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・・『開幕』・・
・・インタビューと対談と・・11・・
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「・・分かりました・・どうもありがとうございました・・それでは、アジェイ・ナイデュ艦長・・お願いします・・」
「・・はい・・アジェイ・ナイデュです・・私は今48才でして、子供が2人おります・・1人はカレッジの2回生で、もう1人はハイ・スクールの3年生です・・上の子が長男で、下の子が長女です・・私の妻は3年前に病死しました・・亡くなって1年間ぐらいは落ち込んでいましたが・・子供達の支えや助けや、周りの方々のサポートもありまして今はもう立ち直っています・・まだ子供達と一緒に暮らしていると言う事もあって、生きて行く上での寂しさと言うのはまだあまり感じていません・・ですが子供達が2人とも独立すれば、1人暮らしになりますから寂しさを感じるようにもなるだろうと思います・・ですがもうすぐ五十路に入りますし、ご覧の通りのキャラクターですから若く美しく魅力的な女優さんが私のような男に想いを寄せると言うのは、考えにくいです・・まあ、同盟にも参画させて頂きましたので、長くこのゲームに参加して楽しむ事が出来る可能性も高まっているようです・・そのような中で、もしも想いを寄せられて告白されるような事がありましたら、私も真剣に受け止めて考え始めて告白してくれた方とも真剣に話し合うと思います・・後5年も経てば子供達は2人とも独立しているだろうと思いますので、あまり問題になるような状況も少ないだろうと思います・・取り留めも無くてすみませんが、こんな処です・・すみませんが、私にはレモンティーをお願いします・・」
「・・へえ・・艦長さん達って皆、結構魅力的なんだね・・?・・」
・・と、ハンナ・ウェアー・・。
「・・ハア?!・・何言ってるの、アンタ・・?!・・目移りしなさんなよ、カウンセラー・ハンナ・ウェアー・・!・・大体『ダルモア・エレクトス』のスタッフだって女優だからね・・きっともう、アジェイ艦長に惚れている娘が何人かはいるよ・・」
・・と、シエナ・ミュラーが眼を剥いて言うが・・
「・・そんな事、分かってるわよ・・!・・アタシは只、一般的な感想を言っただけよ・・!・・」
「・・きっと、沢山の女性を率いて行くと言うだけで・・男の人は魅力が増していくのかも知れませんね・・」
・・と、リサ・ミルズがそう言うと、2人とも顔を見合わせてから彼女の顔を観る・・。
「・・リサさんてさ・・時々年下に思えなくなるんだけど・・」
「・・リサさん、会社辞めて女優になるなら、絶対ウチの会社に入ってね・?・きっとだよ・・?・・」
「・・ありがとうございました・・アジェイ・ナイデュ艦長・・それでは、アリミ・バールマン艦長・・宜しくお願いします・・」
・・指名されて彼は先ず、残りのミルクティーを飲み干してカップを置く・・。
「・・はい・・アリミ・バールマンです・・私はもう53才でして、勿論妻子がおります・・子供は3人もうけましたが、既に3人とも独立しました・・妻は一つ年下でして、私と同様に元気でやっております・・見た目の印象でどのように捉えられるか判りませんが結婚以来、浮気も不倫も未経験です・・(笑)・・口がくすぐったいですが妻を愛しておりますし、見た目が少々厳ついですので告白されたにしましても丁重に謝絶申し上げるつもりでおります・・只現在は、恋愛感情とも恋愛関係とも関係の無い秘密プロジェクトを検討しておりまして・・発表できる段階に至りましたら、大々的に発表したいと考えております・・今はこれ以上申し上げられませんが、ご容赦を頂けましたなら幸いに思います・・口幅ったいようで申し訳ありませんが、以上です・・」
「・・ありがとうございました・・アリミ・バールマン艦長・・それでは、アーロン・フォスター艦長・・宜しくお願いします・・」
「・・アーロン・フォスターです・・宜しくお願いします・・私学ハイスクールの教師でして33才なのですが、実は真剣なお付き合いをさせて頂いている方がおりまして、プロポーズは未だなのですが結婚も視野に置いております・・ですので、告白をされましても丁重に謝絶申し上げます・・只、結婚披露宴にはクルー全員を招待しようと考えておりまして、2次会は艦内のバーラウンジにて開催したいとも考えています・・簡単ですが、以上です・・」
