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・・・『始動』・・・
・・全員集合・・2・・
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・・そう言って歩き出す彼女の後に続いて私達も動き出し、スタジオから退室してラウンジへと移動する・・ラウンジに入ると、もう20人程の社員達が先に来ており、私達の顔を観るなり殆どの人が立ち上がって拍手で迎えてくれる・・以前に入った時には無かった大型モニターが既に設置され、2人のエンジニアが調整作業をしている・・。
・・デザレー・ラベル女史が私達も一緒にここで会見の模様を観る旨を説明すると、先に来ていた社員達は全員が立って私達を前の席に座らせてくれる・・私は若者が前に座るように言い、後ろに回ってスコットの隣に座る・・。
「・・悪いな、スコット・・ちょっと一服して来るからさ・・戻って来たら、皆に紹介するからな・・手紙、渡して来いよ・・」
「・・分かりました・・行って来ます・・」
・・お互いに席を立つ・・スコットの背中を軽く叩いて送り出すと、ラベル女史に喫煙室の場所を訊いてからドリンク・ディスペンサーにコーヒーを出させてラウンジから出て喫煙室に向おうとすると、イヴァン・ハリトーノフシェフとライル・アルバートバーテンダーも、飲み物を片手に附いて来る・・喫煙室では同じテーブルに3人で着いた・・。
「・・アドルさんは、1日に何本くらい喫われますか・・?・・」
・・と、ハリトーノフ氏が訊く・・。
「・・多くても5本ですね・・今日は、これで3本目です・・」
「・・少ないんですね・・辞めようと思えば、辞められるのでは・・?・・」
・・と、アルバート氏に訊かれる・・。
「・・そうですね・・四十路に入ったら、辞めようと思っています・・今日はお付き合い頂いて、ありがとうございました・・発表会見はそれほど長くは掛からないと思います・・」
「・・こちらこそ・・皆さんと知り合えて、とても好かったです・・『ディファイアント』に乗るのも楽しみです・・」
・・それに先立つ少し前・・。
「・・こんにちは、エドナさん・・スコットです・・」
「・・ハイ、スコットさん・・お元気ですか・・?・・」
「・・はい、元気です、ありがとうございます・・また、手紙を書いて来ましたので、お渡しします・・暇な時にでも読んで下さい・・」
・・そう言って、内ポケットから封書を取り出して手渡す・・。
「・・ありがとうございます、スコットさん・・この前頂いたお手紙は読ませて頂きました・・お返事も出せずにすみません・・それなのにまた頂けるなんて嬉しいです・・ゆっくり読ませて頂きますね・・」
「・・ありがとうございます、エドナさん・・先輩が戻る迄、隣に座らせて頂いても・・?・・」
「・・どうぞ・・」そう言って、右隣の席を示す・・。
「・・ありがとうございます・・」そう言って、椅子を引いて座った・・。
「・・この前の射撃競技会では優勝されて、おめでとうございます・・」
「・・ありがとうございます!・・観て下さったのですか・・?・・」
「・・はい、中継録画でしたが観ました・・あれ程2位を大きく引き離しての優勝は、この2年間でもあまり無いですよね・・?・・」
「・・ええ・・地方での競技会でしたからね・・この2年間で地方競技会に出場したのは、あれで3回目ですから・・」
「・・あっ、手紙を書くのに集中していて、お祝いをお持ちするのを忘れました・・すみません・・」
「・・いいえ、スコットさん・・大丈夫です・・スコットさんのお気持ちと、このお手紙で充分に嬉しいです・・」
「・・ありがとうございます・・エドナさん・・」
・・少し離れた処で、シエナ・ミュラーがデザレー・ラベル女史に歩み寄る・・。
「・・ラベルさん・・発表会見は、後どのくらいで始まりますか・・?・・」
・・と、シエナ・ミュラーが訊く・・。
「・・お待たせして申し訳ありません・・後30分程で始まる予定です・・」
「・・分かりました・・御社の社長様が発表者として登壇されるのですか・・?・・」
「・・はい・・マルセル・ラッチェンスが司会進行を務めまして、弊社社長バルサザール・クラムホルツが発表者として登壇し、質疑にも応答します・・現在最終調整中ですので、今暫くお待ち下さい・・」
「・・分かりました、ありがとうございます・・」
「・・あの・・シエナさん・・ギターをお持ちしますので、始まるまでの間にアドルさんに歌って頂きたいのですが・・大丈夫でしょうか・・?・・」
