瞑想の紹介と説明と指導

瞑想に入る前に

環境の準備

基本的に、自分が落ち着ける場所を選びましょう。

起床直後の瞑想を推奨します。その場合には、寝ていたベッドや布団の上に、座具を置くのも宜しいでしょう。

部屋の広さに影響を受ける、と言う方は、影響を受けない、適切な広さの部屋で行いましょう。

部屋の中の明度も自分に適性の高いように調整しましょう。

半跏趺坐で、そのまま長時間座っても脚が痺れないと言う方は、そのままそのように行って下さい。

胡坐を掻いて座る場合、長時間ですと足が痺れますので、適切な座具を選んで座る姿勢を調整しましょう。

この、自分に適切な座具選び・・適切な座具をどのように用い・・座る位置、角度、胡坐の掻き方の調整には、自分で納得できるまで時間を掛けましょう。

椅子を使用する事も、勿論、結構です。

背凭れの無い椅子に座る場合とか、ベッドの角に座る場合とかは、両足を９０度以上に開いた上で、意識して上半身を直立させましよう。

背凭れのある椅子に座る場合には、お尻を椅子の座面と背凭れとの結合部の隙間に押し込むようにして深く座ると、自然と上体が善い姿勢で直立して、背中が背凭れから離れてバランス良く直立しますので、お試しください。

脚を開く角度は、上体がより善く安定するように調整しましょう。この調整にも時間を掛けて下さい。

手の置き方、置き場所については、ストレスにならないような置き場所と置き方を色々と自分で試して探して下さい。

無音の環境が自分には適しているのか・・自然音が流れている方が良いのか・・読経のような人声が流れている方が良いのか・・低刺激の音楽が流れている方が良いのか・・小鳥のさえずりが聴こえる方が好いのか・・これも時間を掛けて様々なパターンを試して、探して下さい。

お香の香りが流れている方が宜しい方は、ご自由に用いて下さい。

まるでやじろべえのように、絶妙で徹底したバランスの良さで座りましょう。

このバランスの良さを無理なく維持できるあなただけの方法を、時間を掛けても見付けましょう。

その為に複数の用具を使用した方が好いのなら、そのように用いましょう。

空気が流れている方が好いのなら、扇風機やサーキュレーターを適切に使用しましょう。