「・・アーロン・フォスター艦長・・ありがとうございました・・プロポーズが成功されますように祈念致します・・それでは、ガンナー・ヴァン・ハンプトン艦長・・宜しくお願いします・・」
「・・ガンナー・ヴァン・ハンプトンです・・宜しくお願いします・・34才の自治体職員ですが、交際している女性は存在しておりません・・絶賛彼女募集中です・・ので・・もしも告白されましたらその方に、結婚を前提としたお付き合いをお願いしようと考えています・・簡単ですが、以上です・・」
「・・ありがとうございました・・ガンナー・ヴァン・ハンプトン艦長・・それでは、ザンダー・パスクァール艦長・・宜しくお願いします・・」
・・ザンダー・パスクァール氏は直ぐに口を開かず、飲み干したロシアン・ティーのカップを静かに置いた・・。
「・・ザンダー・パスクァールです・・この質問を受けるのは、これで13回目です・・そして私にとってのこの質問は・・最もくだらなくて意味の無いものです・・ご理解を頂きたいとも思いますが、頂けなくとも特に構いません・・ただ・・もううんざりしていますので、私に対してこの質問への答えを要求するのは、もうこれで本当に最後にして下さい・・本当にお願いします・・私は・・女性にも、女性との交際にも、恋愛にも、恋愛感情にも、結婚にも・・全く興味がありません・・ありませんから告白をされましても、興味が無いから何も応えられないと率直に答えます・・それだけでして・・以上です・・私の事をどのように捉えられても、どの様に思われても結構ですけれども・・この質問をするのは、本当に最後にして下さい・・宜しくお願いします・・以上です・・」
「・・ザンダー・パスクァール艦長・・愚問を強いてしまいました事には、謝罪申し上げます・・そして最後のお答えを下さいました事には、感謝申し上げます・・お気持ちは理解致しましたので、本日のこの番組の中では、もうこのような質問はしないと言う事をお約束させて頂きます・・それでは、ハイラム・サングスター艦長・・最後になりました・・貴方にとってもこの質問は愚問なのであろう事は充分に承知しておりますが、全員からお答えを頂くと言うコンセプトですので・・宜しくお願いします・・」
「・・ハイラム・サングスターです・・ザンダー・パスクァール艦長と同様に、この質問は私にとっても愚問です・・自分が指揮を執る艦のクルーとして自ら選抜してそのポストに就いて貰った人と、恋愛関係になる等は私にとって有り得べからざる事です・・全クルーを前にしてそれを申し渡すような事はありませんし、しませんが・・全員がこの生配信を観ていると思いますので、私の意志と姿勢は伝わっていると思います・・息子2人は既に独立しておりますし、妻には先立たれてもう6年になります・・因って今の私は1人です・・クルーと恋愛関係になるなどは有り得ませんが、これからの私が恋愛をしないかどうかは不分明です・・簡単ですが、以上です・・」
「・・ハイラム・サングスター艦長・・お答えを下さいまして、どうもありがとうございました・・愚問を強いてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした・・さてこの質問に於いては、皆さんからお答えを頂きました・・これよりはフリートークでの対談に移行したいと思います・・話題はご自由に提起して頂いて結構ですので、それを基に対談討論をして頂ければと思います・・それでは、ご自由に発言して下さい・・どうぞ・・!・・」
・・すると私の左隣に座るクマール・パラーナ氏が、水を二口飲んで私に顔を向けた・・。
「・・アドルさん・・下位デッキにある2つのエクササイズ・トレーニング施設を閉めるとして、他の何かに利用できるでしょうか・・?・・」
「・・そうですねえ・・格納庫とか物置きとして利用しても良いんでしょうけれども・・そうだ・・操縦訓練用のシミュレーション・ポッドを発注して、並べて置きましょう・・そうすれば10数人から20数人でも同時に、シャトルの操縦シミュレーション訓練を行う事が出来るようになりますね・・クマールさん、訊いてくれてありがとうございます・・これで場所を無駄に放置しなくても良くなりました・・この後早速、補給支援部長に連絡して発注して貰います・・」