「・・あ、・・はい・・大丈夫だと思いますよ・・対応できると思います・・」
・・そう応えながら、シエナの顔が上気して赤くなっていく・・。
「・・?・・大丈夫ですか・?・シエナさん・・?・・」
「・・!・大丈夫です・!・何でもありません・・」
・・そう応えた直ぐ後に、私達3人が喫煙室から戻った・・エドナと仲良さ気に話しているスコットを観て、微笑みながら歩み寄る・・。
「・・待たせたな、スコット・・それじゃ、まだ紹介してないメンバーを紹介するよ・・悪いな、エドナ・・少しスコットを借りるよ・・」
「・・あ、・はい、どうぞ・・大丈夫です・・問題ありません・・」
・・と、何故か少し狼狽したようにエドナは応えた・・。
「・・マーリーとズライも来てくれ・・皆に紹介するから・・」
・・と、声を掛けて2人にも来て貰う・・。
「・・よし、行こう・・こちらが機関部長を務めて頂く、リーア・ミスタンテさん・・『ディファイアント』のエンジンとエネルギー・パワー部門のトップだ・・そして、副機関部長のロリーナ・マッケニットさんと、主任機関士として就いて頂くアンバー・リアムさんとナターシャ・ミアナさんだ・・この4人で『ディファイアント』全体のエネルギー・パワーアセンブリの総てを取り仕切って頂く・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、ウチの先輩も含めて、宜しくお願いします・・」
「・・それじゃ、機関部員の皆を紹介しよう・・アイリア・モリッシー・・ヴァラ・キーナー・・セシリア・アハーン・・フィオヌーラ・セキュラ・・シンシア・ラスター・・キム・キャトラル・・そして、今日誕生日を迎えたエレイン・ヌーンだ・・皆、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・」
「・・宜しくお願いしま~す・・!・・」(ちょっと乱れたハーモニー)
「・・どうだ・・?・・観た事のある人はいるか・・?・・」
「・・えっと・・アイリア・モリッシーさんとセシリア・アハーンさんは、ドラマで拝見した事があります・・」
・・と、スコット・・。
「・・私は、ヴァラ・キーナーさんとフィオヌーラ・セキュラさんを歌番組で観ました・・」
・・と、マーリー・・。
「・・私は、シンシア・ラスターさんとキム・キャトラルさんを、観光地のレポート番組で拝見しました・・」
「・・ここに居る全員は『ディファイアント』に乗って大活躍するから・・将来は皆、大女優だ・・今の内にサインを貰っておけよ、スコット・・!・・」
「・・(苦笑)後程、宜しくお願いします・・!・・」
「・・よおし、それじゃ次だ・・彼女がパティ・シャノンさん・・観測室長を務められる・・さっき観て貰った天体測定ラボと分析室のリーダーだ・・そして、副観測室長に就いて貰うのがミーナン・ヘザーさん・・観測室には観測スタッフが3人入る・・グゥェン・ウォンさんと、ナターシャ・ポーリーさんと、レイチェル・ハンターさんだ・・また、分析室には分析スタッフが2人入る・・ローナ・ハートナーさんと、ミア・カスバートさんだ・・皆、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからグラハム・スコット・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、ウチの先輩をどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いしま~す・・」
「・・よし、更に次だ・・彼女がカリーナ・ソリンスキー・・『ディファイアント』のメイン・センサー・オペレーターだ・・彼女には特別な聴覚と特別な空間認識能力が具わっている・・詳しく知りたければ、直接彼女と話して訊いてくれ・・サブ・センサー・オペーレーターは左右両舷で1人ずつ就く・・右舷担当のカレン・ウェスコットさんと、左舷担当のジェレイント・セキュラさんだ・・この3人が『ディファイアント』の眼と耳だ・・こちらの3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・スコットです・・先輩をどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いしま~す・・」
