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最初の犠牲者
しおりを挟む『宴』への参加は正装が求められた。
土倉と重崎、そして松岡美幸の三人はタキシードの老紳士に案内されるがまま二階にある更衣室へとそれぞれ入って行った。
開けるとそこは、写真館の如く、衣装が所狭しと並べられていた。ジャケットやスラックス、革靴や装飾品に至るまで幅広いサイズが取り揃えられている。
衣裳を持ち合わせていない招待客のために用意された衣装部屋なのだと判断出来、土倉はますます『館』の主の思惑が掴めなくなった。
土倉はそれらに手を通さず今朝トランクに詰めておいた、チェック柄のセットアップに身を包み、チェック柄のディアストーカーハットを被り、ホワイトタイを締めた。さらには、胸ポケットにチーフを差し入れ、カフスを袖に付けた。憧れのシャーロックホームズをイメージした姿に身を染め上げた。
一方、重崎はというと、持ち合わせていた正装用のジャケットが日々の体力トレーニングの影響で身体に合わなくなったというのが朝発覚し、土倉は仕方なく予備のを貸し与えた。
性格もさながら体格も似ており、土倉のオーダーメイドのブラックタキシードが良く似合っていた。
険しい目つきをしながら、重崎はしきりに襟元をいじる、
「ああ……着心地悪いなぁ」
「それでも上質な生地で作られてんだよ、文句言うんなら脱げよ」
パーティー用として仕立てたタキシードにクレームを付けられ土倉は憤然とした態度を示した。
「着慣れねぇだけだ。そんなに怒んなよ」
更衣室を出た二人が、螺旋階段を下りると後ろでガチャっと扉が開けられる音がした。土倉と重崎は女子更衣室から出ようとしている松岡美幸を目で捉えた。
薄緑色のカクテルドレスから華奢な脚が露わになり、謎に包まれていたデコルテラインが眩しいくらいに美しかった。首元には宝石が光り輝き、髪型をアップにしたことでうなじがとんでもない色香を放っていた。
美しさに酔い痴れていた土倉はすぐにかぶりを振り、その見事な出で立ちを誉めそやした、
「松岡さん、とっても美しいです」
「ありがとうございます。ドレスを持ち合わせていなかったのでこちらでお借りしたのですが、似合っていますか?」
「めっちゃめちゃ似合ってます!! 美しい……」
重崎が涎を垂らす勢いで口をあんぐりと開けているのを見て、土倉は小脇を突いた。それと同じタイミングで更衣室の扉が再度開き、先ほど外で出会った二人連れの若い女たちが出て来たので三人で揃って階段を下りた。
玄関ホールに戻ると乳白色の巨大な門扉の前で老紳士が「こちらへ」と声を掛けてきた。ポケットから懐中時計を取り出すと、時刻はすでに十七時五十分を回っていた。
老紳士の手によって扉が開け放たれ、土倉たちが足を踏み入れると、そこには穏やかな音楽とは似付かわしくない陰湿な空気が立ちこめ、中にいた招待客らしき人々の瞳が一斉にこちらに注がれた。
正装に身を包んだ:五十代~六十代前後の夫婦、細縁メガネを掛けた四十代そこそこの背の高い男、年齢不詳の猫背気味の男、学生らしき二人の女と土倉たち三人、そして老紳士を合わせて十人の男女が一堂に会した。
森の中で聴こえてきた演奏は「メヌエット」以外の様々なクラシックが奏でられ、どれも有名な曲ばかりだった。しかし大広間を見回しても演奏者の姿も無く、スピーカーが音の正体だと知り、土倉は残念がった。
十八時 ───────
『宴』が始まった。と言っても特に合図のようなものが無いため、既に始まったと言ってもいい。
十人の男女が集まるこの広間には中央に長テーブルが置かれ、丸テーブルが五卓、所々に並べられており椅子はなく、立食形式だった。
