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キルト・カルテット
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十九時 ───────
夜の新橋は多くのサラリーマンや若者たちで賑わっている。火曜日であるにも拘わらず、どの店もごった返していた。みんな相当疲れているんだなと頭の中でぼやきながら土倉はただひたすらに目指す店へと向かった。
H通りを曲がった小路の先の外れに、その小さな店がある。一見、古風に見えるゴシック調の窓とドアが粋なレトロを感じる。そのかわいい感じが女性人気を集め、テレビでも紹介されるようになった。
【キルト・カルテット】、店の名だ。
昼間は喫茶店、夜はバーとして営業している。昼間はさすがにビル街のM通りからわざわざ出向いた事はないが、一度は行ってみたいと考えている。
店のドアを引くと、入店を知らせるドアチャイムが心地よく高鳴る。コンビニとは大違いで、とても美しく聴こえた。
「いらっしゃ~い!!」
威勢の良いママとママの厳しい教育を受けた女性従業員らが笑顔で客を迎えた。
「あら~!! 勇雄ちゃんじゃな~い!! ご無沙汰ね!」
「ご無沙汰って……一週間前に来たじゃんか。お酒の飲みすぎじゃないか?」
小さく笑いながら土倉はカウンターのいつもの席に座った。酒を注文する前にまず一服と、煙草に火をつけた。青白い煙が上昇して行くのを見送りながら、棚にある酒瓶に視線を移した。
「今日はバーボンにしようかな」
ピーナッツとチェイサーの水を前に置いた従業員・紗江にそう告げると「は~い!」と元気よく返事をした。
紗江はバーテンダーで、他の子たちとは違い、白のワイシャツに黒のタイ、黒のベストを着ている。ベストの胸のふくらみから想像される(男にとっての)花園がちらついた。
土倉はそれを払い除けるように招待状のコピーを広げた。
『──こちらの館でお暮らし頂くためには、ある条件がございます。それは殺人をして頂く事でございます──』
お暮らし頂くためとは、後述にある、館をタダでもらうための条件とも捉えられる。『オリオンの館』を手に入れる為にはお互いを殺し合わなければならない。
如何にも惨たらしくて浅はかな考えだ。
最後の一人になるまで殺し合うというのか?
それとも、誰かと手を組んで、協力して殺し合うことなのか。
そもそも、この『館』の主の目的は何なのだ?
快楽殺人のためか。
それとも、『館』の主が手を下さない代わりに誰かの手を汚して殺させるためか。
「(分からねえ……とにかく六日後、『宴』の全貌を見てから考えるのが得策だ。こうして分からないまま考えても埒が明かない。色々な考えが頭を巡り、目が回りそうになる)」
「勇雄さん、おまたせしました!」
紗江が美味そうなバーボンのロックをカランと音させながらコースターの上に置いた。
「サンキュ」
土倉はそう礼を告げて、ほんの少し口に運んだ。甘く澄んだ香りと口に広がるアルコールが身体全体を覆って行くのを感じた。
考えれば、まだ夕食を摂っていなかった。『館』の事が気になり過ぎて食事を摂る前に酒を飲んだことに少し後悔した。土倉は紗江に、何か「腹に溜まるものを」と注文した。
十九時半を過ぎると、客足が増えて行き、ほとんどのテーブル席が満杯になった。客層のほとんどが女性で、テレビで紹介される前のもさい男たちの溜まり場みたいになっていたのが懐かしく思えた。彼女たちの目的は店のあちこちに飾られているキルト作品だ。様々な動物や、植木鉢に被せたカバー、ブランケットなど、ママが手作りしたものが店全体を彩っている。それらに釘付けになりながら彼女らはスマホを手に写真を撮っていた。
紗江以外の従業員のほとんどは制服であろうお揃いのキルト地の服を着ている。トップスの形は様々で、下はデニムのスカート。ワンピースの子もいた。その見た目は鮮やかでどの女の子も可愛らしかった。
しばらくすると、ようやく手の空いたママが土倉と顔を合わせた、
「相変わらず怖い顔してんね勇雄ちゃん」
「推理するのが探偵なんでね」
「推理なのか酢入りなのか知らないけどさ、余り思い詰めないでよ? 体に毒だからね」
「ありがとよ、ママ」
バーボンを舐めながら土倉は感謝を述べた。ママは小さく照れ笑いしながら自分の焼酎のロックを作った。ママは土倉にとって親代わりみたいな存在だ。自分事の様に身体を気遣い、自分事の様に叱ってくれる。
土倉にとってもう一人の守りたい存在なのだ。
「なぁ、ママ」
