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しおりを挟むアルトと甘いピロートークの最中、寝室の扉がノックされた。こんな時間に誰だろうと首を傾げる。アルトがベッドから出て扉を開けると、扉の先にはラウルとクルトが居た。普段ならこの時間に三人が揃う事などないので、何かあったのかと不安になる。
ラウルはベッドに腰掛けコハルの頭を撫でた。
「お前の初めては、俺がもらう」
初めて?なんの事だろう。
首を傾げて考えていたら突然三人が服を脱ぎ始めた。いきなりのストリップショーに驚くが、あまりにもイケメンの裸体に目が釘付けになる。
ん?まてまてまてまて、初めてってまさか・・・。
感づいたコハルは怯えた。今日まで散々お尻の開発をされてきた。それは、お尻で感じられるようになるほどに。だが指だけだ。それ以上太いものは入れた事がない。どうなるのか分からなくて怖い。
怯えてしまったコハルをアルトが優しく抱きしめた。
「あーあ。初めての相手は俺が良かったなー」
「コハルの初めての日に一緒に出来るんだから良いじゃないか」
てっきり心配ないよとか、怖いなら止めようとか言ってくれるかと思ったのに予想と違った。クルトがアルトの肩に手を置いて慰めている。
「怖いか?」
ラウルの言葉に思い切り顔を縦に振った。ラウルはその反応にクスクスと笑っている。
四人でなんて聞いていない。他二人に見られながらと思うと恥ずかしくて仕方がない。
「あの、一人だけじゃダメかな?」
三人はきょとんとした後優しく微笑んだ。
「後ろだけで痛かったらアンタが可哀想じゃん」
「大丈夫。俺達が気持ちよくしてあげるね」
双子は優しい手つきで手際よくコハルの服を脱がした。どうやらコハルに拒否権はないようだ。下着をとられたタイミングで先程中に出されたアルトの子種が蜜壷から腿を伝い溢れてきた。恥ずかしくなり手で押さえ縮こまる。だがその手をクルトに掴み取られベッドに押さえつけられてしまった。
「すご。これならすぐ入りそう」
脚をアルトに広げられ彼の肉棒が蜜壷へ当てがわられる。ゆっくりと中に入って来た肉棒は先程解されていた為すんなり入った。アルトは入れたままコハルの体を持ち上げベッドからおりて駅弁の体制をとる。落ちないようにアルトの身体にしがみつくと中にある彼の肉棒が硬さを増して気持ちがいい。
顎をラウルにとられてキスをした。アルトと抱き合っているのにラウルとキスをしている。不思議な感覚に甘い痺れが身体中を巡る。ゆさゆさとアルトが動き出し喘ぎ声が止まらない。
潤滑剤を指につけたラウルは一本、二本、三本とコハルのお尻の穴に指を入れてバラバラと動かしたり、奥まで一気に入れてゆっくりと抜き、ゆっくり入れて一気に抜いたり解して準備を進めている。
十分ほぐれたコハルの具合を見て三人は視線を合わせ頷き合った。
ラウルの肉棒がお尻の穴に当てられ、いよいよコハルも覚悟を決める。
「あっんやぁあああ!」
「くっキツイな・・・」
ゆっくりと入って来た肉棒は指とは比較にならないくらい大きくて圧が凄かった。だが意外にも痛くはない。
「あっしゅごいっ前も、後ろもおっきくてお腹いっぱいっ」
「かわいい、コハル凄く可愛い」
「ゆっくり動かすぞ」
アルトとラウルはゆっくりと肉棒を動かした。打ち付ける事なく優しく、壊れ物を扱う様に。コハルはその気持ちよさに溺れていた。全然痛くない。もしろ凄く気持ちが良いのだ。アルトのが奥に入る度に気持ちが良い。ラウルが抜く度に気持ちがいい。どうしようもない気持ち良さに顔に力が入り下唇を噛み締めてしまう。
「コハル苦しい?今楽にしてあげるね。唇切れちゃうから噛むなら俺の噛んで?」
「え?あっやめっ!しなくていいからっんああっんぐっんむんんん!」
快楽に耐えていたのにクルトは指でコハルの陰核を刺激し、下唇を噛んでいた唇をこじ開けキスをした。今度は足先に力が入ってしまい、足がつりそうになる。
「足つっちゃうっ一回とめてえぇえっ」
「大変だ。ちょっと待っててね」
「ああっ!やめっ汚いからやめてぇー!」
クルトはコハルを楽にしようと思い、彼女の足の指を舐めた。指の間も丁寧に。綺麗な顔が自分の足を舐めている。あまりの背徳感と刺激にコハルは達してしまった。前も後ろもきゅうきゅうと中を締め付ける。その刺激は中に入れている二人には堪らなかった。
「やばいっ俺いきそう」
「俺もだっ少し我慢しろ」
「あっやあっはげしっああああああ!」
先程まてゆっくりとした動きが激しくなり中に熱いものが注がれるのと同時にコハルは勢いよく潮を吹き出した。
二人のが抜けるとコハルは崩れるようにベッドへうつむせにになり呼吸を整える。二穴同時挿入は予想外にとても良くて刺激が強かった。これで終わりかなと思っていたら寝バックの体制でお尻の穴にクルトの肉棒が入って来た。
「すごっコハルの中すごく気持ちいいよ」
「やあっいったばかりなのにっまたすぐいっちゃうっ」
寝バックの体制はお腹が刺激され上から圧迫されて気持ちがいいのに先程蜜壷の中に注がれたアルトのが音を出しながら外へ溢れ出た為、羞恥心が込み上げる。
「おいで」
背後から肩を掴まれ膝立ちになった。いつの間にか復活したのか綺麗に拭き終わった硬くて大きい肉棒をぶら下げたラウルはコハルの前に膝立ちをしている。クルトはコハルに入れたまま彼女の足を掴み体を持ち上げM字開脚をさせた。恥ずかしい体制に顔を手で隠すがラウルの肉棒が蜜壷に入ると自然とその手が離れてしまう。
「こっちに来い」
ラウルは寝そべり上にコハルを乗せた。そして彼女の上にクルトが乗る。下から突き上げられ上から出し入れされ喘ぎ声を出す事しか出来ないコハルは空いた口を閉じることも出来ない。口の端から涎が垂れ、ラウルの綺麗な顔に当たる。それに気づいたラウルは鼻で笑いコハルの頭を押さえ寄せ深い口付けをした。コハルの唾液を全て飲み込む様に激しく。息がしづらくなったコハルは必死にラウルの唇から離れようとするが頭を押さえられどうする事も出来ず身体中に力が入り再び達してしまう。
「すごくエロい。コハル気持ちよさそう。兄貴そろそろ交代してよー」
「わかったっ」
クルトが勢いをつけて動き出した後に静止した。休む間もなくアルトの肉棒が後ろに入る。もう意識が飛びそうで限界なコハルの頬を下からラウルが優しく手で包み込んだ。
「愛してる」
「え?」
「お前のお節介のとこも、抜けてるとこも全部。俺はお前を愛してる」
ラウルから聞いた初めての愛してるの言葉。胸もお腹もきゅうきゅう締まりコハルは盛大に達してしまった。
コハルは夜更けに目を覚ました。
あの後四人でお風呂に入った。だがお風呂に入っている最中にコハルは眠ってしまった。ベッドは綺麗になっていて三人のイケメンがコハルを囲う様にして眠っている。
そして今、コハルは自身の震える手を見つめていた。
「ぜんぶ、全部思い出しちゃった」
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