「・・アドルさん・・お礼を言うのは私の方ですよ・・全く貴方の発想は、素晴らしく素敵でそして楽しい・・貴方と一緒にいるだけで、これからゲームに参加できる自分が益々楽しく感じられてきます・・」
「・・いや、でも・・ここで喋っちゃったから、皆に真似されますね・・でもまあ好いか・・取って置きの戦い方を喋った訳じゃないですからね・(笑)・・」
「・・アドルさん・・他に設置したら面白そうな設備のアイデアってありますかね・・?・・」
・・アリミ・バールマン氏だ・・面白がっているような表情で、膝を乗り出させて訊いてくる・・。
「・・そうですねえ・・それじゃ、こんなのはどうでしょう・・?・・閉めた2つのトレーニング・ルームの内の一つは、操縦シミュレーション訓練ルームにするとして・・残りの一つは、植物性生鮮農産物の栽培場としましょうか・・?・・ネヘマイヤさんが経営される農場から、各種野菜の苗や種を購入して栽培すれば何時でも美味しいフレッシュ・グリーンサラダが食べられますよ・・勿論ネヘマイヤさんの農場からは、新鮮な植物性生鮮食材を沢山購入させて頂きますけどね・・?・・」
「・・素晴らしい・・アドルさんの頭は、面白くて楽しいアイデアの宝庫じゃないですか・・私は長年商人として商売をしてきて、それなりに色々なアイデアを出して来た積りでもおりますし、色々な商才にも長けている様々な商売人仲間も観て来ましたが・・貴方ほど素晴らしい、面白くて楽しい発想の才能を持つ人に会ったのは初めてですよ・・商売人としても、アドルさんには脱帽です・・」
「・・私もアドルさんには色々な面で脱帽ですね・・特に商売人としての発想才能で言うなら、3枚は上手だと思っていますよ・・」
「・・いやいや、私から観てアリミさんもネヘマイヤさんも、かなりのやり手ですよ・・私はあるものを面白く、効果的・効率的に使うにはどうするかを考えるのが好きなだけですから・・」
・・ヤンセン・パネッティーヤ氏も、ブランデーティーを飲み干してカップを置くと、私に顔を向ける・・。
「・・アドルさん・・これまでお話を伺っていて私も、貴方の素晴らしい発想才能には敬服の念を強くしているばかりですし、貴方と一緒にゲームに参加できる事が益々楽しくなって来ています・・その様子ですと、まだアイデアがありそうですね・・?・・聞かせて頂けませんか・・?・・」
「・・ありがとうございます、ヤンセンさん・・そして同盟に参画して頂いて、今日の会談にも集まって下さる皆さん・・改めて心から感謝します・・終わったら私が奢りますので、一杯飲りましょう・・そうですね、ヤンセンさん・・あとひとつ思い付いているのは・・上位デッキのエクササイズ・トレーニング施設の中にある、ジャグジー・バスを高圧高濃度炭酸温泉に換装出来れば、全乗員の健康増進に寄与できるな・・と言う考えです・・今回は間に合わないでしょうが・・セカンドシーズン迄には換装させたいですね・・」
・・ハイラム・サングスター氏が、大きく息を吐いて大きく座り直すと、ゆっくりとした拍手を5回する・・。
「・・全く・・アドルさんの素晴らしい才能・・為人・・人柄・・人としての魅力には感服させられます・・私はもっと以前から、アドルさんと知り合えなかった事を悔やんでいますよ・・もっと早くに知り合えていて、その素晴らしい才能にも触れていたなら・・私は貴方をウチの艦隊に参謀長として引き抜いたでしょうね・・艦隊司令は私が必ず説き伏せます・・貴方が参謀長として参加してくれていたら、パイレーツ・シンジケートの壊滅に12年も掛かりはしなかった・・精々5年もあれば出来たでしょうね・・それ程に貴方の才能は素晴らしいのです・・」
「・・いや・・ハイラムさん・・そんなに褒めて頂いて、買って頂いて・・恐縮の限りです・・まあゲームフィールドの中でなら、これくらいは出来るのかも・・いや・!・私は人に支えられて応援して貰って、今ここに座っています・・会社にも会社の仲間にも、『ディファイアント』のクルーにも、ものすごく支えられて手伝って貰って、ここにいます・・支えられていなければ、仕事だけで私は潰れています・・私が1人で出来た事など、幾つもありません・・仲間がいたから私はここまで来れたのです・・」