「・・よし・・エマ・ラトナーさんは知ってるな・・?・・これ程にパイロットとしてもレーサーとしても高名な人が、『ディファイアント』のメイン・パイロットシートに座って貰えるとは正直考えていなくてな・・ダメ元でオファーを出したんだが、来てくれる事になって本当に驚いたし、それ以上に嬉しかったし、感謝もしている・・サブ・パイロットも左右両舷で1人ずつ就く・・こちらが右舷担当のソフィー・ヴァヴァサーさん・・そしてこちらが左舷担当のハンナ・ハーパーさんだ・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・すごいスね、先輩・・このお二人はお二方ともエマ・ラトナーさんに勝るとも劣らない、高名ですごいレーサーですよ・・一体どうやってこの3人を集められたんですか・・?・・」
「・・挨拶しろ、スコット・・」
「・・あっ、はい、申し訳ありません・・僕がグラハム・スコット・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・先輩も含めて、これからどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・宜しくお願いします(苦笑)・・」
「・・この3人が『ディファイアント』の操艦を担当し、機動力と機動性能を司る・・『ディファイアント』の3つの命の内の一つだ・・では次が、『ディファイアント』の3つの命の内の二つ目・・攻撃力だ・・攻撃力を支える2本の柱の内の1本が砲撃部門・・お前が手紙を渡した、エドナ・ラティスさんが砲術長だ・・そしてこちらが副砲術長に就いて貰う、レナ・ライスさん・・彼女の事はお前も知っているだろう・・?・・」
「・・勿論、知っていますよ、先輩・・エドナ・ラティスさんとレナ・ライスさんは、どちらも甲乙付け難い射撃の名手です・・女優さんや女性歌手や女性タレントの中では、他にも射撃を趣味にしている人はいますが・・このお二人に及ぶ人はいませんし、男性芸能人で射撃を嗜む人でもお二人に及ぶ人は3人ぐらいでしょう・・」
「・・さすがはスコット・・なかなかに詳しいな・・砲撃部門に於いても左右両舷に、砲術コントローラーと対空砲コントローラーがそれぞれ1名ずつ、計4名が就く・・こちらが右舷の砲術コントローラー、ローナ・ミトラさん・・隣が左舷の砲術コントローラー、グラディス・クーパーさん・・左後ろが右舷の対空砲コントローラー、カーラ・ブルーニさん・・そして右後ろが左舷の対空砲コントローラー、セレン・コンティさんだ・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・スコットと仲間達です・・」
「・・宜しくお願いしますね、スコットさん・・あの・・さっき2通目のお手紙を渡してたでしょ・?・エドナ・・結構貴方の事、気にしてますよ・・頑張って下さいね~・・」
・・レナがそう言い終える前にエドナが飛んで来て彼女の右腕を掴むと、すごい勢いでスコットから引き離して行ったので、スコットに聴こえたのは『気にしてますよ・・』迄だった・・。
「・・やれやれ・・次が攻撃力を支えるもう1本の柱・・ミサイル部門だ・・こちらがメイン・ミサイル・コントローラーを務めるアリシア・シャニーンさん・・名前がウチの娘と同じなのは偶然だ・・この方はドローン・コントロールの名手でね・・女性芸能人の中でもこの方の右に出る人はいない・・ドローン・コントロールの各種大会に出場されれば、必ず上位に食い込む人だ・・そしてこちらがサブ・ミサイル・コントローラーとして就いて貰う、アレッタ・シュモールさん・・彼女はドローン・コントロールもされるんだが、ブーメランの名手でもあるんだ・・彼女より命中精度を高く保持しているブーメラン・シューターは、男女を総てまとめてもいないよ・・また同じように、ミサイル攻撃部門に於いても左右両舷に、対艦ミサイル・オペレーターと対空ミサイル・オペーレーターがそれぞれ1名ずつ、計4名が配置に就く・・そしてこちらから右舷の対艦ミサイル・オペーレーター・・モアナ・セレンさん・・隣が左舷の対艦ミサイル・オペーレーター・・リサ・カントさん・・彼女の右後ろが、右舷の対空ミサイル・オペーレーター・・タリア・サルマさん・・その隣が左舷の対空ミサイル・オペーレーター・・ローナ・ハートナーさんだ・・『ディファイアント』の攻撃力部門は、これで全員だ・・皆さん、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、先輩の同僚のスコットと、その仲間達です・・先輩も含めて、どうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いします~・・」
