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仕組まれた厳罰と秘められた厳罰(回想編)〜和彦
洗い場
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湯気の立つ洗い場に降りた体格の良い四人の若者。
四人とも全裸。
一人だけ年長の若者は、今春、体育科の新任教師として赴任したばかりの杉山和彦。
凛々しく若々しい顔立ちで、雰囲気のみ見れば他の三人との年齢差は感じない。
しかし、筋肉の切れ込み、肌の艶を見れば、一人だけ大人の男の魅力を身に着けている。
そして、その新任体育教師を取り囲む三人の生徒。
今どきの若者だ。
スラっとしたスタイルだ。
小柄の教師よりも、生徒達の方が背が高い。
上背のある年下の生徒達は悪巧を隠した不敵な笑みを浮かべ、年長の教師は怯えの色を隠せない。
だから、教師は生徒達に連行されているように見える。
いや、事実、素っ裸のまま連行されている状態なのかもしれない。
「なぁ、センセイ、いいカラダしてんよな」
そう言いながら、和彦の逞しい二の腕を右手でガッシリと掴んだ風間が、空いている左手を和彦の左の胸筋をムンズと掴み、そして、まだピアス穴は開けられていない左の乳首を強く捻る。
「ヒャアッ!」
教師が悲鳴を上げる。
だが、咎めも抵抗もしない。
完全に呑まれているのだ。
「おい~、スギヤマセンセイケツがスリ傷だらけだぜっ!」
水田が和彦のケツをギュッと揉み上げながら言う。
「ホントだ!SMプレイでもやったのか?」
和彦の右腕を拘束する保田が後ろを振り向き、ケツを見て言った。
「背中にも跡が残っているじゃないか、女王様にピシピシされたのか?ホント、変態だなぁ、露出狂で、ナルちゃんの上に、ドMかよっ!」
「仕方ないだろ、この身体だもん、性欲だけは有り余っているんだろ、、、、」
「スギヤマカズヒコはドM教師か、、、」
「なら教室やらグラウンドで裸になったのも、羞恥プレイオナニーだったのか?」
「変態は俺達には思いもつかないオナニーするんだな!もしかして、あの時、勃起していたのか?」
「確かに、、、、普通にしてはブッといチンポだったもんな、、、」
生徒は好き勝手なことを言い、バカ笑いしている。
和彦の心は切り裂かれる。
俺は好きでやったんじゃないんだぁっ!
そう叫びたかった。
勃起なんかしていない。
俺は、人よりデカいんだ、、、
恥ずかしいが、生まれながらにデカいものはしょうがないじゃないかっ!
露出狂、、、?
確かに教室で裸になり、全裸でグラウンドを走ったよっ!
けれど、好きで裸になったわけじゃないっ!
ナルちゃん、、、?
確かに裸で鏡を見ていたが、ベルト打ちの跡を見ていただけだ、それは普通だろっ!
SMプレイ、、、あれは、プレイではない、強要された罰だ、、、
女王様、、、女王ではない、お前達と同級生の生徒会長とお前達の後輩の生徒達がベルトを振り下ろしたのだ、、、
俺だってされたくてされたわけじゃないっ!
次々と心の中に悲鳴に似た叫びが浮かぶ。
だが、口に出せない。
あぁ、、、また、理由のわからない俺の悪評が立ってしまう。
また、みんなに蔑まれる。
和彦の絶望感は増していく。
せめて、ケツと背中のスリ傷に関しては言い訳しないと、、、
「え、SMなんか趣味じゃないよ、、、だいたい、寮に泊まり込んでいるのだから、そんな暇あるわけないだろ、トレーニングロープの使い方が上手くいかなくて跡がついちゃったんだよ、、、」
苦しい言い訳。
和彦は、嘘のつけない真っ直ぐな気性だ。
だから、目が不審に動き、顔も引きつっており、注意してみれば和彦が嘘をついているのは丸わかりだ。
だが、和彦の尻と背中に注意を向けている三人の生徒はその表情に気付かない。
「トレーニングロープ?なんだよ、つまんねぇなぁ、、、」
「M奴隷ってことにしときゃ、オモロイのに」
「確かに、寮にSMの女王様を呼んだら一発でバレるか、、、」
確かに、寮に宿直し、学園の敷地内に常に居る和彦にSMプレイに精を出す暇はない、、、と、生徒達が思うのはおかしくない。
だが、この三人が悪巧を相談しているのと同じ時間に、同じ寮内で和彦のベルト打ちは実行されたのだ。
その事実は四人の中で和彦だけが知っている。
「さ、センセイ、座りなよ、、、俺達が洗ってやるぜ、、、」
「あとさ、生徒想いのスギヤマセンセイに、俺達、お願いがあるんだよねぇ、、、、」
洗い場の壁沿いに並んだ鏡とシャワーノズル。
その真ん中のイスに和彦は有無を言わされずに座らされる。
お願い?