「・・アドルさん・・貴方を今も支えている、素晴らしいお仲間の方々を引寄せて、無理なく助力を引き出せているのも、貴方の人柄・為人・魅力・才能なのですよ・・それらも含めて貴方の力なのです・・そして貴方はそれに充分感謝している・・感謝しているからこそお仲間の方々も、更なる助力を喜んで集めて下さっている・・本当に素晴らしい姿ですよ・・」
「・・ありがとうございます・・ハイラムさん・・」
「・・配信をご覧の皆さん、私は今深く感動しています・・今日初めて集った10人の男性艦長が短い時間の中でこれ程に深い関係を構築するとは、予想もし得ませんでした・・何故これが出来たのか・・?・・それは偏にアドル・エルク艦長の存在と、彼の持つ魅力・才能・潜在力に因るものであったと言わざるを得ないでしょう・・アドル・エルク艦長が提唱された共闘同盟は、間違いなく結成され既に充全と機能しています・・今後この同盟がどのように動くのかについては、更なる注目を集めるであろう事は必至でありますでしょうし、全く以てそれへの興味が尽きる事は無いでしょう・・」
「・・すみません・・マルセルさん・・そして、皆さん・・」
・・その声と共に右手が挙げられる・・。
「・・はい・・ザンダー・パスクァール艦長・・どうぞ、ご発言下さい・・」
「・・私もこれまで皆さんのお話を伺わせて頂いていて・・感動を禁じ得ません・・特にアドル・エルク艦長の提唱には、心を揺さぶられ続けて来ています・・アドル・エルクさんの素晴らしさは、短時間ですがこの私にも充分に感じ採れています・・アドルさんと一緒にこのゲームに参加すれば、その面白味・楽しみはおそらく3倍増なのであろうとも感じております・・先程は私の我を通させて頂き・・自分と自艦とクルー達の力を試す為に、暫くは単艦にて行動すると言う事を容認して頂きました・・自分と自艦とクルー達の力がどこまで通用するのか試したい気持ちは変わらずに強くありますが・・それと同じにこのゲームを可能な限り、面白く楽しみたいと言う気持ちも強くあるのだと言う事に気付かされましたし、この2つは・・アドルさんと一緒に居ても目指せるし追求できる・・とも分かりました・・先に、我が儘を通した節を曲げるようで・・見苦しいと思われるかも知れませんが・・お許しを頂けるならば、私と『フェイトン・アリシューザ』の同盟への参画を・・容認して頂きたいと希望しております・・」
・・私は静かに席を立つと、彼の前まで歩み寄って右手を差し出す・・彼も立ち上がると、私の右手を右手で握る・・握り合う2つの右手に私は左手も添えた・・。
「・・ようこそ同盟へ・・貴方と『フェイトン・アリシューザ』を歓迎します・・宜しくお願いしますね、ザンダーさん・・?・・」
「・・宜しくお願いします・・ありがとう・・ございます・・」
・・ハイラム・サングスター艦長も立ち上がって、隣から両手を添えてくれる・・。
「・・宜しくお願いします・・」
・・すると他の7人も立ち上がって歩み寄ると、20の両手が重ね合わされる・・『ディファイアント』共闘同盟の誕生が、正に今現出した・・慌てて来たらしいカメラマンが急いでカメラを構え、全方位から静止画像を撮影する・・それが1分間と少し・・それが終わり手を離した私達は、1機のカメラに顔を向けた・・。
「・・明日の同じ時間に参集される女性艦長の皆さんに申し入れます・・『ディファイアント』共闘同盟は正式に結成されました・・宜しければ皆さんにも、この同盟に参画して頂けますようにお願い申し上げます・・私達は確実に狙われています・・単艦での行動は非常に危険であり、単艦での突破は非常に難しいと言わざるを得ません・・早い段階での撃沈を防止して、このゲームを・・より面白く、より楽しく、より長期間、一緒に充実して楽しんで過ごせるように・・この同盟への参画を是非とも、考慮して下さい・・宜しくお願いします・・」