「・・よ~し・・マレット・フェントン補給支援部長は知ってるな・・?・・こちらの方が、副補給支援部長として就いて貰う、ナレン・シャンカーさん・・何でも頼めば、何でも揃えてくれる・・補給支援スタッフとしては、3名を配置する・・こちらから、カリ・マチェットさん・・シャナン・プリーストリーさん・・ハイディ・シファーさんだ・・皆さん、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・スコット・グラハムとその仲間達です・・特に先輩を、宜しくお願いします・・」
「・・はい、分かりました・・こちらこそ、宜しくお願いします・・」
・・デザレー・ラベル女史が私達も一緒にここで会見の模様を観る旨を説明すると、先に来ていた社員達は全員が立って私達を前の席に座らせてくれる・・私は若者が前に座るように言い、後ろに回ってスコットの隣に座る・・。
「・・悪いな、スコット・・ちょっと一服して来るからさ・・戻って来たら、皆に紹介するからな・・手紙、渡して来いよ・・」
「・・分かりました・・行って来ます・・」
・・お互いに席を立つ・・スコットの背中を軽く叩いて送り出すと、ラベル女史に喫煙室の場所を訊いてからドリンク・ディスペンサーにコーヒーを出させてラウンジから出て喫煙室に向おうとすると、イヴァン・ハリトーノフシェフとライル・アルバートバーテンダーも、飲み物を片手に附いて来る・・喫煙室では同じテーブルに3人で着いた・・。
「・・アドルさんは、1日に何本くらい喫われますか・・?・・」
・・と、ハリトーノフ氏が訊く・・。
「・・多くても5本ですね・・今日は、これで3本目です・・」
「・・少ないんですね・・辞めようと思えば、辞められるのでは・・?・・」
・・と、アルバート氏に訊かれる・・。
「・・そうですね・・四十路に入ったら、辞めようと思っています・・今日はお付き合い頂いて、ありがとうございました・・発表会見はそれほど長くは掛からないと思います・・」
「・・こちらこそ・・皆さんと知り合えて、とても好かったです・・『ディファイアント』に乗るのも楽しみです・・」
・・それに先立つ少し前・・。
「・・こんにちは、エドナさん・・スコットです・・」
「・・ハイ、スコットさん・・お元気ですか・・?・・」
「・・はい、元気です、ありがとうございます・・また、手紙を書いて来ましたので、お渡しします・・暇な時にでも読んで下さい・・」
・・そう言って、内ポケットから封書を取り出して手渡す・・。
「・・ありがとうございます、スコットさん・・この前頂いたお手紙は読ませて頂きました・・お返事も出せずにすみません・・それなのにまた頂けるなんて嬉しいです・・ゆっくり読ませて頂きますね・・」
「・・ありがとうございます、エドナさん・・先輩が戻る迄、隣に座らせて頂いても・・?・・」
「・・どうぞ・・」そう言って、右隣の席を示す・・。
「・・ありがとうございます・・」そう言って、椅子を引いて座った・・。
「・・この前の射撃競技会では優勝されて、おめでとうございます・・」
「・・ありがとうございます!・・観て下さったのですか・・?・・」
「・・はい、中継録画でしたが観ました・・あれ程2位を大きく引き離しての優勝は、この2年間でもあまり無いですよね・・?・・」
「・・ええ・・地方での競技会でしたからね・・この2年間で地方競技会に出場したのは、あれで3回目ですから・・」
「・・あっ、手紙を書くのに集中していて、お祝いをお持ちするのを忘れました・・すみません・・」
「・・いいえ、スコットさん・・大丈夫です・・スコットさんのお気持ちと、このお手紙で充分に嬉しいです・・」
「・・ありがとうございます・・エドナさん・・」
・・少し離れた処で、シエナ・ミュラーがデザレー・ラベル女史に歩み寄る・・。
「・・ラベルさん・・発表会見は、後どのくらいで始まりますか・・?・・」
・・と、シエナ・ミュラーが訊く・・。
「・・お待たせして申し訳ありません・・後30分程で始まる予定です・・」
「・・分かりました・・御社の社長様が発表者として登壇されるのですか・・?・・」
「・・はい・・マルセル・ラッチェンスが司会進行を務めまして、弊社社長バルサザール・クラムホルツが発表者として登壇し、質疑にも応答します・・現在最終調整中ですので、今暫くお待ち下さい・・」