テーブルには豪華な料理が並べられ、洋食、和食、中華と様々だ。飲み物も広間の隅で自由に取れるような形で、お酒からソフトドリンクに至るまで用意されていた。
しかし、誰も料理に手を付けず──特に、夫婦と高身長の男、そして猫背の男の四人は──お互いを牽制するように睨み合っており、重い空気で覆われている。土倉は疑われないように自然を装って近づくも、会話らしい会話は聞こえなかった。
そこへ、重崎謙太が口をいっぱいにし手元には料理がこんもりと盛られた皿を持っている。
「ふぉい、づぢぐら。ごれずっごくうでぇど」
「お前、こんな状況でよく食えるな?」
「だってこんなに料理いつ食えるか分かんないんだぜ? 食べなきゃもったいねぇだろ?」
料理があるテーブルに駆け戻る重崎の背中をねめつけながら土倉がため息をつくと松岡美幸が二つのシャンパングラスを手に近付いて来た、
「一口飲みましたが大丈夫そうですよ? 土倉さんもどうぞ」
柔らかな笑みを浮かべた美女の誘いを無下に断る理由はない──そう考えた土倉はグラスを受け取った。松岡美幸に一言礼を述べながら一口飲むと確かにシャンパンそのもので毒のような苦さは感じ取れなかった。
「警戒のし過ぎもよくありませんが、松岡さん、周りに充分注意を払ってください。何が起きるか分からないので」
「分かりました。でも……」
「でも?」
「土倉さんと重崎さんが居て下さるのなら私は何も怖くないです」
愛らしい言葉を告げられ土倉は胸が高鳴る思いだった。するとそこに、二人連れの女が声を上げて近付いて来た、
「あぁ~!! さっきの人たちだ~!!」
悦に浸る間も無く、下心丸出しの気持ちをぶった切られた事に苛立ちを覚えながら土倉は二人の女のほうに顔を向けた。玄関で会った時の服装とは打って変わり、ミニドレスに身を包んだ二人の女の姿に多少心が打たれる思いだった。
「こんばんは! 美幸さん!」
(……美幸さん?)
土倉は思わず、松岡美幸に対する馴れ馴れしい二人の呼び方に首を傾げた。
「さっき更衣室で一緒になったんです。しばらくここで過ごすんだしと思って自己紹介し合ったんです」
鼻を鳴らしながら土倉は警戒心のかけらもない松岡美幸に少し幻滅しそうになった。
「もしかして、美幸さん、こちらの方って彼氏さん? 素敵な方ですね~!」
「(彼氏? そう見えるかな?)」
「いっ、いいえ! お、お友達なんです……」
興奮の度合いが最高潮になりそうな瞬間、松岡美幸はすかさず否定的な言葉を述べる、
「(ともだち……か。そうだよな……)」
思い違いも甚だしく、土倉は思わず頭を掻いた。
「あ! 私、宮下薫と言います! 新宿にあるK美容専門学校の二年生で~す」
宮下薫と名乗る今どき風なメイクの彼女が元気よくピースをしてくる。水色のカクテルドレスが似合っている。
K美容専門学校といえば、新宿の一等地に大きなビルを構える美容師養成施設だ。ガラス張りで街のシンボルとなっている。あのビルの持ち主って確か───。
「私は……堤冷花と申します。薫と同じ美容専門学校に通っています」
大きな丸眼鏡をくいっと上げながら堤冷花は恥ずかしそうに自己紹介した。隣の宮下薫と違い紺色のパンツスーツ姿であった。余り人と話すのが得意ではないようで目線を合わせようとしない。
土倉は二人に挨拶を交わした、
「土倉勇雄って言います、よろしく」
「土倉さん!! へぇ~カッコイイ名前! お仕事って何してらっしゃるんですか? 見た感じムキムキしてそ~!」
「ちょっと薫……突然そんな事聞いたら失礼でしょ?」
「良いじゃん、冷花! ねぇ、土倉さん何か身体動かす仕事してるの~?」
