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おかたづけできない
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田山という男は、ある種の鋭すぎる勘というものがあった。
大きく人間性が、その方向性が決められてしまうほどの勘をそなえてしまっていたのだ。
悪い予感がするのだ。
とびきりの、悪い予感。
それは、必ず当たってきたのだ。
その予感が近づいてきたのなら、それは何らかの形で必ず降りかかってくる。
それ自体が起こらずに済ますことはできない。
それは、生まれついてのものだった。
田山は、赤ん坊のころからそれを強く恐れていたのだ。
「ふぅー。いやんなるね、しつこいったら」
ばらばらに散らばった残骸を掃除しながら、ため息を吐く。
今、日常とかした儀式を終えたばかりだ。
緊張と結びついた快楽と安堵感に包まれた後の余韻と倦怠感。
「……チッ」
そして、それを吹き飛ばしてしまう恐怖。
体がびくりと跳ねる。
嫌な予感。
それは必ず当たってきたのだ。
ずっと、ずっと、生まれた時から感じ続けているもの以外は。
極大の嫌な予感。
直視したなら、目が潰れてしまうそうな悪寒。
産まれた時からずっとそれが後ろから見ている。
くるぞ、くるぞ、必ず来るぞ。
それに近いものを知れば必ず嫌なことが起きた。
嫌な予感。
くるのだ。
それは。
外れるわけもない。
それがわかるのだ。
動物には兼ね備えられている危険察知能力というものが、尖りすぎた結果なのかもしれないと田山を思っている。
気持ちを落ち着かせるように、掃除している内の肉片の1つを口の中に放り込み、噛み締める。
ぐち、と潰れる肉の感触と体液の味が、幾分気分を落ち着かせてくれるのだ。
(大丈夫。不幸は届けた。大丈夫。嫌な予感は消化されたのだ)
田山は、さほど自分の事を特別な存在だと感じたことも思ったこともなかった。
例えば、集中すれば周りの速度がスローに感じられる。
例えば、同じく集中さえしたなら身体能力も上がるし、記憶力もよくなる。
だが、それは優秀であっても特別という訳ではないと考える。
スポーツ選手などではよく聞く話だ。スローに見えた、などというものは、と。
一瞬見れば覚えられる特異性に比べれば、たかが記憶力が向上するだけだ、と。
火事場の馬鹿力という言葉があるように、リミッターを外せてしまえる人間だっている。
だから、自分は普通であると。
強く、強く、そう思っていた。
人間は、進化する生き物であるとも思っている。
命の中での進化を。
緩やかに暴力のない衰退の中では、あるいはそういうものは生まれにくいが、こと命が過剰に失われていく状況に陥ればそういうものは生まれやすくなると考えている。
場に適応する人間というものが。
敵を、争いを、速やかに終了させてしまえるようにといわんばかりに、争いの才能を過剰に持って生まれてきたようにしか見えない者たちがいる。
田山は、自分がそれの1種であるが、失敗作だとも思っているのだ。
そう、どこか強く感じてしまっている。
自分を特別だと騙すことがどうしてもできないで生きてきたのだ。
ただ、いつかくる特大のどうしようもない嫌な予感。
それに耐えるしかない人生だった。
(もっと。もっとだ。もっともっともっともっと!)
田山は優秀である。
あらゆる技術を短縮して覚えることができる。
普通の世に生きるなら、さぞもてはやされたことだろう。
容姿だってわるくはないし、体つきも良い。
だが、それを特別だとは全く思えなく、嫌な予感というものが常に隣に存在し続けたせいで、常に怯えているのが田山という男である。
(抵抗力だ。命の、抵抗力。それを誕生させなければならない!)
田山は人を殺す。
思いついてからずっとずっとそうしてきた。
時にばれずに、時にばれて、時に顔を変え、時につてをつくり、時に関係者事掃除して。
裏に表に関わっていき、いまでも自分が信じる道を進み続けている。
(本物がいるはずなんだ。本物が。嫌な予感を押し付けて、嫌な予感を拡大して、嫌な予感に気付かせるんだ)
彼は彼の理論に基いて行動している。
それが、たとえ他人にとっては不条理であり理不尽なモノであっても。
彼にとっては正義であり安らぎで、使命あった。
(1つ1つ積み重ねるしかないんだ! 小さな一歩でも、歩き続ければきっときっと回避できる!)
