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・・・『始動』・・・
・・オールスタッフ・ミーティング・アンド・プラスアルファ・・4・・
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「・・アドルさん・・もしも警備の方の手がご自宅まで廻らないようでしたら、私達で警備会社に頼みます・・」
・・立ち上がってそう申し出るシエナ・ミュラーを見遣る・・。
「・・副長も含めて皆の気持ちには本当に感謝するよ・・有難く頂きます・・だが、自分の家は自分で守るよ・・会社から預かっているお金もある・・盗聴・盗撮の検査と、自宅周辺の定期警備を頼むくらいは充分に出来るから心配しなくても良い・・私の事より、配信番組がセカンドシーズンに入れば、君達自身の居宅周辺だって定期警備が必要になって来るんじゃないか・・?・・申し訳ないが如何に私でも、君達全員の家の警備を頼めるだけのお金や力も無いよ・・ハル・・『ディファイアント』全乗員共同で、警備会社と契約する事を検討してくれ・・遅くともファーストシーズンが終わるまでには、契約を締結する必要があると思う・・」
「・・分かりました・・検討を始めます・・」
「・・しかし君達は、俺よりずっと前から有名人なんだから、そう言うのは頼んでないのか・・?・・」
「・・今が旬のスーパーアイドルとか、国民的女優とか、国際的スーパーモデルだったら、マネージャーとか事務所で頼んでいるでしょうけど・・」
・・と、シエナ・ミュラー・・。
「・・今の私達は、そんなにチヤホヤされている女優って訳でもないですからね・・」
・・と、ハンナ・ウェアー・・。
「・・心配するな・・ファーストシーズンが終われば・・いや、終わる前から追い掛け廻されるようになるよ・・多分な・・そして君達の芸能事業も、これからは充実していくだろう・・」
・・そう言って、ハンナの左肩とシエナの右肩を両手でポンと叩いて握った・・。
「・・ああ、そうだ・・エドナ・・レナ・・射撃競技会はどうだった・・?・・」
「・・優勝しました!・・」
・・見事なハーモニーで2人同時に応える・・。
「・・よし! よくやった! 2人とも・・おめでとう! おいで・?・」
・・2人を呼び寄せて抱き寄せ、3人でハグする・・2人の肩を叩いたり背中をさすったりしながら、エドナの右頬とレナの左頬にキスをした・・。
「・・本当によくやったよ、2人とも・・開幕までもうバタバタして時間が無いけど、落ち着いたら3時間デートしような・?・」
・・2人とも少し顔を赤らめながら頷く・・。
「・・さて・・他に話し合うべき事とか、報告するべき事はあるかな・・?・・」
「・・アドルさん・・私事ですみませんが・・協議離婚が成立しました・・」
・・ハル・ハートリーが立ち上がって、両手を前で握り合わせて言う・・。
「・・ご苦労さんだったね・・何も手伝えなくてごめん・・」
「・・いいえ、好いんです・・私の問題ですから・・お気遣い、ありがとうございます・・」
「・・まあこれからは、自分らしく生きれば好いよ・・心配事も無くなったし、明るいお母さんになれるな・・?・・」
「・・そうですね・・ありがとうございます・・」
「・・宿題もやってくれたし、3時間デート、考えような・・?・・」
「・・はい・・」
・・立ち上がってそう申し出るシエナ・ミュラーを見遣る・・。
「・・副長も含めて皆の気持ちには本当に感謝するよ・・有難く頂きます・・だが、自分の家は自分で守るよ・・会社から預かっているお金もある・・盗聴・盗撮の検査と、自宅周辺の定期警備を頼むくらいは充分に出来るから心配しなくても良い・・私の事より、配信番組がセカンドシーズンに入れば、君達自身の居宅周辺だって定期警備が必要になって来るんじゃないか・・?・・申し訳ないが如何に私でも、君達全員の家の警備を頼めるだけのお金や力も無いよ・・ハル・・『ディファイアント』全乗員共同で、警備会社と契約する事を検討してくれ・・遅くともファーストシーズンが終わるまでには、契約を締結する必要があると思う・・」
「・・分かりました・・検討を始めます・・」
「・・しかし君達は、俺よりずっと前から有名人なんだから、そう言うのは頼んでないのか・・?・・」
「・・今が旬のスーパーアイドルとか、国民的女優とか、国際的スーパーモデルだったら、マネージャーとか事務所で頼んでいるでしょうけど・・」
・・と、シエナ・ミュラー・・。
「・・今の私達は、そんなにチヤホヤされている女優って訳でもないですからね・・」
・・と、ハンナ・ウェアー・・。
「・・心配するな・・ファーストシーズンが終われば・・いや、終わる前から追い掛け廻されるようになるよ・・多分な・・そして君達の芸能事業も、これからは充実していくだろう・・」
・・そう言って、ハンナの左肩とシエナの右肩を両手でポンと叩いて握った・・。
「・・ああ、そうだ・・エドナ・・レナ・・射撃競技会はどうだった・・?・・」
「・・優勝しました!・・」
・・見事なハーモニーで2人同時に応える・・。
「・・よし! よくやった! 2人とも・・おめでとう! おいで・?・」
・・2人を呼び寄せて抱き寄せ、3人でハグする・・2人の肩を叩いたり背中をさすったりしながら、エドナの右頬とレナの左頬にキスをした・・。
「・・本当によくやったよ、2人とも・・開幕までもうバタバタして時間が無いけど、落ち着いたら3時間デートしような・?・」
・・2人とも少し顔を赤らめながら頷く・・。
「・・さて・・他に話し合うべき事とか、報告するべき事はあるかな・・?・・」
「・・アドルさん・・私事ですみませんが・・協議離婚が成立しました・・」
・・ハル・ハートリーが立ち上がって、両手を前で握り合わせて言う・・。
「・・ご苦労さんだったね・・何も手伝えなくてごめん・・」
「・・いいえ、好いんです・・私の問題ですから・・お気遣い、ありがとうございます・・」
「・・まあこれからは、自分らしく生きれば好いよ・・心配事も無くなったし、明るいお母さんになれるな・・?・・」
「・・そうですね・・ありがとうございます・・」
「・・宿題もやってくれたし、3時間デート、考えような・・?・・」
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