「・・はい・・アジェイ・ナイデュです・・私は今48才でして、子供が2人おります・・1人はカレッジの2回生で、もう1人はハイ・スクールの3年生です・・上の子が長男で、下の子が長女です・・私の妻は3年前に病死しました・・亡くなって1年間ぐらいは落ち込んでいましたが・・子供達の支えや助けや、周りの方々のサポートもありまして今はもう立ち直っています・・まだ子供達と一緒に暮らしていると言う事もあって、生きて行く上での寂しさと言うのはまだあまり感じていません・・ですが子供達が2人とも独立すれば、1人暮らしになりますから寂しさを感じるようにもなるだろうと思います・・ですがもうすぐ五十路に入りますし、ご覧の通りのキャラクターですから若く美しく魅力的な女優さんが私のような男に想いを寄せると言うのは、考えにくいです・・まあ、同盟にも参画させて頂きましたので、長くこのゲームに参加して楽しむ事が出来る可能性も高まっているようです・・そのような中で、もしも想いを寄せられて告白されるような事がありましたら、私も真剣に受け止めて考え始めて告白してくれた方とも真剣に話し合うと思います・・後5年も経てば子供達は2人とも独立しているだろうと思いますので、あまり問題になるような状況も少ないだろうと思います・・取り留めも無くてすみませんが、こんな処です・・すみませんが、私にはレモンティーをお願いします・・」
「・・へえ・・艦長さん達って皆、結構魅力的なんだね・・?・・」
・・と、ハンナ・ウェアー・・。
「・・ハア?!・・何言ってるの、アンタ・・?!・・目移りしなさんなよ、カウンセラー・ハンナ・ウェアー・・!・・大体『ダルモア・エレクトス』のスタッフだって女優だからね・・きっともう、アジェイ艦長に惚れている娘が何人かはいるよ・・」
・・と、シエナ・ミュラーが眼を剥いて言うが・・
「・・そんな事、分かってるわよ・・!・・アタシは只、一般的な感想を言っただけよ・・!・・」
「・・きっと、沢山の女性を率いて行くと言うだけで・・男の人は魅力が増していくのかも知れませんね・・」
・・と、リサ・ミルズがそう言うと、2人とも顔を見合わせてから彼女の顔を観る・・。
「・・リサさんてさ・・時々年下に思えなくなるんだけど・・」
「・・リサさん、会社辞めて女優になるなら、絶対ウチの会社に入ってね・?・きっとだよ・・?・・」
「・・ありがとうございました・・アジェイ・ナイデュ艦長・・それでは、アリミ・バールマン艦長・・宜しくお願いします・・」
・・指名されて彼は先ず、残りのミルクティーを飲み干してカップを置く・・。
「・・はい・・アリミ・バールマンです・・私はもう53才でして、勿論妻子がおります・・子供は3人もうけましたが、既に3人とも独立しました・・妻は一つ年下でして、私と同様に元気でやっております・・見た目の印象でどのように捉えられるか判りませんが結婚以来、浮気も不倫も未経験です・・(笑)・・口がくすぐったいですが妻を愛しておりますし、見た目が少々厳ついですので告白されたにしましても丁重に謝絶申し上げるつもりでおります・・只現在は、恋愛感情とも恋愛関係とも関係の無い秘密プロジェクトを検討しておりまして・・発表できる段階に至りましたら、大々的に発表したいと考えております・・今はこれ以上申し上げられませんが、ご容赦を頂けましたなら幸いに思います・・口幅ったいようで申し訳ありませんが、以上です・・」
「・・ありがとうございました・・アリミ・バールマン艦長・・それでは、アーロン・フォスター艦長・・宜しくお願いします・・」
「・・アーロン・フォスターです・・宜しくお願いします・・私学ハイスクールの教師でして33才なのですが、実は真剣なお付き合いをさせて頂いている方がおりまして、プロポーズは未だなのですが結婚も視野に置いております・・ですので、告白をされましても丁重に謝絶申し上げます・・只、結婚披露宴にはクルー全員を招待しようと考えておりまして、2次会は艦内のバーラウンジにて開催したいとも考えています・・簡単ですが、以上です・・」
「・・アーロン・フォスター艦長・・ありがとうございました・・プロポーズが成功されますように祈念致します・・それでは、ガンナー・ヴァン・ハンプトン艦長・・宜しくお願いします・・」
「・・ガンナー・ヴァン・ハンプトンです・・宜しくお願いします・・34才の自治体職員ですが、交際している女性は存在しておりません・・絶賛彼女募集中です・・ので・・もしも告白されましたらその方に、結婚を前提としたお付き合いをお願いしようと考えています・・簡単ですが、以上です・・」