田山にとって、それは義務のようにも思える何かだった。
そうせずにはいられない依存でもある。
使命にしたそれに熱中している時だけは、彼は少しだけ恐怖から離れられ、得も言われぬ気持ちよさだとか心地よさだとかに包まれることを知ったのだ。
使命に従ってさえいれば、いつもは引きつってばかりの表情に笑顔だって作ることができる。
(俺はきっと、本物を見つけるか作るかすることに貢献することができるに違いないんだ。きっと、それが俺が生まれた意味なんだよ!)
がりがりと骨をかむ。
今日もできるだけ弄んだ。
きっときっと、続けていれば嫌な予感に対抗できる人間というものが生まれてくれるはずだと信じて、絶頂と恍惚に包まれながら。
この後は掃除と、配分だ。
自分一人だけではとてもとても足りないのだ。
配分し、思想を流布した者たちは、田山にとってはただ快楽に流されているだけのような使命感のかけらもない気に入らないものだらけだが、そういうものが必要だと割り切って利用し、増やし続けている。
そういったものに対抗するものは生まれているし、削られたりもしているが、田山は自分が望見続けているものはいまだに感知できていない。
見つからないとは、少したりとも思えない。考えない。
きっと見つかる。
見つからなければならない。
そうか、足りないのだ。
もっともっと、嫌な予感に限りなく人間を近づけなければならない。
そうしなければ、きっと人間は特大の嫌な予感にやられてしまうのだから。
それを気付けた自分がやらなくてはいけない。
嫌な予感を、人間という種の命を脅かすものだという事をとくと知らしめて自覚させねばならないのだ。
そして、人間はそうできるはずだ。
そうして生まれてきたのなら、早く自分を、人間を、この恐怖から解放してくれ!
ただただ、そう願い続ける。
(そうでなければ、どうして俺だけがこんなに怖い思いをし続けなければならなかったっていうんだ!)
きっと、他者から見た田山はこうだ。
狂っている。
ただ、言い訳して人殺しをしたいだけの異常者だ、と。
まるで八つ当たりをしたいために目的を設置したようにさえみえるだろう。
何せ、その本人にとって人間のためを思っているらしい、人間全体のことを考えた善意のアレコレをしている時の彼は、見るに堪えないとてもとても満たされている顔をしているのだから。
大きく人間性が、その方向性が決められてしまうほどの勘をそなえてしまっていたのだ。
悪い予感がするのだ。
とびきりの、悪い予感。
それは、必ず当たってきたのだ。
その予感が近づいてきたのなら、それは何らかの形で必ず降りかかってくる。
それ自体が起こらずに済ますことはできない。
それは、生まれついてのものだった。
田山は、赤ん坊のころからそれを強く恐れていたのだ。
「ふぅー。いやんなるね、しつこいったら」
ばらばらに散らばった残骸を掃除しながら、ため息を吐く。
今、日常とかした儀式を終えたばかりだ。
緊張と結びついた快楽と安堵感に包まれた後の余韻と倦怠感。
「……チッ」
そして、それを吹き飛ばしてしまう恐怖。
体がびくりと跳ねる。
嫌な予感。
それは必ず当たってきたのだ。
ずっと、ずっと、生まれた時から感じ続けているもの以外は。
極大の嫌な予感。
直視したなら、目が潰れてしまうそうな悪寒。
産まれた時からずっとそれが後ろから見ている。
くるぞ、くるぞ、必ず来るぞ。
それに近いものを知れば必ず嫌なことが起きた。
嫌な予感。
くるのだ。
それは。
外れるわけもない。
それがわかるのだ。
動物には兼ね備えられている危険察知能力というものが、尖りすぎた結果なのかもしれないと田山を思っている。
気持ちを落ち着かせるように、掃除している内の肉片の1つを口の中に放り込み、噛み締める。
ぐち、と潰れる肉の感触と体液の味が、幾分気分を落ち着かせてくれるのだ。
(大丈夫。不幸は届けた。大丈夫。嫌な予感は消化されたのだ)
田山は、さほど自分の事を特別な存在だと感じたことも思ったこともなかった。
例えば、集中すれば周りの速度がスローに感じられる。
例えば、同じく集中さえしたなら身体能力も上がるし、記憶力もよくなる。
だが、それは優秀であっても特別という訳ではないと考える。
スポーツ選手などではよく聞く話だ。スローに見えた、などというものは、と。
一瞬見れば覚えられる特異性に比べれば、たかが記憶力が向上するだけだ、と。
火事場の馬鹿力という言葉があるように、リミッターを外せてしまえる人間だっている。
だから、自分は普通であると。
強く、強く、そう思っていた。
人間は、進化する生き物であるとも思っている。
命の中での進化を。
緩やかに暴力のない衰退の中では、あるいはそういうものは生まれにくいが、こと命が過剰に失われていく状況に陥ればそういうものは生まれやすくなると考えている。
場に適応する人間というものが。
敵を、争いを、速やかに終了させてしまえるようにといわんばかりに、争いの才能を過剰に持って生まれてきたようにしか見えない者たちがいる。
田山は、自分がそれの1種であるが、失敗作だとも思っているのだ。
そう、どこか強く感じてしまっている。
自分を特別だと騙すことがどうしてもできないで生きてきたのだ。
ただ、いつかくる特大のどうしようもない嫌な予感。
それに耐えるしかない人生だった。
(もっと。もっとだ。もっともっともっともっと!)
