上 下
47 / 52

夏の風景 8 嫉妬 SIDE:浜田

しおりを挟む
生徒のキツイ平手打ちをケツに受ける教師。

「あ、ありがとうございますッ」

その口からはあり得ない言葉が漏れる。

「良い根性してるな、、、お前、、、」

さらに、浜田が手を上げた時、栗山が割って入った。

「浜田さん、ヤバイっすよ。誰かが、教員室の前でセンセイを呼んでます」

純一はハッとする。

プール解放、、、

ど、どうしよう、、、

教師は、焦る。

が、生徒は静かにこたえる。

「栗山、悪いが、お前、来生は急用が出来たから代わりを頼まれたってことで、誤魔化して貰えないか?プールサイドで見てるだけの楽な仕事だろ」

「わ、判りました」

素直にこたえて、栗山が教員用ロッカールームを出ていく。

だから、教員用ロッカールームには、生徒と教師の二人だけになる。

隣の教員室は無人だ。

ロッカールームは、しんとしている。

浜田は、手にした教師のスマホの画面を見る。

教師は、生徒にラクガキされた尻を晒し、律儀に直立している。

浜田が画面をスクロールする。

動画、画像、そして、飲み会への誘いのやり取り、そして、それ以前の仲間同士のフランクなやり取り。

それは、浜田の知らない教師のプライベート。

浜田の中に、暗い炎が燃え始める。

嫉妬。

それは、これまで他人を気にせずマイペースで生きてきた猛者と呼ばれる生徒の中に、初めて生まれた感情だった。

やり場のない嫌な衝動。

画面をスクロールし、目の前の教師の自分は知らない一面を目にする度に、教師に対し、教師とカジュアルなやり取りをする自分は知らない教師の仲間たちに対する怒りのようなものがこみ上げる。