「・・分かりました、ありがとうございます・・」
「・・あの・・シエナさん・・ギターをお持ちしますので、始まるまでの間にアドルさんに歌って頂きたいのですが・・大丈夫でしょうか・・?・・」
「・・あ、・・はい・・大丈夫だと思いますよ・・対応できると思います・・」
・・そう応えながら、シエナの顔が上気して赤くなっていく・・。
「・・?・・大丈夫ですか・?・シエナさん・・?・・」
「・・!・大丈夫です・!・何でもありません・・」
・・そう応えた直ぐ後に、私達3人が喫煙室から戻った・・エドナと仲良さ気に話しているスコットを観て、微笑みながら歩み寄る・・。
「・・待たせたな、スコット・・それじゃ、まだ紹介してないメンバーを紹介するよ・・悪いな、エドナ・・少しスコットを借りるよ・・」
「・・あ、・はい、どうぞ・・大丈夫です・・問題ありません・・」
・・と、何故か少し狼狽したようにエドナは応えた・・。
「・・マーリーとズライも来てくれ・・皆に紹介するから・・」
・・と、声を掛けて2人にも来て貰う・・。
「・・よし、行こう・・こちらが機関部長を務めて頂く、リーア・ミスタンテさん・・『ディファイアント』のエンジンとエネルギー・パワー部門のトップだ・・そして、副機関部長のロリーナ・マッケニットさんと、主任機関士として就いて頂くアンバー・リアムさんとナターシャ・ミアナさんだ・・この4人で『ディファイアント』全体のエネルギー・パワーアセンブリの総てを取り仕切って頂く・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、ウチの先輩も含めて、宜しくお願いします・・」
「・・それじゃ、機関部員の皆を紹介しよう・・アイリア・モリッシー・・ヴァラ・キーナー・・セシリア・アハーン・・フィオヌーラ・セキュラ・・シンシア・ラスター・・キム・キャトラル・・そして、今日誕生日を迎えたエレイン・ヌーンだ・・皆、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・」
「・・宜しくお願いしま~す・・!・・」(ちょっと乱れたハーモニー)
「・・どうだ・・?・・観た事のある人はいるか・・?・・」
「・・えっと・・アイリア・モリッシーさんとセシリア・アハーンさんは、ドラマで拝見した事があります・・」
・・と、スコット・・。
「・・私は、ヴァラ・キーナーさんとフィオヌーラ・セキュラさんを歌番組で観ました・・」
・・と、マーリー・・。
「・・私は、シンシア・ラスターさんとキム・キャトラルさんを、観光地のレポート番組で拝見しました・・」
「・・ここに居る全員は『ディファイアント』に乗って大活躍するから・・将来は皆、大女優だ・・今の内にサインを貰っておけよ、スコット・・!・・」
「・・(苦笑)後程、宜しくお願いします・・!・・」
「・・よおし、それじゃ次だ・・彼女がパティ・シャノンさん・・観測室長を務められる・・さっき観て貰った天体測定ラボと分析室のリーダーだ・・そして、副観測室長に就いて貰うのがミーナン・ヘザーさん・・観測室には観測スタッフが3人入る・・グゥェン・ウォンさんと、ナターシャ・ポーリーさんと、レイチェル・ハンターさんだ・・また、分析室には分析スタッフが2人入る・・ローナ・ハートナーさんと、ミア・カスバートさんだ・・皆、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからグラハム・スコット・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、ウチの先輩をどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いしま~す・・」
「・・よし、更に次だ・・彼女がカリーナ・ソリンスキー・・『ディファイアント』のメイン・センサー・オペレーターだ・・彼女には特別な聴覚と特別な空間認識能力が具わっている・・詳しく知りたければ、直接彼女と話して訊いてくれ・・サブ・センサー・オペーレーターは左右両舷で1人ずつ就く・・右舷担当のカレン・ウェスコットさんと、左舷担当のジェレイント・セキュラさんだ・・この3人が『ディファイアント』の眼と耳だ・・こちらの3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・スコットです・・先輩をどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いしま~す・・」