田山は優秀である。
あらゆる技術を短縮して覚えることができる。
普通の世に生きるなら、さぞもてはやされたことだろう。
容姿だってわるくはないし、体つきも良い。
だが、それを特別だとは全く思えなく、嫌な予感というものが常に隣に存在し続けたせいで、常に怯えているのが田山という男である。
(抵抗力だ。命の、抵抗力。それを誕生させなければならない!)
田山は人を殺す。
思いついてからずっとずっとそうしてきた。
時にばれずに、時にばれて、時に顔を変え、時につてをつくり、時に関係者事掃除して。
裏に表に関わっていき、いまでも自分が信じる道を進み続けている。
(本物がいるはずなんだ。本物が。嫌な予感を押し付けて、嫌な予感を拡大して、嫌な予感に気付かせるんだ)
彼は彼の理論に基いて行動している。
それが、たとえ他人にとっては不条理であり理不尽なモノであっても。
彼にとっては正義であり安らぎで、使命あった。
(1つ1つ積み重ねるしかないんだ! 小さな一歩でも、歩き続ければきっときっと回避できる!)
田山にとって、それは義務のようにも思える何かだった。
そうせずにはいられない依存でもある。
使命にしたそれに熱中している時だけは、彼は少しだけ恐怖から離れられ、得も言われぬ気持ちよさだとか心地よさだとかに包まれることを知ったのだ。
使命に従ってさえいれば、いつもは引きつってばかりの表情に笑顔だって作ることができる。
(俺はきっと、本物を見つけるか作るかすることに貢献することができるに違いないんだ。きっと、それが俺が生まれた意味なんだよ!)
がりがりと骨をかむ。
今日もできるだけ弄んだ。
きっときっと、続けていれば嫌な予感に対抗できる人間というものが生まれてくれるはずだと信じて、絶頂と恍惚に包まれながら。
この後は掃除と、配分だ。
自分一人だけではとてもとても足りないのだ。
配分し、思想を流布した者たちは、田山にとってはただ快楽に流されているだけのような使命感のかけらもない気に入らないものだらけだが、そういうものが必要だと割り切って利用し、増やし続けている。
そういったものに対抗するものは生まれているし、削られたりもしているが、田山は自分が望見続けているものはいまだに感知できていない。
見つからないとは、少したりとも思えない。考えない。
きっと見つかる。
見つからなければならない。
そうか、足りないのだ。
もっともっと、嫌な予感に限りなく人間を近づけなければならない。
そうしなければ、きっと人間は特大の嫌な予感にやられてしまうのだから。
それを気付けた自分がやらなくてはいけない。
嫌な予感を、人間という種の命を脅かすものだという事をとくと知らしめて自覚させねばならないのだ。
そして、人間はそうできるはずだ。
そうして生まれてきたのなら、早く自分を、人間を、この恐怖から解放してくれ!
ただただ、そう願い続ける。
(そうでなければ、どうして俺だけがこんなに怖い思いをし続けなければならなかったっていうんだ!)
きっと、他者から見た田山はこうだ。
狂っている。
ただ、言い訳して人殺しをしたいだけの異常者だ、と。
まるで八つ当たりをしたいために目的を設置したようにさえみえるだろう。
何せ、その本人にとって人間のためを思っているらしい、人間全体のことを考えた善意のアレコレをしている時の彼は、見るに堪えないとてもとても満たされている顔をしているのだから。
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