「・・ありがとうございました・・ガンナー・ヴァン・ハンプトン艦長・・それでは、ザンダー・パスクァール艦長・・宜しくお願いします・・」
・・ザンダー・パスクァール氏は直ぐに口を開かず、飲み干したロシアン・ティーのカップを静かに置いた・・。
「・・ザンダー・パスクァールです・・この質問を受けるのは、これで13回目です・・そして私にとってのこの質問は・・最もくだらなくて意味の無いものです・・ご理解を頂きたいとも思いますが、頂けなくとも特に構いません・・ただ・・もううんざりしていますので、私に対してこの質問への答えを要求するのは、もうこれで本当に最後にして下さい・・本当にお願いします・・私は・・女性にも、女性との交際にも、恋愛にも、恋愛感情にも、結婚にも・・全く興味がありません・・ありませんから告白をされましても、興味が無いから何も応えられないと率直に答えます・・それだけでして・・以上です・・私の事をどのように捉えられても、どの様に思われても結構ですけれども・・この質問をするのは、本当に最後にして下さい・・宜しくお願いします・・以上です・・」
「・・ザンダー・パスクァール艦長・・愚問を強いてしまいました事には、謝罪申し上げます・・そして最後のお答えを下さいました事には、感謝申し上げます・・お気持ちは理解致しましたので、本日のこの番組の中では、もうこのような質問はしないと言う事をお約束させて頂きます・・それでは、ハイラム・サングスター艦長・・最後になりました・・貴方にとってもこの質問は愚問なのであろう事は充分に承知しておりますが、全員からお答えを頂くと言うコンセプトですので・・宜しくお願いします・・」
「・・ハイラム・サングスターです・・ザンダー・パスクァール艦長と同様に、この質問は私にとっても愚問です・・自分が指揮を執る艦のクルーとして自ら選抜してそのポストに就いて貰った人と、恋愛関係になる等は私にとって有り得べからざる事です・・全クルーを前にしてそれを申し渡すような事はありませんし、しませんが・・全員がこの生配信を観ていると思いますので、私の意志と姿勢は伝わっていると思います・・息子2人は既に独立しておりますし、妻には先立たれてもう6年になります・・因って今の私は1人です・・クルーと恋愛関係になるなどは有り得ませんが、これからの私が恋愛をしないかどうかは不分明です・・簡単ですが、以上です・・」
「・・ハイラム・サングスター艦長・・お答えを下さいまして、どうもありがとうございました・・愚問を強いてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした・・さてこの質問に於いては、皆さんからお答えを頂きました・・これよりはフリートークでの対談に移行したいと思います・・話題はご自由に提起して頂いて結構ですので、それを基に対談討論をして頂ければと思います・・それでは、ご自由に発言して下さい・・どうぞ・・!・・」
・・すると私の左隣に座るクマール・パラーナ氏が、水を二口飲んで私に顔を向けた・・。
「・・アドルさん・・下位デッキにある2つのエクササイズ・トレーニング施設を閉めるとして、他の何かに利用できるでしょうか・・?・・」
「・・そうですねえ・・格納庫とか物置きとして利用しても良いんでしょうけれども・・そうだ・・操縦訓練用のシミュレーション・ポッドを発注して、並べて置きましょう・・そうすれば10数人から20数人でも同時に、シャトルの操縦シミュレーション訓練を行う事が出来るようになりますね・・クマールさん、訊いてくれてありがとうございます・・これで場所を無駄に放置しなくても良くなりました・・この後早速、補給支援部長に連絡して発注して貰います・・」
「・・アドルさん・・お礼を言うのは私の方ですよ・・全く貴方の発想は、素晴らしく素敵でそして楽しい・・貴方と一緒にいるだけで、これからゲームに参加できる自分が益々楽しく感じられてきます・・」
「・・いや、でも・・ここで喋っちゃったから、皆に真似されますね・・でもまあ好いか・・取って置きの戦い方を喋った訳じゃないですからね・(笑)・・」