なんだ?
どんなお願いだ?
この状況下でされるお願いなのだ。
ろくなものではないだろう。
目の前の鏡を見ると、生徒達三人の陰毛に飾られたイチモツに自分は取り囲まれている。
和彦の怯えが増す。
四人とも全裸。
一人だけ年長の若者は、今春、体育科の新任教師として赴任したばかりの杉山和彦。
凛々しく若々しい顔立ちで、雰囲気のみ見れば他の三人との年齢差は感じない。
しかし、筋肉の切れ込み、肌の艶を見れば、一人だけ大人の男の魅力を身に着けている。
そして、その新任体育教師を取り囲む三人の生徒。
今どきの若者だ。
スラっとしたスタイルだ。
小柄の教師よりも、生徒達の方が背が高い。
上背のある年下の生徒達は悪巧を隠した不敵な笑みを浮かべ、年長の教師は怯えの色を隠せない。
だから、教師は生徒達に連行されているように見える。
いや、事実、素っ裸のまま連行されている状態なのかもしれない。
「なぁ、センセイ、いいカラダしてんよな」
そう言いながら、和彦の逞しい二の腕を右手でガッシリと掴んだ風間が、空いている左手を和彦の左の胸筋をムンズと掴み、そして、まだピアス穴は開けられていない左の乳首を強く捻る。
「ヒャアッ!」
教師が悲鳴を上げる。
だが、咎めも抵抗もしない。
完全に呑まれているのだ。
「おい~、スギヤマセンセイケツがスリ傷だらけだぜっ!」
水田が和彦のケツをギュッと揉み上げながら言う。
「ホントだ!SMプレイでもやったのか?」
和彦の右腕を拘束する保田が後ろを振り向き、ケツを見て言った。
「背中にも跡が残っているじゃないか、女王様にピシピシされたのか?ホント、変態だなぁ、露出狂で、ナルちゃんの上に、ドMかよっ!」
「仕方ないだろ、この身体だもん、性欲だけは有り余っているんだろ、、、、」
「スギヤマカズヒコはドM教師か、、、」
「なら教室やらグラウンドで裸になったのも、羞恥プレイオナニーだったのか?」
「変態は俺達には思いもつかないオナニーするんだな!もしかして、あの時、勃起していたのか?」
「確かに、、、、普通にしてはブッといチンポだったもんな、、、」
生徒は好き勝手なことを言い、バカ笑いしている。
和彦の心は切り裂かれる。
俺は好きでやったんじゃないんだぁっ!
そう叫びたかった。
勃起なんかしていない。
俺は、人よりデカいんだ、、、
恥ずかしいが、生まれながらにデカいものはしょうがないじゃないかっ!
露出狂、、、?
確かに教室で裸になり、全裸でグラウンドを走ったよっ!
けれど、好きで裸になったわけじゃないっ!
ナルちゃん、、、?
確かに裸で鏡を見ていたが、ベルト打ちの跡を見ていただけだ、それは普通だろっ!
SMプレイ、、、あれは、プレイではない、強要された罰だ、、、
女王様、、、女王ではない、お前達と同級生の生徒会長とお前達の後輩の生徒達がベルトを振り下ろしたのだ、、、
俺だってされたくてされたわけじゃないっ!
次々と心の中に悲鳴に似た叫びが浮かぶ。
だが、口に出せない。
あぁ、、、また、理由のわからない俺の悪評が立ってしまう。
また、みんなに蔑まれる。
和彦の絶望感は増していく。
せめて、ケツと背中のスリ傷に関しては言い訳しないと、、、
「え、SMなんか趣味じゃないよ、、、だいたい、寮に泊まり込んでいるのだから、そんな暇あるわけないだろ、トレーニングロープの使い方が上手くいかなくて跡がついちゃったんだよ、、、」
苦しい言い訳。
和彦は、嘘のつけない真っ直ぐな気性だ。
だから、目が不審に動き、顔も引きつっており、注意してみれば和彦が嘘をついているのは丸わかりだ。
だが、和彦の尻と背中に注意を向けている三人の生徒はその表情に気付かない。
「トレーニングロープ?なんだよ、つまんねぇなぁ、、、」
「M奴隷ってことにしときゃ、オモロイのに」
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その事実は四人の中で和彦だけが知っている。
「さ、センセイ、座りなよ、、、俺達が洗ってやるぜ、、、」
「あとさ、生徒想いのスギヤマセンセイに、俺達、お願いがあるんだよねぇ、、、、」
洗い場の壁沿いに並んだ鏡とシャワーノズル。
その真ん中のイスに和彦は有無を言わされずに座らされる。
お願い?
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