瞳を輝かせながら聞いてくる宮下薫に押される形で土倉は彼女の質問に答えた、
「昔はそういう仕事してたんだけど、今は雑誌のコラムを書いてるよ」
「コラム~? な~んか地味~!」
「かおるっ!」
「ははは、まぁ確かに地味だよね。書いてることも君たちのような今どきの子には好まれないものばかりなんだ」
土倉が言い終えた後、二人はポカンとした表情で見つめて来る。よく見ると可愛い顔立ちをしている。しかし、学生に手を出すのは忍びないと考えを改め、土倉はかぶりを振った、
「今度は俺が質問していいかい?」
「いいよ~! あ、スリーサイズは聞かないでね? 今ちょっとダイエット中だから!」
薫が冗談交じりでそういうと土倉は思わず吹き出した、
「そんなことレディーには聞かないよ。招待状が君たちの誰かに届いたと思うんだけど、宮下さんと堤さんのどっちが受け取ったのかな?」
「名前でいいよ! そんな他人行儀な話し方止めてよね~土倉さん!」
「ははは、分かったわかった」
「私に届いたの~。年末ぐらいかな~。実家に帰省した時にママがポストに届いてたよ~って! なんかよく分からなかったけど、友達とホームパーティ―用に別荘みたいなのが欲しかったからこの『宴』に参加したんだ!」
楽しそうに話す宮下薫に土倉は平静を装って、笑みを湛えながら頷く。
「(やはり、イマドキの若者らしい考えだ……いや、待てよ?)ちょっと待って、その招待状……なんて書かれてあった?」
土倉はあえて殺人という言葉を伏せた。
「あ、それは───」
宮下薫が口を開こうとすると急に辺りが暗闇に包まれ、奏でられていた演奏が止んだ。
「(停電か?)」
大広間にいる全員が驚きの声を上げ、騒然となった。皿を落とす音、グラスが割れる音が響き渡りパニック状態に陥っている。
土倉は警察学校で学んだ事を実行した。暗闇の中で慣れる意識開眼。いかなる時でも突然の暗闇に耐えられるように訓練を積んでいる。きっとここから離れたところにいる重崎も同じことをしているはずだ。
「早く復旧してくれ!! 真っ暗で何も見えん!!」
「あなた、落ち着きなさいな!」
「執事!どこにいる!」
「ヤれるか……」
招待客のクレームの嵐の中に、暗い声が混じり土倉は思わず振り向いた。恨みつらみを含んだような憎悪に満ちた言い方だった。しばらく立ち往生していると、近くで何かが折れる音がした。
・
・
ゴッ
・
・
異様な音と同時に辺りは光を取り戻し演奏が再開された。突然光が戻ったシャンデリアの明かりに土倉は思わず顔を背ける。
「か、かおる?……か、かおるっ!! きゃぁああ」
堤冷花の悲鳴が聞こえ、土倉は声のする方を向いた。ぼやけてはっきりとしないが、目の前にいた二人が大きなガラス窓の傍にいつの間にか移動されていた。土倉が駆けつけると髪と水色のカクテルドレスが乱れ、首がありえない方向にひん曲がり、目をカッと見開く遺体が横たわっていた。
宮下薫だ。
悲鳴に誘われて、他の招待客が続々と近付いてくる。その中の和服に身を包んだ夫人が声を上げて顔を背け、その隣の夫らしき中年の大柄男が口に太った手を当て目を剥いている。もう一人の背広を着た高身長の細縁メガネの男はそっと後じさり、猫背の小柄な男はおもちゃを買ってもらった子供のように飛び跳ねて笑っている、
「ひゃひゃひゃ!! 人が死んでる!! 死んでるぞおぉ!!」
不謹慎にも遺体を見て喜んでいる男に向かって一瞥を投げながら、土倉は宮下薫の遺体に近付く。意味がなくとも念のための確認で、赤く食い込んだ首元に手を添える。脈はもちろんなかった。
「つち……くら……さんっ……薫は……? 薫は……生きてますか?」