「・・アドルさん・・他に設置したら面白そうな設備のアイデアってありますかね・・?・・」
・・アリミ・バールマン氏だ・・面白がっているような表情で、膝を乗り出させて訊いてくる・・。
「・・そうですねえ・・それじゃ、こんなのはどうでしょう・・?・・閉めた2つのトレーニング・ルームの内の一つは、操縦シミュレーション訓練ルームにするとして・・残りの一つは、植物性生鮮農産物の栽培場としましょうか・・?・・ネヘマイヤさんが経営される農場から、各種野菜の苗や種を購入して栽培すれば何時でも美味しいフレッシュ・グリーンサラダが食べられますよ・・勿論ネヘマイヤさんの農場からは、新鮮な植物性生鮮食材を沢山購入させて頂きますけどね・・?・・」
「・・素晴らしい・・アドルさんの頭は、面白くて楽しいアイデアの宝庫じゃないですか・・私は長年商人として商売をしてきて、それなりに色々なアイデアを出して来た積りでもおりますし、色々な商才にも長けている様々な商売人仲間も観て来ましたが・・貴方ほど素晴らしい、面白くて楽しい発想の才能を持つ人に会ったのは初めてですよ・・商売人としても、アドルさんには脱帽です・・」
「・・私もアドルさんには色々な面で脱帽ですね・・特に商売人としての発想才能で言うなら、3枚は上手だと思っていますよ・・」
「・・いやいや、私から観てアリミさんもネヘマイヤさんも、かなりのやり手ですよ・・私はあるものを面白く、効果的・効率的に使うにはどうするかを考えるのが好きなだけですから・・」
・・ヤンセン・パネッティーヤ氏も、ブランデーティーを飲み干してカップを置くと、私に顔を向ける・・。
「・・アドルさん・・これまでお話を伺っていて私も、貴方の素晴らしい発想才能には敬服の念を強くしているばかりですし、貴方と一緒にゲームに参加できる事が益々楽しくなって来ています・・その様子ですと、まだアイデアがありそうですね・・?・・聞かせて頂けませんか・・?・・」
「・・ありがとうございます、ヤンセンさん・・そして同盟に参画して頂いて、今日の会談にも集まって下さる皆さん・・改めて心から感謝します・・終わったら私が奢りますので、一杯飲りましょう・・そうですね、ヤンセンさん・・あとひとつ思い付いているのは・・上位デッキのエクササイズ・トレーニング施設の中にある、ジャグジー・バスを高圧高濃度炭酸温泉に換装出来れば、全乗員の健康増進に寄与できるな・・と言う考えです・・今回は間に合わないでしょうが・・セカンドシーズン迄には換装させたいですね・・」
・・ハイラム・サングスター氏が、大きく息を吐いて大きく座り直すと、ゆっくりとした拍手を5回する・・。
「・・全く・・アドルさんの素晴らしい才能・・為人・・人柄・・人としての魅力には感服させられます・・私はもっと以前から、アドルさんと知り合えなかった事を悔やんでいますよ・・もっと早くに知り合えていて、その素晴らしい才能にも触れていたなら・・私は貴方をウチの艦隊に参謀長として引き抜いたでしょうね・・艦隊司令は私が必ず説き伏せます・・貴方が参謀長として参加してくれていたら、パイレーツ・シンジケートの壊滅に12年も掛かりはしなかった・・精々5年もあれば出来たでしょうね・・それ程に貴方の才能は素晴らしいのです・・」
「・・いや・・ハイラムさん・・そんなに褒めて頂いて、買って頂いて・・恐縮の限りです・・まあゲームフィールドの中でなら、これくらいは出来るのかも・・いや・!・私は人に支えられて応援して貰って、今ここに座っています・・会社にも会社の仲間にも、『ディファイアント』のクルーにも、ものすごく支えられて手伝って貰って、ここにいます・・支えられていなければ、仕事だけで私は潰れています・・私が1人で出来た事など、幾つもありません・・仲間がいたから私はここまで来れたのです・・」
「・・アドルさん・・貴方を今も支えている、素晴らしいお仲間の方々を引寄せて、無理なく助力を引き出せているのも、貴方の人柄・為人・魅力・才能なのですよ・・それらも含めて貴方の力なのです・・そして貴方はそれに充分感謝している・・感謝しているからこそお仲間の方々も、更なる助力を喜んで集めて下さっている・・本当に素晴らしい姿ですよ・・」
「・・ありがとうございます・・ハイラムさん・・」