「ん? なんだい?」
グラスを口に運びながら急な呼び掛けに目を丸くさせた。
「この、招待状を持ってる奴を見掛けたりしてないかな?」
声を潜めながら招待状のコピーを見せた。首にぶら下げていた眼鏡をかけながら、紙切れを覗き込んで来る。「うーん」と鼻を鳴らしながらすぐに首を振った、
「見たこたぁないね」
「そっか。残念だな」
「なんだか物騒な文だねぇ。”さつじん”? ってあったけど」
「面白い依頼だよ……ニヤニヤが止まらなかったね」
氷を指でかき混ぜながら土倉は思わず笑みを浮かべた。依頼人を前にしていないこの時間だからこそ言えることである。
「まっ、今回は生憎ここには来なかったようだね? 前もその前も事件の関係者が来てたって後から知った時、うちの店は一体なんなんだと思ったよ」
「大方、誘われたんだと思うよ。ここにはそういうオーラがある……」
「おおらぁ?? 今度は占い師にでもなるつもりかい!?」
「さぁな」
食べ終わった皿を前に押し出しながら土倉はバーボンを一気に呷った。喉の奥に熱いものが通り、嗄れ声で「ごちそうさま」と言って会計をした。
「えぇ? もう帰っちゃうの~?」
「まだ帰んないで~!」
と腕を絡めて来る従業員に止められながら土倉は財布から三千円をカウンターに置き、女の子たちを宥め付かせ『キルト・カルテット』を後にした。
夜の新橋は賑やかだ。時刻はまだ二十一時前。皆それぞれ様々な理由をつけて夜の繁華街に居座っている。
家族からの小言や妻の愚痴を聞きたくないから同僚や上司と飲んで帰る人。
独り身で家に帰ってもコンビニ飯だからと外食する人。
恋人との時間を過ごしたいからと時間を引き延ばしてまで一緒にいる人。
欲しい物を求めに店で買い物をしてから帰る人。
様々な人間がいる。
─── アイツらを許さない。
思い思いの時間を過ごしそれを思い出と化し、心に留める。こんな多種多様な人間の中に心に憎悪を伴った殺人鬼がいる。土倉はそういう人たちをこれまで何人も見抜いて来た。
─── だから招待したんだ。
これからもそういう奴らに罪を吐かせたいと考えている。
───『オリオンの館』の閉ざされた扉が開かれる。
気付けば、夜の街に白い氷の粒が舞い降りた。水分を多く含んだ雪が、森谷美紀の言う通り空から零れてくる。初雪に騒ぎ出す人々を掻い潜りながら土倉は事務所へ帰宅の途に就いた。
夜の新橋は多くのサラリーマンや若者たちで賑わっている。火曜日であるにも拘わらず、どの店もごった返していた。みんな相当疲れているんだなと頭の中でぼやきながら土倉はただひたすらに目指す店へと向かった。
H通りを曲がった小路の先の外れに、その小さな店がある。一見、古風に見えるゴシック調の窓とドアが粋なレトロを感じる。そのかわいい感じが女性人気を集め、テレビでも紹介されるようになった。
【キルト・カルテット】、店の名だ。
昼間は喫茶店、夜はバーとして営業している。昼間はさすがにビル街のM通りからわざわざ出向いた事はないが、一度は行ってみたいと考えている。
店のドアを引くと、入店を知らせるドアチャイムが心地よく高鳴る。コンビニとは大違いで、とても美しく聴こえた。
「いらっしゃ~い!!」
威勢の良いママとママの厳しい教育を受けた女性従業員らが笑顔で客を迎えた。
「あら~!! 勇雄ちゃんじゃな~い!! ご無沙汰ね!」
「ご無沙汰って……一週間前に来たじゃんか。お酒の飲みすぎじゃないか?」
小さく笑いながら土倉はカウンターのいつもの席に座った。酒を注文する前にまず一服と、煙草に火をつけた。青白い煙が上昇して行くのを見送りながら、棚にある酒瓶に視線を移した。
「今日はバーボンにしようかな」
ピーナッツとチェイサーの水を前に置いた従業員・紗江にそう告げると「は~い!」と元気よく返事をした。
紗江はバーテンダーで、他の子たちとは違い、白のワイシャツに黒のタイ、黒のベストを着ている。ベストの胸のふくらみから想像される(男にとっての)花園がちらついた。
土倉はそれを払い除けるように招待状のコピーを広げた。
『──こちらの館でお暮らし頂くためには、ある条件がございます。それは殺人をして頂く事でございます──』
お暮らし頂くためとは、後述にある、館をタダでもらうための条件とも捉えられる。『オリオンの館』を手に入れる為にはお互いを殺し合わなければならない。
如何にも惨たらしくて浅はかな考えだ。
最後の一人になるまで殺し合うというのか?
それとも、誰かと手を組んで、協力して殺し合うことなのか。
そもそも、この『館』の主の目的は何なのだ?