「・・よし・・エマ・ラトナーさんは知ってるな・・?・・これ程にパイロットとしてもレーサーとしても高名な人が、『ディファイアント』のメイン・パイロットシートに座って貰えるとは正直考えていなくてな・・ダメ元でオファーを出したんだが、来てくれる事になって本当に驚いたし、それ以上に嬉しかったし、感謝もしている・・サブ・パイロットも左右両舷で1人ずつ就く・・こちらが右舷担当のソフィー・ヴァヴァサーさん・・そしてこちらが左舷担当のハンナ・ハーパーさんだ・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・すごいスね、先輩・・このお二人はお二方ともエマ・ラトナーさんに勝るとも劣らない、高名ですごいレーサーですよ・・一体どうやってこの3人を集められたんですか・・?・・」
「・・挨拶しろ、スコット・・」
「・・あっ、はい、申し訳ありません・・僕がグラハム・スコット・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・先輩も含めて、これからどうぞ宜しくお願いします・・」
「・・宜しくお願いします(苦笑)・・」
「・・この3人が『ディファイアント』の操艦を担当し、機動力と機動性能を司る・・『ディファイアント』の3つの命の内の一つだ・・では次が、『ディファイアント』の3つの命の内の二つ目・・攻撃力だ・・攻撃力を支える2本の柱の内の1本が砲撃部門・・お前が手紙を渡した、エドナ・ラティスさんが砲術長だ・・そしてこちらが副砲術長に就いて貰う、レナ・ライスさん・・彼女の事はお前も知っているだろう・・?・・」
「・・勿論、知っていますよ、先輩・・エドナ・ラティスさんとレナ・ライスさんは、どちらも甲乙付け難い射撃の名手です・・女優さんや女性歌手や女性タレントの中では、他にも射撃を趣味にしている人はいますが・・このお二人に及ぶ人はいませんし、男性芸能人で射撃を嗜む人でもお二人に及ぶ人は3人ぐらいでしょう・・」
「・・さすがはスコット・・なかなかに詳しいな・・砲撃部門に於いても左右両舷に、砲術コントローラーと対空砲コントローラーがそれぞれ1名ずつ、計4名が就く・・こちらが右舷の砲術コントローラー、ローナ・ミトラさん・・隣が左舷の砲術コントローラー、グラディス・クーパーさん・・左後ろが右舷の対空砲コントローラー、カーラ・ブルーニさん・・そして右後ろが左舷の対空砲コントローラー、セレン・コンティさんだ・・この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・スコットと仲間達です・・」
「・・宜しくお願いしますね、スコットさん・・あの・・さっき2通目のお手紙を渡してたでしょ・?・エドナ・・結構貴方の事、気にしてますよ・・頑張って下さいね~・・」
・・レナがそう言い終える前にエドナが飛んで来て彼女の右腕を掴むと、すごい勢いでスコットから引き離して行ったので、スコットに聴こえたのは『気にしてますよ・・』迄だった・・。
「・・やれやれ・・次が攻撃力を支えるもう1本の柱・・ミサイル部門だ・・こちらがメイン・ミサイル・コントローラーを務めるアリシア・シャニーンさん・・名前がウチの娘と同じなのは偶然だ・・この方はドローン・コントロールの名手でね・・女性芸能人の中でもこの方の右に出る人はいない・・ドローン・コントロールの各種大会に出場されれば、必ず上位に食い込む人だ・・そしてこちらがサブ・ミサイル・コントローラーとして就いて貰う、アレッタ・シュモールさん・・彼女はドローン・コントロールもされるんだが、ブーメランの名手でもあるんだ・・彼女より命中精度を高く保持しているブーメラン・シューターは、男女を総てまとめてもいないよ・・また同じように、ミサイル攻撃部門に於いても左右両舷に、対艦ミサイル・オペレーターと対空ミサイル・オペーレーターがそれぞれ1名ずつ、計4名が配置に就く・・そしてこちらから右舷の対艦ミサイル・オペーレーター・・モアナ・セレンさん・・隣が左舷の対艦ミサイル・オペーレーター・・リサ・カントさん・・彼女の右後ろが、右舷の対空ミサイル・オペーレーター・・タリア・サルマさん・・その隣が左舷の対空ミサイル・オペーレーター・・ローナ・ハートナーさんだ・・『ディファイアント』の攻撃力部門は、これで全員だ・・皆さん、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、先輩の同僚のスコットと、その仲間達です・・先輩も含めて、どうぞ宜しくお願いします・・」