「・・配信をご覧の皆さん、私は今深く感動しています・・今日初めて集った10人の男性艦長が短い時間の中でこれ程に深い関係を構築するとは、予想もし得ませんでした・・何故これが出来たのか・・?・・それは偏にアドル・エルク艦長の存在と、彼の持つ魅力・才能・潜在力に因るものであったと言わざるを得ないでしょう・・アドル・エルク艦長が提唱された共闘同盟は、間違いなく結成され既に充全と機能しています・・今後この同盟がどのように動くのかについては、更なる注目を集めるであろう事は必至でありますでしょうし、全く以てそれへの興味が尽きる事は無いでしょう・・」
「・・すみません・・マルセルさん・・そして、皆さん・・」
・・その声と共に右手が挙げられる・・。
「・・はい・・ザンダー・パスクァール艦長・・どうぞ、ご発言下さい・・」
「・・私もこれまで皆さんのお話を伺わせて頂いていて・・感動を禁じ得ません・・特にアドル・エルク艦長の提唱には、心を揺さぶられ続けて来ています・・アドル・エルクさんの素晴らしさは、短時間ですがこの私にも充分に感じ採れています・・アドルさんと一緒にこのゲームに参加すれば、その面白味・楽しみはおそらく3倍増なのであろうとも感じております・・先程は私の我を通させて頂き・・自分と自艦とクルー達の力を試す為に、暫くは単艦にて行動すると言う事を容認して頂きました・・自分と自艦とクルー達の力がどこまで通用するのか試したい気持ちは変わらずに強くありますが・・それと同じにこのゲームを可能な限り、面白く楽しみたいと言う気持ちも強くあるのだと言う事に気付かされましたし、この2つは・・アドルさんと一緒に居ても目指せるし追求できる・・とも分かりました・・先に、我が儘を通した節を曲げるようで・・見苦しいと思われるかも知れませんが・・お許しを頂けるならば、私と『フェイトン・アリシューザ』の同盟への参画を・・容認して頂きたいと希望しております・・」
・・私は静かに席を立つと、彼の前まで歩み寄って右手を差し出す・・彼も立ち上がると、私の右手を右手で握る・・握り合う2つの右手に私は左手も添えた・・。
「・・ようこそ同盟へ・・貴方と『フェイトン・アリシューザ』を歓迎します・・宜しくお願いしますね、ザンダーさん・・?・・」
「・・宜しくお願いします・・ありがとう・・ございます・・」
・・ハイラム・サングスター艦長も立ち上がって、隣から両手を添えてくれる・・。
「・・宜しくお願いします・・」
・・すると他の7人も立ち上がって歩み寄ると、20の両手が重ね合わされる・・『ディファイアント』共闘同盟の誕生が、正に今現出した・・慌てて来たらしいカメラマンが急いでカメラを構え、全方位から静止画像を撮影する・・それが1分間と少し・・それが終わり手を離した私達は、1機のカメラに顔を向けた・・。
「・・明日の同じ時間に参集される女性艦長の皆さんに申し入れます・・『ディファイアント』共闘同盟は正式に結成されました・・宜しければ皆さんにも、この同盟に参画して頂けますようにお願い申し上げます・・私達は確実に狙われています・・単艦での行動は非常に危険であり、単艦での突破は非常に難しいと言わざるを得ません・・早い段階での撃沈を防止して、このゲームを・・より面白く、より楽しく、より長期間、一緒に充実して楽しんで過ごせるように・・この同盟への参画を是非とも、考慮して下さい・・宜しくお願いします・・」
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意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

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貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
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☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
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