快楽殺人のためか。
それとも、『館』の主が手を下さない代わりに誰かの手を汚して殺させるためか。
「(分からねえ……とにかく六日後、『宴』の全貌を見てから考えるのが得策だ。こうして分からないまま考えても埒が明かない。色々な考えが頭を巡り、目が回りそうになる)」
「勇雄さん、おまたせしました!」
紗江が美味そうなバーボンのロックをカランと音させながらコースターの上に置いた。
「サンキュ」
土倉はそう礼を告げて、ほんの少し口に運んだ。甘く澄んだ香りと口に広がるアルコールが身体全体を覆って行くのを感じた。
考えれば、まだ夕食を摂っていなかった。『館』の事が気になり過ぎて食事を摂る前に酒を飲んだことに少し後悔した。土倉は紗江に、何か「腹に溜まるものを」と注文した。
十九時半を過ぎると、客足が増えて行き、ほとんどのテーブル席が満杯になった。客層のほとんどが女性で、テレビで紹介される前のもさい男たちの溜まり場みたいになっていたのが懐かしく思えた。彼女たちの目的は店のあちこちに飾られているキルト作品だ。様々な動物や、植木鉢に被せたカバー、ブランケットなど、ママが手作りしたものが店全体を彩っている。それらに釘付けになりながら彼女らはスマホを手に写真を撮っていた。
紗江以外の従業員のほとんどは制服であろうお揃いのキルト地の服を着ている。トップスの形は様々で、下はデニムのスカート。ワンピースの子もいた。その見た目は鮮やかでどの女の子も可愛らしかった。
しばらくすると、ようやく手の空いたママが土倉と顔を合わせた、
「相変わらず怖い顔してんね勇雄ちゃん」
「推理するのが探偵なんでね」
「推理なのか酢入りなのか知らないけどさ、余り思い詰めないでよ? 体に毒だからね」
「ありがとよ、ママ」
バーボンを舐めながら土倉は感謝を述べた。ママは小さく照れ笑いしながら自分の焼酎のロックを作った。ママは土倉にとって親代わりみたいな存在だ。自分事の様に身体を気遣い、自分事の様に叱ってくれる。
土倉にとってもう一人の守りたい存在なのだ。
「なぁ、ママ」
「ん? なんだい?」
グラスを口に運びながら急な呼び掛けに目を丸くさせた。
「この、招待状を持ってる奴を見掛けたりしてないかな?」
声を潜めながら招待状のコピーを見せた。首にぶら下げていた眼鏡をかけながら、紙切れを覗き込んで来る。「うーん」と鼻を鳴らしながらすぐに首を振った、
「見たこたぁないね」
「そっか。残念だな」
「なんだか物騒な文だねぇ。”さつじん”? ってあったけど」
「面白い依頼だよ……ニヤニヤが止まらなかったね」
氷を指でかき混ぜながら土倉は思わず笑みを浮かべた。依頼人を前にしていないこの時間だからこそ言えることである。
「まっ、今回は生憎ここには来なかったようだね? 前もその前も事件の関係者が来てたって後から知った時、うちの店は一体なんなんだと思ったよ」
「大方、誘われたんだと思うよ。ここにはそういうオーラがある……」
「おおらぁ?? 今度は占い師にでもなるつもりかい!?」
「さぁな」
食べ終わった皿を前に押し出しながら土倉はバーボンを一気に呷った。喉の奥に熱いものが通り、嗄れ声で「ごちそうさま」と言って会計をした。
「えぇ? もう帰っちゃうの~?」
「まだ帰んないで~!」
と腕を絡めて来る従業員に止められながら土倉は財布から三千円をカウンターに置き、女の子たちを宥め付かせ『キルト・カルテット』を後にした。
夜の新橋は賑やかだ。時刻はまだ二十一時前。皆それぞれ様々な理由をつけて夜の繁華街に居座っている。
家族からの小言や妻の愚痴を聞きたくないから同僚や上司と飲んで帰る人。
独り身で家に帰ってもコンビニ飯だからと外食する人。
恋人との時間を過ごしたいからと時間を引き延ばしてまで一緒にいる人。
欲しい物を求めに店で買い物をしてから帰る人。
様々な人間がいる。
─── アイツらを許さない。
思い思いの時間を過ごしそれを思い出と化し、心に留める。こんな多種多様な人間の中に心に憎悪を伴った殺人鬼がいる。土倉はそういう人たちをこれまで何人も見抜いて来た。
─── だから招待したんだ。
これからもそういう奴らに罪を吐かせたいと考えている。
───『オリオンの館』の閉ざされた扉が開かれる。
気付けば、夜の街に白い氷の粒が舞い降りた。水分を多く含んだ雪が、森谷美紀の言う通り空から零れてくる。初雪に騒ぎ出す人々を掻い潜りながら土倉は事務所へ帰宅の途に就いた。
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