泣きじゃくる堤冷花に対し土倉が首を振ると、突然、宮下薫のすでに事切れた体に覆い被さり大声で泣き叫んだ。周りが後退りするほどの剣幕で、堤冷花は大きく遺体を揺さぶっていた。
「いやだっ!! かおる! かおるぅ!! 起きてぇ!! だめぇええ!!」
「堤さん、離れろ! 遺体を揺さぶっちゃだめだ!」
縋り付きながら泣く堤冷花の肩を抱いて離れさせようとすると、彼女は突如振り返り、土倉に抱き着いて胸でわんんわん泣き喚きはじめた。
「土倉! 何があった……あ……」
重崎が招待客で出来た野次馬を掻き分けながら現れ、目の前の惨状に表情を強張らせた。
「マジかよ……本当に殺人が……」
「殺人」というワードが出た瞬間、その場にいた招待客の顔色に緊張感が走ったように見えた。その時、ドラムロールが大広間中に響き渡った。突然の爆音に招待客全員が耳を塞ぎながら辺りを見回した。ドラムロールの音がすぐに止むとに耳を劈く奇声が聞こえた、
「みなさまーー!!よーうこそHOUSE OF THE ORIONへー!!」
アンティーク家具の内装とは似つかわしくない、冷たい機械声が大広間を満たした。声の主は、突如現れたスクリーンに映し出された『仮面』であった。
中世の貴族が舞踏会で付けるような仮面。豪華な装飾が施され、目の周りにはダイヤやサファイア、オレンジオパールなどの宝石が順々に嵌め込まれていた。眉間部分に当たる中央には見覚えのある紋章が彫られていた。
「さてさて! 最初の被害者が出てしまわれましたねーー!!とっーーても残念でーーす! こんなに早く被害者が出てしまうとはーー!!」
土倉は『仮面』をねめつけたまま、堤冷花を重崎に任せ、立ち上がった。
「香川!! 被害者を安置室へ! 丁重に葬りなさいー!!」
香川と呼ばれる人物は、玄関で出会ったタキシード姿の紳士の事のようだ。香川はやけにテンションが高い『仮面』の命を受け、宮下薫の遺体を移動しようと近寄ると、重崎が止めに入ってしまった、
「辞めろ! ホトケに触んな!!」
「ホトケ?」
香川が首を傾げると、重崎は「やっちまった」という顔をした。ホトケとは警察用語で『遺体』を意味する。
「あ……」
「(バカ……)」
土倉は呆れて物も言えなかった。
「(もうバラシちまったか……)」
「いや、その……あーー! もうしゃらくせー!! 俺は警視庁捜査一課の刑事だ!! ホトケの周りから離れろ!」
重崎は警察手帳を掲げ、招待客に離れるよう告げた。皆、勢いに押され、一歩ずつ下がって行った。しかし香川は、尚も遺体から離れずにいた。
「刑事!? お、おい! じゃ、邪魔すんな!!」
猫背の男が叫んだ。
「邪魔? あんた、そんなに人を殺したいのか?!」
「そ、そーだよ! 人を殺せると聞いて、喜んで参加してんのさ! ここに居るてめえらだってそうだろうが?! おん?」
声を荒らげる猫背の男に周りの招待客は顔を俯かせながら押し黙っていた。皆同じ考えなのだろう。こんな騒ぎが起こって、逃げ出そうとする者がいないのが、何よりの証拠だ。
「謙太! あまり周りの招待客を助長させるような事はするな!」
「土倉! だって検視が──」
「検視しなくても、その女は即死だ。あいにく俺は、首の骨が折れる音を聞いた。絞死で確定だろう」
土倉が重崎を見つめながら言った。周りの招待客の注目は今度は土倉に集まっていた。中年の大柄男が土倉を指さしながら声を荒らげた、
「き、貴様も刑事なのか!!?」
「人を指さすな……。俺は、土倉勇雄。探偵だ」
招待客は騒めいた。
最初の被害者を出してしまった……。
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