「・・こちらこそ、宜しくお願いします~・・」
「・・よ~し・・マレット・フェントン補給支援部長は知ってるな・・?・・こちらの方が、副補給支援部長として就いて貰う、ナレン・シャンカーさん・・何でも頼めば、何でも揃えてくれる・・補給支援スタッフとしては、3名を配置する・・こちらから、カリ・マチェットさん・・シャナン・プリーストリーさん・・ハイディ・シファーさんだ・・皆さん、この3人がリサさんも含めて私の同僚です・・こちらからスコット・グラハム・・マーリー・マトリン・・ズライ・エナオです・・」
「・・皆さん、宜しくお願いします・・スコット・グラハムとその仲間達です・・特に先輩を、宜しくお願いします・・」
「・・はい、分かりました・・こちらこそ、宜しくお願いします・・」
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機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
【『星屑の狭間で』『パラレル2』(アドル・エルク独身編)】
トーマス・ライカー
SF
舞台は、数多ある地球圏パラレルワールドのひとつ。
超大規模、超高密度、超高速度、超圧縮高度複合複層処理でのハイパー・ヴァーチャル・エクステンデッド・ミクシッド・リアリティ(超拡張複合仮想現実)の技術が、一般にも普及して定着し、ハイパーレベル・データストリーム・ネットワークが一般化した未来社会。
主人公、アドル・エルクは36才で今だに独身。
インターナショナル・クライトン・エンタープライズ(クライトン国際総合商社)本社第2棟・営業3課・セカンドセクション・フォースフロアで勤務する係長だ。
政・財・官・民・公・軍がある目的の為に、共同で構築した『運営推進委員会』
そこが企画した、超大規模ヴァーチャル体感サバイバル仮想空間艦対戦ゲーム大会。
『サバイバル・スペース・バトルシップ』
この『運営推進委員会』にて一席を占める、データストリーム・ネットワーク・メディア。
『トゥーウェイ・データ・ネット・ストリーム・ステーション』社が企画した
『サバイバル・スペースバトルシップ・キャプテン・アンド・クルー』と言う連続配信リアル・ライヴ・ヴァラエティショウが、民間から男性艦長演者10名と女性艦長演者10名を募集し、アドル・エルクはそれに応募して当選を果たしたのだ。
彼がこのゲーム大会に応募したのは、これがウォー・ゲームではなく、バトル・ゲームと言う触れ込みだったからだ。
ウォー・ゲームであれば、参加者が所属する国・団体・勢力のようなものが設定に組み込まれる。
その所属先の中での振る舞いが面倒臭いと感じていたので、それが設定に組み込まれていない、このゲームが彼は気に入った。
だがこの配信会社は、艦長役演者に当選した20名を開幕前に発表しなかった。
連続配信リアル・ライヴ・ヴァラエティショウが配信されて初めて、誰が選ばれたのかが判る仕掛けにしたのだ。
艦長役演者に選ばれたのが、今から90日前。以来彼は土日・祝日と終業後の時間を使って準備を進めてきた。
配信会社から送られた、女性芸能人クルー候補者名簿から自分の好みに合い、能力の高い人材を副長以下のクルーとして選抜し、面談し、撮影セットを見学し、マニュアルファイルを頭に叩き込み、彼女達と様々な打ち合わせや協議を重ねて段取りや準備を積み上げて構築してきた。
彼の目的はこのゲーム大会を出来る限りの長期間に亘って楽しむ事。
会社からの給与とボーナス・艦長報酬と配信会社からのギャラ・戦果に応じた分配賞金で大金持ちになる事と、自分が艦長として率いる『ディファイアント』に経験値を付与し続けて、最強の艦とする事。
スタッフ・クルー達との関係構築も楽しみたい。
運営推進委員会の真意・本当の目的は気になる処だが、先ずは『ディファイアント』として、戦い抜く姿を観せる事だな。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
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ファンタジー
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