目の前の教師を独占したい。

この教師と自分の知らない時間を過ごした奴らをメチャクチャにしたい。

根拠のない憎しみの衝動。

浜田は、スマホを床に叩き付け、目の前の教師の鍛えられた筋肉が浮き上がる背中を思い切り平手でぶっ叩いた。

続いて、ラクガキされた尻に、、、

「なんだ?このケツは?こんなアホなラクガキされて喜んでるのか?この淫乱教師っ!」

「よ、喜んでない、本当に知らなかったんだ」

再び浜田が教師のケツを往復ビンタする。

“桃”、“尻”とピンクのマジックで書かれた尻タブに真っ赤な痛々しい跡が残る。

「てめぇ、口の聞き方を知らねぇのか?」

「オーッ!申し訳ありませんッ!」

教師は、礼をもった返答をする。

「自分は、やましいことはしておりませんっ!酒によって寝てしまいました。その間のことは覚えておりませんっ!」

バカ正直に年長の教師がこたえる。

大声を応えるとき、礼に従い、力を入れ軽く背をそらせる。

背中に筋肉の塊が浮き上がる。

「前を向けっ!」

生徒が強く号令する。

教師が機敏に全面を向く。

長身の均整の取れた裸体、、、

教師は、顔を正面に向けているが、視線は浜田から反らしている。

浜田の目が教師の股間に向けられる。

先程まで縮こまっていた教師の所謂デカチンが、緊張を解いたのか、いつもの太さを取り戻しつつある。

そして、その局部に向けられた矢印とデカチンと書かれたラクガキ。

浜田は手を伸ばし、落書きの書かれた太股の筋肉をギュッと摘まむと、つねり上げた。

「あ、あぅっ、、、」

教師の口から痛みに耐える声が漏れる。

それと同時に、股間の逸物が急速に太さを取り戻し、教師とは別の生き物のように存在を誇示し始めた。

こんな場で、勃起を始めたのである。

「てめぇ、何、感じてるんだっ!反省してるのかっ!」

「オーッ!も、申し訳ありませんっ!」

教師も戸惑っている。

なぜ、こんな状態で自分が勃起し始めてしまったのか解らない。

が、浜田に太股をきつくつねられた瞬間に、ゾクゾクとする快感が下半身から沸いて来てしまったのである。

ダメだッ、こんな時に、感じちゃダメだっ、、、、

理性が止めようとするが、それが帰って被虐的な喜びを増していることに気付かない。

みるみる内に、勃起の頂点に向かう。

「この、ド変態野郎っ!」

ビンタを食らわす。

「あ、ああ、あぁ、、、」

教師が泣きそうな表情を浮かべる。

股間を膨らませている自分自身が情けないのだろう。

「お前は、盛りのついた筋肉ザルか?ん?桃尻晒して、歩くしか能のない筋肉バカか?」

教師は、口をキッと結んでいる。

「夕べも仲間達と盛ったんだろうっ!」

先程、教師が同乗してきた車を運転していた男の苦み走った大人の風貌と鍛えられた体格を思いだし、浜田はさらに、怒りに震える。

「答えろっ!」

「や、やってません、、、断じて、やっておりません、、、」

「ふっ、、、仕置きの最中にチンチンおっ勃てる性欲野郎が何を言ってるんだ、裸躍りでもやったか?」

「そんなことしてません」

「なら、聞く。この間、射精をしたのはいつだ?」

「この間の月曜日に、浜田さんにケツを掘られたときです」

「ああ、抜かず三発の時か、、、だが、あの時、お前は、もっともっととせがんだっけか。満足いかずに昨日の夜にやったんだろう」

「してません」

「オナニーくらいはしただろう」

「してません、、、誓って、してません」

「健康な身体なのに、オナニー一つもしなかったのか?嘘をつけ」

「し、してません」

「何故だ?」

「浜田さんのお許しがないと射精はしないと約束したからです」

浜田の顔に、微かに嬉しそうな色が浮かぶ。

「なら、溜まっているだろう」

一瞬のためらいの後、教師は、こたえる。

「た、溜まってます、、、」

「出したいか?」

「あとで、お願いします、、、」

教師が生徒にセックスをねだる。

理性は、ダメだと言っているはずなのに、全裸になり、愛する生徒の前に立つと煩悩、性欲の方が勝ってしまう。

「あとで?今すぐ、出せッ」

「、、、、プール解放が、、、」

「キンタマに精子を溜め込んだエロ教師を水着姿の生徒の前に出せるかっ!今すぐ、ここでオナニーしろっ!」

あまりの言葉に教師の目が見開かれる。

頬がピクピクしている。

かまわず生徒が言う。

「右手、チンコを握れっ!」

「オーッ」

教師は、背をのけ反らせ返事をすると、右手でいきり立った逸物を握る。

「ゆっくりしごけっ!」

教師の手は、素直に従い、棒を握ったまま、前後に動く。

待ちかねたように、教師の立派な逸物の先端からは、透明な先走りの汁が滲み出す。

はぁっ、、、はぁぁっ、、、

教師の口から吐息が漏れ始める。

先走りの汁は、みるみる内に量が増す。

「手、止めろっ!」

教師の手が止まる。

逸物が刺激を求めるようにビクビク動く。

教師の腰もフルフルと小刻みに震えている。

快感が高まってきているところでのお預けだ。

健康な若い男にとっては厳しい仕打ち。

教師は、嘆願するように生徒を見る。

「ゆっくり一掻き、許す」

教師は、ゆっくりと手を前後させる。

ビクビクっと教師の筋肉に覆われた筋肉が痙攣する。

鈴口からは透明な液がサラサラと流れ出る。

浜田が手を伸ばし、太く男らしい人差し指で教師の汁の溢れる鈴口を触り、濡らした指先で教師のパンパンに張った亀頭をギュッと摘まむ。

「うぉっ、、、はぁっ、、、」

教師が頭をのけ反らせる。

「何を喜んでいるんだっ!純一っ!」

「も、申し訳ありません」

「床に足を開いて座れっ!」

教師は、言われた通りに、尻を床に着け、足をM字型に開いた。

股間は屹立している。

カシャッ

「あ、浜田さんっ、やめてっ、、、撮影はやめてくださいっ、、、」

教師が言う。

浜田が教師のスマホを掲げて、教師のあられもない姿に向けている。

「俺に偉そうに指示するのかっ?身の程をわきまえろ。オナニーを続けろっ、空いた手でケツを弄って見せろ!」

「オーッ」

教師は答え、右手で肉棒を扱き、左手でケツの穴を弄り始めた。

恥ずかしいのだろう。

顔は真っ赤に紅潮している。

その姿を、教師のスマホで生徒が撮影をしている。


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

私の事を調べないで!

さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と 桜華の白龍としての姿をもつ 咲夜 バレないように過ごすが 転校生が来てから騒がしくなり みんなが私の事を調べだして… 表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓ https://picrew.me/image_maker/625951

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

愛され末っ子

西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。 リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。 (お知らせは本編で行います。) ******** 上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます! 上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、 上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。 上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的 上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン 上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。 てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。 (特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。 琉架の従者 遼(はる)琉架の10歳上 理斗の従者 蘭(らん)理斗の10歳上 その他の従者は後々出します。 虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。 前半、BL要素少なめです。 この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。 できないな、と悟ったらこの文は消します。 ※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。 皆様にとって最高の作品になりますように。 ※作者の近況状況欄は要チェックです! 西条ネア

不良少年達は体育教師を無慈悲に弄ぶ

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...