箱に残ったものは
戦車と一体化し、戦い続ける宿命。
愛だけが、か細い未来を照らし出す。
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