英雄残酷物語(其の壱)~伝統と希望と絶望と

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奉仕~覚悟と試練と宣言と

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大輔の口内に初めての感触が広がる。

ぐにゃりとした感触。

それがだんだん固さを帯びていく。

大輔が初めて味わう男の味である。

大石は、大輔の毛髪を掴む。

そして、ゆっくりと前後させる。

げっ、本当にやりやがった…マジかよ…

三回生が、驚きとともに言う。

大石のイチモツは固さを、太さ、長さを増し、大輔の口内を圧迫していく。

大輔の中で、拒絶反応が大きくなり始めた時…

「お前達っ」

大石が、三回生に声をかける。

「こいつは、今、男として未熟な自分に磨きをかけるために、試練に臨んだっ!これが、J大部員の心意気だ。便所係とはいえ、この心意気は見習えっ」

ウッス…

部員たちが、大石コーチの言葉に応えた。

自分に磨きをかけるため…

試練に臨んだ…

その大石コーチの言葉が、大輔の心を奮起させる。

ここで、大石コーチの勃起したモノからから口を離したら…

そうすれば、俺はまた、言葉だけの人間扱いされる…

思い上がった最低の奴扱いされる…

それは嫌だ、、、

口だけの卑怯者にはなりたくない、、、

大輔は、怒張し口に収まりきらないほどのモノ、意志を持つ鈍器のような大石のイチモツを必死でしゃぶる。

先走りの塩っぽい味も気にしないようにした。

大石の誘導は巧みだった。

大輔には従順になるよう仕向け、部員たちには、それ以上騒がせないように仕向ける。

程々のところで止めないと折角捕まえた獲物が、最後の力を振り絞り、逃げようとあがきだす。

そうなると面倒だ。

大輔の行為を讃えてみせることによって、大輔にその行為を続けさせると同時に、部員達には自分達の行いによっては、明日は我が身と印象づける。

大輔の毛髪を掴み前後させる手にも、加減を加えている。

下手に力強く前後させ、まだ男の勃起したものをくわえることに馴れていない大輔が、嘔吐を催すことを警戒してのことだ。

じっくりと…じっくりと馴れさせてやる…

経験を積んだ者のみが出来る緩急だ。

高城、高梨を自分の意のままに動くように仕込んだだけのことはある。

両手を大輔の頭の両側に当てゆっくりと、自分から離す。

口から放たれた巨根が跳ね上がる。

ようやく、許されるのか…

大輔が半分虚ろになりかけた目で、コーチを見上げる。

大石は、今度は正座する大輔の両肩に手を掛け、後ろを向くように動かす。

正座のため畳んでいた両足を上げ、後ろ向きになろうとする大輔。

「藤原、そこに四つん這いになれ」

「う…うっす」

大輔は、もう何も考えたくはなかった。

何故、四つん這いになれと言われたのか判らなかった。

が、コーチの意図を考える余裕もなく従っていた。

のろのろと、両手を床につけ、膝で尻を支える。

鍛えられて張り詰め盛り上がる双丘を誇る尻を…

大石は満足そうに見下ろす。

そして、片手で大輔の腰の片側を掴み固定した後、背中の中ほどをもう片方の手でを押す。

精神的に疲れ果てた大輔は、為すがままである。

背が反り、尻が突き出され、肛門が露わになる。

その瞬間っ…

「ヒャッガァッ!…ヒィッ!…ヒャガァァァァッッ!」

唾液に濡れたデカマラを、大石が大輔の肛門に突っ込んだのだ。

下手に意図を知られれば、緊張し、肛門の筋肉が収縮し、突っ込み難くなる。

絶妙のタイミングだ。

だが、極太の異物を突っ込まれた大輔は、堪ったものではない。

痛さというより、呼吸が止まり、内臓が口めがけて押し上げられたような苦しさに、全身が硬直し、人のものとも思えないような喚き声を発していた。

「くぁぁぁぁ…うぅぅぅぅっ」

逃げたい。
しかし、腰をしっかりと大石に掴まれ、逃げられない。

「藤原っ」

大石は、ギュッと締まった大輔の尻の感触を楽しみながら言った。

「お前は男として、一人前になりたいのだろう」

大輔は、尻の異物感の苦しさに、うめき声をあげるばかりで応えられない。

かまわず、大石は大輔の尻タブを強く平手で打ち、大声で続けた。

「未熟な己に磨きを掛けたいのだろうっ!違うのかっ?!」

「ウ…ウォォっ…スゥっ」

うめき声とも、返答ともつかぬ声。

だが、そこに、大石は僅かながらの意思を感じ取った。

ニヤリと笑う。

ビシッ!ビシッ!

大輔の尻タブを二度叩く。

尻を引っぱたいたのは、大輔に理性を戻すこと、そして、その理性が戻る瞬間に、己の立場を…コーチに尻を差し出している便所係としての立場を刷り込むためであった。

「辛いのなら、力を抜けっ!少しは楽になる」

優しさとも感じられる言葉だ。

だが、それは、更なる調教の第一歩でしかない。

大輔は、楽になるという言葉を信じ、身体から力を抜こうとした。

が、尻を襲う苦しみ、痛みは、なかなかそれを許さなかった。

大石は、ゆっくりと大輔の尻を、脇腹を、さする。

リラックスをさせるように…

だが、そこは、性感帯でもある…

「深呼吸をしてみろ。少しは楽になる」

その言葉にすがるように大輔は大きく息をした。

僅かだが効果はあった。

大石のデカマラをちぎらんばかりに締め付けていた尻の筋肉が少し緩む。

大石は、大輔の身体を優しく撫で、緊張をほぐしながらゆっくりと腰を前後し始めた。

「ヒッ…ヒッ…ヒッ…」

奥を突かれる度に大輔が小さな悲鳴をあげる。

馬鹿正直に、その声の合間に深呼吸を続ける。

次第に、尻の異物感にも馴れて来た。

まだ、快感になるほどではなかったが…

が、大石も、今はそこまでは求めていない。

徐々に馴らしていけばよい。

やがて、大石にも絶頂の時が近づいてきた。

そこで、大石は放出前に仕上げの第一段に取り掛かる。

「藤原っ!」

「う…ウッス…」

大輔も、ようやく返事が出来る余裕は出来てきた。

それでも、辛さの余り、手は曲げ、顎は便所の床に着ける状態となってはいたが…

口の端からは、涎が垂れている。

「ここまで、よく耐えた」

「う…ウッス…あ…ありがとう…ござ…います」

大石が労いの言葉をかける。

高城、高梨が不審な表情を浮かべる。

大輔をとことん落とすのではなかったか?

だが、大石の上手をその後知ることになる。

「一人前の男になるため、己を磨くため、便所係を務めるお前の心意気に感心した」

「あ…ありがとうございます…」

「今日の失態を、J大水泳部の栄誉に泥を塗った己を恥じるなら、己を鍛え直したいと思うのなら、男である部員に仕える便所係を務め上げろっ、もし自分に未熟とはいえ男の部分が少しでも残っているのなら、一から出直してみろっ」

「うっす」

「ウッスだけじゃ判らん、ちゃんと答えろっ」

大石は荒くなる息を押さえながら言った。

大輔は、たどたどしく答える。

「ウッス、じ…じぶんは…本日の失態を犯した自分を…き、鍛え直すため…
一から男である皆に仕える便所係として…出直します…便所係を務め上げてみせますっ…」

その瞬間、大石は放出した。

バンッバンッバンッ

大輔の尻を激しくつく。

そして、放出を終えたデカマラを大輔から引き抜くと、すぐさまジャージを引き上げ股間を隠し、部員たちを振り向いた。

流石に年長だけあり、みっともない姿は晒さない。

指導者としての見せ方は心得ている。

高城、高梨を除いた部員たちに複雑な表情が浮かんでいる。

その表情を見て取ると、大石は内心ほくそえんだ。

「皆、藤原は、便所係として一から己を鍛え直す道を選んだ。俺は、藤原の今日の失態は最低だと思う…」

最低…

それは大石が仕掛けたものであったのだが、そんなことは少しも匂わせはしない。

全体ミーティングの時、話があると大輔のみ上手く誘い出し、その後は高城、高梨を上手く使い、大輔にのみ競技開始の時間の変更を知らせない。

チームが違う高梨が、黒木が嫉妬するほどに大輔に近づいていたのはそのためだ。

本来、地下一階から二階に降りる階段の降り口に置いてあった立ち入り禁止の柵を地下二階に下したのも彼の差し金だ。

高城は、水球チームの悪ふざけのグッズとして、水に浸けると透ける競パンを作らせた。

水球チームでは、余興として、ロシアンルーレットと称し、それぞれがランダムに競パンを選び、試合を行うという悪ふざけをやっていた。

競泳チームの大輔はそんなものがあるとは知らない。

そして、控え室を間違い、なぜかそこにあったその悪ふざけ用に創られた競パンを穿いてしまった・・・

そんなストーリーが出来上がる。

第一控室と第二控室を間違えた以上、荷物を運んだ高梨を責めることはできない。

高梨は、ちゃんと第一控え室に荷物を置いていたのだから。

そして、用意していた利尿剤と下剤の入った飲み物…

大輔が、OBの差し出すままビールを飲んだのには驚いたが、嬉しい誤算であった。

全ては、大石達の計画だったが他の部の者たちは、誰もそんなことは思いもしてない。

部員達は、今、目の前で生まれた便所係という制度に栗然としていた。

皆知っている。

大勢の前でマスタベーションを行わなければならない「男の証」は、大石コーチが現役の主将だった時に生み出した伝統だということを。

実態は、小生意気かつ、自分好みの後輩に制裁と称してやらせたことだったのだが…

だが、その「男の証」は思ってもない効果を上げた。

部員達が、その罰嫌さに、これまで以上に練習に打ちこみ、中には、不甲斐ない自分に喝を入れると自ら行うものも現れ、J大水泳部の伝統として定着したのだ。

そして、今…

「しかし、藤原は、男であるJ大部員に仕える便所係という身分から、
再び、己を磨き、男として一人前になるための修業とするという。俺は、これを評価する。今、試合中の四回生にも、口出しはさせない。藤原がちゃんと、便所係を務めればの話だが…」

そして、気合のこもった野ぶとい声で、大輔にいう。

「藤原っ、立てっ!」

厳しい声に、大輔の身体がビクッとする。

「うっす」

便所の床の上、崩れ落ちるようにうずくまっていた大輔の身体に電流が走ったように立ち上がる。

「もう一度、お前が、便所係として一から始めることを、潔く誓えっ」

潔く…その言葉が大輔を心を打った。
部員達に向かう。

「藤原大輔っ、これより便所係として皆様に仕えることを誓わせていただきます」

「藤原、良く言った」

大石が言う。

大輔は、ホッとした。

これで、一段落ついたと思ったのだ。
束の間かも知れない。

それでも、少しの間は解放される・・・・

が、甘かった。

「そこの一回生、黒木っ、前に出ろっ」

黒木が、ギョッとした目で大石を見る。

大輔を兄のように慕っている黒木。

くりっとした、まだ少年のような初々しさを持った一回生だ。

だが、長年の経験で大石は一目で見抜いていた。

こいつは、大輔に惚れている。

この見てはならないものを見ているような目…

その瞳は濡れている。

赤く染まった頬は、己の心の動き、そして身体の反応に戸惑ってのことだろう。

ふっ、仕上げの第二段は、高城か高梨に任せるつもりだったが、こっちの方が面白そうだ。

それに、大輔へ己の役割を自覚させるためにも効果的だろう。

大石は、黒木に重ねて言う。

「聞こえなかったか。すぐに、前に出ろ」

「う…うっす」
おずおずと黒木が前に出る。

歩き難そうなのは戸惑っているだけではない。

ジャージの下は競パンだろう。

その前の膨らみは、競パンで締め付けられ、ジャージで隠されているが、明らかに膨らんでいる。

大石は無言で、黒木の股間を掴んだ。



黒木の顔が、恥ずかしさに真っ赤になる。

勃起した股間をもろに掴まれたのだ。

が、手を払いのけるなど、コーチに対して出来ない。

大石は、笑顔で黒木の肩をポンポンと叩く。

「恥ずかしがることはない。一人前の男なら溜まって当然だ。日ごろ練習に励むからこそ、性欲も高まる。黒木、お前には、男として期待しているぞ」

高梨が、ギロッと黒木を睨む。

「ありがとうございます」

黒木は、高梨の視線に気付かず答える。

皆の前で勃起していることを言われたのが、恥ずかしい。

「便所係っ」

振り向きもせず、大石が言う。

「便所係っ、返事はどうしたっ」

便所係…大輔のことである。

大輔は、急に屈辱を感じた。

しかし、後戻りもできないことも判っていた。

皆の前で、宣言してしまったのだから。

「うっす」

大声で答える。

せめてもの矜持、気にしてないとのポーズ。

「呼ばれたらすぐ来い」

「うっす」

大石コーチの横に行く。

「こいつの股間を軽くしてやれっ」



大輔、黒木の間に衝撃が走る。

「それが便所係の勤めだ。男に奉仕するのがなっ!便所係が嫌なら、早く男を磨いて一人前と認めてもらえっ」

大輔は逡巡する。

当たり前だ。

黒木は後輩。

しかも、自分を慕い、自分も可愛がってきた後輩だ。

黒木も同様だった。

黒木は首を振りながら言う。

「無理です…コーチ、無理であります」

しかし、大石は、黒木の言葉を無視し、大輔に言う。

「お前の言葉は嘘だったかっ?その程度の覚悟だったか?本気で、今日の失態を償う気があるのかっ!」

大輔は観念した。

「ウッス…やらせていただきます」

「それならば、黒木の股間をくわえて、股間をすっきりさせてやれっ!
黒木っ、遠慮は無用だ。これは、藤原…いや、便所係が男として再び認められるための試練だっ」

そう言われると、黒木は反論できない。

さらに、黒木は、自分では認めたくないことだったが、素っ裸で辱められ、
大石のデカマラを口に含み、その後、ケツを犯されヒィヒィ惨めな悲鳴を上げる大輔に欲情を感じていたのだ。
理性は抵抗している。

が、本能は、大輔にくわえられたがっていた。

「さあ、いけっ。始める前に、男に対し便所係としての礼を示せっ」

それは、便所係…大輔は一回生以下の存在との宣言でもあった。

大輔は、屈辱に顔を歪めつつ、黒木の前に膝まづく。

そして、プライドを押し殺し言葉を振り絞った。

「失礼…いたします」

    
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